再び川上牧丘林道に行ってきた(其の二)2018年11月06日 00時00分00秒

【写真一番上】牧丘第一(笛川)小学校柳平分校:Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/250秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF、JPEG撮って出しリサイズのみ

荒野の大捜索ブログへようこそ(違)。

再び川上牧丘林道に行ってきた(其の一) ― 2018年10月31日のつづき。

さて、大弛峠まで未舗装路で登ってきたが、カモシカスポーツオリジナルのゴアテックスレインパンツ(オレンジ)は見つからなかった。

次は、琴川ダム(乙女湖)を見下ろす鳥居峠広場駐車場だ。そこへ行く途中の柳平というところできれいに紅葉している木を撮影した。【写真一番上】牧丘第一(笛川)小学校柳平分校:Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/250秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF、JPEG撮って出しリサイズのみ

ものすごくきれいに紅葉していて、この写真はGRのスタンダードでなにも加工していない。リサイズのみだ。GRの撮って出しJPEGでここまで鮮やかなので、本当に鮮やかなのが分かると思う。

ここは小学校の分校の門の跡のようだ。牧丘第一小学校柳平分校と彫ってある銘板の「牧丘第一」の上から白ペンキで「笛川」と書いてある。旧牧丘町は2005年に山梨市に合併になっているので、色々と校名変更があったのだろう。それにしても、「牧丘第一」って書いてあるところの上に「笛川」って書くやり方はないと思う。牧丘第一小学校を卒業した人たちのことを考えているのだろうか。

さて、前回走行時に鳥居峠広場駐車場でもトップケースを開けたが、レインパンツを落とすような開け方はしていないし、出発時に足元を見たんだけどなぁ。鳥居峠広場駐車場にもレインパンツはなかった。

【写真中】鳥居峠広場駐車場から乙女湖(琴川ダム)を望む:Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF、Image Composite Editorでパノラマ合成

【写真中】鳥居峠広場駐車場から乙女湖(琴川ダム)を望む:Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF、Image Composite Editorでパノラマ合成。左側がフレアで霞んでいてすまん。

この乙女湖や琴川ダムって20年前には工事すらしていなかったような記憶がある。いつできたんだろう?と調べたら、平成13年度から本体工事に着工して、平成20年3月末の完成だそうだ。元号で書くとアメリカ人の私(嘘)にはいつか分からないじゃないか。平成13年って2001年で、平成20年は2008年のようだ。

さて、最後に探すポイントは、旧杣口林道(現・山梨県道柳平塩山(219号)線)の雨量規制ゲート前だ。前回走行時ここでは、寒くなってきたのでオーバーパンツを出して履いた。レインパンツを落とした可能性はある。

旧杣口林道(現・山梨県道柳平塩山(219号)線)の雨量規制ゲート前まで行くと、道路脇の広くなったところに2トントラックが止まっていて、オジサンがキャブ(運転台)の外回りを何か整備している。トラックはパネル車で、後ろのパネルが開いていて、重そうな発電機とかが地面に降ろされている。私がオーバーパンツを履くためにバイクを止めたところはもっとゲートに近い側だったが、風でいまトラックが止めてあるところにまで飛んで行っているかもしれない。トラックの下や周囲を探索したかったのだが、そのトラックのオジサンがこちらを警戒しているので探せなかった。声も掛けづらい感じだった。なんかあやしいオジサンだったなぁ。何をしていたんだろう。荷物も仕事で運んでいるものというよりは、趣味のキャンプ道具や家財道具という感じだったし。自分のバイクの写真撮るフリして写真撮ってくればよかったかなぁ(笑)。

ということでここにもレインパンツはなかった。

うーん、見つかると思ってもう一回長野県川上村まで行ったんだけどなぁ。

【写真下】CRF250LとIRC GP-22タイヤ:Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F2.8開放、1/40秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 200)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF

【写真下】CRF250LとIRC GP-22タイヤ:Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F2.8開放、1/40秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 200)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF。前回よりも川上村側は道はぬかるんでいなかったのに、今回の方が泥汚れは酷かった。登りだったからか。なお、バイク屋さんのステッカーにモザイクを掛けた。新車納車時にはなかったのに、1か月点検に出したら貼られていた。このバイクは現金一括で買っているので、バイク屋には勝手にシールを貼る権限はないはずなんだが。

レインパンツがみつからず仕方がないので、ゴアテックスのレインパンツを買うことにした。なくしたカモシカスポーツのレインパンツは、たしかXLサイズで、オーバーパンツの上から履いても履ける余裕があって、裾はジッパーにカバーが付いていて、さらにマジックテープで裾を絞れるようになっていた。裾ゴムとそれのストッパーも付いていた。オフロードブーツのような大きなブーツを履いていても、夏ズボンの上から履いたときでも、裾はジャストフィットできていた。それでいてゴアテックスを使ったものとしては上下セットでかなりお得な値段であった。あんなレインスーツセット、あの値段ではもう手に入らないだろうな。

【関連】
川上牧丘林道に行ってきた(その1) ― 2018年10月23日
川上牧丘林道に行ってきた(その2) ― 2018年10月29日
再び川上牧丘林道に行ってきた(其の一) ― 2018年10月31日

【関連追記:2018年11月8日】
モンベル ストームクルーザー パンツ Men's XXLを購入 ― 2018年11月08日

【関連追記:2018年11月9日】
ZETA EDスキッドプレート取り付け(CRF250L) ― 2018年11月09日

モンベル ストームクルーザー パンツ Men's XXLを購入2018年11月08日 00時00分00秒

モンベル ストームクルーザー パンツ Men's XXL

川上牧丘林道に行ってきた(その1) ― 2018年10月23日
川上牧丘林道に行ってきた(その2) ― 2018年10月29日
再び川上牧丘林道に行ってきた(其の一) ― 2018年10月31日
再び川上牧丘林道に行ってきた(其の二) ― 2018年11月06日 で、ゴアテックスのレインパンツをなくした話をした。

kgr2007様にワークマンBIKERSシリーズをお勧め戴いたのだが、既に新しいパンツを買ってしまっていたので、すみません。

探しに行ってみつからなかったので、すぐにレインパンツを買った。ゴアテックスの上着はなくしていないので、パンツもやはりゴアテックスにしようと思った。いま、ゴアテックスは生地の供給先を絞っているようで、安価なプライベートブランドのゴアテックスレインウェアはないようだった。

それで、リーズナブルだがある程度品質の確かな山用品として有名なモンベル製品から選ぶことにした。モンベル レインウェア(ゴアテックス製)

他の会社からもバイク用としてレインウェアは出ているのだが、「バイク用」としたものはゴアテックスでなかったり、フードがなかったりする。

ゴアテックスがよいのは、透湿性能がいまでもダントツで、かつ耐久性が異常に高いところだ。自分の使っているゴアテックス製品で20年以上持っているものが複数ある。値段が高くてもそれ以上の値打ちがあるので結果的に安いと判断している。

フードは、バイクで走っているときには邪魔なものなのだが、バイクから降りてヘルメットを取ったら頭をカバーするものがないと濡れるし、バイク以外の用途で使うときはフードは必須だからだ。フードはバイクで走るときに邪魔といっても、時速200kmで走るわけでもなく、日本の高速道路は雨が降るとたいてい80km/h制限になるので、フードがあってもそんなに困らないのだ。

それで、ほかにも出費があったので、レインジャケットの方はまだ買わず、レインパンツの方だけを買うことにした。

問題はサイズである。冬も着るので、着ぶくれした上に着られるサイズにする必要がある。なくしたレインパンツはXLサイズだったと思うが、モンベルのサイズ表を見ると、XLサイズだと少し小さい感じだ。最近の日本サイズは一時期よりも小さめになっているようだ。モンベルのサイズ表では、たとえばLが身長170-180cm、XLが175-185cm、XXLが180-190cmとなっている。自分の感覚ではLというのは175-185cm要するに180cmだと思っているのでワンサイズずつずれている感じだ。

着ぶくれした上に膝にはプロテクターが入るし、オフロードブーツの上に被せるので、一番大きなXXLを買うことにした。

ところが、XXLってモンベルでは特定の商品にしか設定されていない。うーん、身体の大きな外国人の人とかどうするんだ?そういう人向けには「US ストームクルーザージャケット Men's」という米国サイズのレインジャケットがあるようだが、完売になっている。きっと、身体の大きめの人や冬山に行く人はいまの日本サイズだと合わないのだろう。なんだかなぁ。

