AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED 購入(その1)2017年12月05日 00時00分00秒

AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED + Nikon D300S

最近カメラネタが少なくてすまん。やっとカメラネタだ。しかも「荒野の故障ブログ」ではない。AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED を購入したのだ。

【前史:DXレンズを買う決意】

D300で某スポーツ撮影をしていて、12万ショットでシャッターユニットを交換、通算36万ショットでAFにピントズレが発生して、D300Sを購入したことは以前に書いた。
Nikon D300、「ミラーアップ」で「入院」 ― 2013年04月30日
Nikon D300とAI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>とで遠方でピントが合わない ― 2017年09月24日
結局D300Sを手に入れた ― 2017年10月03日

それで、自分はDXフォーマット(APS-Cサイズ)のDSLRしか持っていないのに、DXは嫌だ嫌だと言い続けていた。それは、広角側がどうしても弱いし、レンズの焦点距離が既存のレンズ(35mmフィルムやFXフォーマット用)とうまく合わないからでもある。あと、フォーマットが小さいと一眼レフのファインダー像も小さいので、マニュアルフォーカス(MF)が辛いというのもある。

そうはいうものの、FX機で自分の用途に合う機種はフラッグシップしかないし予算的にそれは無理なので、D300シリーズを使っている。

【最悪のTokina AT-X 124 PRO DX II 12-24mm F4】

そのDXフォーマットの広角側の不満を解決しようと、Tokina AT-X 124 PRO DX II 12-24mm F4を買ったことがある。これで35mm換算で18mmから36mmまでカバーできるはずだった。
Tokina AT-X 124 PRO DX II 12-24mm F4購入 ― 2012年07月05日

しかし、絞っていくと段々と露出がオーバーになっていく個体だったので、購入店のヨドバシカメラで交換してもらった。
Tokina AT-X 124 PRO DX II 12-24mm F4交換してもらったが… ― 2012年07月07日

交換してもらった店頭在庫の新品のTokina AT-X 124 PRO DX II は、絞っていっても露出は安定していたが、距離指標が大幅にずれていた。無限遠が出るのかもあやしいぐらいずれていた。店頭にある展示品のTokina AT-X 124 PRO DX II をみたら、距離指標はずれていないが、絞っていくと露出オーバーになるものだった。それでヨドバシの店員さんの勧めもあって返金処理してもらった。「お客様の場合、このメーカーのレンズを購入しない方がよいと思います」と店員さんに言われたのを今でも覚えている。ほとんどの人は、絞ったら絞り羽根の絞り具合が足りなくて露出オーバーになったり、無限遠まで回るかあやしい新品レンズを黙って使うんだ、へー、と思った。
Tokina AT-X 124 PRO DX II 12-24mm F4 返品して返金ですっきり! ― 2012年07月09日

ということで、長くなったのでAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDの話はまた今度(おいっ

気を取り直して…、前置きが長くてすまん。

【Ricoh THETAが気になる】

もっと広角を撮りたいという気持ちは、夏前頃からRioch THETAに向いていた。THETA SかTHETA SCを買いたいなと思っていた。なかなか踏み切れなかったのは、画質がもう一息だったからだ。それよりも前のTHETAよりはよくなっているのだが、360度写るからとはいえ、スマホよりも見劣りする感じがどうもすっきりしなかった。

あと、THETAの不満点は、画像を画像処理ソフトで修正すると、独自EXIFが壊れて、THETA撮影画像の天地が定まらなくなること。修正と言っても、写っている自分や周囲の人を隠したいだけなのだが。たったそれだけのことなんだけれども、Ricohの付属アプリではそれができないらしい。それ以外の画像処理ソフトで修正すると天地が失われる。解決するアプリをフリーで提供してくださる人もおられるのだが、1枚1枚EXIFを待避させてあとからもう一度書き込むのは面倒だ。

