いまごろ富士フイルムの調湿シート「キープウェル」販売終了に気づく ― 2017年03月18日 00時00分00秒

このところ、極端にフィルム撮影量が減っていたので、気づくのが3年遅れたが、富士フイルムの調湿シート「キープウェル」が販売終了になっていた(泣)。
自分の父親が撮影した8mmフィルムがビネガーシンドロームを発症していてものすごく酸っぱい臭いを発生しているのは随分前に書いた。
カビの季節に富士「KeepWell」と「フジカラーカビ防止剤」 ― 2007年05月31日
フィルムのビネガーシンドローム ― 2008年10月30日
8mmフィルムをDVDにするサービス ― 2008年11月18日
朝日新聞にビネガーシンドロームの記事掲載 ― 2011年01月23日
それで、ビネガーシンドロームの進行を抑制するという富士フイルムの調湿シート「キープウェル」を使っていた。今日、ストックがなくなったのに気づいて今いくらするのか調べようとしたら、3年も前に販売終了になっていた。
「キープウェル」販売終了(映画保存協会 2014.04.24.)
ただ、ありがたいことに、映画用フィルム保存剤 KODAK モレキュラーシーブが代替品としてあるようだ(というか「キープウェル」が「モレキュラーシーブ」の代替品だったのかもしれない)。
ヨドバシだと120パック 1ガロンで税込8,550円のようだ。コダック Kodak 8597684 [フィルム保存剤 モレキュラーシーブ 120パック 1ガロン](yodobashi.com)
しかし、ヨドバシドットコムと新宿西口本店にしか在庫がないのか。買う人あんまりいないのかな。
映画用フィルム保存剤 KODAK モレキュラーシーブ(PDF)によると16 mm 305 メートル(1,000 フィート)巻でモレキュラーシーブ2個使うようなので、短い8mmフィルムだと1個で十分だろう。120パック入っているならば相当な分量だ。というか、もっと小分けして売ってくれ(泣)。
【関連追記】
Kodak モレキュラーシーブが届いた ― 2017年03月22日
【関連追記:2019年3月6日】
足柄製作所のフィルム劣化対策剤とカメラ・レンズ保管剤 ― 2019年03月06日
コメント
_ タロウカジャ ― 2017年03月19日 16時21分46秒
_ Haniwa ― 2017年03月21日 08時27分30秒
>時代は、断捨離が美徳としているようですから。
捨てるんなら最初から買うなと思います(笑)。
捨てることを推奨しながら、新しいものを買え買えというのは、要するに長く使い続けるんじゃなくてどんどん買い換えろということなんだと思います。
それは、持続的な成長や「エコ」といったものとは違うように思います。
フィルムのCD/DVD化サービスが始まってかなり立ちますが、CD/DVDを受け取ってネガは要らないというお客さんがいるという話は随分前にありました。
これからはさらに「ネガって何?」という人が増えて仰るようにゴミとして捨てられるんでしょうね。
モレキュラーシーブ、買う人が少ないのか、銀一では5月まで入荷しないらしいです。慌ててヨドバシドットコムに注文しました。120パック1ガロンって、1.2kgほどあるらしいです。これ、個人で使い切れない量ですよねぇ。小分けして人にあげるにしても、モレキュラーシーブは水濡れで激しく発熱するらしいので、ちゃんと密封しないと危険なようですし。だったら、120パックで売るにしても1パックずつ密封して売って欲しいです(1個ずつ密封されたキャンデーのように)。
>余談を、ニコンのデジタルカメラになかなか受光素子のゴミ除去装置が搭載されなかった。そして、一応最新型のD3400に同装置が搭載されていない。ほとんどの機種でライブビューでのAFがとろい。この辺りに技術の弱点があるのかもしれませんね。
D3400ってゴミ取り装置が付いていないんですか。それで実用上問題がないのならいいのですが、ゴミが付くのにコストダウンでセンサーのゴミ除去が付いていないというのならまずいですよねぇ。オリンパスのゴミ取り装置よりもいいものはまだないと多くの写真家・カメラライターの人が書いていますよね。特許絡みなどで難しいんですかねぇ。
ライブビューも、一眼レフでもミラーアップしたらコントラスト方式で条件はミラーレスと同じはずなのに、どうしたことでしょうね。センサーサイズが大きいと、コントラスト方式は難しいのかもしれませんね。
Nikon 1の位相差埋め込みセンサーは悪くないと思いますね。埋め込まれているはずの位相差センサー部分は全く分からないですし、AFはサクサクですし。これもAPS-Cや35mmサイズでは難しいのかやりたくないんでしょうね。位相差センサーの埋め込み分は暗点で周囲の画素からの補完になりますし。
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街から規模の小さい中古カメラ店や古本屋がなくなって久しいですが。団塊の世代が亡くなることで、その家庭からネガやプリントがゴミとして処分されるのも時間の問題でしょう。フィルムカメラも一緒に捨てられるのでしょう。
時代は、断捨離が美徳としているようですから。
余談を、ニコンのデジタルカメラになかなか受光素子のゴミ除去装置が搭載されなかった。そして、一応最新型のD3400に同装置が搭載されていない。ほとんどの機種でライブビューでのAFがとろい。この辺りに技術の弱点があるのかもしれませんね。