CRF250Lのリアタイヤを交換した(IRC GP-22) ― 2018年04月08日 00時00分00秒
昨日、オートバイCRF250Lのリアタイヤを交換してきた。タイヤは純正装着のIRC GP-22 120/80-18 M/C 62P WTをもう一度選択した。走行距離は8400kmだった。
まだ山は残っているのだが、中央部分がかなり減ってきているので、シーズン入りのこの時期に交換することにした。
交換前のタイヤの写真はお恥ずかしい限りなのだが、ダートはほとんど走っていないし、このバイクは舗装路ではリーンアウトにして曲がるよりもリーンインの方が曲がるので、以前乗っていたバイクとは違ってカーブでバイクをあまり傾けないで走っているのでどうしてもこういう減り方になってしまう(以前は舗装路でも足元でバイクが寝ているような走り方をしていた)。街乗りか高速道路かの二択なので。
街乗りか高速道路の二択なのにどうしてこういうデュアルパーパスのタイヤを再び選択したのかというと、やはりいつかはダートを走りたいと思っているからだ。
あと、IRCのGP-21(フロント)、GP-22(リア)というタイヤは、オンロードの食いつきが悪くないのだ。写真の通りブロックの間隔が開いているのだが、オンロードや高速道路でも安定したグリップがある。雨の日の舗装路のグリップも悪くない。
それでいて、ダートの性能が悪いわけでもない。もっとオフ方向に振ったタイヤよりもダートではグリップは劣るが、そんなに悪いわけではない。また、ブロックの間隔が開いているので、マディコンディションでも悪くない。デュアルパーパス(トレール)のタイヤでは泥濘地帯で全くグリップしないものもあるのだが、このGP21/GP22は泥濘地でもなんとかなる。
要するに、どれも中途半端なんだけれどもどれもそこそこ優秀な感じで欠点が少ない感じなのだ、GP-21/GP-22は。
これは、どれも中途半端なCRF250Lにぴったりなタイヤなのだ。ほとんど街乗りだけどたまに高速に乗ってどこかダートを走って帰ってくるという使い方にぴったりマッチしているのでGP-21/GP-22は気に入った。
いままで他のバイクで使っていたタイヤでは、もっとダートの性能のよいタイヤはあっても(特に高速道路で)減るのが早かったり、雨の舗装路で全くグリップしなかったり、逆にもっと持ちのよいタイヤもあったのだが、マディで全然グリップしないとか、どこかがよければどこかがかなり劣るようなタイヤが多かった。
使い方が限定されていれば、その限定された場面で突出した性能のタイヤを使えばいいのだが、自分の使い方は街乗りか高速使ってどこかに行きほんの少しのダートを走るという感じなので、このGP-21/GP-22は丁度よいのだ。中途半端だけれどもどの分野も劣っているわけではない。すごいじゃないか。
しかも耐久性がある。8400kmも走ってもまだ山がある。これでもブレーキングテストと称して誰もいないところでタイヤをフルロックさせたりしているのだ。丁寧に使えばもっと持つかもしれない。
ちなみにフロントタイヤのGP-21はまだ半分も減っていないのだが、もう4年目に突入していて、タイヤ屋さんでも山があってもそろそろ交換した方がよいとアドバイスされた。そういう経年劣化を除けばフロントは2万km近く使えるんじゃないか。
ちなみに、某二輪タイヤ店での交換費用は、GP-22 120/80-18 M/C 62P WTとチューブやリムバンドも同時に交換したので、タイヤ7900円、チューブ2400円、リムバンド400円、タイヤ廃棄費用300円、工賃2400円の合計13200円だった。タイヤの値段はやや上昇気味ですな。
交換後に乗って帰ったら、1cmぐらい山が高くなっているので、リアが上がった感じでバックミラーも調節する必要があった。随分減ってたんだな。今シーズンはどこか遠くへ行けるだろうか?
【追記】
交換前・交換後のGP-22タイヤの写真を比べると、型が違いますな。2014年のGP-22は中央に合わせ目があって合わせ目が大きく盛り上がっているが、2018年のGP-22は合わせ目が右側1/3ぐらいのところにあり合わせ目が目立たない感じになっている。2018年の方が見た目にも格好がいいな。よく見るとパターンも微妙に違うような気がする。マイナーチェンジしているのか?
