NOKTON 55mm F1.2 SL IIs がそそる2023年04月16日 00時00分00秒

【写真1】カラスノエンドウ:Nikon Z6、Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S、マウントアダプターFTZ、AI オート接写リングPK-13、絞り優先AE(F5.6、1/60秒)、ISO-AUTO(ISO 320)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5060K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影

ニコンFマウント用レンズ「フォクトレンダー NOKTON 55mm F1.2 SL IIs」の発売が決定(デジカメWatch)なのだそうだ。

本レンズのコンセプトは、レンズ後端に電子接点を持つAI-S(CPU内蔵)の仕様でありながら、55mm F1.2の明るさを実現すること。後玉径を確保するための工夫に見どころがある。

50mm付近のレンズは、Ai AF Nikkor 50mm F1.4DとAi Nikkor 50mm F1.2とNIKKOR-S・C Auto 50mm F1.4 (Ai改)とAi Nikkor 45mm F2.8PとAi Micro-Nikkor 55mm F2.8と5本も持っているので、もう要らないよなぁと思いつつ記事を読んでいると…。

電子接点付き55mm F1.2を実現した背景のひとつに、最後部のレンズを金属カシメで固定している点がある。金属枠にレンズを入れて、枠を曲げてレンズを固定する方法で、これにより一般的な手法よりも後玉径を大きく取れるという。

一般的な手法はレンズをねじ込み式の枠で固定する「押さえ」といい、緩めれば外せるためメンテナンス性に優れている。なお本レンズの場合、金属カシメの後玉を外すことなく、レンズの前側から最後部までアクセスできる構造とし、メンテナンス性にも問題がないという。

もう一つの工夫は、マウントの部品に切削で穴あけ加工を施し、自動絞りの連動レバーが内側に干渉するのを回避している点。

の記事の部分と、後ろ玉の写真を見ているとほしくなってきてしまう(笑)。見せ方うまいやん。

さらにコシナのサイトのNOKTON 55mm F1.2 SL IIsの写真家・加納満氏の作例を見ているとますますほしくなるやん。全部F1.2開放の作例だそうだ。

「『55mm F1.2』のスペックだと『Ai AF Nikkor 50mm F1.4DとAi Nikkor 50mm F1.2とNIKKOR-S・C Auto 50mm F1.4 (Ai改)とAi Nikkor 45mm F2.8PとAi Micro-Nikkor 55mm F2.8』のどれとも被ってないよね」という悪魔の声が聞こえる…。

レンズ名 構成 質量 発売開始年
NOKTON 55mm F1.2 SL IIs 6群7枚 365g 2023年
NIKKOR-S・C Auto 50mm F1.4 (Ai改) 5群7枚 304g(実測) 1973年
Ai Nikkor 50mm F1.2 6群7枚 390g 1978年
Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S 5群6枚 290g 1979年
Ai AF Nikkor 50mm F1.4D 6群7枚 230g 1995年
Ai Nikkor 45mm F2.8P 3群4枚 120g 2001年

ちなみに、自分のAi Nikkor 50mm F1.2の後ろ玉はこんな感じ(Nikon Z6、Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S、マウントアダプターFTZ、AI オート接写リングPK-13で撮影、F5.6)。

【写真2】Ai Nikkor 50mm F1.2の後ろ玉 絞り連動レバー付近

AI Noct Nikkor 58mm F1.2 は、絞り連動レバーとの干渉を避けるために後ろ玉が少し削られていて真円ではないそうだが、Ai Nikkor 50mm F1.2だとほんの少し削られているような削られていないような…。

【関連追記】
ニッコール千夜一夜物語 第二夜 AI Nikkor 50mm F2
ニッコール千夜一夜物語 第七夜 NIKKOR-N 5cm F1.1
ニッコール千夜一夜物語 第十六夜 AI Noct Nikkor 58mm F1.2
ニッコール千夜一夜物語 第二十五夜 Ai Micro Nikkor 55mm F2.8 (前編)
ニッコール千夜一夜物語 第二十六夜 Ai Micro Nikkor 55mm F2.8 (後編)
ニッコール千夜一夜物語 第三十四夜 NIKKOR-H・C 5cm F2
ニッコール千夜一夜物語 第四十夜 Nikkor-S Auto 5.8cm F1.4
ニッコール千夜一夜物語 第四十四夜 Nikkor-S Auto 50mm F1.4
ニッコール千夜一夜物語 第四十九夜 Nikkor-S Auto 55mm F1.2
ニッコール千夜一夜物語 第六十夜 AI Nikkor 50mm F1.8S
ニッコール千夜一夜物語 第七十四夜 AI AF Micro Nikkor 60mm F2.8S
ニッコール千夜一夜物語 第七十七夜 NIKKOR-S 50mmF1.4
ニッコール千夜一夜物語 第七十八夜 AI Nikkor 45mm F2.8P
ニッコール千夜一夜物語 第八十一夜 GN Auto NIKKOR 45mmF2.8
ニッコール千夜一夜物語 第八十五夜 Micro Nikkor Auto 55mm F3.5