それでリコーの公式THETAソフトがそういうことに対応しないかなぁと思っている内に、新型THETAの噂が流れてきた。おっ、画質が向上するかも、と期待した。しかし、動画の方に重点を置いて、スチルの画質はあまり変わらないTHETA Vが発売された。本体価格も高くなっただけでなく、水中ハウジングケースがかなり高くて萎えた。いまみたら、従来のハードケースTH-2はSやSCだけでなくVにも使えるのね。知らなかったので、そこまで防水にしなくてもいいのに(雨風が防げればいい)、高価な水中ハウジングを買わなければいけないんならもうRicoh THETA Vには興味なし、と急速に興味は萎んだ。THETA SCを買えばいいんだろうが、Sが販売終了になったので、Sのシリーズの先はあまり長くない様な気がして(専用ソフトウェアもVとS,SCとで違うようだった)、買う気が失せた。だってRicoh THETA Vの値段でAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDの中古買えるやん。

ということで、長くなったので続きは次回に(おいっ

【1 NIKKOR VR 6.7-13mm f/3.5-5.6いいレンズなのになぁ】

それで、Nikon 1の1 NIKKOR VR 6.7-13mm f/3.5-5.6が以前から気になっていて、新品で買おうかとも思っていた。画質も 1 NIKKORの中では一番よいぐらいだと言われていた。なによりもコンパクトなのがよい。これで35mm換算で18mmから35mmまでカバーできる。Nikon 1 V1ならEVFがあるので日中でも構図の確認がちゃんとできる。

しかし、自分の所有する1 NIKKORレンズが立て続けに絞りが開かないという同じ故障をしたので、もうNikon 1のシリーズは買わないと決めた。ニコン自体もNikon 1を終わらせつつあるようだし、すぐに壊れるような欠陥シリーズにあえて手を出す必要もない。
1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6の絞り故障 ― 2017年08月20日
こんどは1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6の絞りが故障 ― 2017年09月05日
なお、COOLPIX S30も同様の症状で故障している。
COOLPIX S30、3年半で壊れる ― 2016年01月21日

ということで、D300Sに超広角レンズを付ける方向に腹は決まった。

【SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSMも気になる】

候補は、SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSMとAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDだ。

DXフォーマット最広角のSIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSMはずっと気になっていた。シグマのレンズなので中古品はあまりなく、中古を買うのも得策じゃないので、新品で買おうと思っていたのだが、どうも最近値上がり気味なんだよね。

それで、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDの中古価格を見てみたら、まだ高いところもあるのだが、安いところもちらほらでてきている。AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDが少し安くなってきているのは、競合する廉価なAF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VRが発売されたせいもあるのかもしれない。

【「不変のニコンFマウント」AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR】

AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VRを買わなかったのは、D300Sでは使えないし、フラッグシップでさえ最新のD5以外では使えないという制限があるからだ。レンズ単体ではピントも合わせられないレンズは、かなりきつい(といいつつ 1 NIKKORレンズもそうなんだが…)。VRがついているのは船に乗ったときにいいなぁと思いつつもこれだけの制限があるレンズはちょっと手を出せない。残念。

【DXレンズはFX機でも使える】

他方で、DXは嫌だ嫌だと言いながらAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDを結局買ったのは、FXのカメラや所有するF100でも使えるからだ。F100で使うのはイレギュラーとしても、FXのDSLRだとクロップして普通に使える。しかも最近のDSLRは高画素化しているので、クロップしても十分な画素数が確保されている。将来FX機を買っても、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDは使えるからだ。

ということで、やってきましたAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED(ここまで長かった)。

ということで、インプレ・作例等続きは次回に。

【追記:2017年12月6日】
AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED 購入(その2) ― 2017年12月06日

コメント

_ みっち ― 2017年12月05日 19時27分29秒

おっ久しぶりぃ、ちょいと覗いてみました。

おおっ、なんと新レンズの購入レビューがぁ。(驚)
ええっ、どうせまた、何か壊れたとか、止まったとか、ズレたとか、錆びたとか、合わないとか、かすれたとか、ちびたとか、そういう話じゃないの。(驚驚)
今度は、どーも、本当に購入レビューらしい。(驚驚驚)

そっ、そして、最後の(驚驚驚驚)は、レビューは実は次回らしいとのこと、ああっ...!