それで在庫のある日本サイズXXLのゴアテックスレインパンツは、ストームクルーザー パンツ Men's XXLしかない。1択ですな。色もブラックとSHADしかない。オレンジがないじゃないか。ヽ(`Д´)ノ まあ、裾が自転車やバイクのチェーンの油で汚れたりするので、濃い色の方がよいかもしれない。

仕方なくストームクルーザー パンツ Men's XXLのSHADを買った。ショートサイズも選べるが、バイク用途なのでショートにはしなかった。膝を曲げるとより長い物が必要だからだ。立っているときは「殿中でござる」みたいになっても、乗車時に裾が足りなくならないことが重要なのだ。

届いたストームクルーザー パンツ Men's XXLは写真の通り。裾のジッパーに前立てがなく撥水ジッパーになっているのは高速道路で水が染みてこないか風が入ってこないかやや不安。股間のジッパーは撥水ジッパーではないがかわりに前立てがある。

あと、腰のドローコードにも裾のドローコード(ゴムひも)にもコードストッパーは付いていなかった。コストダウンし過ぎ。検索すると他の人も不満点としてコードストッパーがないことを書いているので、不良品ではなく仕様のようだ。こんど山用品屋さんでコードストッパー買うか。しかし、裾のコードストッパーって、ストッパーが抜けないようにプラスチックの輪っかをゴムに通す必要があるから、もしかしてばらさないといけないのか。やっぱりカモシカスポーツオリジナルレインパンツの方が安くても数段上の機能だったなぁ。裾の方はゴムを縛るとかして絞るしかないのか。

【追記】
モンベル ストームクルーザー パンツの説明書をよく見ると、このゴムは裾を絞るためのものではなさそうだ。靴に引っかけるものらしい。うーん、なくしたカモシカスポーツオリジナルレインパンツのように、裾の一部が二重になっていてマジックテープで絞れるようなものを買った方がよかったかなぁ。

モンベル ストームクルーザー パンツ説明書

まだ雨の日に使っていないので、使ってみて報告する。

あと、ジャケットはどうするか思案中。サイズ的にはストームクルーザー ジャケット Men's XXLしかない。こっちは色がブルーとレッドが選べるようだ。このストームクルーザー ジャケット Men's XXLの不安な点は、フロントジッパーが撥水ジッパーで前立てがないことだ。バイクではここが一番雨に当たるので、撥水ジッパーで豪雨の高速道路に耐えられるのかが心配。

【関連追記:2018年11月9日】
ZETA EDスキッドプレート取り付け(CRF250L) ― 2018年11月09日

ZETA EDスキッドプレート取り付け(CRF250L)2018年11月09日 00時00分00秒

ZETA EDスキッドプレート(CRF250L)

荒野の故障ブログへようこそ(泣)。

kodakエクタクロームE100の作例はもう少しお待ちください。m(_ _)m

Honda CRF250Lフレーム傷(泣)

さて、大弛峠の長野県川上村側の川上村営林道村道秋山・川端下線(川上牧丘林道)に行って帰ってきてHonda CRF250Lを洗車していたら、フレームに傷があるのを発見した(泣)。少し削れている(泣)。走っていて前輪が踏んで跳ねた岩がカーンと当たった記憶があるので、川上村営林道村道秋山・川端下線のガレ場で岩がヒットしたに違いない。

CRF250L標準装備アンダーガード

CRF250Lのノーマルアンダーガードは、プラスチック製でフレームの間のエンジン部分はカバーしていても、車体フレーム自体はカバーしていないものなのだ。

それで、今後もガレ場の林道を走るのなら、サードパーティ製のアンダーガードを付ける必要がある。というか、川上村に行く前に付けるべきであった(泣)。

ZETA EDスキッドプレート(CRF250L,CRF250M,CRF250Rally用)

CRF250L用のアンダーガードは何種類も色んなメーカーから出ている。その中でも装着率が高いのがZETA EDスキッドプレートだ。値段も手頃で、ウォータポンプ吐出口やオイルフィルターカバーのあたりまでカバーしているのもよい。エンジンのさらに後ろのサスペンションリンク機構のあたりまでカバーしているものもあるが、このZETA EDスキッドプレートはそこまではカバーしていない。

ZETA EDスキッドプレート(CRF250L)

Webikeというバイク用品通販が17%OFFでほかよりも少し安かったので、Webikeで買うことにした。ZETA ジータ:エンデューロ スキッドプレート CRF250L(Webike)

到着した商品には説明書がない。どうやって付けるのかは、ググるしかない。

前側は、ノーマルアンダーガードのねじ穴を使うのは分かる。長いねじと皿形ワッシャと筒型のカラーを使うようだ。後側は、エンジンハンガーボルト(リアロアエンジンマウントボルト)を抜いて、共締めするようだ。

ZETA EDスキッドプレート(CRF250L)前側取り付け部分

先にエンジンハンガーボルト(リアロアエンジンマウントボルト)側を付けたら、前側の筒型カラーがうまく嵌らない(手が足りない)ので、これは前側を先に付けるべきなのだろう。

ZETA EDスキッドプレート(CRF250L)エンジンハンガーボルト(リアロアエンジンマウントボルト)付近

エンジンハンガーボルト(リアロアエンジンマウントボルト)は、ナットを嘗めやすいので注意。2組の14mmソケットレンチやボックスレンチがあればよい。下側からメガネレンチをいれてもよいが、ソケットレンチ(ボックスレンチ)があった方がよいと思う。組み立てによってはこのねじはすごく固いらしいので、あらかじめCRCを吹き付けてしばらく置いてから緩める作業に入った。ナット側にメガネレンチを使ってプラスチックハンマーでレンチを叩いて緩めた(Y型ボックスレンチを持っていたと思うのだが、探してもみつからなかったので)。メガネレンチを使う場合は、ナットにレンチがきちんと嵌っているか、精度のいい工具を使っているか注意すること。ソケットレンチやボックスレンチを使うべきだと思う。Webikeのインプレに「『専用工具』が必要」といくつも書かれているが、「専用工具」は不要だ。「専用工具」の用語の使い方を間違っているのだと思う。一般のソケットレンチやボックスレンチが必要ということだ。スパナやモンキーレンチを使ってはいけない(ねじ頭を嘗めやすいから)。ほかに附属のねじを締めるのに4mmのヘキサゴンレンチ(六角レンチ)も必要。
なお、このリアロアエンジンマウントナットの締め付けトルクは、サービスマニュアルによると45N・mだ。

ZETA EDスキッドプレート(CRF250L,CRF250M,CRF250Rally用)後部取り付け部分

それから、このアンダーガード(EDスキッドプレート)は、エンジンの振動で共鳴というか共振して音がうるさい回転域があるらしいので、後部のコの字型取り付け金具とスキッドプレートの間に3mm厚のゴム板を挟んでねじを締め付けた。

ZETA EDスキッドプレート(CRF250L)3mm厚ゴム板を挟んだところ

また、車体フレームとスキッドプレートの間にも細長い3mm厚のゴム板を挟んで締め付けた。スキッドプレートとフレームは、前の方と後ろの方の2点で接しているようなので、細長いゴムをフレーム全体に沿わせなくても前後2か所左右合わせて4か所にゴムを挟めば十分かもしれない。

取り付けた後少しテスト走行してみた。色々なエンジン回転数にして様子を見てみたが、特に共鳴や共振している様子はなかった。エンジン音もいつもと変わらない感じで、反響したりしている感じもなかった。あくまでも運転している位置から聞いての話だが。3mm厚のゴムを挟んだ効果はあったようだ。

フレームの傷は、何かパテで埋めて同じ色の塗料を塗ればいいのだろうが、同色の塗料が手元にないので、とりあえず手元にあったクリアの塗料を吹き付けてさび止めにしている。

このCRF250L(MD38)エクストリームレッドのフレームの色は、パーツリストによると「アキュレイトシルバー メタリック」というらしい。デイトナからスプレー缶が出ている。MCペインター 【H46】 アキュレイトシルバーメタリック