【写真1】は記事とは関係ない。
【写真1】カラスノエンドウ:Nikon Z6、Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S、マウントアダプターFTZ、AI オート接写リングPK-13、絞り優先AE(F5.6、1/60秒)、ISO-AUTO(ISO 320)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5060K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影

花が咲くまでと思って放置していたら、ハニワニワが草ぼうぼうになってしまった(泣)。毎週末必ず雨が降るので草が育つこと育つこと(泣)。

コメント

_ タロウカジャ ― 2023年04月16日 13時45分29秒

HANIWA様がお買い求めになられましたら是非作例とコメントを掲載されますことを期待しております。
かく言う私もこの記事を興味深く読ませてもらいました。ポチッとしない様に目下自制しております。
まさにレンズ沼の溺れ心地は心地よくかつ底なしです。

_ みっち ― 2023年04月17日 09時33分07秒

>「『55mm F1.2』のスペックだと…どれとも被ってないよね」という悪魔の声が聞こえる…

ほほぉ、みっちはもうNewニッコール 55mm F1.2を持っておりますから、被ります。良かったぁ。(笑)
被っていないHaniwa氏は、バチだから(何の?)必ず買うこと!(爆)

_ ノラ猫軍将軍山本ミケ六 ― 2023年04月17日 16時35分46秒

>後ろ玉の写真を見ているとほしくなってきてしまう(笑)。見せ方うまいやん。
>写真家・加納満氏の作例を見ているとますますほしくなるやん。

3人組のお笑い「買うなよ~~絶対に買うなよぉ~~。」。
F系デジタルとZ系でどう写るのかのレポートなんて出したら訴えてやる!。

>花が咲くまでと思って放置していたら、ハニワニワが草ぼうぼうになってしまった(泣)。

肥料が良くきいてますから草の育成も良好です!、
草ぼうぼうだけでなく猫の糞ぼうぼうを草むしりで実感できると思います、
花が咲くまで待っている間にヤバイ感じのダニも戦闘配置で待ってます!。

_ 片戸郁也 ― 2023年04月17日 20時51分46秒

御無沙汰いたしております。
いやぁ、出ましたねぇ。Nokton 58mm F1.4が既にあるのにコシナさんも攻めますねぇ。
私はNikkor-Auto SC 55mm F1.2を持っているので、とりあえず保留…でも欲しい(笑)。CPU付だもん。
APO-SKOPARも欲しいなぁ、などとグダグダやっているうちに欲しいものが増えて困ります。

>ハニワニワが草ぼうぼう
うーむ、ネコフンは肥料にはならないと聞いておりますが(笑)。
うちも雑草の可愛い花が結構咲いております。手入れしないとなぁ(自爆)。

_ Haniwa ― 2023年04月19日 09時32分30秒

■ タロウカジャ様
>HANIWA様がお買い求めになられましたら是非作例とコメントを掲載されますことを期待しております。

あうあう(@_@;
自分としましては、Z6で使うコンパクトな超広角レンズを優先したいと思っているのですが…。CONTAX G用Biogon T* 21mm F2.8はいいのですが、周辺の色被りが気になります(特に他のレンズで撮ったものと並べると目立ちます)。あれぐらいの大きさ重さで周辺までばっちりの超広角レンズが欲しいです。

>かく言う私もこの記事を興味深く読ませてもらいました。ポチッとしない様に目下自制しております。
>まさにレンズ沼の溺れ心地は心地よくかつ底なしです。

こんなに似た焦点距離のレンズ持っててまだほしいのかッと誰かに叱ってもらいたいですね(笑)。月に代わっておしおきよ!北川景子似のおねえさんならなおよし(違)。

_ Haniwa ― 2023年04月19日 09時53分51秒

■ みっち様
>ほほぉ、みっちはもうNewニッコール 55mm F1.2を持っておりますから、被ります。良かったぁ。(笑)
>被っていないHaniwa氏は、バチだから(何の?)必ず買うこと!(爆)

