AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED 購入(その1)2017年12月05日 00時00分00秒

AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED + Nikon D300S

最近カメラネタが少なくてすまん。やっとカメラネタだ。しかも「荒野の故障ブログ」ではない。AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED を購入したのだ。

【前史:DXレンズを買う決意】

D300で某スポーツ撮影をしていて、12万ショットでシャッターユニットを交換、通算36万ショットでAFにピントズレが発生して、D300Sを購入したことは以前に書いた。
Nikon D300、「ミラーアップ」で「入院」 ― 2013年04月30日
Nikon D300とAI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>とで遠方でピントが合わない ― 2017年09月24日
結局D300Sを手に入れた ― 2017年10月03日

それで、自分はDXフォーマット(APS-Cサイズ)のDSLRしか持っていないのに、DXは嫌だ嫌だと言い続けていた。それは、広角側がどうしても弱いし、レンズの焦点距離が既存のレンズ(35mmフィルムやFXフォーマット用)とうまく合わないからでもある。あと、フォーマットが小さいと一眼レフのファインダー像も小さいので、マニュアルフォーカス(MF)が辛いというのもある。

そうはいうものの、FX機で自分の用途に合う機種はフラッグシップしかないし予算的にそれは無理なので、D300シリーズを使っている。

【最悪のTokina AT-X 124 PRO DX II 12-24mm F4】

そのDXフォーマットの広角側の不満を解決しようと、Tokina AT-X 124 PRO DX II 12-24mm F4を買ったことがある。これで35mm換算で18mmから36mmまでカバーできるはずだった。
Tokina AT-X 124 PRO DX II 12-24mm F4購入 ― 2012年07月05日

しかし、絞っていくと段々と露出がオーバーになっていく個体だったので、購入店のヨドバシカメラで交換してもらった。
Tokina AT-X 124 PRO DX II 12-24mm F4交換してもらったが… ― 2012年07月07日

交換してもらった店頭在庫の新品のTokina AT-X 124 PRO DX II は、絞っていっても露出は安定していたが、距離指標が大幅にずれていた。無限遠が出るのかもあやしいぐらいずれていた。店頭にある展示品のTokina AT-X 124 PRO DX II をみたら、距離指標はずれていないが、絞っていくと露出オーバーになるものだった。それでヨドバシの店員さんの勧めもあって返金処理してもらった。「お客様の場合、このメーカーのレンズを購入しない方がよいと思います」と店員さんに言われたのを今でも覚えている。ほとんどの人は、絞ったら絞り羽根の絞り具合が足りなくて露出オーバーになったり、無限遠まで回るかあやしい新品レンズを黙って使うんだ、へー、と思った。
Tokina AT-X 124 PRO DX II 12-24mm F4 返品して返金ですっきり! ― 2012年07月09日

ということで、長くなったのでAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDの話はまた今度(おいっ

気を取り直して…、前置きが長くてすまん。

【Ricoh THETAが気になる】

もっと広角を撮りたいという気持ちは、夏前頃からRioch THETAに向いていた。THETA SかTHETA SCを買いたいなと思っていた。なかなか踏み切れなかったのは、画質がもう一息だったからだ。それよりも前のTHETAよりはよくなっているのだが、360度写るからとはいえ、スマホよりも見劣りする感じがどうもすっきりしなかった。

あと、THETAの不満点は、画像を画像処理ソフトで修正すると、独自EXIFが壊れて、THETA撮影画像の天地が定まらなくなること。修正と言っても、写っている自分や周囲の人を隠したいだけなのだが。たったそれだけのことなんだけれども、Ricohの付属アプリではそれができないらしい。それ以外の画像処理ソフトで修正すると天地が失われる。解決するアプリをフリーで提供してくださる人もおられるのだが、1枚1枚EXIFを待避させてあとからもう一度書き込むのは面倒だ。

