P20 liteのパノラマ撮影(HUAWEI P20 lite(ANE-LX2J)その3) ― 2019年07月26日 00時00分00秒
東日本はなかなか梅雨が明けませんな。週末に台風が来るそうで、なんかずっと土日は雨の印象だ。
さてようやく、ファーウェイのスマホP20 liteのカメラ機能のレビューだ。RAWでの撮影はもう少し色々試したいので後回しにして、まずはパノラマ撮影機能から。
P20 liteにはパノラマ撮影という機能がある。カメラを構えて左から右にカメラを動かしていくと約180°までの横長画像が合成される。何回かシャッターを切る必要はなく、左端でシャッターボタンを押してカメラを水平に(画面に水平のガイドラインが出る)動かして右端の終わりたいところでもう一度シャッターボタンを押すと、横長のパノラマ画像ができるようになっている(縦位置で180°も可能)。
動画を静止画にしているのかとも思ったが、出来上がったパノラマ画像を見ると、連続的に撮ったものを合成しているのではなく、何枚か撮った写真を合成しているように見える。作例は石畳になっているのでそれがよく分かる。
パノラマ撮影は、露出が左端で固定されるようで、左端が暗くて右端が明るいとこの作例のように右側が飛んでしまう。左端から右端までオート露出にすると露出レベルが揃わなくて合成したときに変になるから、開始時に露出固定にしているのだろう。右端(終端)が明るいときは露出補正をマイナスにしてパノラマ撮影した方がよさそう。
パノラマ撮影するときは、なるべくゆっくりとスマホをパンした方ができあがりはきれいなようだ。あまりはやいと合成に失敗したり、ブレた画像になることがある(特に室内撮影)。あと、撮影中に門の中から自転車がでてきて通っていったのだが、なぜか合成したパノラマには写っていない(2回撮影したが2回とも)。移動しているものはカットされるアルゴリズムになっているのかもしれない。なかなか高度な処理をしているように感じる。
【写真上】旧鉄道第二連隊表門(現千葉工業大学通用門)パノラマ撮影:HUAWEI P20 lite(ANE-LX2J)、3.81mm、プログラムAE、AWB。シャッタースピードや絞り値・ISO感度はパノラマの場合EXIFに記録されていない(機種名や撮影日時は記録されている)。
JR津田沼駅南口近くにある登録有形文化財の旧鉄道第二連隊表門だ(千葉県習志野市)。
縮小する前の撮って出しJPEGは8192×2176ピクセルで6.18MBある。これは1882×500ピクセルに縮小した。
【写真中】旧鉄道第二連隊表門(現千葉工業大学通用門)パノラマ撮影:HUAWEI P20 lite(ANE-LX2J)、3.81mm、プログラムAE、AWB。シャッタースピードや絞り値・ISO感度はパノラマの場合EXIFに記録されていない(機種名や撮影日時は記録されている)。
これは180°にしなかった場合。こちらの方が明暗差が小さいのできれいに撮れている。元の画像は6528×2240ピクセル。それを1457×500ピクセルに縮小した。
【写真下】旧鉄道第二連隊表門(現千葉工業大学通用門):HUAWEI P20 lite(ANE-LX2J)、3.81mm、F2.2開放、1/706.2秒、ISO50、プログラムAE、AWB
普通に4:3で撮影した場合はこんな感じ。
【関連追記:2019年8月6日】
HUAWEI P20 lite(SIMフリー版)をIIJmioで12800円でぽちっと ― 2019年07月03日
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コメント
_ ノラ猫軍将軍山本ミケ六 ― 2019年07月27日 15時26分17秒
_ みっち ― 2019年07月27日 17時16分52秒
利用しているのは、カメラ内蔵の機能じゃなくて、イメージングソフト(みっちは最近Affinity Photoを使ってます)のパノラマ機能です。あっ、横長の写真を撮るわけじゃありません。画角全体を拡げるんです。
たとえば、55mmの標準レンズだけ持って出かけたとき、もうちょい画角がほしいなぁ、広角持ってくりゃよかったなぁ、なんて時があります。そのとき、画面をラップさせて何枚か撮影(もちろん手持ち)し、あとでAffinity Photoで合成しちゃうんです。縦方向もラップして撮ります。たとえば1枚の写真を中心に、そのまわり9枚ほどいっぺんに撮っちゃうわけです。(もちろんピント・露出は固定で)
