サムヤンレンズ “ぜんぶ撮る”(天文ガイド)2019年01月08日 00時00分00秒

畠山重忠公首塚(横浜市旭区):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/320秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード

あけましておめでとうございます。長期放置ですまんです。元気です。東京拘置所に収監されていたわけではないです(笑)。去年のうちに去年のコメントにお返事したかったのに果たせずすまんです。m(_ _)m

さて、先月の初めごろから書こうと思って全然書けなかったネタを書きたい。それは天文ガイドという成分同新校舎じゃなかった誠文堂新光社から出版されている雑誌に、サムヤンのレンズのインプレが連載されていることである。

先月(2018年12月)上旬に、たまたま書店で天文ガイド2019年1月号を買った。アストロカレンダーが付いていたからだ。

そうしたら、「サムヤンレンズ ぜんぶ撮る2」(西條善弘氏執筆)という記事があり、サムヤン(SAMYANG)の24mm F1.4と35mm F1.4と50mm F1.4の3本の星像テストが載っていたのだ。

連載第2回ということは、その前号である天文ガイド2018年12月号も見たくなった。しかし、紀伊國屋書店ウェブストアではバックナンバーは買えなかった。しかたなくAmazonで買った。どうしてアマゾンだとバックナンバー買えるのに、書店系のインターネット通販だと買えないのだ。書店の流通って終わってるんじゃないか。

話が逸れた。それで、2019年1月5日発売の天文ガイド2019年2月号も買って「サムヤンレンズ ぜんぶ撮る3」も読んだ。以下、3回の連載で載っているレンズを列挙する。

サムヤンMFレンズぜんぶ撮る1(天文ガイド2018年12月号)

  • SAMYANG 14mm F2.8 ED AS IF UMC
  • SAMYANG XP 14mm F2.4
  • SAMYANG 20mm F1.8 ED AS UMC

サムヤンMFレンズぜんぶ撮る2(天文ガイド2019年1月号)

  • SAMYANG 21mm F1.4 ED AS IF UMC
  • SAMYANG 35mm F1.4 AS UMC
  • SAMYANG 50mm F1.4 AS UMC

サムヤンMFレンズぜんぶ撮る3(天文ガイド2019年2月号)

  • SAMYANG 85mm F1.4 AS IF UMC
  • SAMYANG XP 85mm F1.2
  • SAMYANG 135mm F2.0 ED UMC

なお、EDは異常部分分散比を持つEDガラスを一部使用している、ASは非球面ガラスを一部使用している、IFはインナーフォーカス、UMCは独自の多層反射防止膜(ウルトラマルチコーティング)を指している。

最初に買った第2回連載が21mmからだったので、前号には魚眼レンズが載っているのかと思ったが、14mmと20mmだった。

サムヤンレンズではSAMYANG 8mm F3.5 UMC FISH-EYE CS II が気になっている。これはAPS-Cサイズ用の対角線魚眼レンズだ。

ニコンのAF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDが、APS-Cサイズ用なのに、AF-Sではなくボディ内レンズ用のAFレンズで、多くのニコンDX(APS-C)カメラでAF(オートフォーカス)が効かないということになっている。いつAF-S化されるのかと待っていたが、AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E EDが発売されたので、AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDがAF-S化されることはないだろうな。魚眼レンズは被写界深度が深いからピント合わせはアバウトでいいかとも思われるが、DX(APS-C)の廉価機のファインダーで魚眼レンズのピントを見るのは相当辛いと思う。被写界深度が深いからこそ一眼レフではAFが必要だとも思う。これはニコンの嫌がらせだ。高いカメラを買え、と。

それで、どうせ多くのDXボディでAFできないんなら、安いMFの魚眼レンズがいいなと、SAMYANG 8mm F3.5 UMC FISH-EYE CS II が気になっているのだ。このSAMYANG 8mm F3.5 UMC FISH-EYE CS II はCPUチップも付いていて、AFはできないが多くのボディでAEは効くようだ。廉価DX機でもフォーカスエイドができるのだ。廉価DX機だとAF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDと同等の機能があることになる。

