CanWay 1.1.12とGT-740FLはタイムゾーンを触らなければなんとかなる(解決編) ― 2018年01月15日 00時00分00秒
この週末もGPSロガーGT-740FLを持って色々試してみた。
まず、GT-740FLの感度の方だが、これは非常にいい。シャツの胸ポケットにゴムカバーのスイッチの方を外に向けて入れておくとそれだけで十分にGPSログが取れている。
右ハンドルの自動車を運転していてもちゃんとログが取れていた。右ハンドル車で左胸にGT-740FLを入れると、GT-740FLは窓側ではなく車の中央になってしまうが、ちゃんとログが取れていた。高速道路の高架下のようなところでも多少精度が落ちてはいたがログは記録されていた。路線バスではまったく問題なくログが採れている。むしろ、歩行しているときの方がGPSロガーが安定した向きではないのですこし軌跡がふらふらしている。
加速度センサーを利用した自動でスリープする問題も、ポケットに入れておけばスリープせずに済むようだ。運転席でシートベルトをしたままで10分ぐらい停車して人を待っていてもスリープしていなかった。ぐーすか寝てしまったらGT-740FLもスリープしてしまうかもしれないが。
あと、CanWay Ver.1.1.12で取り込んだりエクスポートすると-9時間ずれる問題だが、これはユーザー設定をUTC協定世界時にしたままでタイムゾーンを一切触らなければ、軌跡を取り込むときもエクスポートするときもUTC世界協定時を維持しているようだ。日本時間などにしたいときはほかのソフトウェアでいじる。自分はNMEA2KML Converter for Google Earthというフリーソフトを使っている。CanWayでUTCのままGPXにエクスポートして、NMEA2KMLの方で+9時間のJSTに設定してKMLファイルなどに変換している。自分の使っているのはNMEA2KML Ver.0.30だが、nmea(log)、CSV(full)、CSV(Custom)、pot、gpx、kml(Line)相互間の変換が可能だ。
ということで、GT-740FLは胸ポケットに入れて置けば長時間(カタログ仕様上は約17~50時間)GPSログが取れるし、-9時間問題はCanWayではタイムゾーンを一切触らないことでなんとか解決したし、よかった。GPS PhotoTrackrはうちの環境ではエクスポートできないのでアンインストールすることにした。
なお、デジカメ写真とGPSログのマッチングは、ニコンのViewNX-iでできた。エクスポートしたGPXファイルをViewNX-iで読み込んで写真とマッチングできた。デジタルカメラ側の時計が正確でないとマッチングしたときに場所がずれるので注意。時間を元にマッチングさせているので。そういう意味ではカメラに装着するGPSアクセサリー(GP-1AやGP-N100)やGPS内蔵カメラの方がカメラ自身の時計もGPSで正確になっているので、時間ズレによる位置ズレもなく、良いと思う。GP-1Aを販売終了にして後継品を出さないニコンは残念な会社だ。
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写真は記事とは関係ない。
桜木町クロスゲート:Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F4、1/90秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF
例の成人式の振り袖や着付けで問題をおこした「はれのひ」の本社が入っていたビル。
AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDを使うようになってあらためてリコーGRの画質が優秀だと感じるようになった。GRはコンパクトで優秀なレンズとAPS-Cのローパスフィルターレスということで、シャープな画像を結ぶ。GRを改良するとすれば、ボディの大きさを維持したままEVF内蔵にすることだろうなと思う(かなり困難だとは思うが)。自分は保護ガラスを貼ったせいもあって、背面の液晶モニターが反射して非常に見づらい。保護ガラス剝がしてノングレアの保護シールに替えようかなぁ。
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