Honda CRF250Lのエキパイが錆錆に ― 2017年09月16日 00時00分00秒
天気が悪い3連休ですなぁ。台風の進路の方向の方はお気を付けください。
さて、今回もカメラネタでなくてすまん。バイクHonda CRF250L(2014年8月購入)のエキゾーストパイプ(エキパイ:排気管)が錆びてもうなんとかしなければいけないところまで来てしまっていた。
最初に錆が浮き始めたのは購入して数ヶ月後で、錆びるのが早いなと思っていた。そのときは錆を簡単に落とすだけにしてしまっていたので、どんどん錆が増えてきてしまった。どこかで再塗装しなければいけなかったのだ。
学生の頃、先輩のお下がりのXL250Sに乗っていたことは以前書いたが、そのバイクXL250Sのエキパイも錆錆だった。あるときツーリングの途中でなんか右足が熱いなと思ったら溶接してあるところが錆びて小さなクラックが開いていた。そこからかなり熱くて圧力の強い排気がでていた。パワーもなくなり、排気音もうるさいので、耐熱パテ(サイレンサー用)とか市販のいろんな物を試したのだが、エキパイって排気圧力が強いので、エンジンの回転を上げると、塞いだものが簡単に浮いてしまう。グラスファイバーと耐熱パテをステンレスの針金で巻いても隙間から排気が漏れた。完全に塞ぐには溶接するしかなかった。
それで、当時まだホンダのパーツの供給はよかったので、XL250Sのエキパイを注文して交換した。新品の純正エキパイは1万円しなかったような記憶だ。このエキパイはそのまま何も手入れせずに乗っていたが、何年も錆が浮くことはなかった。
それと比べるとCRF250Lのエキパイは錆びるのが早い。塗装にピンホールがあるのか、XL250Sよりもリーンバーンなので排気温度が高いのか分からないがとにかく錆びる。放っておくと穴が開いてしまうかもしれないので、どうするか悩んだ。
一つの方向として、サードパーティのステンレスかチタンのエキパイに換えてしまうという手がある。低速域のパワーが増し、ピークパワーも増すというSP忠男のステンレス製POWER BOX(パワーボックス)エキゾーストパイプに変えると一石二鳥だ(http://sptadao.com/chu/?cat=99参照)。
ただ、2万円近くするのでその前にやれるだけのことはやってみようと、今のエキパイを外して錆落としと再塗装することにした。
必要なものは、純正のエキパイ用ガスケット2種(エンジン側とサイレンサー側)。エンジン側のガスケットはパーツナンバー18291-MEB-670で310円税別で、サイレンサー側ガスケットはパーツナンバー18391-KZZ-901で960円税別だ。エンジン側ガスケットは、銅製で完全に潰れているので再利用はできない。古いガスケットはなかなか外れないので、貫通ドライバのマイナスをガスケットに打ち込んで捲れ上がったところをラジオペンチでつまんではずした。これをこじて外そうとするとエンジン側に傷が付くので注意。サイレンサー(マフラー)側は、円筒状の鉛のようなガスケットなので、再利用した。不都合があれば、新しいガスケットに換えるつもり。
あとは錆落としの道具と耐熱塗料。
錆落としは、サンドペーパーとワイヤーブラシで根気よくやった。しかし、エキパイに食い込んだ錆はなかなか取れなかった。ここは、電動サンダーでやった方がよかったと思う。食い込んだ錆は、「LOCTITE サビ落とし」で浮かせたが、なかなか根絶までは至らなかった。根負けして完全に錆を無くすまではいかなかった。耐熱塗料はSOFT99の耐熱ペイントのブラックだ。耐熱温度は600℃とある。これは150℃以上で1時間以上の熱を加える必要があるので、塗装後1時間ほど乾かしてから、アイドリングか走行で焼くように指示があった。
塗装後にエンジン掛けてしばらくすると、エキパイ表面の塗装膜から煙が出てなんか臭いし、近所迷惑なので走りに行った。1時間以上走って塗装膜からの煙はでなくなったが、なんか変な臭いはまだ残っている。新車のときも塗装の焼けるような臭いはするので、しばらく使っているうちに臭いはしなくなるだろう。
ということで、これでまた錆が浮いてくるようなら、電動サンダーを買うか、SP忠男のPOWER BOX(パワーボックス)エキゾーストパイプに換えるか考えることにする。
なお、塗装スプレーは離してスプレーするのが薄く均一に塗るコツなのだが、塗装した日は風が強くて離してスプレーするとペンキが広範囲に飛ぶので仕方なく至近距離からスプレーしたら、ぼってりとした塗りになってしまった。どこか人のいない広いところに持って行って塗装すればよかったかも。
いま、記事を書くのに純正のエキゾーストパイプの値段を調べたらパーツ番号18320-KZZ-900で8,650円税別(CRF250LD/CRF250ME パーツカタログ第2版)とあった。これだったら、半日掛けて再塗装するよりも新品のエキパイに交換してもよかったかも。まあ、純正よりも艶やかな黒のエキパイになったということでよしとしよう(塗装前はシグマのレンズのようなグレーっぽい黒の艶消し、塗装後はNew Nikkorレンズのような艶やかな黒)。お金も節約できたし。
コメント
_ ノーネームしたん ― 2017年09月22日 15時39分04秒
_ Haniwa ― 2017年09月23日 08時57分36秒
>ステンレスの薄板を巻いて締め付ける物を使うタイプ
そんなものがあるんですか。当時はパテみたいなものしかなかったですね。
あと、XL250Sの穴の開いた場所が悪くて、2つのポートから出た2本のパイプが合流するところの溶接の盛り上がりのところに穴が開いてました。盛り上がっているのでパテのくっつきも悪かった記憶があります。ヒートガードの裏だったので気が付くのが遅かったです。しかも丁度脚の横の部分でした(泣)。
CRF250Lはエンジン内部で2つのポートからの排気が合流して、エキゾーストパイプは最初から1本なので、仮に穴が開いても埋めやすいかも。
>対処不足とか放置だと、違う所に発生誘発があるとかないとか言う人もいますし。
今回そんな感じで錆が広がって行きました。点錆のうちに処理しないと駄目ですね。
なによりも、エキパイって目立つので、錆さびは格好悪いです。
サードパーティのステンレスエキパイが欲しくなるのですが、我慢です。某パワーボックスは高速の伸びが悪くなるらしい、なるらしいと自分に言い聞かせています(笑)。
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排気管の周りに、ステンレスの薄板を巻いて締め付ける物を使うタイプのなら塞がるかも・・、
いゃまあそういう気がするだけですが・・・・。
錆は見つけたらすぐ対処なんでしょうね、
対処不足とか放置だと、違う所に発生誘発があるとかないとか言う人もいますし。