コメント
_ めがねのパイロット ― 2018年04月08日 21時25分05秒
_ Haniwa ― 2018年04月09日 09時07分26秒
ママチャリのタイヤって偉大だったのですね。
最近ママチャリに乗っていませんが、そういえば砂が浮いたようなところでもこけずに走れるタイヤですよね。段差でもなかなかパンクしませんし。
健康のためママチャリで走り込もうかなぁ(笑)。
このIRC GP-21/GP-22は、ブロックタイヤパターンなのに、舗装路でのグリップがよいのがポイントだと思います。普通これだけ間隔が開いているとどうしても舗装路のグリップは落ちます。しかし、このタイヤはそうではないですね。
舗装路のグリップのよいタイヤはコンパウンドが柔らかいことが多く、グリップするけれどもすぐに減るというのが多いです。このタイヤは長持ちです。そこがすごいんだと思います。実際にタイヤ自体は柔らかいので、柔らかいのに減らないなにかノウハウがあるんだと思います。
ほかのこういうデュアルパーパスのタイヤが20年以上のロングセラーなのに比べて、このGP-21/GP-22は比較的新しいタイヤなので、新しい技術が導入されているのかもしれません。
_ kgr2007 ― 2018年04月10日 14時48分03秒
今はもう乗っていませんが、大昔に空冷のXR250に乗っていました。走り方が荒かったのか、よく山の中でパンクしました。盛んに走っていたのは九州の林道ですが、今後もしダート走行が増えた場合、パンクのリスクも増えますのでご注意を。ご自分でパンク修理出来るのなら良いのですが、山の中でたった一人で作業するのは結構難儀なものです。
完全な予防にはなりませんが、ノーマルより若干肉厚が増したモトクロス用のハードチューブに替えておくと、精神的にゆとりが出来ます(笑)。
_ Haniwa ― 2018年04月11日 08時44分00秒
こちらこそご無沙汰しております。
九州の林道ですか。よいですね。行きたいですね。テント積んでフェリーに乗って…。妄想だけが膨らみます。
XR250、いいですよねぇ。本当はXR250を買いたかったのですが、既に生産終了で中古もあまり安くもなかったので、現行のCRF250Lを買いました。CRFは重いですし、サスペンションもややオンロード寄りです。ダンパーの調整機構もないですし。
ただ、CRF250Lの水冷エンジンは振動も少なく悪くはないです。DOHC4バルブなら、もう少し上まで回ってもいいとは思いますね(たしかレブリミットは11000rpm)。大きくて重いエンジンですが。人に「これ、400ccですか?」と聞かれたことがあります(笑)。エンジンでかすぎ(笑)。高速巡航は楽ですね。ウインドスクリーンが欲しくなります。
パンク修理は、若い頃友人がよくパンクしたので山中でよく一緒にやりました。なぜかパンクする人はパンクするんですが、しない人はしないんですよね。原因はいつも釘です。タイヤレバーとかリムを保護するプラ製の道具なども持っています。携帯空気入れは古いくて重いので新しい軽いのが欲しいですね。
ハードチューブのご提案ありがとうございます。CRF250Lよりも以前に乗っていたバイクは最初のタイヤ交換時に全部ハードチューブに交換していました。今回ノーマルチューブにしたのは、ハードチューブって自然に空気が抜けるのが早いんですよね。街乗りで急に出かける際にハードチューブだと空気入れてから乗らなければいけないのと、空気圧落として乗るのはやめにしたからなんです。ハードチューブは天然ゴム製なので分子間が大きくて空気が抜けやすいらしいです。実際、2週間も乗らないでいると、空気を入れないとスピード出すと危ない感じでした。あと、ビードストッパーも入れていません。空気圧落とさないですし、高速道路で乗り心地が悪くなるので。なんかだんだんと軟弱方向になってるなぁ(笑)。
予備のチューブも買った方がいいかなとも思っています。大昔に御荷鉾スーパー林道で友人がパンクしたときは、パンクに気づくのが遅くて、長い釘だったので、刺さった釘がチューブにたくさん穴を開けていました。一緒に走っていた友人全員のゴムパッチを供出しても全部の穴を塞ぎきれませんでした。結局山中にバイクを残してタンデムで町に降りてチューブを探して三千里のツーリングになりました(笑)。
タイヤレバーも古いものなので、新しいスプーンのようなものを買おうかなぁと思っています。山中で使わないことを祈りますが(笑)。
九州ツーリングに行くことがありましたら、よいルートを教えてくださいね。
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。
>どれも中途半端なんだけれどもどれもそこそこ優秀な感じで欠点が少ない感じ
わかる気がします。
私は自転車も好きなのですが、同じようなタイヤが、実はママチャリのタイヤなのです。
速度重視なら、ロードーレーサーの極細タイヤです。
走破性重視なら、マウンテンバイクのブロックタイヤです。
でも、オンロードでもチョットしたオフロードでも、走れちゃうのがママチャリのタイヤなのです。
段差もへっちゃらですし。
この辺り、昔のツーリングサイクルのタイヤとほぼ同じ規格なので、言わずもがなでしょうか。