あうあう(@_@;
そのうち買いそうですがいろいろと優先順位が…。

55mm F1.2をお持ちの方は多いですね。
私は長いことF-501を使っていたので、Ai解像してもF-501では使えない55mm F1.2は尻込みしていました。F-501で使えないレンズは…と検索しましたら、もうニコンのサイトには載っていないのですね。

自分で書いたブログにありました(笑)。
ttps://haniwa.asablo.jp/blog/2008/07/16/3630519
このブログ便利ですね(笑)。

Z6で使うにはFTZ経由になると思うのですが、FTZはAi改造をしていない従来方式レンズは装着できないんですね。
ttps://crossgate.nikonimglib.com/dsd_redirect/redirect.do?P=8U7A310&R=CyEML15&L=j8mVS05&O=ClXZI00
サードパーティのマウントアダプターだとどうなんでしょうね。SHOTEN NF-NZを持っていますので、どこかでNew Nikkor 55mm F1.2を見つけたら手に入れて試してみたいと思います。アマゾンのレビューに「AIタイプ以前の 50mm F1.4Sがこのカメラに装着でき、テスト撮影後感動ものでした。」というのがありました。

これとは別ですが、FTZアダプターは最初望遠レンズで使っていたので三脚座はありがたかったですが、短いレンズを付けて使うと左手でレンズを支えるときに三脚座が邪魔ですね、なんかFTZ IIが欲しくなってきました(笑)。

_ Haniwa ― 2023年04月19日 10時30分33秒

■ ノラ猫軍将軍山本ミケ六閣下

>3人組のお笑い「買うなよ~~絶対に買うなよぉ~~。」。
>F系デジタルとZ系でどう写るのかのレポートなんて出したら訴えてやる!。

3人組が2人になってしまって…(泣)。

FマウントだとZ系との比較以外にも他のマウントとの比較も出来ますね(沼)。

>肥料が良くきいてますから草の育成も良好です!、
>草ぼうぼうだけでなく猫の糞ぼうぼうを草むしりで実感できると思います、
>花が咲くまで待っている間にヤバイ感じのダニも戦闘配置で待ってます!。

たぶん猫糞は草も生えないのではないかと(泣)。
最近ハニワニワ付近のノラ猫の活動自体が退潮気味です。
自治会主導の去勢作戦はかなり効いたようです。ただいつまで効果があるのかは…。

ヤバイ感じのダニやノミは不安なので、最近はハニワニワでは長靴履くことにしています。
近所でハクビシンやタイワンリスなどが目撃されているらしいので(泣)。

_ Haniwa ― 2023年04月19日 11時00分22秒

■ 片戸郁也様
こちらこそご無沙汰しております。

>いやぁ、出ましたねぇ。Nokton 58mm F1.4が既にあるのにコシナさんも攻めますねぇ。
>私はNikkor-Auto SC 55mm F1.2を持っているので、とりあえず保留…でも欲しい(笑)。CPU付だもん。
>APO-SKOPARも欲しいなぁ、などとグダグダやっているうちに欲しいものが増えて困ります。

そういえばNokton 58mm F1.4もありましたね。コシナさんは物欲をくすぐるのがうますぎます(泣)。
やはり55mm F1.2お持ちの方は多いですね。無理に50mm F1.2にしたものよりも55mmで色々と優位なんでしょうね。焦点工房のマウントアダプターではAi改造をしていないレンズも使えそうなので、どこかで見かけましたら手に入れてみたいと思います。

APO-SKOPAR 90mm F2.8 SL II S
ttps://dc.watch.impress.co.jp/docs/column/akagi/1367636.html
これもそそる外観ですね。

自分の所有するNIKKORでは梅鉢の金属ピントリングはNIKKOR-S・C Auto 50mm F1.4 (Ai改) だけなのですが、ピントリングのギザギザの頂点だけが塗装が剥げて、なんだかかっこいいんですよねぇ。子どもの頃使っていたSuper Takumar 55mm F1.8とかsmc Takumar 200mm F4も梅鉢金属ピントリングでしたが、ガンブラックの様な塗装で剥げては来ませんでした。ぽってりとしたニッコールの塗装が一部剥げているのはなかなかそそるものがあります(←かなりアブナイ)。

