R.W.C バイク用ナビRM-XR550XLインプレその32017年03月15日 09時50分22秒

石廊崎・熊野神社(石室神社):CASIO G'zOne TYPE-X、4.60mm、F2.8、1/666.7sec、感度不明、レンズ表面に保護シールあり

R.W.C バイク用ナビRM-XR550XLのインプレ第3弾。今回はナビゲーションのルート、GPSログ、ガソリンスタンド検索について。

RM-XR550XLは、ゼンリン製バイク専用マップ採用ということで住宅用細道路約51万kmを収録しているという。ただ、ルート案内は細い道はなるべく通らないようにしているようだ。国道や都道府県道があればそちらを優先するアルゴリズムのようだ。

ルートは、「おすすめ」「一般優先」「高速優先」「距離優先」の4つから選べる。複数の経由地を設定することができるので、これらの4つのルートが気に入らなければ、経由地を設定することで好みのルートに編集することも可能だ。自分は、時間のあるときは出発直前にタブレットでYahoo!カーナビのVICS情報を加味したルート案内を参考にして、RM-XR550XLの経由地設定で同じルートにして出発する。時間のないときは、RM-XR550XLの行き先だけ設定して、途中の混み具合で勝手にルートから逸れて行くことにしている。その場合でもルートから150m離れるとすぐにリルートが始まるので、行き先にちゃんと案内してくれる。ただ気をつけないと、当初のルートに拘って、リルートしても戻るように案内することがある。なんどか戻るような指示を無視していると、諦めて今走っている道から行き先に行くルートを案内するようになる。元の道に戻る案内なのかを見極めるには、地図の表示を「詳細」ではなく少し「広域」で表示している方が分かりやすい。

さて、複数の自動車専用道路があるときに、どっちを通る選択をするのかのアルゴリズムはいまだに把握できていない。首都高などは隣のランプから入ることにするだけでルートが全然違うことがある(同じ路線の同じ方向のランプでも)。

あと、高速道路優先にするとなるべく高速道路を通るというのはいいのだが、「おすすめ」というのがときどきよく分からないルートを案内することがある。

RWC RM-XR550XLナビのルート

今回石廊崎に行くときに、新東名高速道路の長泉・沼津ICから伊豆縦貫道を通って南下するつもりだった。しかし「長泉」という表示のところまできたら、ナビが「降りろ」というのである。「えっ、でも伊豆縦貫道はまっすぐって書いてあったし…」と思いながら半信半疑でナビに従ったら、沼津市内三島市内を右左折してずっと下道で修善寺まで行かされるハメになった。どうしてここで伊豆縦貫道を降りる必要があるのか分からない。ナビの地図は2016年4月までの道路が反映されていて、ちゃんと伊豆縦貫道も表示されている。これのために石廊崎に着く時間が遅くなった。無視して真っ直ぐに行けばよかった。【追記】でも、帰りは伊豆縦貫道(伊豆中央道?)通るルートを案内された。しかし、入口料金所のはるか手前で超渋滞(ほとんど動かず)していたので、諦めて下道で沼津ICまで行った。こっちもすごく渋滞していた。伊豆縦貫道の料金所は有人料金所らしく、ETCに対応する予定はないとのこと。なんだかなぁ。静岡県道路公社 よくある質問【追記ここまで】

あと、このRM-XR550XLの不満点としては、GPSログの記録である。ナビなんだからGPSはずっと受信し続けているはずなのだが、それをログとして記録するには、ナビのクイックメニューから「GPSログON」を押さないと記録してくれない。さらに問題なのは、ナビの電源を落とす前に「GPSログOFF」を押さないとGPSログが保存されないのだ。「GPSログOFF」はGPSログをOFFにするんじゃなくて保存するメニューなのだ。だから、まず出発時に「GPSログON」を押すのを忘れてログを取り損なう、次にせっかくGPSログを取り続けていたのに、「GPSログOFF」を押すのを忘れてナビの電源を切ってしまい、ログが保存されていなかったという二重の罠がある。どちらのミスも何回もした(泣)。

RM-XR550XLは、自動でGPSログを記録し続けてナビが終了するときに自動で保存するようにファームアップして欲しい。なお、microSDカードを挿入していないとGPSログは記録してくれないのでそれも注意。

GPSのログに関しては、ナビの中でNMEAのログをGoogle Earthで表示できるようにKMLファイルに変換する機能がある。これは便利でよいのだが、ログ記録地点が1,008点を超えると途中までしか変換してくれない。今回の石廊崎行では片道で1,008ポイントを超えていたので、途中までしかKMLに変換してくれなかった。これは、NMEA2KML Converter for Google Earthというフリーソフトでもっと多機能に(時間や高度や速度も地点に表示)使えるので、NMEA2KML Converter for Google EarthでKMLに変換すれば問題ない。RM-XR550XLのKML変換機能はオマケなのだろう。