_ めがねのパイロット ― 2017年12月05日 21時25分27秒

 Haniwa様

 おお、ついにDXの広角を手中に・・・おめでとうございます。
 紆余曲折あったここまでの振り返り・・・トキナー買うのはやめときなー、は格言ですね(笑)

 私も意を決し、30年使えるレンズを持つべし、という気持ちで。
 今回のボーナスで中古ではありますが、プラナー50mm F1.4 ZF.2とアポゾナー135mm F2 ZF2.を買いました。
 あと、頑張ってディスタゴン35mmのF1.4かF2のどちらか欲しいです。
 ミルバスはデザインが好きになれないので、あくまでクラシックで。

 この購入を機に、手持ちのMFニッコールで使わないものを手放すか検討中です。
 というか、防湿庫もう一杯で(泣)

_ Haniwa ― 2017年12月06日 08時18分09秒

■ みっち様
ありがとうございます。

>ええっ、どうせまた、何か壊れたとか、止まったとか、ズレたとか、錆びたとか、合わないとか、かすれたとか、ちびたとか、そういう話じゃないの。(驚驚)

最近、そういうのが多いですね(泣)。10-24mmはそうならないことを祈ります。

>そっ、そして、最後の(驚驚驚驚)は、レビューは実は次回らしいとのこと、ああっ...!

なるべくはやくアップします。m(_ _)m

■ めがねのパイロット様
>トキナー買うのはやめときなー、は格言ですね(笑)

ありがとうございます。

トキナーレンズ、思い出してちょっと腹が立ちました(苦笑)。

>私も意を決し、30年使えるレンズを持つべし、という気持ちで。
>今回のボーナスで中古ではありますが、プラナー50mm F1.4 ZF.2とアポゾナー135mm F2 ZF2.を買いました。

おめでとうございます!\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

ZF.2シリーズ、いいですよねぇ。ミルバスは仰るようにデザインに癖があります。私ももう少し機能的なデザインの方がいいと思いますねぇ。

>あと、頑張ってディスタゴン35mmのF1.4かF2のどちらか欲しいです。

私も欲しいです。しかし、最近あんまりフィルム撮影できていないのと、FX機を買うのは当分先になりそうなので…。

>この購入を機に、手持ちのMFニッコールで使わないものを手放すか検討中です。
>というか、防湿庫もう一杯で(泣)

そこは防湿庫をもうひとつ、じゃないのでしょうか(笑)。

_ めがねのパイロット ― 2017年12月07日 21時14分31秒

 Haniwa様

 コシナ・ツァイスのクラシックも気が付いたらほぼ生産終了なので、あとは売れ残りの新品か中古ですね。
 ミルバスに置き換え、ということでしょうか。

 35mmは、開放からシャープなのはZMのビオゴン35mm F2があるので、一眼レフの方は35mm F1.4 ZF.2にしようかと。
 28mmは要らないから、あとは25mmでシメか、とも・・・

>トキナーレンズ、思い出してちょっと腹が立ちました(苦笑)。

 腹が立つと言えば、ブロニカEC2台目が修理から戻りました。
 修理前からフィルムの送給がおかしく、2コマ目スタートとかしていました。
 症状書いて出しましたが「異常確認できませんでした」と戻ってきました。
 試写したら、案の定2コマ目スタートで直っておらず・・・
 ホント、息子がやっているistテクニカルですが、修理は信用できない会社です。
 電話すると「電話のやり取りはサービス向上のため録音させていただいております」と・・・
 よほど後ろめたいことやっているのかと、勘ぐるばかりか、実際そう思う次第・・・
 また直ってない、おかしい、と送りつけるか、もう1本試写してからにするか、悩みますね・・・

 なおこの会社、知り合いがフジの古い中判の修理を出した際、勝手にレンズばらした挙句に請求掛けられ(しかも描写が悪くなったとか)。
 別の個体では作動に関係ないボディの小キズなのに「致命的な故障の恐れありで部品交換が必要」とやらなくても良い修理までさせようとしていました。