>>ハニワニワが草ぼうぼう
>うーむ、ネコフンは肥料にはならないと聞いておりますが(笑)。
>うちも雑草の可愛い花が結構咲いております。手入れしないとなぁ(自爆)。

いっそのこと全部に猫糞敷き詰めたら草も生えないのではと思ったり(泣)。
困るのは抜いても根が残る草ですね。ドクダミとかカタバミとか。
今考えているのは抜いた後にケルヒャーのスチームで根っこを退治してしまおうかなぁ、と。
土壌汚染にもならずいい方法ではないかと思っています(ドクダミは塀の下から越境してくるのでなかなか難しいですが…。以前30cmぐらい掘ってもやしみたいなドクダミの根を一掃しましたが翌々年には越境してきました(泣))。
あと今の季節はナガミヒナゲシですね。これは抜いて放置していても種ができてしまうので、必ず焼却処分する必要があります(私は抜いてすぐにビニル袋に入れて燃えるゴミに出しています)。抜くときも白い液体でかぶれるので注意が必要ですし。

_ めがねのパイロット ― 2023年04月22日 20時40分00秒

 Haniwa様

 おお、私も気になる1本です。
 が、先月に間違ってヤフオク!でAUTO 55mm F1.2を落札してしまい・・・
 一昨日、キィートスのOH(とAi加工)から帰ってきてビンビンで今日は行きつけのお店で試写してきました。

 いい感じのレンズですね、これ。

 コシナのも気になりますが、値段もそこそこで・・・

_ Haniwa ― 2023年04月23日 11時41分14秒

めがねのパイロット様
コシナのこのレンズは気になりますよねぇ。

>おお、私も気になる1本です。
>が、先月に間違ってヤフオク!でAUTO 55mm F1.2を落札してしまい・・・
>一昨日、キィートスのOH(とAi加工)から帰ってきてビンビンで今日は行きつけのお店で試写してきました。

>いい感じのレンズですね、これ。

>コシナのも気になりますが、値段もそこそこで・・・

おめでとうございます!\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
Nikkor Auto 55mm F1.2は皆さんお持ちですね。

私もNikkor Auto 55mm F1.2を見つけたら手に入れたいと思います。
焦点工房のFマウントレンズ→Zマウントボディのアダプターは、非Aiレンズもいけそうなので、見つけたら即手に入れてみます。Ai改造済みでも55mm F1.2が装着できないF-501やりー様から戴いたF-301で撮影する機会ももう多くないですし。

フォト工房キィートスの修理は良さそうですね。
私もAi Nikkor 50mm F1.2のメンテナンスをしたくて、ニコンの期間限定サービスを待っているのですが、開始しなさそうですのでキィートスに出してみましょうかねぇ。

キィートスのAi改造もよさそうですね。安心して従来Nikkorを買えそうです。

_ めがねのパイロット ― 2023年04月27日 21時23分30秒

 Haniwa様

 キィートスはオススメです。
 ニコンOBの方が運営されているだけあり、安心感がありますね。
 私も予算都合つけて、他のレンズも出そうと思っています。

_ Haniwa ― 2023年04月29日 20時20分32秒

めがねのパイロット様

>キィートスはオススメです。
>ニコンOBの方が運営されているだけあり、安心感がありますね。
>私も予算都合つけて、他のレンズも出そうと思っています。

ありがとうございます。どうやら今年はニコン本体によるMF製品メンテナンスはなさそうなので、時間のあるときにキィートスにAi Nikkor 50mm F1.2を出してみたいと思います。

OBの方でもあり、ニコン専門の修理で経験豊富そうでいいですね。
デジカメの修理はできないと守備範囲を決めているのも安心感に繋がりますね。

ストリートビューで西大井の光学通りを見てワクワクしています(笑)。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
私がよく言う「ニコンはレンズの○○環を無くすな」の○○とは?
aperture(stop)の日本語

コメント:

トラックバック

Google
WWW を検索 haniwa.asablo.jp を検索
asahi-net.or.jp/~sp5j-hys/ を検索
※ブラウザで「保護されていない接続」「安全ではありません」などの表示が出る場合はSSL対応のhttps://haniwa.asablo.jp/blog/の方にアクセスしてください。お気に入り・ブックマークもSSL対応の方に変更をお願いします。(2021/02/23)