Ricoh GR購入! ― 2015年10月01日 00時00分00秒
初代GR DIGITALを2006年に購入以来ずっと愛用してきたが、去年遂に電源が入らなくなって壊れた。それで、安かったNikon 1 V1を買ってみたりしたが、GRシリーズの後継はGRシリーズしかない、という結論に達したのは夏前だった。
しかし、GRを買おうと腹を決めたとたん、GRにWiFiがついたぐらいしかハード的には変わらないGR II が発表になり、あっという間に安くなっていたGRはなくなっていった。GRは新品で買いたかったのに。
他方、新発売のGR II は、新機能は自分にとってはあまり必要ではないものなのに、値段は3万円以上アップしていた。これは買えない。
それで本当は新品で買いたかったのだが、中古美品のGRを今回購入した。ハード的にはほとんど変更ないのに値上がりしたGR II なんか発表しなければ1台新品が売れたのに、今のリコーって駄目すぎるよなぁ。
買った個体は、総撮影枚数をチェックしたら500枚ぐらいだった。ほとんど使わずに売ったようだ。【追記その3】総シャッター数は、電源がオフの状態でホワイトバランスと再生ボタンを3秒程同時に押すと出るそうだ。RICOH GRの総シャッター回数を見るには?参照。【追記その3ここまで】
簡単に試写してみたが、たしかにGR DIGITALのときのような感動はない。これぐらいの写りならほかのカメラにもある。もっとセンサーサイズの小さいカメラでも似たような写りのものもあるかもしれない。
しかし、いくら写りが良くても、いつも携帯していなければシャッターチャンスは逃す。GRはワイシャツの胸ポケットに入るAPS-Cサイズのデジカメなのだ。そこに価値がある。GRは最初の感動はなかったけれども、初代GR DIGITALからしたらものすごく高感度で写せるじゃない。これで十分だ。
なによりも、レンズの光学性能で歪曲収差をきちんと補正するという正統派の思想。デジタルだから後処理すれば…なんて邪道だ!通りすがりにさっと抜き出してさっと撮って立ち去る。まさに幕末の京都のような殺伐さ(違)。
初代GR DIGITALよりも少し大きくなったが、手にしてみて、やっぱりこの感触だよな、と思った。
GR DIGITALの専用充電池DB-60はGRには使えないようだが、充電器のBJ-6は共通で、GR用のDB-65がBJ-6で充電できる。最初、充電器が同梱じゃないのでなんかケチだなと思っていたのだが、GR DIGITALユーザーならBJ-6を持っているから同じ充電器何個も要らないという配慮なのだと思った。
ということで作例はお待ちください。
ところで、GR II プレミアムキットというのが今日発表になったんだが、これでGR II が売れるようになるんだろうか。GRって小型で携帯性がよいのがずっと売りだったから、こんなアルミトランクケースなんて自己否定だろう。色んなアクセサリーが一気に揃ってしかも限定色だったりというのは、買いたいと思ってた人には朗報かもしれないが、そもそも値段が高すぎるんだよね。こんなんに¥164,700(税込)出すんならほかのカメラ買うでしょう。誰をターゲットに商売しているのか分からん。
Ricoh GR作例1 ― 2015年10月14日 00時00分00秒
なかなか更新できず、コメントのお返事もできずすみません。m(_ _)m
このあいだ買ったリコーGRの作例をあげておく。
新宿:Ricoh GR、18.3mm(28mm相当)、F2.8開放AE、1/1000秒、ISO100、画像設定(彩度6、コントラスト4、シャープネス3、規定値はすべて5)、NDフィルターON
ビックカメラの屋上看板の横の点は、撮像素子上のゴミではなく警視庁のヘリコプターだ。【さらに追記】部分の等倍切り出し画像をあげた。↓
最初の作例は画像設定スタンダードのにすればよかった。ちょっと撮ってみて、色が渋めでコントラストが高めなので、設定を変えてしまった。以降はしばらくスタンダードで撮ってみる。色々変えても、露出の差の方が色味やコントラストへの影響が大きいみたいなので。
初代GR DIGITALと違って、高感度もかなりいけるので(初代GR DIGITALはISO400が我慢できるぎりぎりの線だった)、夜のスナップもいきたい。
【追記】使い勝手等はもう少し使い込んでから…。
Ricoh GR作例2 ― 2015年10月16日 00時00分00秒
前回は画像設定をいじった作例だったので、今回は画像設定「スタンダード」のままの作例。京浜急行のぽってり艶々の赤の塗装がうまく表現されているか、日の当たるところと陰の部分の描写など。作例の画像サイズが小さいのでよく分からないかもしれないが…。