それでリコーの公式THETAソフトがそういうことに対応しないかなぁと思っている内に、新型THETAの噂が流れてきた。おっ、画質が向上するかも、と期待した。しかし、動画の方に重点を置いて、スチルの画質はあまり変わらないTHETA Vが発売された。本体価格も高くなっただけでなく、水中ハウジングケースがかなり高くて萎えた。いまみたら、従来のハードケースTH-2はSやSCだけでなくVにも使えるのね。知らなかったので、そこまで防水にしなくてもいいのに(雨風が防げればいい)、高価な水中ハウジングを買わなければいけないんならもうRicoh THETA Vには興味なし、と急速に興味は萎んだ。THETA SCを買えばいいんだろうが、Sが販売終了になったので、Sのシリーズの先はあまり長くない様な気がして(専用ソフトウェアもVとS,SCとで違うようだった)、買う気が失せた。だってRicoh THETA Vの値段でAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDの中古買えるやん。

ということで、長くなったので続きは次回に(おいっ

【1 NIKKOR VR 6.7-13mm f/3.5-5.6いいレンズなのになぁ】

それで、Nikon 1の1 NIKKOR VR 6.7-13mm f/3.5-5.6が以前から気になっていて、新品で買おうかとも思っていた。画質も 1 NIKKORの中では一番よいぐらいだと言われていた。なによりもコンパクトなのがよい。これで35mm換算で18mmから35mmまでカバーできる。Nikon 1 V1ならEVFがあるので日中でも構図の確認がちゃんとできる。

しかし、自分の所有する1 NIKKORレンズが立て続けに絞りが開かないという同じ故障をしたので、もうNikon 1のシリーズは買わないと決めた。ニコン自体もNikon 1を終わらせつつあるようだし、すぐに壊れるような欠陥シリーズにあえて手を出す必要もない。
1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6の絞り故障 ― 2017年08月20日
こんどは1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6の絞りが故障 ― 2017年09月05日
なお、COOLPIX S30も同様の症状で故障している。
COOLPIX S30、3年半で壊れる ― 2016年01月21日

ということで、D300Sに超広角レンズを付ける方向に腹は決まった。

【SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSMも気になる】

候補は、SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSMとAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDだ。

DXフォーマット最広角のSIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSMはずっと気になっていた。シグマのレンズなので中古品はあまりなく、中古を買うのも得策じゃないので、新品で買おうと思っていたのだが、どうも最近値上がり気味なんだよね。

それで、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDの中古価格を見てみたら、まだ高いところもあるのだが、安いところもちらほらでてきている。AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDが少し安くなってきているのは、競合する廉価なAF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VRが発売されたせいもあるのかもしれない。

【「不変のニコンFマウント」AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR】

AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VRを買わなかったのは、D300Sでは使えないし、フラッグシップでさえ最新のD5以外では使えないという制限があるからだ。レンズ単体ではピントも合わせられないレンズは、かなりきつい(といいつつ 1 NIKKORレンズもそうなんだが…)。VRがついているのは船に乗ったときにいいなぁと思いつつもこれだけの制限があるレンズはちょっと手を出せない。残念。

【DXレンズはFX機でも使える】

他方で、DXは嫌だ嫌だと言いながらAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDを結局買ったのは、FXのカメラや所有するF100でも使えるからだ。F100で使うのはイレギュラーとしても、FXのDSLRだとクロップして普通に使える。しかも最近のDSLRは高画素化しているので、クロップしても十分な画素数が確保されている。将来FX機を買っても、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDは使えるからだ。

ということで、やってきましたAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED(ここまで長かった)。

ということで、インプレ・作例等続きは次回に。

【追記:2017年12月6日】
AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED 購入(その2) ― 2017年12月06日

AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED 購入(その2)2017年12月06日 00時00分00秒

【写真上】JR桜木町駅前1:Nikon D300S、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、Nikon NCフィルター、HB-23フード、10mm、F8、1/500秒、絞り優先AE、ISO-AUTO(ISO 200)、AWB、画像設定:ポートレート、中央1点AF

やっと、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED の作例とインプレだ。
AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED 購入(その1) ― 2017年12月05日のつづき。