「アキュレイトシルバー メタリック」のタッチペイントの方は販売終了のようだ。イージーリペア 【H46E】 アキュレイトシルバーメタリック

ということで、これでガレ場も安心して走れるぞ。

写真はすべてRicoh GRのマクロモードで撮影(CRF250L標準装備アンダーガードの写真を除く)。

なお、川上村営林道村道秋山・川端下線の廻り目平への分岐から大弛峠間は、11月1日~翌年5月31日は冬季通行止めだ。もう今シーズンは終わった。山梨県側の川上牧丘林道は12月1日から冬季通行止めだ(通行止め解除の日はおそらく6月1日)。従って11月中は一般車は山梨県側からのみ大弛峠に行ける。
村内道路情報 近隣峠情報(長野県川上村)
山梨県 県営林道通行規制情報 県営林道川上牧丘【カワカミマキオカ】線
なお、長野県側の道の正式名称がよく分からない。ここでは以前からの「川上村営林道村道秋山・川端下線」と書いているが、山梨県側は「川上村営林道村道川上牧丘(大弛峠)線」と呼んでいる。長野県川上村の村道なのに、川上村のサイトには正式名称が書かれていないようだ。

【関連】
川上牧丘林道に行ってきた(その1) ― 2018年10月23日
川上牧丘林道に行ってきた(その2) ― 2018年10月29日
再び川上牧丘林道に行ってきた(其の一) ― 2018年10月31日
再び川上牧丘林道に行ってきた(其の二) ― 2018年11月06日
モンベル ストームクルーザー パンツ Men's XXLを購入 ― 2018年11月08日

Ai Nikkor 20mm F2.8Sレンズが曇った2018年11月11日 00時00分00秒

【写真上】曇ったAi Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)

荒野の故障ブログへようこそ(泣)。

コダックEktachrome E100の作例を、ニコンF100で撮っている。

最初、ニコンF3にエクタクロームE100を詰めて作例を撮ろうとしたら、ASTIA 100Fを入れたままだったのに気づいた。バイクで長野県川上村に行くときに持って行こうとASTIA 100Fフィルムを詰めたのだが、重いので出かける直前に玄関に置いて行ったのだった。

それでコダックエクタクロームE100は、CONTAX G1に詰めて作例を撮ろうとしたら、CONTAX G1の電池が切れている。CONTAX G1って使っていなくても電池がかなり減るのだ。しかも電池はCR2という高くてしかもコンビニには置いていない種類の電池だ。CR2のストックもないようなので、G1は持って行けない。

仕方なくF100にAi Nikkor 35mm F2Sを付けて、コダックエクタクロームE100を詰めた。

作例を撮っていたら、画面がフレアっぽくてピントの山が分かりにくい。よく見ると、アイピースマグニファイアDK-17Mが汚れている。拭くものを持っていないので、その日は我慢して撮った。帰宅してDK-17Mの汚れを掃除した。

次の撮影機会にレンズをAi Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)に交換して持って行った。そうしたら、また画面がフレアっぽい。おかしいな、マグニファイアは掃除したのに。我慢してエクタクロームE100を撮り切った。

帰宅してF100を点検してみたが、ファインダーに曇りはない。スクリーンをE型からB型に交換してみたが、Ai Nikkor 20mm F2.8Sを付けるとフレアっぽい。

Ai Nikkor 20mm F2.8Sを蛍光灯にかざして見てみるが、よく分からない。このレンズはものすごいレトロフォーカス型なので、後ろ玉は小さいのだ。

LEDのヘッドランプを持ってきて、前玉側から照らしてみた。あらら、曇ってますわ。しかも前玉の表面とか後ろ玉の表面じゃなくて、どこか真ん中のレンズが曇っているようだ。【写真上参照】

ちなみに、曇っていないAi Nikkor 35mm F2SをLEDヘッドランプで照らした場合は【写真下】のような感じ。埃は少し入っているが、曇ってはいない。(なお、レンズの写真はRicoh GRで撮影した)

【写真下】Ai Nikkor 35mm F2S(曇っていないが、埃あり)

ということは、Ai Nikkor 35mm F2Sで撮った作例はちゃんと撮れているが、Ai Nikkor 20mm F2.8Sで撮った作例はファインダーで覗いたとおりの幽玄の世界なわけだ(泣)。

ということで、エクタクロームE100は現像中なのだが、作例にはあまり期待しないでくだされ(泣)。

Ai Nikkor 20mm F2.8Sは清掃に出すつもり(泣)。このレンズは2000年の暮れに新品で購入して以来一度もメンテナンスを受けていないので、修理に出すよい機会だ、と日記には書いておこう(笑)。ちなみにAi Nikkor 20mm F2.8Sは、"AI Nikkor 20mm f/2.8S"という表記で現行品である。当然、修理部品保有製品一覧表にも載っている。しかし、マニュアルフォーカスレンズの修理部品保有製品一覧表に載っているものは、いまや少ないですなぁ(泣)。

インターネット上での修理見積りは、「レンズ汚れの清掃」だとしても、「レンズカビの清掃」だとしても、
技術料 13,100円
部品代 9,600円
合計 22,700円
だそうだ(泣)。なお、ニコンイメージングプレミアム会員特典として10%割引が適用される。

【関連】
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エコガラスAi Nikkor 20mm F2.8S ― 2010年06月14日
歴代Nikkor 20mmレンズとCOLOR SKOPAR 20mm F3.5 SL II ― 2009年02月17日

【関連追記:2018年11月17日】
Kodak Ektachrome E100の作例その1 ― 2018年11月17日

【関連追記:2018年11月26日】
Kodak Ektachrome E100の作例その2 ― 2018年11月26日

【関連追記:2018年11月29日】
Ai Nikkor 20mm F2.8Sはレンズ全交換\(^o^)/ ― 2018年11月29日

【関連追記:2018年12月10日】
Ai Nikkor 20mm F2.8Sの修理が「受付中」から進まない ― 2018年12月10日

【関連追記:2020年8月11日】
Ai Nikkor 20mm F2.8Sの修理完了メールが来た ― 2018年12月12日
Ai Nikkor 20mm F2.8Sが修理から戻ってきた ― 2018年12月15日

仮想通貨を要求する日本語の脅迫メール2018年11月12日 00時00分00秒

京都・大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ 東京国立博物館(JR恵比寿駅):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F3.5、1/50秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、SILKYPIX Developer Studio 6でRAWから現像

仮想通貨を要求する日本語の脅迫メールが私のところにもやってきた。

こんにちは!

私のニックネームは******です。

私は半年以上前にこのメールボックスをハッキングしました。

私が作成したウイルス(トロイの木馬)をあなたのオペレーティングシステムに感染させ、あなたを長い間監視してきました。

その後もパスワードを変更したとしても、それは問題ではありません。
私のウイルスはあなたのコンピュータ上のすべてのキャッシングデータを傍受しました私のために自動的にアクセスを保存しました。

私はすべてのあなたのアカウント、ソーシャルネットワーク、電子メール、ブラウジング履歴にアクセスできます。したがって、私はすべてのあなたの連絡先、あなたのコンピュータからのファイル、写真、ビデオのデータを持っています。

私はあなたが時折訪れる親密なコンテンツサイトに最も襲われました。あなたは非常に野生の想像力を持っている、私はあなたに言う!

あなたの喜びと娯楽の間、私はあなたのデバイスのカメラを通して、あなたが見ているものと同期してスクリーンショットを撮りました。何てことだ! あなたはとても面白くて揺らめいています!

私はあなたの連絡先のすべてがこれらのスクリーンショットを取得するのを望まないと思いますよね?もしあなたが同じ意見を持っていれば、私は500ドルが私が作った汚れを破壊するのにかなり公正な価格だと思います。

指定された金額を私のBTCウォレット(Bitcoin)に送ってください: **************************************

上記の金額を受け取るとすぐに、私はデータが削除されることを保証します、私はそれを必要としません。

そうしないと、これらのファイルとサイト訪問の履歴があなたのデバイスからすべての連絡先に送信されます。私はすべてのあなたの電子メールの対応を保存しました! これはあなたの連絡先にも送信されます!

あなたがそれを読むとすぐに - 私はそれについて知るでしょう!

あなたは50時間持っています!

私はあなたのことを覗き込む多くの仕事をしてきました! あなたはセキュリティを見ない!

実績のあるリソースだけに行き、どこにでもパスワードを入力しないでください!

さようなら!