それに加えてSAMYANG 8mm F3.5 UMC FISH-EYE CS II は、フードが外せるのだ。AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDはフードが固定になっている。フードが外せるとFX(35mmフルサイズ)機で使うときにフードでケラレないメリットがある。しかし、SAMYANG 8mm F3.5 UMC FISH-EYE CS II は、35mmフルサイズだと完全な円周魚眼にはならず上下が少しはみ出す(切れる)らしい。AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDの方は固定フードを削るとFXで円周魚眼になるらしい(削らないとケラレる)。しかし、固定フードというか筐体前方を削るのは躊躇するよなぁ。

ということで、SAMYANG 8mm F3.5 UMC FISH-EYE CS II は安くてCPUチップ付きでフードが外せるという丁度よい感じが気になるのだ。ヨドバシでは税込34,300円だ。
SAMYANG (サムヤン) 8mm F3.5 UMC Fish-eye CSII ニコンAE用(ヨドバシドットコム)
サムヤン「8mm F3.5 Fisheye CS」~実売3万円の対角魚眼レンズ(デジカメWatch 2010/7/20)←旧型のインプレ。

「ぜんぶ撮る」だから、いずれSAMYANG 8mm F3.5 UMC FISH-EYE CS II もテストしてくれるだろうと期待している。

【参考】SAMYANGレンズ(ケンコー・トキナー)

【関連追記:2019年3月1日】
サムヤンレンズ “ぜんぶ撮る”その2(天文ガイド2019年3月号) ― 2019年03月01日
【関連追記ここまで】


写真は記事とは関係ない。畠山重忠公首塚(横浜市旭区):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/320秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード

説明文には次のように書いてある。

首塚

畠山重忠公は鎌倉時代の武将で、源頼朝の忠臣として幕府の創設にも力を尽くし、智・仁・勇を兼ね備えた武将として名声をはせていました。しかし、幕府の実権を巡る争いに巻き込まれ、旭区の二俣川付近で戦死しました。

ここは、畠山重忠公の首が祭られたところといわれています。現在は、西向きに建っていますが、以前は南を向いていたそうです。

平成二十二年二月吉日

旭区誕生40周年記念事業実行委員会
旭区観光協会

この写真はほぼ東向きに撮っている。なんか階段の正面がお地蔵さんになっていて賽銭箱もあるのでついお地蔵さんに礼拝してしまうが、隣に居心地悪そうに建っている古い塔がもとからあったものだと思う。

正月から首塚ですまん。しかし、誰が向きを変えたのか気になる。

【参考】鎌倉武将 畠山重忠(横浜市旭区役所 地域振興課地域活動係)

AI Nikkor 28mm f/2.8S、35mm f/1.4S、Micro 105mm f/2.8Sが旧製品に2019年01月13日 00時00分00秒

ニコンマニュアルフォーカスレンズ一覧2019年1月13日現在

またまた長期放置ですまんです。なんか変な風邪を引いてしまい、頭痛と肩こりが酷いです(泣)。あと足りないのは樋口一葉だけですな(違)。

さて、新年早々嬉しくないニュースだ。なんと、マニュアルフォーカスニッコールレンズ3本が旧製品になっている。
https://www.nikon-image.com/products/nikkor/fmount/index.html#10

具体的には、AI Nikkor 28mm f/2.8SとAI Nikkor 35mm f/1.4SとAI Micro-Nikkor 105mm f/2.8Sの3本が旧製品になっている。以前の表記だとAi Nikkor 28mm F2.8SとAi Nikkor 35mm F1.4SとAi Micro-Nikkor 105mm F2.8Sだ。

うーん、残念としか言いようがない。AI Nikkor 28mm f/2.8Sは、2005年11月に購入して愛用している。そのころニコンのマニュアルフォーカスレンズが立て続けに生産終了になって、なくなったら困るレンズ筆頭として買ったのだった。

AI Nikkor 35mm f/1.4SとAI Micro-Nikkor 105mm f/2.8Sは持っていない。35mm F1.4は欲しくてたまらない時期もあったのだが、35mm F2を買ったらだんだんと治まった(笑)。