RM-XR550XL 周辺検索 ガソリンスタンド画面

あとは、「周辺施設検索」機能の、ガソリンスタンド検索も要改良だ。ガソリンスタンドを探すときは、自分が気に入っているあるいは会員になっているブランドのスタンドを探したいときと、何でもいいから一番近くのスタンドを探したいときがあると思う。RM-XR550XLのガソリンスタンド検索は、前者にしか対応していない。近くのエネオスは…、近くの出光は、近くのシェルは、近くのマイナーブランド(その他)は、とメニューにある一つ一つののブランドを押していちいちメニューの階層を行ったり来たりして確認しないと、一番近くにあるガソリンスタンドが分からない。どうして「全部」とかないのだろう。しかも愛用のエネオスはスクロールしないと出ないし。このブランドの並び順は何順なのか分からない。

このRM-XR550XLはWifiも搭載した防水androidタブレットが実体なので、メーカー保証はないけれどもandroid用のアプリを入れて使えればいいなぁと思っている。RWCも以前はそういうandroidを前面に出した機種を発売していたのだから、メーカー保証はしないけれどもapkでインストールできるよ、レンガになったら初期化サービスだけなら有償で受けるよ、みたいにすればもっと売れるような気がする。

Yahoo!カーナビをインストールすればVICSの渋滞情報も見られるから渋滞から逃れることも可能になる。ただ、Yahoo!カーナビは、負荷が大きくてタブレットが熱暴走することがあるので、うまくインストールできたとしてもRM-XR550XLで熱暴走しない保障はない。また、この手の防水専用ナビは、熱暴走しないようにスペックを抑えているので、熱暴走しないけれども反応が悪いとか重いソフトはうまく動かないという可能性もある。android用アプリインストールはそのうち挑戦してみたい。

あと、RM-XR550XLの落下対策としては、RAMマウント使用前提でRAMマウントの「テザー」というゴムのたすきみたいなのを背面に付けると完璧ではないかと思っている。たとえばRAM X-グリップホルダー(スマートフォン用) UN7Bの写真にあるようなゴム。補修部品としてこのテザーだけ売っているようだ。どのサイズが合うのかはまだ調べてない。

ということで、RWC RM-XR550XLって値段も下がってきているし悪くないかもと思っているのだが、NAPSでは在庫限りと出ていますな。生産終了なのかも。まあ、落下事故が起きるというのは、重大なミスだからなぁ。ストラップホール付けた改良型とか出るのかもしれない。その際には以上に指摘した点を改善して欲しい。そうしたら、またRWCのナビを買うかも。

【関連】
R.W.C バイク用ナビRM-XR550XLインプレその2 ― 2017年03月14日
R.W.C バイク用ナビRM-XR550XLインプレその1 ― 2016年10月03日
石廊崎へ行ってきた(その2) ― 2017年03月13日
石廊崎へ行ってきた(その1) ― 2017年03月12日

【関連追記:2018年3月22日】
RWCのX-RIDEナビが進化中 ― 2017年10月20日
RAMマウント用テザーをバイク用ナビRM-XR550XLのセーフティネットにする ― 2018年03月22日参照【追記ここまで】

【関連追記:2018年9月14日】
バイク用ナビRM-XR550XLにradikoをインストールした(その1) ― 2018年09月14日

【関連追記:2018年9月15日】
バイク用ナビRM-XR550XLにradikoをインストールした(その2) ― 2018年09月15日

【関連追記:2018年10月17日】
Bluetoothテザリング接続(バイク用ナビRM-XR550XLとMR04LN) ― 2018年10月17日
【関連追記ここまで】


【写真一番上】石廊崎・熊野神社(石室神社):CASIO G'zOne TYPE-X、4.60mm、F2.8、1/666.7sec、感度不明、レンズ表面に保護シールあり

石廊崎へ行ってきた(その1) ― 2017年03月12日の写真に見える先端にある熊野神社。(その1)の写真の注連縄の巻いてある岩の裏側がこの記事の冒頭写真になる。

石廊崎・熊野神社の由来と伝説によると、縁結びの神なのだそうだ。どうりで大昔に来たときには若い女性が多かったはずだ。今回は初老の夫婦がほとんどだったなぁ。40代半ばぐらいの夫婦が連れてきていた女子中学生が一番若いお客という感じ。

今回、石廊崎の歩道を整備していたので、数年のうちにまた旧ジャングルパークルートで石廊崎に行けるようになりそうだ。【追記】ちなみに石廊崎漁港から登っていく現在のルートでも、上りで10分ちょっとという感じ。オフロードブーツ履いてても登れるので、地図で見るほど遠い感じはしなかった。【追記ここまで】

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