AliExpress不良品は全額返金・返品で合意してEMSで送り返した2019年12月17日 00時00分00秒

ピントリングの動かない"8mm F3.8 +Gift Suit For Micro Four Thirds Mount Camera Fish-eye C mount Wide Angle Fisheye Lens Focal length Fish eye Lens"

中国のAliExpressで購入した8mm F3.8魚眼レンズは、ピントリングの動かない不良品だった話はした。中国製8mm F3.8魚眼レンズが届いたが… ― 2019年12月09日参照。

それで、昨日AliExpressから"Agreement Reached for Order No.xxxxxxxx"といったメールが来て、全額返金・返品で売り手側と合意成立とのことだ。ついては10日以内に商品を返送しろ、期間内に返送しなかったらお金は売り手に引き渡されるとのことだった。AliExpressは、こういうOpen Disputeの結果だけはちゃんと通知が来るのね。AliExpressで届いた不良品はOpen Disputeで全額返金要求した ― 2019年12月15日参照。

この10日以内というのが、発送受付が10日以内ならよいのか、10日以内に相手に届かないといけないのかがちょっと調べただけではわからなかった。相手は中国在住なので、10日以内に届けるというのは結構シビアな条件だと思う。そう思うが、解釈がわからないので一番早く届くEMSを使って返送することにした。AliExpressのルールで、不良品であっても返送料は買い手側の負担だ。

今回の荷物は送ってきた状態のままに梱包し直したら全部で222gだった。この場合EMSの料金は税込1400円だった。軽くて小さいので安くて済んだ。まあ国内のヤマト運輸でも一番小さなサイズで関東から沖縄や北海道に送って税込1370円なので、中国まで2~3日で1400円なら安いと思うことにしよう。

EMSで中国に送る場合、税関に提出するインボイスが必要なので、郵便局のサイトからExcelファイルをダウンロードするか、EMSの伝票をもらうときに一緒にインボイスの用紙ももらうかが必要だ。

窓口でEMSの伝票を書いたりインボイスを作成するのは面倒なので、一度事前にEMSの伝票をもらって帰ってから作成したほうがよい。インボイスにEMSの伝票番号も記入しなければいけないので、事前にEMS伝票(既に伝票番号が入っている)をもらってきてから諸々作成すべきものなのだろう。

返送先は、AliExpressにログインして紛争状態のところに表示されていた。送ってきたときの住所(上海市)とは違って広東省の仏山市だった。

EMSの伝票の書き方とインボイスの書き方は郵便局の説明サイトとEMSで返品する方法が参考になった。

EMSの伝票やインボイスに金額を記入する欄があって、どうやら日本円で書かないといけないらしい箇所がある感じだった。購入はドル建てで行っているので、どう書こうか迷ったが、決済時の日本円換算金額で書くことにした。

郵便局でEMSを発送して、AliEpressにログインして、紛争のところからEMSの伝票番号と発送機関Japan Postを入力した。そうしたら、ステータスは以下のようになった。

注文番号:xxxxxxxxxxxxxx
状態: 売り手の受け入れ確認を待つ
solution:返品 & 返金 US $ 57.19
リマイダー
オーダーは売り手に返品しました。受け入れ確認を待ってください。
売り手は確認しないと、返金はあなたに届きます。 売り手確認残り時間: 29 カレンダー日 23 時間 59分 59 秒 .

相手に返品が届いて確認の操作をすると返金されるし、確認操作をしなかった場合でも30日経ったら自動的に返金になるという仕組みのようだ。荷物が相手に届いたかどうかは追跡できるので、すぐに返品の確認操作をするのかどうかも含めて相手の評価をしようと思う。