有力情報:MFニッコール全廃は免れるか! ― 2005年09月20日
名玉 Ai Nikkor ED 180mm F2.8Sも販売終了 ― 2005年11月04日
Ai Nikkor 35mm F2Sも販売終了! ― 2005年11月07日
ニコン、105mmF2.5Sなどの生産終了も正式に発表 ― 2005年11月25日
ニコン、MF35mmF2・ED180mmF2.8などの生産終了も正式発表 ― 2005年12月09日
Ai Nikkor 45mm F2.8P入手 ― 2005年12月22日
Ai Nikkor 28mm F2.8S ― 2005年12月30日
マニュアルフォーカスNikkorレンズ生産終了の報 ― 2006年01月04日
Ai Nikkor 28mm F2.8S作例アップしました ― 2006年01月06日
ニコンがフィルムカメラ製品のラインアップ見直しについてアナウンス ― 2006年01月11日
Ai AF Nikkor 28mm F1.4Dも生産終了 ― 2006年01月12日
Ai Nikkor 18mm F3.5Sも生産終了リストに ― 2006年01月13日

2005年後半から2006年1~2月あたりが一番酷かったなぁ。ちょうどD200が発売されるかどうかという頃で、ニコンが「フィルムからの乗り換え」とか必死に言い出した頃だ。私も慌ててMFレンズを何本か買った。

それから13年。まあ、よく持ったよなぁ。マニュアルフォーカスニッコールレンズの生産終了はこの3本で終わりなのか、それとも「終わりの始まり」に過ぎないのか…。


戴いたコメントのお返事はもう少しお待ちください。m(_ _)m

新年にランサムウェアの「ばらまき攻撃」が「顔文字メール」で復活2019年01月18日 00時00分00秒

JR新宿駅1番線広告「ルミネ」と「シネマヤリ子」(2018年12月撮影):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F2.8開放、1/40秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 200)、AWB、画像設定:スタンダード

元旦から件名が顔文字で本文が英文で添付ファイルのあるウィルスメールがものすごい量で届いている。

うちに届くフィッシングメールにはいくつかのパターンがあるのだが、このウィルスメールはそれとは違う。ある特定のアドレスだけに届くのだ。メールアドレスの漏洩ルートが今までのとは違うのだろう。

さて、問題は、このウィルスメールが元旦から今日まで200通以上も届いているのに、ネット上にこの情報が少ないことだ。

いつもならすぐにツイートしている警視庁サイバーセキュリティ対策本部 (@MPD_cybersec) は、去年の12月27日のツイートが最後だし、その元情報だと思われるJC3(一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター)犯罪被害につながるメールの注意喚起情報も去年の12月28日の情報が最新のままだ。いつまで正月休みなんだ?と思っていた。

Google検索してもあまり情報がないので、久しぶりにTwitterにログインして検索してみたら、元旦から同じようなウィルスメールが大量に着弾しているという人が複数いた。

それで、JC3に情報提供したのだが、なしのつぶて(だから最初の20通で情報提供はやめた)。

そうしたら、ウィルスバスターのトレンドマイクロ社が1月11日付けで情報を出していた。
新年にランサムウェアの「ばらまき攻撃」が「顔文字メール」で復活(トレンドマイクロセキュリティブログ 2019年1月11日)

添付ファイルを開くとランサムウェアとコインマイナーが侵入するらしい。届いたメールはとっとと削除しておこう。サーバーに残す設定にしているので、メールサーバーからも削除しておこう。うちは、メールサーバーとの間の通信を暗号化しているので、メールソフトに届いた時点ではウィルススキャンしていないのだ。メールソフトから添付ファイルを開いたり名前を付けて保存する段階で初めてウィルススキャンされる設定になっている。アンチウィルスソフトがこの添付ファイルをウィルスだと判定できなければアウトだ。