今回、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED は中古で買った。某目黒区の某3宝カメラで購入した。3宝カメラはリニューアルしてから行くのは初めて。きれいでおしゃれなお店になっていた。ちなみに自転車とオートバイは店の前に停めていいことになっているのだが、その場所は奥行きがなく端っこにスロープがあるだけでかつ歩道との間に25cmぐらいの段差があるので、大きなオートバイは要注意だ。停めたはいいが、出るときに方向転換できなかったり、方向転換するときにこかしたりする可能性がある。

さて、同時にチェックしていいのは3本までというので、Aランクのものを3本出してもらって検品した。1個目はズームリングの動きがギクシャクしていた(重さが途中で変わって滑らかにズーミングしにくい)。ぐ、ぐぐぐ、ぐ、という感じ。動画の場合に困る動きだ。新品であるいはニコンに修理に出してもズームリングの動きがそういうレンズもあるので、このレンズもそうなのかなと思った。あとSWMのピントリングも少しザリザリした感じが…。

2本目。あれ?さっきのズームリングと全然違ってすーっと端から端まで回る。多少重さの変化はあるが、それがズーミングのギクシャク感にまでは繋がらない。SWMのピントリングも適度な重さがありつつも滑らかに回る。1本目と全然違うレンズのようだ。

3本目。これもズームリングのギクシャク感はないが、ズームリングが少し重い感じがする。ピントリングもほんの少しザリザリ感があるようなないような。1本目と2本目の中間のようだ。

それで2本目をカメラに付けさせてもらって動作等を確認して、買って帰った。このレンズ、保証書以外の全てが揃ったものだった。購入を告げると、金箱やらなにやら一切合切が出てきた。ビニルまで購入時のままだ。いままで中古でレンズ買って箱が付いてきたのは初めてだ。

AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED はM/AモードがあるSWM(超音波モーター)駆動のレンズで、ピントリングはAF中でも回せる。ピントリング自体の回転角は約90°で無限遠から最短撮影距離まで回る。Aiレンズなどと同じぐらいの回転角だ。ただ、距離指標は無限遠から最短まで30度ぐらいしか動かない。何かの仕組みで減速しているようだ。だから、見た目の距離指標が30°ぐらいの回転角しかなくて無限遠のすぐ横が0.5mになっているからといってマニュアルフォーカスがしにくいということはない。超広角レンズとして十分な回転角(約90°)がある。なお、ピントリングは端まで回して距離指標が動かなくなってもピントリング自体はどんどん動かせる。端っこでカツッと止まるわけではない(AF時はカツッと止まる)。無限遠はいわゆる「浮いている」タイプで、無限遠マークを少し行きすぎたところまで回る。

なお、このレンズはバリフォーカルらしく、10mmでピントを合わせてズームリングを望遠側に動かしていくと、ファインダーで分かるほどにピントがずれていく。焦点距離を変えたら必ずピントを合わせ直す必要がある。

AF(オートフォーカス)は素早い。2種類あるうちのリング型SWMなのだろう。うちにもう1本あるAF-SレンズのAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRは小型SWMの方らしく、ものすごくもっさりとしたAF作動だ。AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRは、ニコンの初代AF一眼レフF-501に古くて暗いAFレンズを付けたときのAF動作よりも遅い。それに比べるとAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED はさっと動くのでストレスフリーだ。

ズームリングは10mmから24mmまで90°に少し足りない感じ80°ぐらいか。10~18mmぐらいまでは間隔が開いているが、20~24mmは詰まっている。超広角レンズは1mm違うと全然画角もパースも違ってくるから焦点距離も短い方は間隔を大きく取っているのだろう。微妙な画角調整も可能な回転角だ。

鏡筒の外側はエンジニアリングプラスチックで梨地模様になっている。側面にM/AとMの切り替えスイッチのみある。VR(手ぶれ補正)は搭載されていないので、VRのスイッチはない。マウント座金は金属。