品川(京浜急行電鉄新600形):Ricoh GR、18.3mm(28mm相当)、F2.8開放AE、1/200秒、ISO100、画像設定スタンダード、NDフィルターOFF、AWB、中央1点「スポット」AF、マルチパターン測光、露出補正なし
AFはマルチだと思ったようにピントが来ないことがあるので、中央1点の「スポットAF」にした。それよりもAFターゲットの小さい「ピンポイントAF」というのもあるのだが、スポットが一番合焦が速いような気がするのでこれにしている。GR DIGITALの時は撮像素子が小さかったので被写界深度が深く、マルチAFにしてもそんなにピントを外すことはなかったのだが、APS-CサイズのGRだと被写界深度が浅いので、比較的近距離で明らかに違うものにピントが来ていることが目立つ。それでスポットAFにした。
作例はJPEG撮って出しで、リサイズのみ。個人的にはもう少しコントラストは低い方が好みだが、しばらく「スタンダード」で撮って傾向を掴みたい。
「普通 京急蒲田行き」って以前はなかったような。そんなことどうでもいいか(笑)。
ピンロックシートの寿命 ― 2015年10月28日 10時17分17秒
戴いたコメントのお返事ができていなくてすみません。もう少しお待ちください。
オートバイ用のヘルメットはアライのツアークロス(TOUR-CROSS)シリーズを初代から愛用していて、今使っているのはツアークロス3だ。これに別売のピンロックシートというくもり止めの二重ガラスみたいなのをつけている。
アライTXピンロックシートをツアークロス3に取り付けた ― 2014年12月05日参照
このピンロックシートの寿命がどのくらいなのか気になっていたのだが、検索してもあまり出てこない。
それで、去年の12月からずっとピンロックシートを付けっぱなしにしていた結果を報告したい。
寒い間はこのピンロックシートの威力は絶大で、シリコンの縁がついた二重シールドは曇りを防いでくれた。春先でも自分の息の方が暖かいので、ピンロックシートは付けたままにしていた。梅雨時も、関東地方では梅雨寒があって、雨の日に限って北東気流が入って涼しいということがあるので、やはりピンロックシートは付けっぱなしにしていた。
夏もバイクを押して歩いたりするとハアハアと息で曇ることがあるので、やはりピンロックシートは付けっぱなしにしていた。
そうすると、ピンロックの下側(口に近い方)が浮いてきてシールドに密着しなくなってきた。偏芯ピンで調節すると密着するようにもなるのだが、そうすると、ピンロックシートの上部の方でシールドとピンロックシートそのものが空気間隔の無いまま本当に密着してしまうようになった(写真参照)。
このツアークロス3のシールドは、初代ツアークロスからほとんど変更のないもので、ピンロックシート用の凹部もないので、ピンロックシートのシリコンゴム部分がへたってくると、位置決めが難しくなる。
そうして、ついにどうやっても縁のシリコンゴムのどこかが浮くようになってしまった。ようするにシリコンゴムがへたってくると厚みがなくなって、シールドとピンロックシートの間を保てなくなってどこかが浮くようになるんだろう。これで寿命だということになる。TXピンロックシートは付けっぱなしだと10ヶ月持たない。
他方、同時にピンロックシートをつけたQuantum-Jの方は、シールドにピンロック用の凹部があるせいか、なんの調節もせずに10ヶ月後のいまでもちゃんと密着している。
ちなみに、ピンロックシートの説明書には、シリコンゴムを休ませるために、使わないときは偏芯ピンで緩めておくといいと書いてある。
ところが、ツアークロス3のシールドは、偏芯ピンのねじがシールドの内側にあってねじを回しにくい。しかもマイナスねじである。さらにツアークロスシリーズはねじを外さないとシールドが外せない。こんなものしょっちゅう緩めたり締めたりできるか。
他方、設計の新しいQuantum-Jの方は、偏芯ピンが外側から回せるようになっていて、しかもプラスねじだ。こっちの方が緩めたり締めたりしやすいが、Quantum Jの方がメンテナンスの必要がない。なんという矛盾。
ということで、寒くなって品切れになる前にTXピンロックシートを購入した。まだ暖かいので交換はしていない。
TXピンロックシート、耐久性ないぜ(泣)。
【追記:2017年8月29日】
ピンロックシートの寿命その後 ― 2017年08月29日
【関連追記:2020年6月16日】
ピンロック120を交換 ― 2018年06月29日
Amazonプライム無料体験は即時退会できない ― 2018年06月30日
アライツアークロス3のTXピンロックブローシールドをクリアに交換した ― 2020年06月16日
↑ピンロック120の方は付けっぱなしで2年近く持った。
【追記ここまで】
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