検索しても、信頼できるような情報があまりない。

仮想通貨を要求する日本語の脅迫メールについて(JPCERT/CC)とそれを伝える情報削除と引き換えに仮想通貨を要求する日本語の脅迫メールが確認 警視庁とJPCERT/CCが警告している脅迫メールの日本語翻訳版かぐらいか。

JPCERT/CCのCyberNewsFlashでは、以下のように書かれている。

もし、このようなメールを受信した場合は攻撃者の要求には応じず、冷静に対応を行ってください。また、メール本文でパスワードが示されている場合は、実際に同じパスワードを使用しているサービスがあれば、ログイン履歴を確認し、異なるパスワードを再設定するなど適切な対応を行ってください。

JPCERT/CCのCyberNewsFlashが、「もし、このようなメールを受信した場合は攻撃者の要求には応じず、冷静に対応を行ってください。」と言っているので、仮想通貨を送金してはいけないと思う。

私個人としては、このメールは以前から楽天カードや楽天市場やAmazonやAppleを装ってフィッシングメールを送りつけてきた連中と同じ集団ないし、同じ情報に基づくフィッシング脅迫or恐喝メールだと判断している。今回のメールはウクライナから発信されている。

まず、私のメールアドレスから私のメールアドレス宛に送ったフリをしているが、名前に私のメールアドレスを書いているだけで送信メールサーバーは私のメールアドレスのサーバーではない。ウクライナから接続していて、095drive.comというドメインから送信している。ハッキングしているというのは完全な嘘だ。

Domain Name: 095DRIVE.COM
Registry Domain ID: 1550562926_DOMAIN_COM-VRSN
Registrar WHOIS Server: whois.discount-domain.com
Registrar URL: http://www.onamae.com/
Updated Date: 2018-03-01T02:43:33Z
Creation Date: 2009-03-31T08:07:06Z
Registry Expiry Date: 2019-03-31T08:07:06Z
Registrar: GMO Internet, Inc. dba Onamae.com
Registrar IANA ID: 49
Registrar Abuse Contact Email: abuse@gmo.jp
Registrar Abuse Contact Phone: +81.337709199
Domain Status: clientTransferProhibited https://icann.org/epp#clientTransferProhibited
Name Server: DNS01.MUUMUU-DOMAIN.COM
Name Server: DNS02.MUUMUU-DOMAIN.COM
DNSSEC: unsigned
URL of the ICANN Whois Inaccuracy Complaint Form: https://www.icann.org/wicf/
>>> Last update of whois database: 2018-11-11T16:15:04Z <<<

095DRIVE.COMは、GMOのお名前ドットコムで取得したものらしい。ほどなく閉鎖されるだろう。次から次へと登録しているのだと思うが、GMOのお名前ドットコムでドメインを取得している人物や支払手段などから、これらのフィッシングメール詐欺グループが特定できそうなものなんだが、どうなんだろう。

また、私の使うPCは、カメラのないPCやカメラがあってもパーマセルで塞いであるPCばかりなので、まず書いてあることが嘘であることなど、残念ながら脅迫している内容はほとんど当てはまらない。

「私はあなたが時折訪れる親密なコンテンツサイトに最も襲われました。あなたは非常に野生の想像力を持っている、私はあなたに言う! 」なんて言うのなら「ニコンは絞り環をなくすな!」ぐらい書いて欲しい(違)。

ということで、私自身は心配はしていないのだが、同じ文面で送りつけられた人が心配になるかもしれないので、アップすることにした。なお、文面中の***は伏せた。

メールが自分のメールサーバーから送信されたものではないことを調べるには、このフィッシングメールのメールヘッダーを見て欲しい。
メールヘッダ情報の読み方(BIGLOBE)参照。

また、そこで得られたIPアドレスは、ドメイン/IPアドレス サーチ 【whois情報検索】といったところで調べられる。

メールヘッダーを見て、送信サーバーを確認して安心して欲しい。

50時間したら、どういうメールが来るのだろう。楽しみ…なわけねーだろ(怒)。
【迷惑メール】こんなメールは無視しよう『私は半年以上前にこのメールボックスをハッキングしました』(オドフラン ~いつもどこかに「なるほど」を~)参照。


写真は記事とは関係ない。こんな悪い奴らには仏罰が下るぞとか仏像の中に塗り込めるぞとかそんな意味もない(笑)。ただ、会期末までに観に行きたいなぁ、と。
京都・大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ 東京国立博物館(JR恵比寿駅):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F3.5、1/50秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、SILKYPIX Developer Studio 6でRAWから現像

うう、やる気なくした…2018年11月17日 16時32分49秒

コダックエクタクロームE100の現像が上がってきたので、せっせと記事を書いていたら、Firefoxのジェスチャー機能で、書いていたページがリロードされて消えてしまった。あと少しで書き終わるところだったのに。

一呼吸入れてから、また一から書き直します…。

くそー、なんでそんな要らない機能付いてるんだよ。

Firefoxのジェスチャー機能を無効にする方法が分からん。

【追記】うーん、いまのFirefox(63.0.3)にはジェスチャー機能とかないようだ。そんなアドオンも入れてないし。じゃ、どうしてタブが閉じたりリロードするんだ?なぞだ。

Kodak Ektachrome E100の作例その12018年11月17日 17時07分00秒

【写真一番上】みかん:Nikon F100、Ai Nikkor 35mm F2S、F5.6AE、中央重点測光、L37Cフィルター、Kodak Ektachrome E100、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、ICEありROCなしGEMなしDidital DEEなし、Windows 7 Professional SP1

コダックがリバーサルフィルムをやめてから約6年後の先月に復活させた、Kodak Ektachrome E100の現像が上がってきて、スキャンも終わった。お待たせしました。【追記】なお、ヨドバシカメラでの135-36スリーブ現像料金は、税込864円(KJイメージング扱い)だった。富士のリバーサルの場合は135-36スリーブで税込874円(富士フイルム純正処理扱い)だったので、10円安い。【追記ここまで】

【写真一番上】みかん:Nikon F100、Ai Nikkor 35mm F2S、F5.6AE、中央重点測光、L37Cフィルター、Kodak Ektachrome E100、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、ICEありROCなしGEMなしDidital DEEなし、Nikon Scan 4 Ver.4.0.3、Windows 7 Professional SP1(64bit)

晴れの日の夕方に撮ったもの。コダックエクタクロームE100は、派手派手系ではなく、ナチュラル発色系のようだ。富士フイルムのリバーサルフィルムが派手派手傾向なので、棲み分けとしても、また以前からのコダックリバーサルユーザーとしても、この忠実系の発色は歓迎だろう。ただ、かつてあったEPP(Ektachrome 100 Plus)とかEPN(Ektachrome 100 Professional)よりは派手目。
【追記】Kodak エクタクローム100プラスプロフェッショナル(EPP) ― 2006年04月04日参照。

Ai Nikkor 35mm F2Sレンズは、ニコン スーパーインテグレーテッドコーティングが施されたものを新品で買ったもの(いつ買ったか失念してしまった。このブログ開始時の2005年には所有していた。保証書を確認してみよう)。Ai Nikkor 35mm F2Sというレンズの発色はもともと派手なものではない。かといって、地味というわけでもない。レンズも忠実系という感じか。

【写真上から2番目】Kodak Ektachrome E100の潜像情報。Kodak E100と0041011という番号がある

【写真上から2番目】Kodak Ektachrome E100の潜像情報。Kodak E100と0041011という番号がある。

【写真上から3番目】黄金町バザール2018:Nikon F100、Ai Nikkor 35mm F2S、F5.6AE、中央重点測光、L37Cフィルター、Kodak Ektachrome E100、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、ICEありROCなしGEMなしDidital DEEなし、Nikon Scan 4 Ver.4.0.3、Windows 7 Professional SP1(64bit)、タングステン光源下

【写真上から3番目】黄金町バザール2018:Nikon F100、Ai Nikkor 35mm F2S、F5.6AE、中央重点測光、L37Cフィルター、Kodak Ektachrome E100、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、ICEありROCなしGEMなしDidital DEEなし、Nikon Scan 4 Ver.4.0.3、Windows 7 Professional SP1(64bit)、タングステン光源下

【写真上から3番目】は、2018年9月21日から10月28日まで、京浜急行黄金町駅付近(横浜市中区黄金町・初音町付近、ただし黄金町駅自体は横浜市南区にある)で開催されていた黄金町バザール2018というアートフェスティバルの作品。タングステン光源下ではこのような発色。このフィルムの国内発売日は10月26日だったので、ギリギリ撮影に間に合った。

【写真上から4番目】横浜黄金町・旭橋から大岡側上流方向を望む:Nikon F100、Ai Nikkor 35mm F2S、F2開放AE、中央重点測光、L37Cフィルター、Kodak Ektachrome E100、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、ICEありROCなしGEMなしDidital DEEなし、マルチサンプルスキャニング×4、Nikon Scan 4 Ver.4.0.3、Windows 7 Professional SP1(64bit)