ただ、外国名の差出人で、件名も日本ではあまり使わない顔文字だし、本文も英文なので、ほとんどの人は開かずに捨てるだろう。

だからといって情報がほとんどないのはどうしたものか。この添付ファイルを開いてしまうと、PC上の大事なファイルが暗号化されて身代金を払わないと復号できないと脅されるのだ。一般財団法人日本サイバー犯罪対策センターや各種ネットメディアはちゃんと情報を公開しろよなぁ。

ということで、トレンドマイクロの上記情報はありがたい。

【関連追記】
ランサムウェア「GandCrab」対応復号ツール、100万ドル超の被害回避--Bitdefender報告(2018年11月01日)
現時点ではGandcrab v5.04やGandcrab v5.1の復号化ツールはなく、感染したら戻す手段はないそうだ。
【追記:2019年2月25日】Gandcrab v5.1までの復号ができるようになったようだ。ランサムウェア「GandCrab」の復号ツールが機能強化 - 最新版にも対応参照。ただし、Gandcrab v5.2が出回るようになったらしいのでいたちごっこである。【追記ここまで】
1/1-13の顔文字件名のスパムメールによるPhorpiex/GandCrabの調査まとめ(S-Owl 2019年1月14日)
ウイルス付き横書き顔文字メール(E Flat B倉庫 Blog 2019年1月5日)
ウイルス付き横書き顔文字メール(2)(E Flat B倉庫 Blog 2019年1月9日・16日)
【関連追記ここまで】

【さらに関連追記:2019年1月29日】
しばらく治まっていたランサムウェア(ウィルス)メールだが、再び大量に送られて来ている。
1/1-13の顔文字件名のスパムメールによるPhorpiex/GandCrabの調査まとめ(S-Owl 2019年1月14日)の記事に従って、ルータのパケットフィルタで92.63.197[.]48と92.63.197[.]60に対して両方向ともアクセスできないように設定した。これで万が一ファイルを実行して、アンチウィルスソフトが検知漏れをしても、ランサムウェアがPCにダウンロードされるのを防ぐことが可能になる。万全ではないが、もう一段防御したことになる。S-Owlさんの情報に感謝します。
【さらに関連追記】ここまで。

【さらにさらに追記:2019年2月4日】
ランサムウェア「Love you」、日本を標的とした大規模なキャンペーン (2019年2月1日マイナビニュース)
”ランサムウェア「Love you」”という呼び方は、昔あった”「I LOVE YOU」ウィルス”と紛らわしいなぁ。ここにきても、JC3(一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター)や警視庁サイバーセキュリティー対策本部は、このランサムウェア攻撃を無視するのな。
【さらにさらに追記ここまで】


写真は記事とは関係ない。JR新宿駅1番線広告「ルミネ」と「シネマヤリ子」(2018年12月撮影):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F2.8開放、1/40秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 200)、AWB、画像設定:スタンダード

いつも楽しみにしているルミネの広告。ルミネというのはいまではJR東日本の子会社だが、元は国鉄が許された数少ない副業のひとつ。

JR新宿駅1番線広告「シネマヤリ子」部分拡大(2018年12月撮影):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F2.8開放、1/40秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 200)、AWB、画像設定:スタンダード

さて、問題はルミネの広告じゃなくてその後ろのビルの広告だ。私はずっと「シネマヤリ子」だとぼーっと読んでいた。今回写真を撮ろうとよーく見てみると、横文字で"CINEMA QUALITE"と書いてあるじゃないか。シネマヤリ子じゃなくてシネマカリテだったのかっ(笑)。

【関連追記】
蜷川実花×尾形真理子のルミネ新広告 モデルは八木莉可子、小説企画も(cinra.net 2018年2月1日)

XQD使用カメラの未来2019年01月21日 00時00分00秒

畠山重忠公終焉の地::Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/1000秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード

市場から消えたLexar、いよいよ日本の売場で復活か(デジカメWatch 2018年12月3日)という記事が2ヶ月近く前にデジカメWatchに載っていた。

書こう書こうと思ってなかなか書けなかった記事だ。すまん。

その市場から消えたLexar、いよいよ日本の売場で復活か(デジカメWatch 2018年12月3日)には以下のようにある。

現在確認できるのは、CFast 2.0、CF、SDHC/SDXC UHS-I、UHS-II、microSDHC/microSDXC UHS-I、UHS-IIといったところ。旧Lexarでは2アイテムしかなかった外付けのポータルブルSSDもあり、各種カードリーダーも用意されている。かつてのラインナップのうち上位ラインが踏襲されるようだ。……いやまて、XQDがない?

