チェキ好調はまだ続く 年率5%の成長を見込む富士フイルム(デジカメWatch) ― 2018年07月13日 00時00分00秒
チェキ好調はまだ続く 年率5%の成長を見込む富士フイルム(デジカメWatch)によると、インスタントフィルムを使うチェキが好調らしい。
岩﨑事業部長によると、2017年の同社イメージング事業の売上高は2,553億円。前年より8%強の増加となっている。伸張を支えているのはインスタンフォト分野、いわゆるチェキのビジネスだ。
インスタントフォト分野におけるエリア別での売上高を見ると、先進国が80%強を占めると同時に、伸び率の高かった中国・韓国での需要も若干落ち着きを見せている。一見すると普及期が終了し、踊り場に差し掛かったかに見えるチェキだが、インドなど新興国での需要はこれから。加えてプリンティングビジネスも好調で、今後も事業全体で年率5%の成長が予測されるという。
ちなみに2018年度のinstaxチェキの販売台数目標は、前年より約17%増の900万台。2013年から4倍程度にまで成長したこととなり、累計販売台数にして3,000万台以上を計上する。
今の新しいチェキはカメラ部分がデジカメになっていて、それにプリンターが内蔵されている構造なので(ハイブリッドインスタントカメラ)、撮った写真をなんどもプリントできるし、画像を転送することも可能だ(いまのところメモリーカードを出し入れできるinstax SQUARE SQ10のみのようだ)。だったら、逆にスマホで撮った画像をチェキに無線で転送するとチェキでプリントできるようにしたらどうだろう。チェキがインスタントカメラ兼モバイルプリンタになるわけだ。instax SQUARE SQ6の方はメモリーカードが入れられないようなのでハイブリッドなのに明るくプリントできるぐらいしかできないようだが。
デジタルのチェキ(ハイブリッドインスタントカメラ)って可能性が広がると思うなぁ。レンズ交換式チェキなどが出てきたら、結構賑わうような気がする。最初はホルガみたいなのでいいと思う。というかそれぐらいの方が買いやすいかも。
【追記】レンズ交換式なんかにすると、撮ったらプリントという流れにならなくなって、普通のデジカメみたいにあんまりプリントしてくれなくなるか。シャッター押したらプリントされるのがデフォルトで、同時にデジタル画像も保存されているよぐらいにしておいた方が、富士フイルムにとってうまみがあるのかな。でもモバイルプリンター兼用はインスタントフィルムの消費拡大につながると思うな。【追記ここまで】
コメント
_ いつもとおりすがり ― 2018年07月14日 22時57分01秒
_ Haniwa ― 2018年07月19日 08時31分13秒
お返事が遅れてすみません。m(_ _)m
紙ボディってある意味写ルンですっぽいですね。
中身が最新だったらもっといいのになぁ。
あんまり写りすぎても面白くないのかもしれませんね。
ホルガ方面っぽい方が受けるのかもしれません。
モバイルプリンタってなぜか売れませんが、ランニングコストが高いからかもしれませんね。
チェキだとそれが許せるのかもしれません。
_ いつもとおりすがり ― 2018年07月19日 20時35分39秒
>あんまり写りすぎても面白くない
ただ、いつも「もう少しキレイに写ったら(買うのに)」という程度ですね。試作品というか、市場調査的な面もあるのでしょう。
>モバイルプリンタってなぜか売れません
スマホの画面程度のサイズなら、わざわざプリントしなくても、と考えている消費者が多いのかも?