【写真上から4番目】横浜黄金町・末吉橋旭橋から大岡側上流方向を望む:Nikon F100、Ai Nikkor 35mm F2S、F2開放AE、中央重点測光、L37Cフィルター、Kodak Ektachrome E100、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、ICEありROCなしGEMなしDidital DEEなし、マルチサンプルスキャニング×4、Nikon Scan 4 Ver.4.0.3、Windows 7 Professional SP1(64bit)

【訂正・関連追記:2023年4月13日】
【写真上から4番目】のキャプションに末吉橋とあったが、正しくは旭橋でした。お詫びして訂正します。サイバーグラフィックスが社名を変更、創業時の「オリエンタル写真工業」に ― 2023年04月13日(末吉橋上からの2023年4月撮影の作例:Nikon Z6,NIKKOR Z 24-70mm f/4 S)と両作例を比べて景色が違うのでよく調べたら、2018年のこの記事の撮影場所が間違っていたことに気づいた。【訂正・関連追記ここまで】
【さらに追記:2023年4月13日】
E100の作例を追加。
映画『スローなブギにしてくれ』のさち乃(浅野温子)実家撮影場所 ― 2023年04月13日
【さらに追記ここまで】

【写真上から4番目】は、暗部の階調を忠実にスキャンするためにマルチサンプルスキャニング×4機能を使用した。って書いてる途中でまたFirefoxのタブが閉じてしまった。なんなの、これ。疲れているとミスが多いなぁ。今回はメモ帳に書いてるから大丈夫だ。

Ai Nikkor 20mm F2.8Sの方の作例は次回に。曇っているレンズだが、意外とまともに写っていた。まあハロみたいなのが出ている写真もあるんだが(泣)。


【関連】
KodakがEKTACHROME全終了か ― 2012年03月02日
コダックのリバーサルフィルム「エクタクローム(Ektachrome)」が復活! ― 2017年01月06日
Kodak T-MAX3200(TMZ)が復活・流通 ― 2018年04月03日
KODAK EKTACHROME フィルム E100 販売再開 ― 2018年10月09日
コダックの再生産フィルム「EKTACHROME E100」が10月26日に発売 ― 2018年10月19日
EKTACHROME E100の出荷通知が来た! ― 2018年10月25日
復活のEKTACHROME E100が届いた! ― 2018年10月26日
Ai Nikkor 20mm F2.8Sレンズが曇った ― 2018年11月11日

【関連追記:2018年11月26日】
Kodak Ektachrome E100の作例その2 ― 2018年11月26日

【関連追記:2018年11月29日】
Ai Nikkor 20mm F2.8Sはレンズ全交換\(^o^)/ ― 2018年11月29日


【追記:2018年11月21日】
Nikon Scan 4のダウンロード先は以前とは違っていて、現在は以下のようになる。
Nikon Scan 4 Ver.4.0.3 (Windows 用) ソフトウェアのダウンロードについて
Nikon Scan 4 Ver.4.0.2(Macintosh)アップデータソフトのダウンロードについて
なお、ニコン、フィルムスキャナ(Nikon Scan 4.0.3)のWindows 7対応確認キター!(追記あり) ― 2010年02月15日も参照。
ニコンのサイトはときどき全面入れ替えになって、以前のURLではアクセスできなくなってしまうので厄介だ。ニコンのサイト内検索もうまくヒットしないことが多い。Google検索で探して、ニコンのサイト内検索でヒットするワードを探り当てる必要がある。Nikon Scanに関していえば、Q&Aの「製品またはトピックの絞り込み」で製品をSUPER COOLSCAN 5000 EDなどのフィルムスキャナーを選んでも出てこないし、「ソフトウェア」の選択肢にNikon Scanはない。しかし、Q&A内にNikon Scanに関する内容は"scan"で検索すると40件ヒットする。嫌がらせなのか、間抜けなのか判断に苦しむ(笑)。【追記ここまで】

Kodak Ektachrome E100の作例その22018年11月26日 00時00分00秒

【写真1枚目】称名寺阿字ヶ池反橋(横浜市金沢区):Nikon F100、Ai Nikkor 20mm F2.8S(曇りあり)、F8AE、中央重点測光、L37Cフィルター、Kodak Ektachrome E100、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、ICEありROCなしGEMなしDidital DEEなし、Nikon Scan 4 Ver.4.0.3、Windows 7 Professional SP1(64bit)

その1から間が空いてしまった。すまん。コメントのお返事はお待ちください。m(_ _)m

今度は、曇った(泣)Ai Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)の作例だ。

【写真1枚目】称名寺阿字ヶ池反橋(横浜市金沢区):Nikon F100、Ai Nikkor 20mm F2.8S(曇りあり)、F8AE、中央重点測光、L37Cフィルター、Kodak Ektachrome E100、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、ICEありROCなしGEMなしDidital DEEなし、Nikon Scan 4 Ver.4.0.3、Windows 7 Professional SP1(64bit)

横浜市金沢区にある称名寺の阿字ヶ池の反橋だ。北条実時が開基した寺だ。北条実時は、日本最古の武家文庫である金沢文庫を設けたとして有名だ。現在、金沢文庫の資料は、称名寺の隣にある神奈川県立金沢文庫に収蔵されている(北条氏滅亡後かなり散逸したらしいが)。

レンズが曇っているので、画像はいまひとつシャープではないが、コダックエクタクロームE100の色味などの参考に見て欲しい。

空の色がかつてのコダックのナチュラル系リバーサルフィルムのブルーとは違って、富士フイルムのリバーサルフィルムの空の青さに近い感じだ。
Kodak エクタクローム100プラスプロフェッショナル(EPP) ― 2006年04月04日参照

私は富士フイルムのアスティア100F(ASTIA 100F)やセンシアIII(Sensia III)などが好みだったので、この空の青さは好みだ。ただ、このコダックエクタクロームE100は、アスティアやセンシアよりも硬調だ。アスティアやセンシアはリバーサルフィルムにしてはかなり軟調だったのだ。EPPの軟調とE100の空の青さを合わせたのがアスティア100Fだった感じ。総合すると、エクタクロームE100は、富士のプロビア100Fの彩度を少し落として少しだけ軟調にした感じというべきか。もっと軟調だったらアスティア100Fの代わりになったのになぁ。これだったら値段の安いプロビア100Fを買う人の方が多いと思う。エクタクロームE100の元になったエクタクロームE100Gが、プロビア路線だったので、仕方ないのかなぁ。もうちょっと棲み分けして欲しい。

【写真2番目】称名寺阿字ヶ池・反橋・平橋・金堂(横浜市金沢区):Nikon F100、Ai Nikkor 20mm F2.8S(曇りあり)、F8AE、中央重点測光、L37Cフィルター、Kodak Ektachrome E100、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、ICEありROCなしGEMなしDidital DEEなし、Nikon Scan 4 Ver.4.0.3、Windows 7 Professional SP1(64bit)

【写真2番目】称名寺阿字ヶ池・反橋・平橋・金堂(横浜市金沢区):Nikon F100、Ai Nikkor 20mm F2.8S(曇りあり)、F8AE、中央重点測光、L37Cフィルター、Kodak Ektachrome E100、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、ICEありROCなしGEMなしDidital DEEなし、Nikon Scan 4 Ver.4.0.3、Windows 7 Professional SP1(64bit)

アスティア100F(ASTIA 100F)やセンシアIII(Sensia III)だったら左右の暗部がもう少し明るく写るところだ(Ai Nikkor 20mm F2.8S自体が硬調のレンズなのでそこも含み置きくだされ)。スキャン画像なので、いじればアスティア風にもできるが、ここではライトボックスで見た感じに近いようにスキャンした。暗部も階調が失われているわけではないので、ちゃんとしたスキャナでスキャンすればアスティアのようにもできるフィルムだと思う。もうちょっと明るくスキャンしてもよかったかなぁ。

【写真3番目】称名寺参道の地蔵菩薩石像(横浜市金沢区):Nikon F100、Ai Nikkor 20mm F2.8S(曇りあり)、F8AE、中央重点測光、L37Cフィルター、Kodak Ektachrome E100、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、ICEありROCなしGEMなしDidital DEEなし、Nikon Scan 4 Ver.4.0.3、Windows 7 Professional SP1(64bit)