 MっぷカメラでD700買って保障修理した時は、この会社に持って行かれて、帰ってきたときビビりましたが、調整は問題なかったですね。
 別でブロニカS2のオーバーホールもしましたが、問題なし。
 作業員に問題ありなのかな・・・

>そこは防湿庫をもうひとつ、じゃないのでしょうか(笑)。

 うぐぅっ(汗
 今夏に知り合いのカメラマンから4段両開きの東洋リビングの防湿庫をタダてもらい、除湿ユニットを修理して新品同様に。
 さすがに、これ以上は防湿庫増やせません(アパート住まいにつき)・・・
 というか、4段両開きがほぼ満杯になるほど機材持っていたことに驚きでした(笑)

_ ノーネームしたん ― 2017年12月08日 15時51分36秒

>【DXレンズはFX機でも使える】

たまに使ってる人居ますね、
使い勝手は使い分けきちんとできていればそれでいいんですから良いんですけどね、

>ほとんどの人は、絞ったら絞り羽根の絞り具合が足りなくて露出オーバーになったり、無限遠まで回るかあやしい新品レンズを黙って使うんだ、へー、と思った。

これは自分が何か失敗したかな…と考えてるだけかと…。

>ニコン自体もNikon 1を終わらせつつあるようだし、すぐに壊れるような欠陥シリーズにあえて手を出す必要もない。

T〇kinaを見習っただけでs

_ Haniwa ― 2017年12月17日 21時31分31秒

皆様、お返事が遅れてすみません。m(_ _)m

■ めがねのパイロット様
>コシナ・ツァイスのクラシックも気が付いたらほぼ生産終了なので、あとは売れ残りの新品か中古ですね。
>ミルバスに置き換え、ということでしょうか。

クラシックは、たぶん売れ行きが落ちてるんでしょうね。SONYα用とかなかったですし、設計が古いと思われるんでしょう。あの手のレンズを買う人はもうメインカメラはαなんじゃないでしょうかねぇ。

35mm F1.4って最近はあまり流行らない焦点距離になってきていますね。
私は1本しか持って行かないときに35mmってよい焦点距離だと思うんですが。
28mmだと広角的にしか使えませんが、35mmは標準っぽくも広角っぽくも使えます。

>症状書いて出しましたが「異常確認できませんでした」と戻ってきました。
>試写したら、案の定2コマ目スタートで直っておらず・・・

うーん、なんかテストするフィルムが違うんでしょうかねぇ。

>「電話のやり取りはサービス向上のため録音させていただいております」

これはいまやトラブル回避のために仕方ないですね。
こういう宣言をしないとものすごいことを言う人がいるそうなんですよねぇ。

>また直ってない、おかしい、と送りつけるか、もう1本試写してからにするか、悩みますね・・・

使っているフィルム銘柄を書いて再修理をお願いするのがよいかもしれません。
それでもその銘柄でテストしないのならば、そこはその程度のお店なんだと思います。

>なおこの会社、知り合いがフジの古い中判の修理を出した際、勝手にレンズばらした挙句に請求掛けられ(しかも描写が悪くなったとか)。
>別の個体では作動に関係ないボディの小キズなのに「致命的な故障の恐れありで部品交換が必要」とやらなくても良い修理までさせようとしていました。

これはまずいですねぇ。レンズは昔ならばばらして組み直した方がよくなることが多かったですが、いまやどんなレベルの人がバラしているかも分かりませんからね。よくなるまで何回も組み立て直させたいところですが、信頼できる他のところで組み立て直した方がよいような気もします。

「作動に関係ないボディの小キズなのに」という点は、ちゃんとどういう理由で致命的だと判断したのかをよく聞かないといけませんね。そのキズの下に何か重要部分があってそこがダメージ受けてる可能性があるというのならわかりますが、たとえそのような場合でも精度が出ていればそのままでもいいような気もしますし。

>MっぷカメラでD700買って保障修理した時は、この会社に持って行かれて、帰ってきたときビビりましたが、調整は問題なかったですね。

お店の保証で直すときは、メーカーでなくて「メーカー認定」の修理会社に出されがちで、やや不安がありますよねぇ。

>さすがに、これ以上は防湿庫増やせません(アパート住まいにつき)・・・
>というか、4段両開きがほぼ満杯になるほど機材持っていたことに驚きでした(笑)

