赤城耕一の「アカギカメラ」第13回:リコーGRになれなかった、ニコンCOOLPIX Aの哀しみ(デジカメWatch)2021年01月09日 00時00分00秒

恒例2021新春ヨドバシ記念撮影会(ヨドバシカメラ秋葉原店:写真家佐藤倫子氏)::Huawei P20 lite(ANE-LX2J)、3.81mm(35mm版26mm相当)、F2.2開放、1/50秒、ISO64、プログラムAE、AWB

デジカメWatchに赤城耕一の「アカギカメラ」第13回:リコーGRになれなかった、ニコンCOOLPIX Aの哀しみが掲載されている。

で、非常につまらない話をお正月から始めますとですね、おそらく写真展会場でお客さまに撮影していただいた写真の95%くらいがスマホを使用されていた(当社調べ)ようなのです。では残り5%はどうなのさというと、ミラーレス機と一眼レフになります。また、拙作のフォーマットに合わせていただいたのか、お客様ご所有のフィルム中判カメラ6×6判カメラでも撮影していただきました。これはこれで光栄なのですが、かえってご苦労をかけてしまったような感じもいたします。ええ、でもどんなカメラであろうとも撮影していただて嬉しいです。ありがとうございます。

ですが、ここで報告せねばならない驚愕の事実があります。私の記憶によれば、今回コンパクトデジタルカメラで撮影していただいたことが一度もなかったということです。いや、物覚えが悪い私なので一度くらいはあったかもしれませんが記憶にないのです。

ごく一般的な記念写真とか、SNSにサクっと挙げるなんていう目的では、スマートフォン以上に適した"カメラ"はないんじゃないかと私も思います。私も記念写真は愛用のiPhoneで撮影します。たかがSNSごときにウチの大切な可愛いカメラで撮影した写真を上げられるかという意識もあります。ただ、こういう機会があると、コンパクトデジタルカメラはスマホによって駆逐され、絶滅の危機に瀕していることを身をもって知ることになります。

そんなことを思いながら写真展を終えてから年末の大掃除のために仕事場の機材ロッカーを片づけていたのですが、中からとあるカメラを発見しました。これが今回紹介する「ニコンCOOLPIX A」です。はい、ニコンDXフォーマット(APS-C)のCMOSセンサーを搭載したニコン高級コンパクトデジタルカメラの初号機でありますね。

赤城耕一氏の写真展に足を運ぶような方々が、ほとんどスマホで記念撮影を行い、コンパクトカメラは一台もなかった、と。これは驚愕の事実ですなぁ。

といいながら、自分のブログの作例もスマホ率が高いんだが(汗)。

まあこれは仕方ないんじゃないかなぁ。スマホは色んな通知が来るし常に携帯していて、かつ写真の写りも悪くないからね。いつも持っているということが如何に重要なことかが分かる。

EVFは非搭載だけど、アクセサリーとして外付け光学ファインダー「DF-CP1」が用意されました。こいつはなかなかの見え方です。もしうちのCOOLPIX Aがお亡くなりになっても、ニコンS3あたりにつけると美しいんじゃないかなあ。

この外部ファインダーDF-CP1って、COOLPIX Aが販売終了になって随分経ってからニコンダイレクトでかなり安く在庫処分されていたのを思い出した。一瞬欲しくなったのだが、まあ外部ファインダーいくつもあっても仕方ないと思って(既に21/28mm兼用のものが2つある)買わなかった。でもこの写真を見ると買っておけばよかったなぁと思ってしまう。

ニコンCOOLPIX Aは内蔵ストロボ(スピードライト)があるのが、リコーGR IIIと違うところだ。リコーGRやGR IIには内蔵フラッシュがあったのだが、GR IIIで廃された。自分は何度も書いているが、窓際などの逆光時にマニュアル露出で窓の外の景色に露出を合わせて、暗くなっている顔にフラッシュで光を当てて記念写真を撮るので、内蔵フラッシュがないのは困るのだ。外付けフラッシュ持って行けばいいじゃないかといわれるかもしれないが、何かのついでに記念写真撮るような状況は自分の写真ペースで事が運んでいないので、そんなもたもたしたことをできないのだ。内蔵フラッシュをサクッと立ち上げて設定ちょこちょこっとやってさっと撮るのがよいのだ。とはいえ、GR DIGITALのときはちゃんと調光できていたのに、GRになったら逆光時に逆光の明るさに惑わされて暗いフラッシュ発光になってしまうのだ。GRになってから調光性能が後退した。それで「使う人が少ないからなくしました」とか言われてもな。まともなフラッシュ調光を返せ。その点ニコンのCOOLPIX Aの内蔵フラッシュ調光はよいですな。ちなみにGRには外付けでニコンのSB-30を外光オートで使うときれいに調光できる。さすがニコン。

COOLPIX Aは、お地蔵さんの作例が自分の鑑賞環境では赤が※飽和してべたっとしている【訂正】ちょっと浮いた感じな【訂正ここまで】のがちょっと残念。
【追記】※赤は飽和していませんでした。みっち様ご指摘ありがとうございました。【追記ここまで】

余談ですが、森山大道さんにリコーGRについてインタビューをしたことがあります。その時に最後に言われたのは「アカギさん、リコーの人に会ったらGRにズームレンズつけるように言ってよ」でした。ええっ、なぜですか?とお聞きすると「だってズームは便利じゃない?」と苦笑しながらお話をされるわけです。ええ、写真界のレジェンドに反論というか、意見できるわけもなく、その時の記事では矛盾しちゃうから書けるわけもなく。ちなみに現在の森山大道さんの愛機はCOOLPIX S7000です。興味ある人は調べてください(笑)。

森山大道氏は、ズームでないから嫌と言ったのか。なるほどねぇ。そういえば、Zoomで会議するときにサウンドハウスUSBキャプチャユニット「CHD201」1078円(税込) ― 2020年12月09日で紹介したUSBキャプチャユニットを使ってSONYのハンディカムをUSBカメラにしたら、ズームなので画角を調整できてたしかによかったなぁ。WEBカメラって単焦点が多いけど、WEBカメラで「単焦点で潔い」とかいわないものなぁ(笑)。

私が感心したのは、MF時に私の好きな距離指標が細かく表示されること。フォーカシングはレンズ周囲のリングを回すことで行えるので、自然な操作でMF撮影を行うことができます。MF時に「チューリップ」と「山」のマークの距離スケールしか出ないどこぞのカメラとは違いますね。はっきり言っておきましょう。おい、「Z」、よく見ておけと。

あら、Nikon Zシリーズはそうなの?うーん。SONY Eマウントに気持ちは傾きつつZも気になる今日この頃なので参考になるなぁ。実機でみてみよう。あっでもヨドバシでサンプル触る機会もあまりないか…。


恒例2021新春ヨドバシ記念撮影会(ヨドバシカメラ秋葉原店:写真家佐藤倫子氏):Huawei P20 lite(ANE-LX2J)、3.81mm(35mm版26mm相当)、F2.2開放、1/50秒、ISO64、プログラムAE、AWB

通りがかったら丁度写真家の山岸伸氏と佐藤倫子氏が撮影していた。作例だとダウンを着てニット帽被ってマスクした女性が佐藤倫子氏だと思うが、これじゃ誰か分からんなぁ。

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