【写真3番目】称名寺参道の地蔵菩薩石像(横浜市金沢区):Nikon F100、Ai Nikkor 20mm F2.8S(曇りあり)、F8AE、中央重点測光、L37Cフィルター、Kodak Ektachrome E100、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、ICEありROCなしGEMなしDidital DEEなし、Nikon Scan 4 Ver.4.0.3、Windows 7 Professional SP1(64bit)

ちなみに曇ったAi Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)は逆光だとこんな感じ(泣)。お地蔵さんからオーラが出ているのが写る(違)。

なお、曇ったAi Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)は、今現在ニコンの修理センター(横浜市鶴見区)で修理中だ。


【関連】
KodakがEKTACHROME全終了か ― 2012年03月02日
コダックのリバーサルフィルム「エクタクローム(Ektachrome)」が復活! ― 2017年01月06日
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KODAK EKTACHROME フィルム E100 販売再開 ― 2018年10月09日
コダックの再生産フィルム「EKTACHROME E100」が10月26日に発売 ― 2018年10月19日
EKTACHROME E100の出荷通知が来た! ― 2018年10月25日
復活のEKTACHROME E100が届いた! ― 2018年10月26日
Ai Nikkor 20mm F2.8Sレンズが曇った ― 2018年11月11日
Kodak Ektachrome E100の作例その1 ― 2018年11月17日

【関連追記:2018年11月29日】
Ai Nikkor 20mm F2.8Sはレンズ全交換\(^o^)/ ― 2018年11月29日

スフィアライト ライジング2 LEDヘッドランプをCRF250Lに付けてみたが…2018年11月27日 00時00分00秒

【写真1枚目】Sphere Light Rizing II for motorcycle H4 4500K SRBH4045(スフィアライト ライジング2)パッケージ

今日はバイクネタだ。すまん。つい散財してしまった。以前から気になっていたスフィアライトのライジング2というLEDヘッドランプが「ブラックフライデー」とかでちょっと安くなっていたのだ。

長くなりそうなので結論から言う。Honda CRF250L(MD38)のヘッドライトにスフィアライトのライジング2 H4 4500K バイク用 SRBH4045(Sphere Light Rizing II H4 4500K for Motorcycle SRBH4045)を入れたが、暗くて使い物にならない。1万5千円損した(泣)。ということで、故障ではなく不適合だったのだが、荒野の故障ブログへようこそ(泣)。

ほかのバイクにRizing II H4 バイク用4500K SRBH4045を装着して明るく使えているものはあるようだ。他の方のブログや動画などでは純正ハロゲンランプよりも明るくなって照射範囲も広くなっているのを確認した。その上で購入した。

しかし、Honda CRF250LにRizing II H4 バイク用 SRBH4045を装着した例は見つからなかった。私がヒトバシラーになったというわけだ(泣)。他のCRF250Lユーザーが失敗しないようにここに詳しく書く。
【追記】なお、スフィアLED RIZING II 取付け確認車種一覧(2017年2月9日)PDFファイルにはCRF250Lは「取付け可能」として載っている。取付けは可能だが、灯体の反射に合っていなくて暗くて実用不能だ。車検があれば落ちてしまうレベルだと思う。【追記ここまで】

【写真1枚目】↑Sphere Light Rizing II for motorcycle H4 4500K SRBH4045(スフィアライト ライジング2)パッケージ

【写真2枚目】Honda CRF250L(MD38)純正ハロゲンヘッドライトバルブ(Lowビーム時)、リコーGR WB「屋外」固定(5500K)で撮影 記事:スフィアライト ライジング2 LEDヘッドランプをCRF250Lに付けてみたが… ― 2018年11月27日 http://haniwa.asablo.jp/blog/2018/11/27/9003903

【写真2枚目】↑Honda CRF250L(MD38)純正ハロゲンヘッドライトバルブ(Lowビーム時)、リコーGR WB「屋外」固定(5500K)で撮影

CRF250Lは、ヘッドランプがH4ハロゲンランプ(Lo:55W,Hi:60W)で、マルチリフレクターで反射する方式だ(ヘッドライトの透明部分にカットがあるのではなく、内部の反射板が細かい多面で構成されているタイプ)。

この純正ハロゲンランプの明るさに不満は全くないのだが、いまのオートバイってヘッドライトを点けっぱなしにすることが義務づけられていて、ON/OFFスイッチを付けることも禁止されている。法律改正前の旧型車でない限り、ヘッドランプはずっと点灯しているのだ。

それで、CRF250Lは直流車なので、メインキーをONにしただけでヘッドランプが点灯する。エンジンを始動する前からヘッドランプが煌煌と付いているのだ。そしてCRF250Lはメーターユニットも電気式液晶モニターなので、たとえば整備中に「いま総走行距離が何kmかな?」と思ってメーターを見てもキーを入れてONにしないと分からないのだ。たかが走行距離を見るだけなのに、ヘッドライト55Wが煌煌と照るのが嫌だった。

それで、発電量が十分で、アイドリングでも全然大丈夫というのならいいが、信号待ちでウインカーを点けてブレーキランプが点いた状態だとどうも充電ではなくバッテリーの貯金を持ち出しているようなのだ。ETCとナビ用電源を付けているからかもしれない。

だから、遠乗りしなくて街乗り数kmを週に1、2回というのが何週も続くと、信号待ちでウインカーを出してブレーキランプを点けていると点滅に応じてほんの少しだがヘッドランプが暗くなったり明るくなったりするのだ。
【追記:2020年5月11日】これの原因が分かった。バッテリー側の鉛の端子が酸化していたからだった。オフロードマシン総合誌 Go RIDE vol.6(ヤングマシン増刊2020年5月号) ― 2020年04月07日参照。サンドペーパーで磨いたら端子が明るい銀色になりそれ以降街乗りばかりで右左折信号待ちでもヘッドライトが暗くなったりすることはなくなった。鈍いグレーが鉛の色だと思っていたら、酸化していない鉛は銀色に光っているのであった。知らなかった。それまでは端子はきれいに拭いてはいたがずっと鈍いグレーのままでハーネスを付けていた。【追記ここまで】

これが、遠乗りすると、たとえば高速道路で山梨県まで走って、山梨県で信号待ちすると、ウインカーの点滅でヘッドライトが少し暗くなったりはしない。帰宅してからもしばらくはヘッドライトが暗くならないのだが、また数kmの街乗りが続くとヘッドライトがウインカーの点滅で暗くなる。要するに右左折の信号待ちが多くて走行距離の割にセルモーターでのスタートが多いのがバッテリーにあまりよくないのだ(CRF250Lにはキックスターターは付いていない)。

これでバッテリーが上がって困ったこともないし実用上の問題はないのだが、なんかすっきりしない。CRF250Lは直流車なので、ウインカー点滅でヘッドライトが暗くなったときにアクセルをふかして回転数を上げても改善しないのだ(発電した電気が直接ライトに行くのではなくバッテリーに充電してから行くから)。

それで、ヘッドライトバルブをLEDに替えたらLEDは消費電力が低いのでバッテリーに優しいのではないかと考えた。ほかに電熱ウェアを使う余裕も出そうだし。

ただ、LEDランプは青白いのが多くて(色温度6000~6500K)、雨の日に視認性が悪いのが気になる。

そこで、スフィアライト ライジング2は4500Kの設定があるので、これを買おうという気になった。他のバイクに付けて評判もよい。3200Kのものもあるようだが、注文生産のような感じだし、ルーメン値が4500Kや6000Kのものが2400lmなのに3200Kのものは2000lmとあるので、4500Kを買うことにした。

【写真3枚目】Honda CRF250L(MD38)に、Sphere Light Rizing II for motorcycle H4 4500K SRBH4045(スフィアライト ライジング2)附属バルブスプリングを装着したところ。左のねじ止めしているところのコの字が小さくてちゃんと嵌らない。 記事:スフィアライト ライジング2 LEDヘッドランプをCRF250Lに付けてみたが… ― 2018年11月27日 http://haniwa.asablo.jp/blog/2018/11/27/9003903

【写真3枚目】Honda CRF250L(MD38)に、Sphere Light Rizing II for motorcycle H4 4500K SRBH4045(スフィアライト ライジング2)附属バルブスプリングを装着したところ。左のねじ止めしているところのコの字が小さくてちゃんと嵌らない。

CRF250Lへの取り付けは、簡単なはずだった。しかし、まず、附属のバルブスプリングがCRF250Lのバルブスプリングを留めるところにうまく嵌らない。コの字型になっているところが、CRF250L純正のバルブスプリングよりも小さいのだ。無理矢理ねじ止めしたら使える感じ。