【追記】不良品の返品なのに買い手側の返送期限が10日以内で、売り手は30日以内に到着の確認をすればいいことになっているのは、AliExpressは売り手側の立場に寄っていると言われても仕方がないと思う。日本のヤフオクでも長らく明らかな盗品の販売などへの対処が非常に悪かったから、中国だけの問題ではないと思うが、AliExpressはまだまだだなと思う。【追記ここまで】
【さらに追記】この「10日以内に返送」が発送時基準でその時点から30日経過で買った側に返金されるというのであれば、買い主は10日以内に発送しさえすればよいから、ものすごく時間がかかるが値段は安い船便などで返送すればよいことになり、買い主側の保護が強いことになる。しかし、AliExpressのサイト内で「10日以内に返送」が発送時点なのか到達時点なのかちゃんと説明しているところが見つけられなかった。不親切だよねぇ。あとAliExpressは日本語表示にするとあやしい日本語になるので、こういう紛争状態の場合は英語表示にした方が正確だと思う。AliExpressの日本語表示は日本語のできる人がサイトを監修しているのではなく、単に英語か中国語を機械翻訳しているだけのようだ。【さらに追記ここまで】

【さらにさらに追記】
今回成立した合意ではUS$57.19を返金するということになっているが、実際に私が支払ったのはUS$54.19だった。売買契約はUS$57.19で成立していて、初めてAliExpressを利用した場合のディスカウントのUS$3が値引かれている。しかし、Open Disputeの申請画面で返金要求額がUS$57.19まで入力できるようになっていたので、US$57.19を入力したらそれで合意が成立した。この3ドルは返送料相当でいつも上乗せされているのか、今回たまたま初回購入で3ドルディスカウントのところ、システム上のなにかで3ドル分余計に計上されているのかはわからない。AliExpress、いろいろと面倒だよなぁ。
【さらにさらに追記】

今回は「全額返金で商品は返送する」という解決になったが、AliEpressでは「半額返金で商品の返送は不要」という解決もあるようだ。商品の金額と不良具合と返送の料金(買い手側負担)とを勘案して、どちらがいいかを選べばよいと思う。

私の場合は、もともとマウント違いで発注しているミスがある(Cマウントにマイクロフォーサーズ用のマウントアダプター付属だと思って注文したら、届いたのはマイクロフォーサーズマウント固定だった)ので、半額返金で商品を手元に残しても仕方がない(たとえジャンクでもレンズからボディが生えてしまう危険がある)ので全額返金・要返送にした。返送料1400円は勉強料だと思うことにした。

もともと損してもいいぐらいの金額(日本円で支払ったのは6088円)だったので初めてAliExpressで購入したのだが、初回からいきなり勉強になった。これでインボイスも書ける男になったぜ(笑)。

ということで、あとは返金を待つのみ。

もうひとつ、代わりにebayで購入した"8mm F3.8 CCTV Wide Angle Fisheye Lens"は、輸送中で日本向けの飛行機に載せたところらしい。これも不良品でないことを祈る。

【関連】
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AliExpressで届いた不良品はOpen Disputeで全額返金要求した ― 2019年12月15日

【追記:2020年3月14日】
AliExpress不良品は全額返金・返品で合意してEMSで送り返した ― 2019年12月17日
EMSで中国に返品したPixco 8mm F3.8 魚眼レンズが広州で通関中のまま ― 2020年01月10日
AliExpressで買った方のPixco 8mm F3.8魚眼レンズが返金作業に入った ― 2020年01月17日
AliExpressからの返金を確認した ― 2020年01月21日
AliExpressで返品した不良品レンズが中国から送り返されてきた ― 2020年03月14日
【追記ここまで】

【追記:2019年12月26日】
eBayに注文した"8mm F3.8 CCTV Wide Angle Fisheye Lens"が無事到着 ― 2019年12月25日
【追記ここまで】

eBayでロシア製CPUチップ付きNikon 1- Nikon Fマウントアダプター購入(追記あり) ― 2015年07月08日
ロシア製CPUチップ付きNikon 1- Nikon Fマウントアダプター到着 ― 2015年07月16日


【関連追記:2020年1月5日】
中国製8mm F3.8 魚眼レンズ + ロシア製Gfotoのチップ付きCマウント-Nikon1マウントアダプター作例(その1) ― 2019年12月26日
中国製8mm F3.8 魚眼レンズ + ロシア製Gfotoのチップ付きCマウント-Nikon1マウントアダプター作例(その2) ― 2019年12月27日
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