『間違いだらけのレンズ選び!! 2021』(月刊カメラマンリターンズ#2)2021年05月28日 00時00分00秒

『間違いだらけのレンズ選び!! 2021』(月刊カメラマンリターンズ#2)と『JR貨物時刻表2021』

巷で噂の『間違いだらけのレンズ選び!! 2021』(月刊カメラマンリターンズ#2)を買ってきた。後ろの雑誌は「JR貨物時刻表2021」だ。JR貨物時刻表は売っている書店が限られているので、たまたま『間違いだらけのレンズ選び!! 2021』売っている書店で「JR貨物時刻表2021」も売っていたので買った。

さて、本題の『間違いだらけのレンズ選び!! 2021』だが、何が噂かというと、メーカーに気を使わないで結構言いたい放題だということだ。これはもともと前号もそういうムックだったと思うが、今回はメーカーの広告がほとんどない上に、『月刊カメラマン』誌自体が2020年4月20日発売の2020年5月号で休刊しているし、発行元もモーターマガジン社というカメラ業界に軸足置いていない出版社なので、編集部としてももう怖い物はない状態らしい(笑)。

実際にはウエブ媒体のwebカメラマンとして存続しているので、カメラ業界とは無縁ではないはずなのだが、まあ今回はより自由に発言か可能だったらしい。

ただ、富士フイルムの項では、

編集部:広告いただいてますので、その辺ご勘案を…(卑)
落合:前回ちょっとあんまりにも言い過ぎちゃった。
編集部:あのヤロー!と思われてるよ、きっと。
(以下略)
(32ページ)

とか、

ニコンの項では、

編集部:みんな大好き!あとは売れるだけ!ニコンからいきまーす。
山田:みんな大好き!
編集部:そうです。大好きなのはニコンだけではないのですが、ともあれ今回はそういう流れにしたいんです(キッパリ)。もう某社からは内覧会に呼んでもらえないようなので…。
豊田:カメラ記者クラブに入ってるのに?
編集部:うん。先日の新製品の開発発表とか、全く知らせてもらえなくて…、何かの手違いかどうか、いま確認中だけど。悲しいね…ということでニコン大好き!
落合:…という御社の事情はさておき、「新展開」みたいな場面では、多くの場合キヤノンの柔軟さが際立つように思います。ニコンはどんなときにも石橋叩く感じ。善し悪しではなく個性として受け止めていますが。
(24ページ)

などと口走っており…現場からは以上です(違)。

ちなみに広告はニコンが表紙の次に見開きで2ページ、表4と呼ばれる裏表紙にシグマ。たぶんそれだけ。どうせだったらニコンもシグマも広告とらずにどーんと暴露記事いこうぜ(違)。

まあ前半は座談会の字起こしなので、そんなに厳密ではないし、読む字数だけはかなりあるという感じ。そういうのが好きな方は楽しいのかな。後半はレンズのインプレッションで、こちらは結構真面目な感じ。インプレは42本ある。一覧としては600本分。

あと、カラー印刷は、色数が少ないせいかそんなにきれいではない。特に緑色がいまいちかなぁ。この辺はアサヒカメラなどはかなりコスト掛けてたんじゃないかな。

さらに注文付けると、7ArtisansとかLaowaとか中一光学(Zhong Yi Optics)などのレンズも詳しくやってほしいな。一応98ページから「中華系 made in china」として、3ページ特集されてはいるが。やっぱり広告の力?

まだまだ全部読んでいないので、じっくり楽しみたい。

【関連】
月刊カメラマンが2020年5月号で休刊 ― 2020年04月21日

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