【写真4枚目】Honda CRF250L(MD38)のヘッドランプソケットにSphere Light Rizing II for motorcycle H4 4500K SRBH4045(スフィアライト ライジング2)のプラグを差し込んだところ。これよりも奥に入らない。 記事:スフィアライト ライジング2 LEDヘッドランプをCRF250Lに付けてみたが… ― 2018年11月27日 http://haniwa.asablo.jp/blog/2018/11/27/9003903

【写真4枚目】Honda CRF250L(MD38)のヘッドランプソケットにSphere Light Rizing II for motorcycle H4 4500K SRBH4045(スフィアライト ライジング2)のプラグを差し込んだところ。これよりも奥に入らない。

もっと困ったのは、H4対応のコネクターにスフィアライト ライジング2のコネクターが奥まで刺さらないのだ。これだと振動で抜けてしまう。

【写真5枚目】上:Honda CRF250L純正装着ハロゲンバルブH4、下:Sphere Light Rizing II for motorcycle H4 4500K SRBH4045(スフィアライト ライジング2)、足の長さはほぼ同じだが穴の場所と角の処理が違う 記事:スフィアライト ライジング2 LEDヘッドランプをCRF250Lに付けてみたが… ― 2018年11月27日 http://haniwa.asablo.jp/blog/2018/11/27/9003903

【写真5枚目】上:Honda CRF250L純正装着ハロゲンバルブH4、下:Sphere Light Rizing II for motorcycle H4 4500K SRBH4045(スフィアライト ライジング2)、足の長さはほぼ同じだが穴の場所と角の処理が違う

よく見ると純正のH4ハロゲンランプのプラグの足部分に開いている穴とスフィアライト ライジング2のプラグの足部分の穴の位置が全然違う。穴1個分ずれていて、かつスフィアライト ライジング2の方が穴が小さい。CRF250Lのソケットはこの穴に何か突起がはまることでカチッという音がして固定されるようだ。スフィアライト ライジング2だと奥まで入らないしカチッとも言わない。これは、タイラップで抜け止めをしてビニルテープを巻くことでなんとかした。

【写真6枚目】Honda CRF250L(MD38)に、Sphere Light Rizing II for motorcycle H4 4500K SRBH4045(スフィアライト ライジング2)を装着したところ(後部から見たところ) 記事:スフィアライト ライジング2 LEDヘッドランプをCRF250Lに付けてみたが… ― 2018年11月27日 http://haniwa.asablo.jp/blog/2018/11/27/9003903

【写真6枚目】Honda CRF250L(MD38)に、Sphere Light Rizing II for motorcycle H4 4500K SRBH4045(スフィアライト ライジング2)を装着したところ(後部から見たところ)

ここまではたいした問題ではない。問題は、取り付け後のライトの照射具合だ。

まず、Lowのカットラインはきちんと出ている。信号待ちで前の車の後部ボンネットの途中にはっきりと明暗の差が出ている。前車の照らされている部分は純正ハロゲンよりもやや明るい感じだ。その辺は粗悪な製品とは一線を画している。

【写真7枚目】Honda CRF250L(MD38)にSphere Light Rizing II for motorcycle H4 4500K SRBH4045(スフィアライト ライジング2)を装着したところ(Lowビーム時)、リコーGR WB「屋外」固定(5500K)で撮影 記事:スフィアライト ライジング2 LEDヘッドランプをCRF250Lに付けてみたが… ― 2018年11月27日 http://haniwa.asablo.jp/blog/2018/11/27/9003903

【写真7枚目】Honda CRF250L(MD38)にSphere Light Rizing II for motorcycle H4 4500K SRBH4045(スフィアライト ライジング2)を装着したところ(Lowビーム時)、リコーGR WB「屋外」固定(5500K)で撮影

しかし、だ。車間を開けたり前走車がいないところで走行すると道路を照らしている部分は、ハロゲンよりも暗い。そして4500Kというのは、目で直接ライトを見ると6000Kよりも黄色いが、ハロゲンに比べると十分に白色で、実際に照らされたものは純白に近い。あまり明るくない街灯がぽつぽつとあるようなところでは、自車のライトがどこまで照っているのかわからないぐらいの明るさだ。ハロゲンだとここからここまで自分のライトが照っていると明確に分かるが、このスフィアライト ライジング2 バイク用H4 4500KをCRF250Lに付けると特に左右の照射範囲があまり明確ではない。カットラインのところだけ嫌に明確に分かる。色味の違いと明るさの違いの両方からカットライン直下以外はどこまで照らしているのかよく分からない。

もっとよくないのが、ハイビームである。ハイビームにすると、スフィアライト ライジング2 バイク用H4 4500K SRBH4045はどこを照らしているのか分からない。標識は白く反射している。これが純正ハロゲンだとここをスポットで照らしているというのは標識のような反射物がなくても分かる。要するにスフィアライト ライジング2 バイク用H4 4500K SRBH4045のハイビームは暗いのである。ものすごく遠方までは届いていない感じ。これは他の方のインプレでもそう書いてあった。

ハイビームが暗いのは、ロービーム用の素子が片面3個(両面で6個)に対して、ハイビーム用の素子は片面2個(両面で4個)しかないからだろう。ただ、このスフィアライト ライジング2 バイク用H4 4500K SRBH4045は、ハイビーム時にもロービームも光っているので、ハイビーム時には片面5個光っているのだが、いかんせん遠くを担当する素子が片面2個なのでその分暗いのだと思う。

では、他のバイクではハロゲンよりも明るい(ただしハイビームは微妙)と評判なのに、CRF250Lだとこんなに暗いのか。

それは、CRF250Lが角形のマルチリフレクタータイプの灯具だからだろう。Webikeのスフィアライト ライジング2 バイク用H4 4500K SRBH4045 のインプレで、角型ライト以外なら満足というのがあった。初期不良以外でこのLEDライトが使えないというのはおそらくそのインプレぐらいだ。

CRF250Lにスフィアライト ライジング2 バイク用H4 4500K SRBH4045を装着した場合には左右に分かれることはないが、暗い。真ん中のカットラインのすぐ下の部分に非常に明るい部分があるが、そこ以外は満遍なく暗い。(照射範囲の写真をどこか遠くの暗闇で撮ってくるつもりだったのだが、後述するように街中でも事故りそうなので写真は撮らずに純正ハロゲンに戻した。)

【写真8枚目】Sphere Light Rizing II for motorcycle H4 4500K SRBH4045(スフィアライト ライジング2) 記事:スフィアライト ライジング2 LEDヘッドランプをCRF250Lに付けてみたが… ― 2018年11月27日 http://haniwa.asablo.jp/blog/2018/11/27/9003903

【写真8枚目】Sphere Light Rizing II for motorcycle H4 4500K SRBH4045(スフィアライト ライジング2)

ハロゲンランプはフィラメントが360°の方向に発光しているが、このスフィアライト ライジング2 バイク用H4 4500K SRBH4045は、板の左右についたLED素子が光っている。他社のLEDランプだとここは上下に光っているものが多い。要するにマルチリフレクターの角形ライトで左右に光るLEDだとうまく反射しないのだろう。

【写真9枚目】Sphere Light Rizing II for motorcycle H4 4500K SRBH4045(スフィアライト ライジング2) 記事:スフィアライト ライジング2 LEDヘッドランプをCRF250Lに付けてみたが… ― 2018年11月27日 http://haniwa.asablo.jp/blog/2018/11/27/9003903

【写真9枚目】Sphere Light Rizing II for motorcycle H4 4500K SRBH4045(スフィアライト ライジング2)

ハロゲンランプの構造に合わせたとメーカーは謳っているが、厳密にみると、素子を貼付けてある真ん中の板の厚みの中にハロゲンランプのフィラメントは入っている感じだ。そこから少し浮いたところに平面のLED素子があるので、やはりH4ハロゲンと同じではない。上下には光っていないし。II型でないライジングの4輪用は90°回転させられるようになっていたらしいが、このバイク用のライジング2ではそのような機構はないので、板が縦に入っていてLEDは左右に張り付いている。

ということで、スフィアライト ライジング2 バイク用H4 4500K SRBH4045はHonda CRF250L(MD38)では暗くて使いものにならない。実際にテスト走行時に左カーブの途中にある信号のない横断歩道(こんなところに横断歩道を付けるのも問題だと思うが)で渡りかけている歩行者(まだ歩道内にいて足を車道に1歩踏み出すところ)を見落としそうになった。非常に危険だ。すぐに純正ハロゲンに戻した。

