1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6の絞り故障修理は無償だった2017年10月10日 00時00分00秒

JR池袋駅:Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/200秒、TAv AE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF

荒野の故障ブログ、"Haniwaのページ"作者のblogです(泣)。

1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6の絞り故障 ― 2017年08月20日
こんどは1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6の絞りが故障 ― 2017年09月05日
Nikon D300とAI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>とで遠方でピントが合わない ― 2017年09月24日
ニコン新宿SC行ってきた(その1) ― 2017年09月26日
ニコン新宿SC行ってきた(その2) ― 2017年09月27日
のつづき。

結局、1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6とAI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>の2本のレンズを合計28,212円の見積もりで修理に出した。1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6は定額修理料金で7,314円、AI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>は20,898円(それぞれ税抜き)の修理代金見積もりだった。

それが修理から帰って来た。修理代金は合計で税抜き10,350円(税込11,178円)だった。

1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6は、

絞り作動不具合のため、2群部組を交換致しました。
光学系部を分解したため、レンズ位置及びピント位置を再調整致しました。

交換部品 2群部組 0円
修理料金 0円
部品代 0円
小計 0円
運送料 0円
消費税 0円
合計 0円

だった。

AI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>は、

ズーム時作動ムラ、異音のため、調整致しました。
距離環、ズーム環作動軽いため、できる限りの調整を致しました。
AF作動点検、異常は認められませんでした。
ピント点検、後ピン傾向確認致しましたが、当該機種は仕様上、AF精度の調整ができません。ご了承ください。

修理料金 10,350円
部品代 0円
小計 0円
消費税 828円
合計 11,178円

だった。

AI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>の方の「距離環、ズーム環作動軽いため、できる限りの調整を致しました。」というのは、以前このレンズを修理に出した際に、戻ってきたら自重でズーミングが動くぐらいするするにされたことがあり、そうならないように上に向けてもズーミングが動かないようにとこちらが注文したため。
最近のニコン駄目だな、修理したAi AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>のズームリングがゆるい ― 2012年12月22日参照。

今回は、ニコン新宿SCの窓口の人が、ズームリングだけでなくピントリングの方も書き足してくれたのでそちらも調整対象になっている。

結果は、ズームリングはすこし重めで自重落下もなくGood! 他方、ピントリングはM-AリングをMにするとMFニッコールのようにグリスの重みが感じられぬるっとした感触。おお、AFレンズでもここまでできるんやん。M-AリングをAにするとAFは軽く作動している。これはマニュアルフォーカスでもうまくピントが合わせられるぞ。

【追記】AI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>の後ピン傾向だが、ボディが正常なら許容範囲内だと思う。今まで使っていて気にならなかったから。今回D300のAFが壊れて初めておかしいと気づいた。D300Sで気になるようならAF微調節機能を使おうと思うが、たぶん何もしなくても大丈夫だと思う。暇だったらAF微調節機能使ってどのくらい後ピンなのか明らかにしてもいいけど、たぶん時間がない。【追記ここまで】

【さらに追記】よく考えたら、レンズ単体で後ピン傾向っておかしいな。AF機構がF5.6で測距したらF2.8開放では後ピン傾向とかそういうレンズの特性なら分かるが、何に対して後ピンなのかが分からないね。まともに取り合ってはいけないコメントなのかもしれない。使っていて気にならなければ問題なし。ボディとの関係で合ってなければボディ点検またはAF微調整。【さらに追記ここまで】

さて、問題は1 NIKKORである。1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6の絞り作動不良は部品まで交換しているのにどうして無料なのだ。理由はどこにも書かれていなかった。このレンズは中古で買っているし、ニコンの保証書もない。そして 1 NIKKOR レンズ「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6」ご愛用のお客様へ 2015年02月03日の修理済みのものである(中古購入時から点検、修理済みマークが入っていた)。だから、修理無料になる理由がないのである。

そして、1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6の絞り故障が無料になるんだったら、修理費見積もりが3万6千円と言われて修理を断念した1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6も無料もしくは3万6千円よりもかなり安くなるんじゃないのか?そういうところをはっきりさせて修理に出すか出さないかを決めたいからわざわざニコン新宿SCまで持って行ったのに、これじゃあ意味がない。ニコンは修理部門(鶴見)の情報がサービスセンター窓口と共有されていない。

そもそも、ニコンのwebからの修理申込みって、修理工場で見積もりとってから進行という選択肢がない。web上である程度一律に決められた見積もりに納得したら送るという形になっていて、その金額を超えることはないがそれよりも安くなることはあるというシステムだ。

このあいだ修理に出したEPSONのプリンターの修理はweb上で見積もりがあり、修理工場で分解等してもう一度見積もりがあり、そこで進行を指示して初めて修理がなされる。EPSON PX-G930プリンタをメンテに出した ― 2017年09月06日参照。

