リコーGRに軟調設定がない理由2016年10月20日 00時00分00秒

宮ヶ瀬湖(鳥居原ふれあいの館から望む):Ricoh GR、18.3mm(28mm相当)、F5.6、1/250秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF

バイク用ナビRM-XR550XLの使い心地を確かめるために、また宮ヶ瀬方面に行こうかと思った。しかし、家族に置いていくな連れてけと言われ仕方なく車で行くことになった(泣)。

それで、冒頭の写真はリコーGRで撮ったものだ。帰宅してPCに画像を移して見た印象は、結構渋い感じだなというものだった。

GR DIGITALには画像設定に「軟調」というものがあって、私は好んで使っていた。GRには画像設定「ビビッド」と「スタンダード」しかないのが不満だった(自分でカスタマイズしたものがあと2個登録可能)。しかし、こういう風景で撮影してみると、GRはGR DIGITALよりもかなり地味だから軟調にする設定はなしにしたのだなと気づいた。まあ、地味なのと軟調なのは重なってはいても同じではないのだが。

GRが風景撮影でこういう再現なのだとしたら、風景撮影がメインの人はビビッドを常用するんだろうな。GRにはエフェクトというものもあるので、「ビビッド」でエフェクトを「ポジフィルム調」にするとベルビアっぽくなるんだろう。

検索すると「ビビッド」「ポジフィルム調」にL41のUVフィルターを使うと、空がかなり青い風景が撮れるらしい。L41はKenkoのSUPER PROを持っているのでアダプター経由で付けて試してみたい。

ということで次こそはバイクで作例撮りに行くぞ(泣)。


【写真上】宮ヶ瀬湖(鳥居原ふれあいの館から望む):Ricoh GR、18.3mm(28mm相当)、F5.6、1/250秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF

大きな橋は「虹の大橋」。後の山は、右端が丹沢山、その左の峰が塔ノ岳だと思う。左の奥の方に見える山は、拡大すると山頂にアンテナがたくさん建っているので大山だと思う。

【写真下】宮ヶ瀬・水の郷大つり橋:Ricoh GR、18.3mm(28mm相当)、F5.6、1/500秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF

宮ヶ瀬・水の郷大つり橋:Ricoh GR、18.3mm(28mm相当)、F5.6、1/500秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF

宮ヶ瀬湖は、鳥居原以外に宮ヶ瀬公園のあたりもいい。宮ヶ瀬公園ではカヌーのレンタルや1時間のカヌー教室もあってまったくの初心者もカヌーを楽しめる。「宮ヶ瀬ビジターセンター」が今年から「みやがせミーヤ館」に変わった。

ちなみに、ダムに沈む前のこのあたりは幕末の頃に欧米人が訪れて写真を撮っているので、捜すと結構見つかる。幕末のころ、横浜の外国人は江戸への立ち入りを禁止されていたが、宮ヶ瀬方面には旅行できたので、写真がたくさん撮られたらしい。F.ベアト撮影のものが、長崎大学附属図書館「幕末・明治期日本古写真データベース」で公開されている。たとえば中津川渓谷宮ヶ瀬(2) VALLEY OF MAYONASHIなど。

コメント

_ いつもとおりすがり ― 2016年10月21日 20時11分58秒

Haniwa様

一つ目の作例ですが、空のハイライト部がかなり飛んでいるようにみえますが、RAWデータにはディテールは残っているのでしょうか?

全体のやわらかさは、フィルムっぽいと思いましたが、フィルムなら、あとで焼きこめば問題ないような露出や階調が、デジタルでは、いまいち把握しにくいような?

_ Haniwa ― 2016年10月22日 20時13分56秒

いつもとおりすが様
>一つ目の作例ですが、空のハイライト部がかなり飛んでいるようにみえますが、RAWデータにはディテールは残っているのでしょうか?