このレンズはフィルター径77mmなので迫力があるのかと思いきやそうではない。鏡筒は77mm径よりも細い。それに前玉が42~3mmぐらいの直径しかないので、普通の52mmフィルター径のレンズと変わらない感じ。うちにある最大フィルター径のレンズはAI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>(Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D<NEW>)の72mmだったのだが、AI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>(Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D<NEW>)は前枠一杯に前玉があるので迫力があるが、このAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDはそれよりも大きなフィルターサイズに見えない。超広角レンズなのでフィルターでケラレないように枠が大きめになっているのだろう。

フードはバヨネット式のプラスチック製HB-23が付属している。フードの内側はマット仕様だが、溝が切ってあったり植毛されているわけではない。HB-23フード自体はAF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-EDなどと共用のようだ。

描写性能は、カリカリの解像度というわけではないが、ズームレンズとしては普通の解像度という感じ。D300Sで撮っても髪の毛1本1本は描写できている。AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRの解像度が低いので不満だったのだが、24mm(36mm相当)までやVRを必要としないときは、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDを使うことになりそう。

【写真下】JR桜木町駅前2:Nikon D300S、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、Nikon NCフィルター、HB-23フード、10mm、F8、1/640秒、絞り優先AE、ISO-AUTO(ISO 200)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、中央1点AF

逆光性能はすごい。ほとんどゴーストが出ない。画面の真ん中に太陽があっても、端っこに太陽があっても、ほとんどゴーストが見あたらない。すごい。15mm相当の超広角レンズなので、画面内に光源が入る確率が高いのだが、このレンズだと光源の位置とゴーストは気にしないで撮影できそうだ。

歪曲収差は10mmの広角端では樽型の歪曲があるが、画角を考えると十分補正されていると思う。撮影距離によって歪曲収差が違う感じがする。2枚目の作例ですぐ横にあった街頭が写り込んでいて歪曲しているが、遠方のものはあまり歪曲していない。フォーカス位置と被写体の距離で変わるのだろうが、気になるほどの歪曲ではないと思った。Capture NX-iCapture NX-D等で補正も可能で、試しに補正してみたが、ほとんど変わらないので自分は無補正で大丈夫だと思った(最近のカメラだとカメラ内で歪曲収差の補正が可能)。

ということで、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDのインプレ、まだ続くかも。


【写真上】JR桜木町駅前1:Nikon D300S、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、Nikon NCフィルター、HB-23フード、10mm、F8、1/500秒、絞り優先AE、ISO-AUTO(ISO 200)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、中央1点AF

【写真下】JR桜木町駅前2:Nikon D300S、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、Nikon NCフィルター、HB-23フード、10mm、F8、1/640秒、絞り優先AE、ISO-AUTO(ISO 200)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、中央1点AF

AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED 購入(その3)2017年12月13日 00時00分00秒

【写真上】横浜駅西口1:Nikon D300S、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、Nikon NCフィルター、HB-23フード、10mm(広角端)、F3.5開放、1/40秒、絞り優先AE、ISO-AUTO(ISO 1400)、AWB、ピクチャーコントロール:スタンダード、マルチパターン測光、中央1点AF 、高感度ノイズ低減:標準

戴いたコメントのお返事ができておらずすみません。m(_ _)m

絞り環のないレンズを買うと「荒野の故障ブログ」になるのではないかと期待されている向きもあるかと思うが(笑)、いまのところ大丈夫だ。

AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDという絞りリングのないレンズを買ったが、レンズには絞りリング(絞り環)があった方がよいと今でも思っている。DX専用のレンズだと絞り環の必要性は低いとは思う。しかし、10-24mmのような焦点距離の短い特徴あるレンズは、絞り環があれば色々なところに装着して楽しめるのになぁとも思う。以前から言っているが、せめて単焦点レンズや高級レンズには絞り環が欲しい。絞り環がないと、ベローズや電気・機械連動のないマウントアダプターや自作の鏡筒などに装着して楽しみにくいからだ。Gタイプレンズは、絞り環がなくても絞り連動レバーがあって機械制御の絞りだからまだいい。サードパーティのマウントアダプターの多くは、ニコンのGタイプレンズで絞りが設定できるように機械的な工夫をしているものが多い。【追記】でも、ニコン純正にはそんなアダプターはない。他社ボディで絞り環のないニッコールレンズが使えるが、ニコンボディでは使えないものがあるという矛盾。それがAF-PのEタイプレンズになってさらに酷くなった。安いレンズだけがそうならいいんだけど、今までのニコンの流れだとそのうち新しく出るレンズがすべてAF-PのEタイプになってくるんだろうな。【追記終わり】