ニコンの方法だと、web上の見積もりがかなり高額に表示されたが実際にはもっと安かったあるいは無料だったという場合に、大きな賭けになる。最悪web上の見積額でも構わないという覚悟がないと修理に出せない。私の場合、1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6の3万6千円という修理価格はそれでも構わないという金額を超えている。中古で買った金額よりも高いからだ。だからこの修理見積金額を提示されたら多くの人は修理を躊躇するはずだ。ニコンのこの修理受付方式はおかしい。

検索したら、価格.comで1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6の絞り動作不良で5万円の修理見積もりを提示された人もいるようだ。ちょっと検索した限りでは、実際に1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6の絞り動作不良を修理していくら掛かったという報告は見つからなかった。故障した、見積もりいくらだったという報告は見つかるが。多くの人は修理を断念しているんじゃないのか。

ニコンは、なるべく点検しない分解しない何も考えずに部品交換にしたいという感じだ。

ちなみに、よそ様のブログでこういうのを見つけた。

私の方の修理ですが、前回修理から半年は保障期間なんで無償修理で対応、修理センターに送られるのですが、ここで重大な事実を知ったのです。Σ(゚д゚lll)

修理を依頼すると10日以内で修理を終えて戻ってくるのですが、この方法は修理優先で、故障の原因は調べないそうです。そうなんです。とりあえず部品交換しただけだったのです。考えたら当然の方法なんでしょうが、これで、3回目といわれても原因分かってないんだから、3回も4回もありえますよね。

そこで今回は時間は通常修理より要するのですが、故障の原因を調べ、一旦、この時点で電話連絡あり状況を報告して、それから修理に入る方法を取ってくれる事になりました。

三度目の1 NIKKOR VR 10-30mmレンズの故障(応援します!北海道コンサドーレ札幌)

ニコンは故障原因調べずに修理しているのか。そりゃ再発するわな。原因調べない上に、もしその故障部品をそのまま破棄とかして開発にフィードバックしていなかったら、次の製品も同じ故障を抱えることになる。ニコンの修理部門はアウトソーシングしているようなので、ここらへんはあやしいなぁ。1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6は発売後かなり早い時期から故障が出ているのに、後から発売された1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6でも同じ故障が出ているのがそれを物語っているのではないか。

あと、「故障の原因を調べ、一旦、この時点で電話連絡あり状況を報告して、それから修理に入る方法」というのがあるのなら、工場で開けて見積もってから修理に入る方法も実施してくれ。

たしか、京セラCONTAX G1を修理に出したときは、岡谷の工場から見積金額の書かれたFAXが届いて修理進行するかどうかきいてきた。CONTAX G1を京セラに修理に出した ― 2010年08月27日参照。このやり方の方が手間は掛かるが、消費者は賭けをしなくて済む。

ニコンのweb上の見積もりがもっと精緻なのならばまだいいが、修理費が3万6千円だと5万円だとか高額で大まかな見積もりはリスキーだ。壊れた製品もニコンに戻ってこないから、巷でどんな故障が起っているのかニコンは把握できないことになる。たとえ結果的に修理を断念しても一回はニコンが現象を確認している場合と、web上のアバウトな見積もりで修理断念してしまう場合とでは、大違いだ。ニコンはこれからも製品不具合を頻発するのではないかと思った。無料で修理すればいいってものではない。そういう発想がニコン新宿SC行ってきた(その1) ― 2017年09月26日冒頭のD600おじさんのような静かなしかし腹の底から湧き起こる怒りを招くのだ。このおじさんは周囲の人にもニコンのカメラは買うなと言うに違いないし、私は1 NIKKORは絞りがすぐに壊れるから買ってはいけないと伝道しまくる。そしてニコンには故障の情報がなかなかフィードバックされないから対策は後手に回り対策費用は膨れあがる。信用は落ちる。いい加減に気づけよニコン。修理の体制に問題があるんだよ。点検まで有料にしてしまい、工場での見積もり進行方式はとらない、もう故障しても情報を持ってきてくれる人はいない。黙って人は離れていく。


写真は記事とは関係ない。JR池袋駅:Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/200秒、TAv AE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF

RAWでも撮っていたので、東武乗り入れの特急スペーシアが露出オーバーで手前の湘南新宿ライン側が暗いので輝度差を調整しようと思った。ところが、SILKYPIX Developer Studio 3.0 LEもAdobe Photoshop Elements 5.0や6.0にはトーンカーブの調整ツールがないのでうまく調整できない。オマケのソフトってそういう一番重要なところを省いちゃうのね。RAW撮影の意味がない。ファイル容量の無駄。ということでJPEG撮って出し。

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