話題の"50倍ズーム"を検証「HUAWEI P30 Pro」実写レポート(デジカメWatch)2019年04月19日 00時00分00秒

ケルネル田圃(駒場野公園:東京都目黒区):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/200秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF

デジカメWatchにスマホのカメラのレビューが載る時代になった。
話題の"50倍ズーム"を検証「HUAWEI P30 Pro」実写レポート(デジカメWatch)参照。

「スマホの姿でやってきた、究極の大衆カメラ」のサブタイトルが示すように、もはや大衆にとっての「カメラ」はスマホなのだろう。カメラ・レンズ趣味としては寂しい限りだ。

と、いいつつ私もこのところ少しずつ新しいカメラやレンズを買わなくなってきている。どうしても欲しいカメラやレンズがないというのもあるが、買えない値段のそれらが増えてきているというのもある。高くても頑張って買おう、いつかは…というものがなくなってきている(私にとって)。

さて、デジカメWatchの記事の方に戻ると、画質や「絵作り」の傾向は以下のようらしい。

SNS用途に最適な絵作り

スマートフォンのカメラの醍醐味は、やはりSNSへの即時アップロードや、メッセージアプリでのリアルタイム送信だろう。P30 Proの絵作りは、そうした"撮って出し"で非常に実用的なものになっていると感じた。

画像のシャープさは、スマートフォンのモニターや、SNSのタイムラインに表示された時に、最も好ましく見えるよう調整されていると感じる。意地悪に等倍表示すると細部のディテールが決して緻密ではないケースもあるのだが、現実的な鑑賞サイズに縮小していくと、見事にシャープな画像になってくる。マニア的な評価さえしなければ万人が納得できそうな画質で、まさに大衆目線のカメラと言える。

絵作りの傾向としては、フルオート(「写真」モード)で撮影すると、シャドーを少し持ち上げたような、ストレート現像とHDR風の中間ぐらいの絵になる。近年の海外作品ではよく見る絵作りだが、こうした絵作りの好みは時代や地域でも異なるため、単純に良し悪しの判断はできない。

ファーウェイPシリーズは「カメラ経験の少ない私でも、こんなに綺麗に撮れた!」という喜びで人気を得ている端末だそうだが、確かにそうしたツボを心得ていると思う。

「意地悪に等倍表示すると細部のディテールが決して緻密ではないケースもあるのだが、現実的な鑑賞サイズに縮小していくと、見事にシャープな画像になってくる。マニア的な評価さえしなければ万人が納得できそうな画質で、まさに大衆目線のカメラと言える。」というところが、まさに今のスマホの傾向なのだろう。

実はHaniwa家にも最近HUAWEI P20 LITE(au版https://www.au.com/mobile/product/smartphone/hwv32/)を買った者がおり、HUAWEI P20 LITEの画質傾向もそんな感じだった。等倍で見ると油絵のような感じなのだが。鑑賞サイズで見るとちゃんとした画質に見える。だからHUAWEI P20 LITEで撮った写真はトリミングには向かない。でも、日常を写すにはこれで十分なんだろうな。

HUAWEI P20 LITE(au版)で家人が撮った写真を見て、私が不満に思った点は、「ボケ過ぎ」だ。サブカメラ(インカメラ)(約1,600万画素)で3人や4人が並んで手を伸ばして自撮りすると、手前の誰かにピントが合っていると、ずれてその少し後ろにいる人の顔が少しぼけている(頭1個の厚み分しかずれていない感じなのに)。こんな小さな撮像素子で、近接とはいえなんで2、30cmの差でぼけるんだろう。なんらかの画像処理が入っていると思われる(サブカメラはデュアルカメラではない)。

HUAWEI P30 Proの方に話を戻すと、「50倍ハイブリッドズーム」ということで、35mm判27mm相当から1,343mm相当まで撮れるらしい。1343mmですよ、奥さん!

スマホのカメラの弱点は望遠撮影だと思っていたが、27mm~1343mm相当までカバーするとなると、これは単体カメラで太刀打ちするのは難しい。運動会もスマホでばっちりの日も近いだろう。

ひとつカメラ的な解説を加えると、P30 Proで本体の厚さを増やさず望遠カメラのレンズを搭載する仕組みとしては、プリズムで光路を折り曲げるペリスコープ(潜望鏡)構造が取り入れられている。ベテランの方々なら、ミノルタの「ディマージュX」や各種防水機のように、レンズ鏡筒の繰り出しがないコンパクトデジカメを思い出すだろう。つまりペリスコープ構造とは「屈曲光学系」のことだ。

https://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/1177/819/html/60.jpg.htmlの画像を見ると、光路を曲げた後に撮像素子のサイズの割にかなり距離を取った鏡筒部分があって、レンズも5枚ほど見える。これは小さいサイズだが、かなり本格的な光学系ではないか。うーん。

HUAWEI P30 Proっていくらするんだろう?(←ヤバイ)

HUAWEI P30/P30 Proの新機能・スペック・価格・発売日まとめによると、

HUAWEI P30 Proの価格
6GB+128GB: 999ユーロ - 約12.5万円
8GB+256GB: 約13.7万円
8GB+512GB: 約15.6万円

あうあう(@_@;、一番安いのでも12万5千円かぁ。

SIMフリー版のHUAWEI P20 LITEがせいぜいかなぁ。IIJmioのSIM入れて。auのスマホ料金は高い(泣)。


写真は記事とは関係ない。
ケルネル田圃(駒場野公園:東京都目黒区):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/200秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF

京王井の頭線の車中からも見える田圃。このあたり(今の線路の両側)は井の頭線ができる前から東京帝国大学農学部だったらしい。線路の南側は色々変遷を経て東京教育大学農学部だったようだ。その名残の田圃らしい。

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