ただ、一つの面に、いくつも並べて見る場合は、小さいプリントがある方が楽でいいです。PCモニターだと、瞬時に並び替えが出来ないので、もどかしいし、(人にもよるとは思いますが)「編集」には不向きだと思います。
コストは、そうですね。最初は嬉しくて使うけれども、飽きて放置した後に、また、すぐ使える状態にあるのかどうか。(モバイルは違うと思いますが)一般のインクジェットプリンタは、インク詰まりとか、維持が面倒ですし、何かと手間がかかるので。
_ いつもとおりすがり ― 2018年07月28日 09時55分45秒
フジがモノクロフィルムを復活させるという話が:
Fujifilm Considering Bringing Back Its B&W Film: Report
Jul 27, 2018
ttps://petapixel.com/2018/07/27/fujifilm-considering-bringing-back-its-bw-film-report/
検証を経てから判断するようで、まだ何とも言えませんが、コダックを見習ってほしいですね。
_ いつもとおりすがり ― 2018年07月28日 10時04分27秒
2018年07月25日 13時00分
ttp://www.itmedia.co.jp/news/articles/1807/25/news078.html
記事より抜粋:
発表後、フィルム愛好家やアナログ表現を好むSNS世代から再生産を望む声が多く寄せられており、それに応えられないかと再生産の検討を開始したという。しかし、需要の減少や専用原材料の調達が困難であるといった課題は解決しておらず、「あくまで検討を開始したのみ。発売時期など、現段階でお話できることはない」(同社)という。
抜粋ここまで
_ めがねのパイロット ― 2018年07月28日 16時48分54秒
今日は台風接近の最中、雨雲の様子を見ながら夏祭りの撮影してきました。
Nikon F6にAi 20mm F2.8sつけて、トライX2本。
暑かったです。
帰って早速現像完了、ひと息ついてます。
富士の再生産検討は、割と好意的に捉えられていますね。
私も嬉しいです。
でも、富士の心づもりとしては「要望があったら再生産します。値段上げますけど買って下さいね、欲しいんでしょ?」ということだと思います。
ニコンのフルサイズミラーレスの開発発表も出ましたし、フォクトレンダーの50mm F1.2も気になります。
いずれにしろ、どっちを向いても金勘定ですね(汗
_ Haniwa ― 2018年07月30日 10時28分34秒
■ いつもとおりすがり様
>スマホの画面程度のサイズなら、わざわざプリントしなくても、と考えている消費者が多いのかも?
そう考えますと、チェキサイズのプリントよりはもう一回り大きいチェキスクエアかチェキワイドサイズのプリントの方がいいんでしょうかねぇ。
>コストは、そうですね。最初は嬉しくて使うけれども、飽きて放置した後に、また、すぐ使える状態にあるのかどうか。(モバイルは違うと思いますが)一般のインクジェットプリンタは、インク詰まりとか、維持が面倒ですし、何かと手間がかかるので。
インスタントフィルムの場合そういう心配が少ない点が有利ですね。
>フジがモノクロフィルムを復活させるという話が:
モノクロってコストが低いので、欧米のメーカーに利益を独占させるのが惜しくなったのかもしれませんね。
>需要の減少や専用原材料の調達が困難であるといった課題は解決しておらず、「あくまで検討を開始したのみ。発売時期など、現段階でお話できることはない」(同社)という。
アクロスの超微粒子などはなんとか復活して欲しいですね。
といいつつ私の基準感度はISO400なんですが…。
■ めがねのパイロット様
気象がアレで各地大変なことに。
>Nikon F6にAi 20mm F2.8sつけて、トライX2本。
よいですね。Ai 20mm F2.8Sって画角の割にコンパクトなのでよいですね。
F6もF5に比べるとコンパクトでよいです。
>でも、富士の心づもりとしては「要望があったら再生産します。値段上げますけど買って下さいね、欲しいんでしょ?」ということだと思います。
まあ、そうでしょうね。本当は「高くても売れるのか」というのを検討しているんでしょうね。
>ニコンのフルサイズミラーレスの開発発表も出ましたし、フォクトレンダーの50mm F1.2も気になります。
ああ、Nikon1が35mmフルサイズで再興という話でしたっけ(違)。
NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VMよいですね。希望小売価格は税別13万5000円というのも買えそうな値段でよいです。
ああ、ライカマウントのカメラ持っていたらなぁ…。
仰るように、なんにしてもお金ですね…。
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「アイデア勝負」なデジカメだと、こういうのもありますね:
Paper Shoot - 紙のボディのデジタルカメラ
ttp://papershoot.jp/
中身は数年前のスマホのカメラの部分だけのようですが、性能や機能が極端に制限された「トイデジ」。コンセプトは、かなりエコ。
現在、ビックカメラで六、七千円前後で販売されていますが、発売から数年経っているので、そのうちに無くなるかも。チェキ同様、遊び心があって面白いと思います。