RICOH GR IIIの開発発表 ― 2018年09月26日 00時00分00秒
このところ関東地方南部はすっきり一日晴れる日が少ない。ところで、XバンドMPレーダーって、以前のCバンドレーダーのみのときに比べて小雨や霧雨が全然反映されていなくて駄目ですな。Cバンドの時は、「えっ、この辺降ってるの?」と思って外に出たら霧雨で降りはじめだったとかあったが、XバンドMPレーダーは小雨や霧雨はまったく駄目ですな。そもそもXバンド(波長3cm)って、Cバンド(波長5cm)よりも減衰が大きいから気象レーダーに不向きだったはずで、それをマルチパラメータで補正してなんとか実用化しているんだろう。Cバンドのレーダーの方が実際の降雨に合致していたので、Cバンドのレーダー単体の降雨図の公表を復活して欲しいなぁ。
気象データの進化-XバンドMPレーダーへの期待
レーダ雨量 - 国土交通省 川の防災情報
さて、RICOH GR III が2019年春の発売目指して開発中との発表があった。
RICOH GR IIIが開発発表 2019年春に発売予定 APS-C約2,424万画素 新規レンズ 手ブレ補正「SR」搭載(デジカメWatch)
GRシリーズ、どうなるのか心配だったので、新型が出ると聞いてちょっと安心した。
あいかわらずフィルターはアダプターなしでは付けられないみたいだし、どうも内蔵フラッシュがないっぽい。
内蔵フラッシュって、記念写真で逆光の時に使うんだが、GRの内蔵フラッシュは逆光の時に強制発光すると、逆光に惑わされてほとんど少ししか光らず全然顔がはっきり写らない駄目駄目調光だった。
GR DIGITALの内蔵フラッシュはそんなことはなくて、逆光で絞り優先AEないしマニュアル露出で背景の明るいところに露出を合わせて内蔵フラッシュをAE発光させると、背景と逆光の人物がちゃんと適正露出で写っていた。
これが、リコーがペンタックスを吸収合併してからペンタックス色の強いGRになってから全然駄目駄目の調光になった。マニュアル発光でなんとかなるのだが、なんどもテストしてみないとうまくいかない。はっきり言って外部自動調光のフラッシュの方がまともに調光している。だからといってSB-30とかいちいち付けてたら、ポケットに入るGRの意味が無くなる。
それを調光を進化させるというか元のレベルにするんじゃなくて、内蔵フラッシュなくす方向で解決とは、さすがですな(泣)。技術者の矜持はないんかいっ。
あとは、EVFを内蔵して欲しかったんだが、どうもなさそうですなぁ。フラッシュなくしてそのかわりEVF内蔵しました、なら許せる。背面液晶って隅々まで見づらいし、明るいところでは勘でフレーミングするしかないんだよね。かといって外部ファインダー付けたらポケットに入るというGRの意味が無くなる。
レンズの構成がGRやGR II とは違うようなので、ワイドコンバ-ションレンズはまた買い直しですな。
手ぶれ補正はなくてもよいが、あってもよいか。画素数が増えると手ぶれが目立つから。
「9月26日〜29日にドイツ・ケルンで開催される見本市「フォトキナ2018」で参考出品する」というので、あと何時間かでお披露目になるんだろう。楽しみ。
【写真上】小湊鐵道飯給駅:Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/640秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、マルチAF、Capture NX-D Ver.1.5.0のカラーコントロールポイントで空の色だけを修正
【写真下】小湊鐵道飯給駅:Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/640秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、マルチAF、JPEG撮って出し(縮小のみ)
ニコンのCapture NX-DでVer.1.5.0からカラーコントロールポイントが搭載されたというので使ってみた。RAW(NEF)画像だけでなく、JPEG画像も修正できるので便利。空の色が気に入らないときにこのようにいじれる。ただ、これは試しにいじってみただけなので、この空の色がいいというわけではない。なんかやり過ぎの感じはする。もうちょっと控えめに、でもコニカのJX400とか富士のセンシアみたいな空の色にはしてみたい。修業が必要そうだなぁ。ニコンの黄色っぽい空の色もこれで大丈夫、というか最初からそういう空に写ってくれ。リコーGRの場合はニコンほど空の色が気に入らないわけではない。リコーGRの話題なので、GRの作例でいじってみた。
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