写真家の赤城耕一氏は、個人的には絞り環のないレンズは一切所有しておられないという。見習いたいがすでにDXレンズ2本目だ(泣)。

【写真下】横浜駅西口2:Nikon D300S、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、Nikon NCフィルター、HB-23フード、24mm(望遠端)、F4.5開放、1/40秒、絞り優先AE、ISO-AUTO(ISO 1400)、AWB、ピクチャーコントロール:スタンダード、マルチパターン測光、中央1点AF 、高感度ノイズ低減:標準

さて、今日はAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDの夜景作例だ。AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDは非球面レンズで補正しているせいか、絞り開放で夜景を撮影しても周辺の点光源が鳥の羽根を広げたようになりにくい。完全に点光源が丸に写るとまではいかないかもしれないが、あからさまに鳥に羽を広げたようには写っていない。画角が広いので少し絞って星の撮影にも使えそう。ただ、私の場合ボディがD300Sなのでちょっと星空撮影はきついかもしれない(泣)。


【写真上】横浜駅西口1:Nikon D300S、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、Nikon NCフィルター、HB-23フード、10mm(広角端)、F3.5開放、1/40秒、絞り優先AE、ISO-AUTO(ISO 1400)、AWB、ピクチャーコントロール:スタンダード、マルチパターン測光、中央1点AF 、高感度ノイズ低減:標準

【写真下】横浜駅西口2:Nikon D300S、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、Nikon NCフィルター、HB-23フード、24mm(望遠端)、F4.5開放、1/40秒、絞り優先AE、ISO-AUTO(ISO 1400)、AWB、ピクチャーコントロール:スタンダード、マルチパターン測光、中央1点AF 、高感度ノイズ低減:標準

宮ヶ瀬クリスマスツリーを観てきた2017年12月17日 00時00分00秒

【写真上】清川村宮ケ瀬湖畔園地クリスマスみんなのつどい:Nikon D300S、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、Nikon NCフィルター、HB-23フード、10mm(広角端)、F3.5開放、1/2秒、手持ち撮影、絞り優先AE、ISO-AUTO(ISO 3200)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、51点AF-AUTO 、高感度ノイズ低減:標準
【写真中】清川村宮ケ瀬湖畔園地クリスマスみんなのつどい:Nikon D300S、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、Nikon NCフィルター、HB-23フード、10mm(広角端)、F3.5開放、1/10秒、-2.0EV補正、手持ち撮影、絞り優先AE、ISO-AUTO(ISO 3200)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、51点AF-AUTO 、高感度ノイズ低減:標準

昨日は朝から、オートバイのHonda CRF250Lのエンジンオイルを交換した。3回連続でHonda ULTRA G4 0W-30にした。指定のオイルはHonda ULTRA G1 10w-30で、お勧めがHonda ULTRA G2 10W-30なのだが、最初のエンジンオイル交換でG2にした以外はずっとG4にしている。G4に変えた最初の1年は平均燃費が20-25km/Lだったが2年目以降は25-34km/Lと向上した。あまり燃費が伸びないのは、短距離走行が多いのと、G4オイルは吹け上がりがよいので、ラフなアクセルワークのためではないかと思っている。

今回、燃費を伸ばしたいのでG4よりも拭け上がりにくそうなHonda ULTRA G3 10W-30にしようかと思ったのだが、これから寒くなるので下が0Wの方がやっぱりいいかと思って今回もG4にした。G4だと気温が2℃あたりの寒い朝でも軽くセルモーターが回ってエンジンが調子良いので。寒くなるとそんなにバイクに乗る機会がないのだが、まったく乗らないわけでもないので。今回はオイルフィルターは交換しなかった。注文するのが面倒だったからだ。