昨今のソフトはクリック一発で、これをまずちょっと分からないくらいに、うまく継ぎ合わせてくれます。
55mmの被写界深度のままで、広角20mmの画角なんて、わけなくできますし、85mmレンズで撮れば中判の標準みたいな画角とボケになります。対象が動くものでなければ、じゅうぶん実用的です。
_ Haniwa ― 2019年07月30日 09時59分39秒
>計算速度早いですからねぇ、あとはソフトに金をかけられるかどうかで…、
>という事で益々カメラ事業が……。
なんでこんなに軽々と処理できるのかと思いますね。
ファーウェイってCPUも作っているようで、これらのスマホは皆ファーウェイ製CPU搭載です。これはもうあらゆるものを内製できる会社なんでしょうね。
>>右端(終端)が明るいときは露出補正をマイナスにしてパノラマ撮影した方がよさそう。
>
>こういう事を知ってるのと知らないので大違いですよね。
>さあHaniwa家の周りを撮影して家の位置を皆様にお知らせしましょう!、
>そしてなぜか超音波兵器がハニワニワから忽然と消え……
作例だと門の中の守衛所がちゃんと適正露出になっていてそこはいいんですが、右側は飛んでしまっているところが多々あります。たぶん左側から順に処理して書き込んでいってるんでしょうね。全部スキャンしてから処理したらもっとうまく露出制御できると思うのですが、それだと処理が重たかったり時間が掛かるから今の方法なんだと推測します。
超音波兵器に高額明細じゃなかった光学迷彩を施して、いやHaniwa家自体を光学迷彩施して写真に写らないようにとかいろいろ楽しみが増えますなぁ(泣)。
■ みっち様
>利用しているのは、カメラ内蔵の機能じゃなくて、イメージングソフト(みっちは最近Affinity Photoを使ってます)のパノラマ機能です。あっ、横長の写真を撮るわけじゃありません。画角全体を拡げるんです。
>画面をラップさせて何枚か撮影(もちろん手持ち)し、あとでAffinity Photoで合成しちゃうんです。
私も今まではMicrosoftのImage Composite Editorで合成していました。
この撮影後の合成とファーウェイスマホの撮影しながら合成の最大の違いは、自分で中心となる被写体を決められるか決められないかだと思います。
作例は、真ん中の「車両の入構は…」の看板の正面に立って撮っています。これは左右の門に対して丁度真ん中であるのと看板が真ん中に来ないと変だと思ったからです。
ところが、このP20 liteのパノラマは左から勝手に適当なところで撮影していって合成しますから、真ん中の被写体が丁度真ん中になるように写真を撮ってくれるとは限らないのです。作例の一番上のは、「車両…」の看板が、正面に向けたときではなく左に向いたときの右側に写っている画像を使っているので、正面に立っているのに正面に内みたいな写真になっています。ここが不満です。内部的に何枚写真を撮っているのかや、どこでシャッター切るのかなどは撮影者は分かりませんし指定もできません。
自分でオーバーラップさせながら撮った写真を合成するパノラマだと、シャッター切るときにそういうことを考慮しながらできます。ですから正面の被写体は正面に入れた写真を撮って、立った位置からの自然なパノラマにできます。このファーウェイのパノラマはお手軽機能なんだと思いますね。まあSNSで知り合いにこんな感じの場所って送るには十分な機能ですからね。細部もちゃんと写っていますし。仕事でも現場の状況を速報するにも使えるかもしれませんね。
Image Composite Editorは無料のせいもあって少し融通が利かないところがあります。どうしても合成してくれないことがあります。写真の撮る順番を違えると合成できないとかあります。その辺は昔Coolpix2500に付属していたニコンのパノラマ合成ソフト(名前忘れました)の方が自由度が高かったです。
次に林道に行ったらがけ崩れ箇所を各種方法やカメラで撮り比べたりしてみたいです。パノラマにはまりますね。
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計算速度早いですからねぇ、あとはソフトに金をかけられるかどうかで…、
という事で益々カメラ事業が……。
>右端(終端)が明るいときは露出補正をマイナスにしてパノラマ撮影した方がよさそう。
こういう事を知ってるのと知らないので大違いですよね。
さあHaniwa家の周りを撮影して家の位置を皆様にお知らせしましょう!、
そしてなぜか超音波兵器がハニワニワから忽然と消え……