カメラが増えると防湿庫を買わざるを得なくなり、防湿庫に空きがあるとそれを満たすまでカメラが増殖するという謎の現象が…(笑)。

_ Haniwa ― 2017年12月17日 21時39分30秒

皆様、お返事が遅れてすみません。m(_ _)m

■ ノーネームしたん様
DXレンズがFX機で使えるのは、某キヤノンでは使えないのよりもよいと思います。
実際に使ってどうなのかは分かりませんが。

>>ほとんどの人は、絞ったら絞り羽根の絞り具合が足りなくて露出オーバーになったり、無限遠まで回るかあやしい新品レンズを黙って使うんだ、へー、と思った。

>これは自分が何か失敗したかな…と考えてるだけかと…。

一般人は同じ条件で絞りをどんどん変えて撮ったりすることはあまりないので、なかなか原因に思い至らないかもしれませんね。だとすると、トキナーってかなりあくどいような。どうせ気づかないだろう、とか思っているんですかねぇ(怒)。

>>ニコン自体もNikon 1を終わらせつつあるようだし、すぐに壊れるような欠陥シリーズにあえて手を出す必要もない。

>T〇kinaを見習っただけでs

そんなところ見習わなくてもいいのに(泣)。コンパクトで明るいところでは素早いAFなどよいなぁと思ったんですが。本当にあんな簡単に絞りが動かなくなるとは思いませんでした。マニア相手にしたくないというのは、実は手抜きがばれるのが嫌だったからなのかなと思ってしまいますね。

_ めがねのパイロット ― 2017年12月19日 21時12分11秒


 Haniwa様

 結局、ツァイス・クラシックは25/2、35/1.4、50/1.4、135/2 ZF.2で一旦終わりにしました。

 35/1.4はカメラ店の新品在庫を最安値よりも僅差で安く買えましたが、届いたものを確認するとピントリングが重すぎ・・・
 反転させるとマウントがきしむ(泣)
 販売店へ連絡し、コシナ直送で保証修理(調整)へ行きました。
 決して新しくない在庫品だとは思いますが、あれは出荷時の調整ミスと思います。

 35mmは、実は一眼レフではまだ持っていなかった、敢えて持たなかった焦点距離ですね。
 50mmと28mmを持った時の間で迷いそうで・・・

 35mmは使いやすいと思います。
 レンジファインダーでは、いい感じで使っていますね。

 試写はまだ半分程度ですが、意外なことに、プラナー50mm F1.4 ZF.2とAi 50mm F1.4sとの描写の差がない。
 差を探すのが大変なくらいでした。
 この辺り、クラシックはフィルム時代の名残を持ったレンズの設計で、デジタル用に開放からピシピシにシャープに振ったミルバスとの差別化、嗜好の変化なのかもしれません。

 一方、ミルバスへもそのまま移植されたアポゾナー135/2の方は、開放から完全にシャープで、絞は深度調整だけです。
 確実に設計思想の違うレンズですね。
 お持ちのアポランター125mm F2.5も同様の性質かと思います。

 そうなると、同スペックのMFニッコールとの差が気になりますね。
 135mm F2sはあるので、近く比較してみます。
 35mm F1.4はないので、入手するか検討中です。
 しかし、比較したら大して変わらない、という結果が出たらツァイスの存在が微妙な立ち位置に・・・
 製品の質感は最近のAFレンズとは別格なので、その方面でしか生き残れないのか・・・

 ブロニカECは修理会社へ連絡して、ポジ付きで返却(着払い)しました。
 どんな結果になるのか、ドキドキ・ハラハラです(笑)
 これでダメなら、今後はブロニカはS2を2台体制で運用していこうかと思います。

_ Haniwa ― 2017年12月27日 20時42分12秒

めがねのパイロット様
お返事が遅れてすみません。m(_ _)m

>35/1.4はカメラ店の新品在庫を最安値よりも僅差で安く買えましたが、届いたものを確認するとピントリングが重すぎ・・・
>反転させるとマウントがきしむ(泣)

