レッツノート用「バッテリー診断・制御プログラム」でOSが起動しなくなる不具合 ― 2018年06月27日 00時00分00秒
荒野の故障ブログへようこそ!(違)
レッツノート用「バッテリー診断・制御プログラム」でOSが起動しなくなる不具合(PC Watch)が発生しているようだ。
私のレッツノートSX2も対象機器なのだが、忙しかったので「レッツノート用『バッテリー診断・制御プログラム』」なんて当てていないのであった。従って不具合は出ていない。
誰ですか、「インストールして故障すればブログ記事になったのに…」なんて言っているのは。
パナソニックは、2018年6月12日から提供を開始している「バッテリー診断・制御プログラム」のダウンロードを、6月22日午後3時30分より、一時的に停止したと発表した。
リコール対象となっている機種のうち、CF-S10/N10シリーズ、CF-SX1/NX1シリーズ、CF-SX2/NX2シリーズの一部モデルで、インストールの途中で、セットアップエラーが起こり、PCが起動しなくなるなどの症状が発生したための措置だ。
起動しなくなったPCは、メインボードの交換が必要になるが、HDDへの影響はないため、データの消去などは起こらないとしている。
なお、不具合が発生せずにインストールが完了している場合は、プログラムが実行されており、そのまま使用できるという。
「制御プログラムのパッチをインストールすると一部の機種でエラーが発生することが発見された。テストは十分に行なっていたが、Windowsがある割り込み制御を行なったタイミングと重なると、エラーが発生することがわかった。エラーの発生確率は0.4%であり、ほとんどの場合うまく動作するが、エラーが起こり得る状態にある。そこで、エラーが起きないように回避したバージョンを作成し、配布の準備をしている。これが整うのが7月5日となる」とした。
パナソニックは、3月28日に、レッツノートシリーズの一部機種で、劣化が進んだバッテリーパックから発火する可能性があるとして、リコール社告を出しており、その対応として、6月12日から「バッテリー診断・制御プログラム」の配信を開始していた。
同社によると、6月25日午前9時までのダウンロード数は、14,230台であり、そのうち、53台のPCで、起動しないなどの不具合が発生しているという。
故障が発現した場合マザーボード交換かぁ。大変だなぁ。そもそもバッテリーの不具合でいままでバッテリー交換プロジェクトをしてきたわけで、我がレッツノートSX2も結局大小2本のバッテリーとも交換になっている。それを今後は交換せずに済ませるために「バッテリー診断・制御プログラム」で誤魔化す、と。そうしたら一部機種で「バッテリー診断・制御プログラム」がエラーを起こして起動しなくなる、と。これ、もうどうしようもない泥沼やん。
6月12日にリリースしたプログラムが6月25日午前9時までのダウンロード数は、14,230台ということは、ほとんどのレッツノートユーザーはこのプログラムを入れていないということですな。
私も忙しかったというのもあるが、2本のバッテリーとも交換してもらったのにまだ発火の危険性があるのか疑問であった。危険性がないのならこんなパフォーマンスが下がることはあっても上がることのないプログラムなんて入れる必要がないわけだ。それとも、バッテリーを交換してもなお発火の危険性があるというのか。それはもうパナソニックの電池は信頼性がないというのに等しいぞ。大丈夫なのか。
これ、パナソニックのPC事業の採算も大丈夫なのか心配になってくる。レッツノート自体が決して安くはないPCで(私は前モデルの投げ売りを買ったのだが)、かつ、以前のような優位性(長時間駆動、小型軽量、耐荷重、キーボードの耐水性、HDD交換がしやすいなど)も薄らいできているので、いまやこれでないといけないというノートPCではないからだ。堅牢性はいまでもレッツノートがまだ優位かもしれないが。
7月5日に「バッテリー診断・制御プログラム」が再配信されても、インストールするかは未定。
誰ですか、「荒野の故障ブログのために誰よりも先んじてインストールすべき」なんて言っているのは(泣)。
写真は記事とは関係ない。
富山ライトレール(2009年撮影):Nikon F100、Ai Nikkor 105mm F2.5、F11、1/1000sec、HS-14、L37c、Kodak PORTRA 400NC、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED 、富山ライトレール(ポートラム) ― 2009年09月04日の再掲。
昨日発生した、富山市の交番で警察官が殺害されて拳銃が奪われて近くの警備員の男性が撃たれて殺害された事件の場所が、富山駅の北方で富山ライトレールにも近いということを知った。富山市奥田双葉町(Google Map)
慎んでお悔やみ申し上げます。
コメント
_ みっち ― 2018年06月27日 17時44分39秒
_ ノーネームしたん ― 2018年06月27日 21時34分26秒
死ぬる覚悟で沼に突き進む事を請いねごうのがHaniwa氏であると思って尊敬しております!、
しかし対応けちった挙句というのが何とも…。
そしてなぜか疲れているのでそれ以上突っ込みは入れない。
_ Haniwa ― 2018年06月29日 10時22分54秒
地震後の大変な中コメントありがとうございます。m(_ _)m
>死ぬる覚悟で沼に突き進む事を請いねごうのがHaniwa氏であると思って尊敬しております!、