ニコンD5/D500とともにXQDを大々的に展開し、市場価格を押し下げたLexar。なのに、XQDがラインナップに見当たらないのはどうしたことなのか。いまなら同じくXQDを採用するZ 7/Z 6の存在もある。特にニコンユーザーとしては、何のための復活なのかと納得いかないことだろう。

その理由はXQDが将来的に、CFexpressへ移行すると見られるためだ。CFexpressはインターフェイスにPCI EXpress 3.0(Gen3)、プロトコルにNVM Express 1.2を採用するXQDの後継的存在。同じ形状・サイズのXQDと同じあり、カメラなどホスト側のスロットが対応すれば、XQD対応カメラでもCFexpressが使用できる。すでにニコンZ 7/Z 6ではファームウェアバージョンアップによるCFexpressへの対応を表明しているのは知られたところだ。

LexarはすでにCFMS(China Flash Market Summit)2018というイベントでCFexpressの開発を発表しており、おそらくCES 2019で正式発表される見込み。それもあり、旧LexarからXQDの生産・出荷を引き継がず、CFexpress対応カメラが普及するタイミングを見計らっているのだろう。

問題はCFexpressに対応したカメラがいつ出るか。対応製品がないことにはメモリーカードを出す意味がない。Lexarは日本のイベントCP+2019にも出展が決まっており、そこで何らかの動きがあればと期待してしまうが、いったいどうなることか。

XQDが将来的に、CFexpressへ移行するということはいずれXQDメモリーカードは手に入らなくなるということか。

ニコンZ7とZ6ではファームウェアバージョンアップによるCFexpressへの対応を表明しているからよいが、そうでないデジカメはどうなるんだ。ニコンのデジタルカメラでのXQD採用状況をまとめると以下のようになる。

  • Z6 シングルスロット XQDカード
  • Z7 シングルスロット XQDカード
  • D850 ダブルスロット XQDカード and SD
  • D500 ダブルスロット XQDカード and SD
  • D5 ダブルスロット XQDカード対応機種 or CFカード対応機種
  • D4S ダブルスロット XQDカード and コンパクトフラッシュカード
  • D4 ダブルスロット XQDカード and コンパクトフラッシュカード

Z6とZ7はXQDのシングルスロットだが、いずれCFexpressに対応するからXQDが手に入らなくなっても大丈夫。ダブルスロットの機種でXQDとSDかCFカードになっている機種もXQDカードが手に入らなくなれば、SDカードかCFカードを使えばよいので一応大丈夫。問題はD5ですな。D5のXQDのみのダブルスロット機だと、XQDが手に入らなくなったら詰んでしまう。最近のニコンはフラッグシップ機といえども旧機種になると簡単に切り捨ててしまうからなぁ。

いずれD500買うかもしれないと思っているのだが、XQDカードの先行きがないことが確定しているのならばどうなんだろうという心配はD500に関しては要らないということですな。必要最低限のXQDカードを買っておけばいざとなったらSDカードでなんとかなる、と。

しかし、なんでニコンはこんなにXQD好きなんだろう?


写真は記事とは関係ない。
畠山重忠公終焉の地::Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/1000秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード

サムヤンレンズ “ぜんぶ撮る”(天文ガイド) ― 2019年01月08日の作例の首塚から少し行った厚木街道を渡ったところ(「鶴ヶ峰駅入口」交叉点)にある「畠山重忠公終焉の地」。本当にこの場所が終焉の地なのかはちょっと調べたぐらいではよくわからなかった。800年以上前のことだからなぁ。合戦場だから人家もなかったところだったろうし。

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