そ、それはすごいですね。どうしちゃったんでしょう。長期在庫でグリスが固まったとか。いや、でもあんまり使ってなくてピントリング重くなったレンズってあんまりないですからね。やはり仰るように出荷時調整ミスなんでしょうか。

>35mmは、実は一眼レフではまだ持っていなかった、敢えて持たなかった焦点距離ですね。
>50mmと28mmを持った時の間で迷いそうで・・・

28mmがあると35mmはなかなか手が出ないですね。ただ、以前は28mmの明るいものはF2クラス止まりで、35mmにはF1.4が古くからありましたから、明るい広角レンズが欲しい人は35mmという面もありますね。

レンジファインダーは28mmの内蔵ファインダーがなかなかなかったというのもあって、広角は35mmという面もありましたね。

>試写はまだ半分程度ですが、意外なことに、プラナー50mm F1.4 ZF.2とAi 50mm F1.4sとの描写の差がない。
>差を探すのが大変なくらいでした。

新しめのレンズだと、補正状況が似てくるんですかねぇ。随分以前から球面収差の過剰補正が嫌われていますから。

>一方、ミルバスへもそのまま移植されたアポゾナー135/2の方は、開放から完全にシャープで、絞は深度調整だけです。
>確実に設計思想の違うレンズですね。

なるほど。これは同一焦点距離を複数本持ついい訳が…(笑)。

>お持ちのアポランター125mm F2.5も同様の性質かと思います。

マクロアポランター125mm F2.5SLはたしかに開放からシャープですね。
ただ、ちょっとエッジが立ったような感じがします。デジタル画像で言えばアンシャープマスクがちょっと掛かった感じなんですね。好き嫌いが分かれるかもしれません。
色もこってり油絵というよりは水彩画っぽい感じです。

>そうなると、同スペックのMFニッコールとの差が気になりますね。
>135mm F2sはあるので、近く比較してみます。
>35mm F1.4はないので、入手するか検討中です。

期待します。雑誌等の作例を見る限りではAi Nikkor 35mm F1.4Sは絞りの効くレンズですね。開放はきっちり解像しているけれどもコントラストは低めという。

>製品の質感は最近のAFレンズとは別格なので、その方面でしか生き残れないのか・・・

これは大事な点だと思います。そんなに高価ではないのにしっかり作られているという。

>ブロニカECは修理会社へ連絡して、ポジ付きで返却(着払い)しました。

2回も3回も同じことを繰り返すと、このネット時代(笑)に悪評絶ちますからね。
次はきちんとしてくれると思いますよ。

_ めがねのパイロット ― 2018年01月14日 20時55分45秒

 Haniwa様

 コシナ(ツァイス)からレンズが戻ってきたので報告です。

 向こうからは「可能な限り軽くしました」と電話で連絡。
 届いてモノを確認すると・・・ん? と思いました。
 少し動かしたりコタツで温めたりして感触を調べましたが、後日触ると確かに軽く具合が良くなりました。

 グリスのなじみが足りていないのか、新品の時はこんな感じなのか、わかりませんが一応満足のいく仕上がりで使えます。

 先日はそりレンズや25mmを持って、近所の露店市に行きました。
 夜の撮影でしたが、どちらも開放からきれいで良かったです。

 ブロニカの方は届いても何も返事なしで、たぶん作業中か何かだと思います(汗
 この会社、自責返却だとそういったところのフォローが全然ないですね。

 今日は近所のどんど焼きを見に、撮りに行きました。
 F6にAF-S 50mm F1.4GつけてトライXで。
 さすがに夕暮れ薄暮以降のお祭りなので、ちょっとキツかったですね。
 火が着いてからならある程度撮れそうなので、来年は撮影ペースを考えてまた撮りに行こうと思います。