や、やめてください(泣)。
以前から、バッテリーの充電を80%でやめる機能をONにしていますので、このプログラムを入れる必要は無いんじゃないかと思っているのですが、
そこまで言われると…やっぱり…入れ…ますん…
_ Haniwa ― 2018年06月29日 17時50分22秒
お返事が前後してしまい申し訳ありません。m(_ _)m
>昔だったら、フロッピー(笑)でDOS起動して、ROM書き換えプログラムを走らせる、ってとこなんでしょうが、昨今のノート・パソコンは、そんな原始的な方法は使えないんですね。
SXシリーズならDVDマルチドライブがあるのでそこから起動することが可能なんですが、NXシリーズには光学ドライブがないですからね。
>もともと、バッテリーをリコールしていたのだが、リコール対象以外のバッテリーでも、出火したんだ。(驚)それで、今度は充電プログラムに細工をして、危険性を回避しようと。なるほど、こりゃあちょいと危ないですなぁ。
そうなんです。それでもともとあった電池を長持ちさせる80%までしか充電しないモードでしのいでくれと言っているようなのですが、ずっとそれじゃあ駄目なぐらい危ないことがあるということなんでしょうかねぇ。
>ややっ、これは、したり。(汗)
>ここはやっぱ、「いざ鎌倉」、他の有象無象どもに後れを取ることなく、間髪を入れずインストールしてバッテリーのストレス・テストを行い、
>マザーボードが飛ぼうが、バッテリーが少々火を噴こうが、いざとなれば松下本社前で筵旗を振って立つ覚悟で、率先垂範、世に隠れもなき天下の故障ブログ、
>「故障屋ハニワは男でござる」、これがHaniwa氏の面目躍如たるところではないでしょ~かぁ。(大笑)
松下本社前で筵旗ぐらいなら…と思ってしまった自分が情けない(違
>はぁ、今回は「ある時は片目の運転手」かぁ...いや、そうと見せかけて、実は運転手の後ろに、ぬうぼうと立つメガネの怪人がそうです。「そこのハニワ伴内、待てぇ!」(大違)
実は天井に張り付いていてシャッターの瞬間に顔を上げて写る予定がタイミングを外してしまい…(違
>恒例の筆者変装シリーズ
作品撮り溜めなきゃ(泣)。
_ ノーネームしたん ― 2018年07月02日 15時14分17秒
自分の所は4地域なので朝からびっくりした以外被害なしなんですが、
6弱地域がいろいろと、
今回のは揺れ方が良かったのか悪かったのか…微妙、
いろいろと被害は出ても大破壊ではない動き方なのか?とか、
揺れの振動周期によっては阪神淡路大震災みたいな感じに…、
アレよりは強さも周期もマシと言えても家屋は修理しないといけないですし…。
_ Haniwa ― 2018年07月03日 13時48分49秒
被害無しとのことでなによりです。
震度6弱地域が大変なんですね。
うちの親戚はどうなんだろう。室内のものが散乱とは聞いているのですが。
>揺れの振動周期によっては阪神淡路大震災みたいな感じに…、
>アレよりは強さも周期もマシと言えても家屋は修理しないといけないですし…。
動き方と地盤が関係しますよね。
50mメッシュで地盤の状態から液状化を予測した防災マップが3.11で的中したりしていましたし
(液状化の可能性が高いとされたところの建物がピンポイントで傾いていたりしました)。
地盤の状態はよく調べた方がよいと思います。少し場所が違うだけで全然被害が違うとかあると思います。
ちなみに他の記事の作例に出ている丹沢ホームのある札掛地区は地盤が強固らしいです。
地震で被害を受けないので、大きな地震があるたびに少しずつ周囲の集落の人が移住してきた歴史があるそうです。
ttp://haniwa.asablo.jp/blog/2018/06/19/8897827
ttp://haniwa.asablo.jp/blog/2018/07/03/8908296
現在では札掛から宮ヶ瀬霊園の先あたりまでもう家は1軒もないと思いますが。
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元記事を読んでみる、ふむ、ふむ。ははぁ、ROM書き換え時にWindowsから予期せぬ割り込みが発生したのね。こりゃあいけませんなぁ。
昔だったら、フロッピー(笑)でDOS起動して、ROM書き換えプログラムを走らせる、ってとこなんでしょうが、昨今のノート・パソコンは、そんな原始的な方法は使えないんですね。
もともと、バッテリーをリコールしていたのだが、リコール対象以外のバッテリーでも、出火したんだ。(驚)それで、今度は充電プログラムに細工をして、危険性を回避しようと。なるほど、こりゃあちょいと危ないですなぁ。
>7月5日に「バッテリー診断・制御プログラム」が再配信されても、インストールするかは未定...
ややっ、これは、したり。(汗)
ここはやっぱ、「いざ鎌倉」、他の有象無象どもに後れを取ることなく、間髪を入れずインストールしてバッテリーのストレス・テストを行い、マザーボードが飛ぼうが、バッテリーが少々火を噴こうが、いざとなれば松下本社前で筵旗を振って立つ覚悟で、率先垂範、世に隠れもなき天下の故障ブログ、「故障屋ハニワは男でござる」、これがHaniwa氏の面目躍如たるところではないでしょ~かぁ。(大笑)
>写真は記事とは関係ない...
さて、恒例の筆者変装シリーズ。(違)
はぁ、今回は「ある時は片目の運転手」かぁ...いや、そうと見せかけて、実は運転手の後ろに、ぬうぼうと立つメガネの怪人がそうです。「そこのハニワ伴内、待てぇ!」(大違)