私はRAWでは撮らず、全部JPEGオンリーなのです。すみません。
RAWでいじっても、私の技術ではカメラの用意したJPEGには及ばないのでそうしています。JPEGからいじった方がマシなんです。これは他のデジタルカメラでも全部そうしています。

1枚目の作例はリサイズのみで他はいじっていません。

たしかに左上の雲の部分はJPEGでは白飛びしていますね。
この写真は朝9時少し前に南西~南南西の方角を向いて撮っています。
この雲の部分には太陽の光が当たっていますが、虹の大橋のあたりから撮影場所のあたりは曇って陽が当たっていません。かなり明暗差のある状況です。
実際にその場にいた感じとこのJPEG画像は似ていて違和感はありません。
こういう奥の方がまぶしい状況をちゃんと再現していると思いました。

次に撮影するときにはRAWでも撮ってみて、RAWはどうなっているか見てみますね。

GRはかなりフィルムを意識した画像設定だと思います。
以前、初代GR DIGITALを急に買う気になったのは、写りがコニカのネガフィルムっぽかったからです。
GRの方は、どちらかというとポジフィルムっぽい写りを意識していると思います。

_ いつもとおりすがり ― 2016年10月23日 22時57分06秒

Haniwa様

解説ありがとうございます。

階調については、例えば、上記の写真をクリックして拡大した時、周囲に出る白枠と、写真の雲や光のハイライト部とのあいだに、「境目」が残っているか、それがみえるかどうか、ですね。(眩しいくらいの光と白い雲でも、残る、残せるディーテールがあるかどうかが決め手かも?)

つまり、撮影者の意図にしろ、センサーやフィルムの性能あるいは撮影フォーマットの違いにしろ、真っ白じゃない白から、真っ黒じゃない黒までのあいだのトーンで、どこまで表現できるのかということだと思います。(あとは、感性で、理屈じゃない、と)

もちろん、デジタル端末では視聴環境がそれぞれ違いますから、一概には言えないのですが、一応の目安にはなるかも?

_ Haniwa ― 2016年10月24日 12時37分04秒

いつもとおりすがり様
リコーGRに関しては、APS-Cサイズのセンサーですが、同時期の他機種に比べて階調が豊かなのかちょっと分かりません。

初代のGR DIGITALはコダクロームを意識したような話もありましたが、私は色合いがコニカのネガカラーっぽかったので買いました。その後GRD3から4あたりではプロビアっぽい方向になったような気がします。APS-CのGRになってからもプロビアの方向性ではないでしょうか。階調はあんまり気にしていないような…。

階調を気にする場合センサーは大きくて余裕がある方がよいとは思いますが、各種フィルムの階調に追いつくのがどのレベルの製品なのかは分かりません。

GRもRAWで撮ったり、「ダイナミックレンジ補正」という機能を使うともう少し階調を含めることができるんだと思います。ttp://news.livedoor.com/article/detail/7702085/

ダイナミックレンジ補正って効かせすぎると、イラストみたいな感じになるので私はずっとOFFです。風景で時間があるときにRAWやJPEGのダイナミックレンジ補正など色々試してみますね。

_ Haniwa ― 2016年10月24日 12時43分58秒

いつもとおりすがり様
高級コンパクトカメラの中でもダイナミックレンジが広いカメラは?ttp://www.ichigank.net/entry/2016/07/28/170924 という記事を見つけました。低感度ではGRのダイナミックレンジは広いようです。

ただ、自分のGRはISO感度が100からしかないのに、グラフでは50と100のあいだから始まっているのはよく分かりません。GR DIGITALはISO64始まりでしたが、GRはISO100始まりなのです。点が全部中間点なので実効感度なのかもしれません。

_ いつもとおりすがり ― 2016年10月24日 19時54分59秒

Haniwa様

>同時期の他機種に比べて階調が豊かなのか

ハイクラスの人気モデルなら、おそらく、差異は無いでしょう。ただ、数値だけではなく、実際に撮った画像をみて、どうなのか、だと思います。(もちろん、利用者本人が結果に満足なら、それに越したことはないですが)

>各種フィルムの階調に追いつくのがどのレベルの製品なのか

自分の感覚だと、いくらキレイに撮られたものでも、M43では奥行きや深みがあまり感じられず、APS-Cもキットレンズなら同様にフラットな印象を受けます。少なくとも、自分の求めているものは、それらとは違うことはわかる程度。(で、それは技術革新では変わらないと核心)

記事の紹介、ありがとうございます。とても参考になりました。

描写性以上に操作性に関心があり、どの機種もカメラとしての基本に忠実に、どんどん改良、改善してもらいたいです。(描写性は、デジタルとフィルムで目的によって使い分けできても、操作性は、能動的に使えるか、それとも使いにくすぎて使えないかの判断でしかないので)

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