なお、以上のインプレは、ヘルメットはアライのツアークロスで標準装備のセミスモークライトスモーク(透過率80%※)にピンロックシートを装着した状態で運転している。またバッテリーは、純正ハロゲン使用時にグリップヒーターを使用しても電圧監視機能でカットされないぐらいには充電されている状態でテストした。
(※自動車用ガラスなど可視光線透過率が70%以上が求められている)

街乗りが多いときは素直にバッテリーを外して充電器で充電した方がよさそう。

テスト走行を夜間数時間してみたのだが、幹線道路ではLEDの白色ライトの自家用車は結構な割合でいるが(夜の幹線は高級車とDQN車の割合が高い)、脇道に入って真面目な庶民の住むローカルな道を走るとほとんどがハロゲンランプの車だった。ハロゲンライトの車に混じって走ると、ハロゲンランプが一見暗くてもいかに視認性がよいのかよく分かった。スフィアライト ライジング2 バイク用H4 4500K SRBH4045で自分が照らしている路面だけが凹凸やマンホールの蓋など色々とよく見えない。よい勉強になった。

CRF250Lが2012年に新設計で発売されたのに、ハロゲンランプを使っているのには理由があるんだと思う。LEDの専用設計の一体型灯体だと壊れたときに部品代が高いし部品が来るまで直せない。H4のハロゲンバルブなら世界中どこでも手に入る。路面の凹凸などはハロゲンの方が見易いし、悪天候ならなおさらハロゲンの方が見易い。途上国での販売も見込んだグローバルモデルでデュアルパーパス(オンロードとオフロード)のCRF250Lは、ハロゲンバルブを使っていて当然なんだなと思った。

あと、こういう冷却ファンの付いていないフィンで冷やすタイプのLEDライトは放熱設計上どうしても明るくできないようだ。
ファンレスのLEDヘッドライトを買う前に、知っておくべき話(DIYラボ)
LEDヘッドライトの「ファンレス VS ファン付き」明るさ比較(DIYラボ)

まあ、時間が経ってもH4バルブ用の灯体(特に角形でマルチリフレクタのもの)に入るLEDで、ハロゲンの色味と明るさのものは来ないんだろうなぁ。デジカメでいつまで経ってもホロゴン使えるものが出ないのと同じか。

自分にとっては高い勉強代だった。LEDライト沼には入らないつもり。色温度の低いLEDライトがなかなか無いから。ハロゲンランプ万歳\(^o^)/

ニコンおまかせ定期メンテナンスにAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDを出してみた2018年11月28日 00時00分00秒

称名寺金堂(横浜市金沢区):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/500秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード

荒野の故障ブログへようこそ(違)。今回は故障じゃないぞ(嬉)。Ai Nikkor 20mm F2.8Sを曇らせてしまったので、それを修理に出すついでに、どうもピントがイマイチのような気のするAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDも点検してもらおうと思った。
AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDとD300SとでAF微調節 ― 2018年03月09日参照

それで、最初はニコンプラザ新宿の新宿サービスセンターへ持ち込んでAi Nikkor 20mm F2.8Sの修理依頼とAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDのおすすめ点検パックをしてもらおうと思った。

おすすめ点検パックは、以下のようになっている。

各ニコンプラザのサービスセンター窓口よりお申込みいただけます。 修理センター・サービスセンターへの送付によるお申し込みは承っておりません。
お預かり当日返却

料金・メニューは以下のようになっている。

メニュー 価格(税別)
【Aコース】点検+センサー清掃+外観清掃+ピント点検調整
対象製品:デジタル一眼レフカメラ
3,000円
【Bコース】点検+センサー清掃+外観清掃
対象製品:デジタル一眼レフカメラ・レンズ交換式アドバンストカメラ(Nikon1)
2,000円
【Cコース】点検+外観清掃
対象製品:一眼レフカメラ・レンズ交換式アドバンストカメラ(Nikon1)
1,000円
【Dコース】点検+外観清掃+ピント点検調整
対象製品:レンズ※焦点距離200mmまでのレンズに限る(一部対象外レンズ有り)
2,500円
【Eコース】点検+外観清掃
対象製品:レンズ
700円
【Fコース】点検+外観清掃
対象製品:コンパクトデジタルカメラ・アクセサリー・スピードライト・双眼鏡ほか
500円
【G】即時修理、別途部品代を申し受けます。
対象製品:各種共通
1,000円

AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDの場合は、【Dコース】点検+外観清掃+ピント点検調整か、【Eコース】点検+外観清掃だが、ピント調整のあるDコースを頼むことにしようと思った。

ところが、「おすすめ点検パック」の下におまかせ定期メンテナンスというのがあるではないか。

おまかせ定期メンテナンスの内容は、以下の通り。

AF-S / AF-Pレンズ【9項目】
1. AFピント点検
2. AF作動点検
3. VR作動点検
4. 解像力点検
5. 絞り点検
6. レンズ接点点検
7. レンズ表面清掃
8. 外観清掃
9. 作動点検

おすすめ点検パックのDコースは即日で2500円、おまかせ定期メンテナンスのAF-S / AF-Pレンズはニコン修理センター(横浜)到着日より約2週間で 料金は、「製品により異なります。詳細はインターネットからのお申し込み画面、もしくは各お問い合わせ窓口でご確認ください。」とある。AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDの場合は、4,800円に返送送料の1200円で合計6000円(税抜)。

「解像力点検」というのがあるから、おまかせ定期メンテナンスの方がよさそうだなぁ。というか、おすすめ点検パックDコースのピント点検調整って解像力点検しないでピント点検するのか。

そう考えると、おすすめ点検パックDコース(点検+外観清掃+ピント点検調整)の「点検」って何だ?「点検結果につきましては、作業終了後チェックシートをお渡しいたします。(但しFコースおよび、G:即時修理を除く)」とあるので、VRとか解像力もテストしているのか?わからんなぁ。

おまかせ定期メンテナンスの「レンズ表面清掃」は、分解しないで前玉と後ろ玉の表面だけ清掃しているっぽい。レンズ表面ってAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDというレンズの表面(前玉と後ろ玉の2面)なのか、9群14枚のレンズ9群の表面18面を清掃してくれるのか、まあ前者だろうな。レンズって分解するだけで技術料1万円以上するから。

おまかせ定期メンテナンスがAF-S / AF-Pレンズに限っているのも、分解しないで電気的にピント位置を調整できるレンズだからだろうな。

ちゃんと分解して構成群の表面も掃除して各部の注油とかもして組み立て直してくれ~と思ったが、最近のレンズは注油なんて不要なんだろうな。なんかおかしかったらユニットごと交換とかだろうなぁ。

ということで、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDは、おまかせ定期メンテナンス(税抜6000円)の方を依頼することにした。

おまかせ定期メンテナンスは即日じゃないから、新宿に持っていく必要もなく、鶴見のニコン修理センターに宅配便で送ることにした。

ニコンピックアップサービスは1700円もするので、自分で梱包して送った。以前に他のレンズやカメラの修理で返送されてきた箱やクッション材を取ってあったのだ。そうしたら、ヤマト運輸で送料が1311円(税込)掛かった。ニコン修理センターからの返送料が1296円(税込)掛かるから、トータルで送料2707円(税込)掛かっているわけで、最初からニコンピックアップサービス1836円(税込)を利用した方が、梱包材も用意しなくてよいし871円も安い。これは失敗したな。ニコンピックアップサービスには返送料も入っていると思わなかった。今回、2回の申込にしているので、レンズごとに1296円(税込)の返送料が掛かっているから、1回で2本のレンズをニコンピックアップサービス1836円(税込)にしたときとの差額は、1311+1296×2=3903円(税込)との差額で2067円にもなる。これは大失敗だな。

申込時の「お客様ご指定内容」に「特に不具合はありませんが、ピントの調整や偏芯のチェックを中心にお願いします」と書いておいた。

ニコンおまかせ定期メンテナンス チェックシート AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED

おまかせ定期メンテナンスの結果だが、

ピント点検の結果、前ピン傾向のため調整致しました。

とある。やっぱり前ピン傾向だったのか。まだ室内でしか試写していないので、次の機会に外で写してみたい。


写真は記事とは関係ない。
称名寺金堂(横浜市金沢区):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/500秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード

AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDの作例でなくてすまん。

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