さて、オイル交換してひとっ走り行こうかと思ったら、家族がどこかに連れて行けとうるさいので、車で宮ヶ瀬のクリスマスツリーを観に行くことになった。バイクはオイル交換して少し暖機しただけで終わりに(泣)。宮ヶ瀬とは、神奈川県愛甲郡清川村にあるダム湖周辺のことである。

この宮ヶ瀬では毎年、30mを超える自生のモミの木にLEDの装飾が施され、吊り橋もものすごい数のLED装飾がなされるのだ。自生の木は、どこかのジャンボクリスマスツリーとは違って切られておらず、ずっとそこに生えている30mを超える木である。クリスマス期間以外は、LED装飾もなくそこに立派に自生しているモミの木である。

第32回宮ケ瀬クリスマスみんなのつどい
~宮ケ瀬光のメルヘン~

2017年11月25日(土)~12月25日(月)
17:00~22:00(点灯時間)
清川村宮ケ瀬湖畔園地内

http://www.miyagase.com/xmas/index.html←サーバー重いです。

この期間中は、屋台も出て暖を取るたき火もあり、賑わう。ただ、日が落ちるとこのあたりは寒くなるので、防寒はきちんとしておいた方がよい。また、場所によって気温差が大きい。屋台や飲食店のあるあたりはそうでもないが、水の郷大つり橋のあたりとか宮ヶ瀬湖カヌー場に近い駐車場のあたりは日が暮れるとかなり寒い。昼間はオートバイも結構いるが、日が暮れるとオートバイはいなくなる。

【写真下】清川村宮ケ瀬湖畔園地クリスマスみんなのつどい(水の郷大つり橋):Nikon D300S、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、Nikon NCフィルター、HB-23フード、10mm(広角端)、F3.5開放、1/30秒、手持ち撮影(歩きながら)、絞り優先AE、ISO-AUTO(ISO 1600)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、51点AF-AUTO 、高感度ノイズ低減:標準

なお、この宮ケ瀬クリスマスみんなのつどいの開催期間中の駐車場は普通自動車が17時以降駐車時間に関係なく1000円。また、水の郷大つり橋はこの時期の夜間は徒歩で渡るのに中学生以上300円だ。ほかには飲食しなければお金は掛からない。小田急の本厚木駅から神奈中バスで来る方法もある。1時間に1本の割合で便がある。神奈川中央交通バス「宮ヶ瀬」行き終点下車すぐ(所要時間約1時間)。

ところで、宮ヶ瀬湖周辺は片側1車線道路でほとんどすべてがはみ出し追い越し禁止となっている。しかし、マナーの悪いオートバイがブラインドカーブで黄色線を越えて反対車線にはみ出して追い越して行くのを複数回見たので、くれぐれも運転には注意していただきたい。はみ出して追い越しているだけでも違反なのに(もちろん速度違反もしているようだ)、先の見えないカーブでわざわざ追い越していた。自爆するのは勝手だが、他人を巻き込まないでもらいたいし、バイク乗りがみんなあんなクレージーな奴だと思われるのも困る。そのうち二輪通行禁止になるんじゃないかと心配だ。

ということで、Nikon D300S + AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDの作例だ。


【写真上】清川村宮ケ瀬湖畔園地クリスマスみんなのつどい:Nikon D300S、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、Nikon NCフィルター、HB-23フード、10mm(広角端)、F3.5開放、1/2秒、手持ち撮影、絞り優先AE、ISO-AUTO(ISO 3200)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、51点AF-AUTO 、高感度ノイズ低減:標準

【写真中】清川村宮ケ瀬湖畔園地クリスマスみんなのつどい:Nikon D300S、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、Nikon NCフィルター、HB-23フード、10mm(広角端)、F3.5開放、1/10秒、-2.0EV補正、手持ち撮影、絞り優先AE、ISO-AUTO(ISO 3200)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、51点AF-AUTO 、高感度ノイズ低減:標準