 ただ、F6のファインダー、ミラーが何かでずれたのか、合焦位置と見えているピント位置がなんかズレていました。
 今度はこっちが修理なのか・・・

_ Haniwa ― 2018年01月15日 08時47分32秒

めがねのパイロット様
ご報告ありがとうございます。

最初は少し固めなんでしょうか。
なじむと満足の仕上がりで良かったですね。

自分の勝手な思い込みですが、ニコンって最初から使いやすい柔らかさのグリスですが定期的にメンテナンスしないとグリス切れしてしまう感じで、(コシナ)ツァイスはメンテ無しでかなり長期間使えるようなつもりでグリスを選んでいるような感じだと思っています。
たしかコシナツァイスが出始めの頃雑誌の取材で何十万回(記憶が不確かです)の往復でもグリスが切れないようにとか書いていました。寒いところでの動作テストの冷やされたレンズの写真が記憶にあります。

>夜の撮影でしたが、どちらも開放からきれいで良かったです。

よいですね。露店の撮影は気を使いますが、よい写真になりそうな気がします。

>この会社、自責返却だとそういったところのフォローが全然ないですね。

少人数の職人気質の人で回してるんでしょうね。
あがりが良ければそれでもよいのでしょうが。

>F6にAF-S 50mm F1.4GつけてトライXで。
>さすがに夕暮れ薄暮以降のお祭りなので、ちょっとキツかったですね。

トライXで万全(違
カラーネガですが、PORTRA800もよいと思います。1段しか違わないのでデジカメ時代だとたいした違いはないようにも思えますが、明るいレンズの開放とISO800でなんとか頑張るのもまた楽しいです。

>ただ、F6のファインダー、ミラーが何かでずれたのか、合焦位置と見えているピント位置がなんかズレていました。
>今度はこっちが修理なのか・・・

あらら。私もF100でなったことがあります。AFやフォーカスエイドの方が合っていて、ファインダーでの合焦がずれていました。よくなるといいですね。

Nikon F100を修理に出す ― 2007年06月22日
ttp://haniwa.asablo.jp/blog/2007/06/22/1596140
↑このころのニコンサービスセンターはちゃんとしていたなぁ。

_ めがねのパイロット ― 2018年01月21日 08時52分08秒

 Haniwa様

 もしかしたら、ニッコールレンズはある程度グリスが抜けやすくして、メンテに来てもらう。
 そのときにユーザーの使用状況を確認して製品にフィードバック、などしていたのかもしれませんね。

 ツァイスのは、確かにそんな記事を読んだことある気がしますね。
 このあたりの差は、製品の設計思想の違いとして出てきそうですね。

 ただ、レンズが重いは、あまり好きにならない設計思想です(泣)

 ミラーレスの情報もぼちぼち出てきましたので、どんなのが出てくるのか楽しみです。
 Ai連動するアダプターとか、メーカー純正でキチッと出してくれたら、本当にうれしいです。

_ Haniwa ― 2018年02月07日 11時38分01秒

めがねのパイロット様
お返事が遅れてすみません。m(_ _)m

>もしかしたら、ニッコールレンズはある程度グリスが抜けやすくして、メンテに来てもらう。
>そのときにユーザーの使用状況を確認して製品にフィードバック、などしていたのかもしれませんね。

ニコンは使用説明書に定期的なメンテナンスをするように書いていましたから、ヘビーユーザーに頻繁に来てもらってフィードバックしていた可能性は高いですね。

メンテナンス拠点がそんなにないツァイスの場合はなるべく永くノーメンテナンスでという発想はあり得ますね。

>ただ、レンズが重いは、あまり好きにならない設計思想です(泣)

たしかに。ただ、天体撮ったりするときはピントリングは重い方がよいです。
月食撮ろうかとどどっと400を上に向けたら、あれはグリス入ってないカム式なので、ゆっくりとですがレンズが短くなっていきます。

>ミラーレスの情報もぼちぼち出てきましたので、どんなのが出てくるのか楽しみです。
>Ai連動するアダプターとか、メーカー純正でキチッと出してくれたら、本当にうれしいです。

新しいレンズが売れなくなると困るので、α7シリーズなどの方がMFニッコール使いやすい状況は続くんじゃないかという気はします。

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