昼間から中波の遠距離局が聴こえる ― 2019年10月22日 17時02分05秒
ここ数日、遠距離にある中波の放送局が昼間でもよく聴こえるようだ。
中波というのは普段は伝播の特徴として、電離層D層があらわれる昼間は、D層に吸収されるという性質がある。そして電離層D層がなくなる夜間になるとD層が消滅しE層で反射するので、電離層反射波により遠距離まで到達するようになる。
この数日スポラディックE層がLevel3(活発)になっているので、その関係かもしれない。
宇宙天気予報センター(NICT)
現況・トレンド>スポラディックE層(NICT)
スポラディックE層(Eスポ)というのは普通はVHFの電波を反射するので、遠方のFMやかつての地上波アナログTVの1-3chあたりが受信できたり混信したりした。
今回の遠距離中波の受信状況はEスポがもっと低い周波数も反射するようになっているのかもしれないね。でもD層はどうなっているんだろう。D層消滅のEスポなのか。
感度のいいラジオを持っている人は色々試して欲しい。感度の低いラジオも普段入らない放送局が入るかもね。
【追記】そういえば、一昨日のラグビー日本対南アフリカ戦を風呂場のあまり感度のよくないツインバードの防水ラジオで聴いたときに、地元のNHK第一東京594kHz 300kWと間違えてNHK第一大阪666kHz 100kWにチューニングしていたのを思いだした。普段はお風呂場ラジオで大阪のAM放送局は入らないわけではないが、このラジオでは地元局と間違うぐらいに明瞭には入らないからだ。そのときからこの現象はあったんだな。【追記ここまで】
【参考】AMラジオ局周波数一覧表(oyakudachi.net)
写真は2015年のもの。SONY ICF-SW7600GRで横浜スタジアムのナイトゲームにてRCC中国放送1350KHzを受信しているところ(2015年撮影)。Nikon 1 V1、1 NIKKOR 10mm f/2.8、RICOH ワイドコンバージョンレンズ GW-1(21mm相当)
戴いたコメントのお返事はもう少しお待ちください。
コメント
_ ノラ猫軍将軍山本ミケ六 ― 2019年11月06日 20時51分13秒
_ Haniwa ― 2019年11月08日 15時31分20秒
>外部アンテナを作って超長距離を受信するのです!、
>Haniwa氏は動物病院を受診することを推奨です!、
直径50cmほどのループアンテナ(室内)も試してみました。
ノイズは激減ですが、ゲインはICF-SW7600GR内蔵のバーアンテナの方がよいです。
もうちょっと直径の大きなループアンテナ作りたいなぁ。
>しかしAMも辞めるとか言い出してますね、
>災害時はどうするんだろう……。
NHKはAMやめる方針はないので災害時はNHKでということなんでしょうね。
民放がFMばかりになったら、都市部では受信状況はよくなるでしょうが、郊外は壊滅でしょうね。
長野県の川上村川端下の廻り目平キャンプ場では、昼間でもNHK東京第一は入りますが、長野県のFM局はNHKも含めて全く入りません。信越放送もFM化したら聞こえなくなるでしょうね。各地にFM送信所細かく作るつもりなのかなぁ。それだとAM放送とどっちがコスト掛かるか微妙だし。
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外部アンテナを作って超長距離を受信するのです!、
Haniwa氏は動物病院を受診することを推奨です!、
しかしAMも辞めるとか言い出してますね、
災害時はどうするんだろう……。