【写真下】清川村宮ケ瀬湖畔園地クリスマスみんなのつどい(水の郷大つり橋):Nikon D300S、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、Nikon NCフィルター、HB-23フード、10mm(広角端)、F3.5開放、1/30秒、手持ち撮影(歩きながら)、絞り優先AE、ISO-AUTO(ISO 1600)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、51点AF-AUTO 、高感度ノイズ低減:標準

Nikon D300S用に無線LAN搭載SDカードFlashAir W-04を買い増す2017年12月28日 00時00分00秒

忖度御前:Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F3.2、1/50秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF

Ricoh GRに無線LAN搭載SDHCカード東芝Flashair W-04を買った話は以前にした。FlashAir SD-UWAシリーズ<W-04> をRicoh GRで使う(追記あり) ― 2017年06月23日

このメモリーカードは、設定で無線LANの電波を出さないように設定していても、カメラ起動時にちょっと電気を食うようだ。リコーGRの電池マークがすぐに目盛り1個分減る。ただ、そのあとは電波OFFにしておくと普通に電池は持つ。いつも電池表示目盛り1個減った状態で使うのはちょっとストレスだが。

この無線LAN搭載SDカード東芝Flashair W-04の使い方としては、タブレットにGRで撮った写真を転送してメールで送るというような形だ。実はあんまりそういう使い方はしていない。しかし、背面カメラのないNexus 7しか持っていないときに写真を撮って送ることが可能になるので、GRにはずっとFlashair W-04を入れている。

前置きが長かった。今回もう1枚の無線LAN搭載SDHCカード東芝Flashair W-04を買い増しした。ニコンD300S用だ。D300はCFカードのみのシングルスロットだったので、Flashairを使いたければSDカードをCFカードに変換するアダプターを使う必要があった。そしてFlashair W-04は速度が速くなったとはいえ、既に持っているCFカードの方がやはり速度が速いので、シングルスロットだと本当に必要でない限りはアダプターでFlashairを使う気にはならなかった。

しかし、D300SはCFとSDのダブルスロットなのである。D300SにFlashairを入れておくと、Flashairで無線LANで端末に飛ばしたり、あるいは端末の直接SDカードスロット経由で転送できるわけだ(CFカードスロットのある端末は少ない)。これでD300Sとタブレットだけで写真を送れるようになる。SDカードスロットの付いたノートPCもメモリカードリーダーも要らない。

それでD300Sの主スロットは今まで通りSanDiskのCFカードにして、順次記録で副スロットにSDカードを指定した。これだとCFカードが満杯にならなければSDカードのFlashairは空のままだ。そして、転送したい画像があるときだけCFカードから画像を選んでFlashairにコピーしてそこからタブレットやPCに転送できる。

撮った画像の転送する割合が高ければ、順次記録ではなくバックアップ記録にすれば、CFカードとSDカードの両方に同じ画像が記録される。そこでSDのFlashairから端末に転送すればいい。

ということで、多様な使い方ができるのでFlashAir W-04を買い増しした。買ったのは32GBだ。ほかのカメラに入れるときに、古い機種だと32GBを超えるかどうかが一つの境目なので。ただ、Nikon 1 V1やRicoh GRなどD300以外のカメラは64GBや128GBにも対応しているようだが(D300Sも64GBや128GBに対応している)。

新しく購入したFlashair W-04もファームウェアも4.00.00だった。それで2017年12月18日に「WPA2の鍵情報の生成・管理に関する脆弱性」に対応したファームウェア(東芝ではソフトウェアと呼んでいる)がリリースされている。
(続報)FlashAir?における「WPA2の鍵情報の生成・管理に関する脆弱性」について

これのWindows用(http://www.toshiba-personalstorage.net/support/download/flashair/update/sduwa/FlashAirFWUpdateToolV4_v40002_w.zip)を適用したら、Flashairの無線SSIDが"flashair_*********"から"flashair"に変更されてしまうので無線LANで端末(スマホやタブレットやPC)と繋がらなくなってしまう。更新後に再設定する画面が出るのだがデフォルトで"flashair"となっていて、元のSSIDが何だったのかはFlashairからは失われている。相手側の端末の無線LANプロフィールから拾ってきて"flashair_*********"にするか(もちろんパスワードもデフォルトのものから自分で変えたものに変える)、"flashair"というSSIDでもういちど端末側の無線LANプロファイルを作り直す必要がある。

