足柄製作所のフィルム劣化対策剤とカメラ・レンズ保管剤2019年03月06日 00時00分00秒

東京国立博物館本館:Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F4、1/2000秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF

デジカメWatchによると、足柄製作所というところが、CP+にフィルム劣化対策剤とカメラ・レンズ保管剤を出品していたそうだ。
イベントレポート【CP+2019】意外な企業から登場したカメラ・レンズの保管剤

足柄製作所、もしかして富士フイルムの写真フィルム製造工場の南足柄市に関係しているのか?会社所在地を見ると南足柄市中沼とある。おお、南足柄だ。最近ご無沙汰だなぁ。

【追記】バイク用ナビRWC X-RIDE RM-XR550XLの名称検索で「足柄製作所」って入れたら、ちゃんと場所が表示された。こんど行ってみるか。【追記ここまで】

フィルム劣化対策剤

フィルム劣化対策剤は、フィルムなどの記録媒体や酸性紙などから発生する酢酸ガスを吸収・分解する機能を有しており、ひろく記録メディアの劣化抑制に役立てることができるという製品。有機酸系ガスの防臭効果も有している。

フィルムの保管といえば密閉して乾燥させる方法をとりがちだが、これでは酢酸ガスへの対策ができない。これまでは、この酢酸ガス発生に対する有効な対策手段はなかった、と同社は説明する。

フィルム劣化対策剤と劣化を抑制したい対象物を同じケースに入れて使用する。使用量の目安は、2.4l容器または35mmフィルムで1〜2個程度としている。効果の有効期間は保管状態にもよるが、おおよそ6〜24カ月としている。抑制剤は揉みつぶすことで再生が可能。

うーん、「これまでは、この酢酸ガス発生に対する有効な対策手段はなかった」っていうけど、コダックからモレキュラーシーブが発売されてるやん。
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酢酸ガスがフィルムから発生しないようにするんじゃなくて、発生した酢酸ガスを吸収するというのは、コダックのモレキュラーシーブも足柄製作所のフィルム劣化対策剤も同じやん。まあモレキュラーシーブは小分けして売ってくれないので、1ガロン(120パック)入りを税込8550円で買ったのだが。

この足柄製作所のフィルム劣化対策剤は1000円で「2.4l容器または35mmフィルムで1〜2個程度としている。効果の有効期間は保管状態にもよるが、おおよそ6〜24カ月としている」のでお手軽のような気がする。

モレキュラーシーブは「35 mmフィルムの場合、305 メートル(1,000 フィート)ごとに、12.5 グラム入りの『モレキュラー・シーブ』を3 パック使用」とあり、「、ANSI 規格 IT 9.11 に従って、フィルムを常温で保存する場合は2 年毎に、温度2℃、相対湿度20 ~ 30%で保存する場合は10 ~ 15 年毎に、『モレキュラー・シーブ』を交換してください。」(映画用フィルム保存剤 KODAK モレキュラーシーブ(PDF) - 映画保存協会参照)とあるので、どっちが経済的なのか分からないなぁ。

カメラ・レンズ保管剤

カメラ・レンズ保管剤は、湿度の調整と酢酸ガスの分解効果を有している製品で、カメラやレンズの保管やフィルム、プリントなどの保管にひろく使用することができる。

密閉状態にしたケースなどの湿度を40%RH前後に調整して保持することが可能で、除湿しながら湿度状態を一定程度に保つことができるとのことだった。湿度を避けるためにシリカゲル等を使用した場合は極度に乾燥した状態となってしまうため、カメラやレンズに使用されているゴムがひびわれてしまうといったケースの発生が懸念されるが、「カメラ・レンズ保管剤」を使用することでそうした不安を解消できるとのことだ。

また、アンモニア臭の吸収分解効果もあるとのことで、機材に付着した汗によるニオイ対策としても有効だとしていた。

足柄製作所のカメラ・レンズ保管剤の方もよさそうですな。ヨドバシには売ってないのかな。アマゾンで扱っているとのこと。できればアマゾンでは買いたくないので、ヨドバシカメラで扱って欲しい。

アマゾンで買いたくないのは、色んな理由があるが、一番の理由は配達が「デリバリープロバイダ」とか言う変な「配送業者」になってしまい、時間通りに届かないし、連絡も付かないし、通ってはいけないところを通ろうとしてハニワニワのソーラーライトを蹴っ飛ばして知らんぷりして立ち去ったりするからだ(怒)。あれは配送業者ではないですな。配送を請け負った中小業者が車持ち込みの個人に配らせているのが実態だ。いずれなにかの事件につながるだろう。

全く関係ないが、GAFA(ガーファ:アメリカ合衆国におけるGoogle、Amazon.com、Facebook、Apple Inc. の4つの主要IT企業の頭文字を取って総称する呼称)という文字をみると、どうもAGFA(アグファ)かと思ってしまう今日この頃(笑)。


写真は記事とは関係ない。
東京国立博物館本館:Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F4、1/2000秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF

このぐらい天気がいいと気分もいい。しかし、このところ天気の悪い日が多い。しかも2日続けて雨とかも多い。なんだか鬱だ。

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