ただ、"flashair"のSSIDで無線LANプロファイルを作り直すと複数のFlashairを持っているばあいに、どちらがどちらのFlashairか分からなくなる。購入時のSSIDは"flashair_**********"と固有のものがそれぞれ振られているのに、ファームアップしたら全部"flashair"になってしまうのはおかしい。これではこの脆弱性対応アップデートを当てないという人も出てくるだろう。

こういうところの説明がFlashairは全然駄目駄目なので、これはなかなか普及しないだろうなぁと思った。無線LANの知識がないと繋がらなくなってただのちょっと高いSDカードになってしまう。FlashAir SD-UWAシリーズ<W-04> をRicoh GRで使う(追記あり) ― 2017年06月23日を見てもらっても分かるが、そのソフトウェアが何をどうするものなのかの説明さえもないので、あれこれ試行錯誤して時間を食う。

あと、Flashairの無線LAN機能を常時使うのでなければ、無線LANの電波はOFFにしておいた方がカメラの電池は持つ。リコーGRの方ではeye-fi連動機能を使って電波のON/OFFをしている。

D300sの方では、画像にプロテクト掛けるボタンが独立してカメラに付いているので、Flashairの自動起動を手動起動に変更して、特定の画像にプロテクトを掛けるか掛けないかで電波のON/OFFを切り替える機能を使っている。D300Sにはeye-fi連動機能もないので、この方が便利。デフォルトではFlashairは自動起動になっているので、設定アプリから設定して手動起動にする必要がある。


写真は記事とは関係ない。
【写真上】忖度御前(パッケージ):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F3.2、1/50秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF

【写真下】忖度御前(中身):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F3.2、1/45秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF

忖度御前(中身):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F3.2、1/45秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF

少し前だが、忖度弁当ことファミリーマートの忖度御前を買ってきた人がいたので撮らせてもらった。味も結構いけるとのこと。お品書きが凝っていて、

1.この案件(あんかけ)
2.うまく(野菜のうま煮)
3.めでたい(金目鯛)です。
4.(金峰米)を目当てにするほど
5.腹黒く(のどぐろ)はありませんが、
6.マメ(枝豆)にお会いして、
沢山お話しさせていただきたいです。
7.(ゴマ(胡麻和え)すり)
最後にこの想いを香の物に込めました。
8.(そんたくあん(たくあん))

となっている。売れていないという話もあったが、買った人は最後の1個だったそうな。こういう風刺の効いた商品、また企画して欲しいな。それに美味しい(らしい)というのもポイントが高い。

皆様、よいお年を!2017年12月31日 00時00分00秒

東京駅丸の内口「マリオカート」::Nikon D300S、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、Nikon NCフィルター、HB-23フード、13mm、F385開放、1/25秒、手持ち撮影、絞り優先AE、ISO-AUTO(ISO 3200)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、51点AF-AUTO 、高感度ノイズ低減:標準

今年も1年間荒野の故障ブログ(泣)をご愛読戴きありがとうございました。

来年は荒野の故障ブログを脱していきたいなぁと思います。

皆様、よいお年をお迎えください。


写真は記事とは関係ない
東京駅丸の内口「マリオカート」:Nikon D300S、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、Nikon NCフィルター、HB-23フード、13mm、F385F3.8開放、1/25秒、手持ち撮影、絞り優先AE、ISO-AUTO(ISO 3200)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、51点AF-AUTO 、高感度ノイズ低減:標準

東京駅を撮影していたら、「無法者たち」が通り過ぎた。こういう無法状態を放置しているのがいかにも今の日本的状況だと思う。マリオ見るとどこかのオリンピックでふざけていたどこかの首相を思い出してしまう。来年こそはよい年にしたい。

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