1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6 ゲット ― 2015年01月08日 00時00分00秒
皆様、戴いたコメントを長期放置中ですみません。m(_ _)m
なかなか時間が取れないでいます。記事ももっと書きたいことがあるのですが、いまの更新で精一杯です。m(_ _)m
さて、1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6 (シルバー)を中古で購入した。毒を食らわば皿まで、ですな。
Nikon 1 V1は操作性が極端に悪いので、GR DIGITALの代わりにはならないと観念して、V1の良いところを活かすことにした。EVFと高速AFと連写機能がウリなので、広角単焦点レンズではなく、望遠系で使うことを考えた。しかし、広角側がないのは困るので、27~270mm相当の1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6を手に入れようと思った。
具体的な用途としては、スポーツのフォーム解析などである。スチルで60コマ/秒とか、動画で400fpsや1200fpsで撮れるので、試合中のフォームを撮るには望遠も欲しい。1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6 (81~297mm相当)が安くて軽いが、そうすると広角側を撮るときに困る(同時に使うD300はAi AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>装着で120~300mm相当なので)。Nikon 1 V1のように設定が即座に変更できずお任せで撮るしかないカメラには高倍率ズームがお似合いだ。
それで、1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6は、新品だと65k円ぐらいで安くはない。型落ちのNikon 1 J3と1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6の高倍率(10倍)ズームキットなら40k台前半であるので、それを狙っていたが、ブラックはなく、シルバーやホワイトも見ている間になくなっていった。残るはレッド。レッドは嫌だなぁ。それもべったり塗られた赤じゃなくて、アルミの光沢のある赤とか嫌だ。【追記】そういえばベージュというのもあったが、やや微妙な感じだ。【追記ここまで】
それでも1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6のブラック単品とか中古にほとんど出てこないので(あるのはレッドばかり)、ホワイトかシルバーならいいかなと思っていた。ブラックボディにシルバーレンズというのは昔からある組み合わせだし、ブラックボディにホワイトの望遠というのはキヤノンがそうだからだ。
そこに、1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6 シルバー単品のAランクが某中野でかなり安く出ていたので迷わずゲット(この店の1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6中古の値付けはかなり安い)。
しかし、Nikon 1 のボディとか1 NIKKORレンズの相場ってよく分かりませんな。型落ちのボディとセットの新品の方がレンズ単品の新品よりも安いとか、型落ちボディはマイナスの価値なのか。それが影響して、キットになっているレンズの中古価格もまちまちだ。
で、まだ室内でしか実写していないので、作例はなし。買った個体はAランクというだけあって使用感もなく、光学系もきれいで作動も問題なし。明るいところでは望遠端の100mmでもさっとAFが合うし、手ぶれ補正(VR)もよく効いている。家族が何も考えずに撮るにはよい組み合わせだとも思った。
画質はものすごくよいという感じはしないが、悪くもないと思う。広角端の樽型歪曲収差も思ったほど悪くはない(一般の標準ズームの広角端と変わらない感じ)。望遠側の糸巻き型の歪曲収差はもっと気にならない感じだ。高倍率ズームにしては歪曲収差はよく補正されていると思う(Nikon 1 V1には自動歪み補正はない)。
1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6の最短撮影距離は、広角端10mm(27mm相当)で0.35m、60mm時(162mm相当)で1.0m、望遠端の100mm(270mm相当)で0.65mとなっていて、中間域で寄れないが、望遠端で65cmまで寄れるので接写など実用上の問題はなさそう。むかしの高倍率ズームって、広角端で寄れないものが多かったので、広角端で0.35mまで寄れればまあ使える。
中間焦点距離で寄れないのと関係があるのか、中間域の描写がもう一息っぽいが、自分はズームでは両端をよく使うので問題なしと思いたい。
外観は、ズームリングと根元のところがアルミニウム合金で、先端とズーミングで出てくる鏡筒(2段)が銀塗装されたエンジニアリングプラスチックだと思う。レンズマウントは金属製。
1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6は、専用フードHB-N106が別売なので、保護フィルターとともに購入予定。ただ、フードを付けるとちょっと出っ張った感じになるのがアレだなぁ。
あとは、もっと広角に撮りたいときに、1 NIKKOR 10mm f/2.8にリコーGW-1を付けっぱなしにしたものを7.5mm(20mm相当) F2.8の単焦点レンズのように扱って交換するという使い方をしたい。
1 NIKKORシリーズは、魚眼レンズとマイクロ(マクロ)レンズと35mm相当(13mm)F2かF1.8のレンズがあるといいね。というかちゃんと揃えるべきだ。
ほかに、リモートコントローラー ML-L3も購入した。近接時にフォームを確認するような使い方のときにリモコンがあれば自分で撮れるし、球技の練習でトスやパスを出す側の人が三脚にNikon 1 V1を付けてリモコンでフォームを撮れる。以前ビデオカメラSONY HDR-CX590Vを買ったときに、プロジェクター内蔵のHDR-PJ590Vのプロジェクターに意味を見いだせなくて、プロジェクターなしのHDR-CX590Vを買ったのだが、フードとリモコンのありなしも違いとしてあったのに見落としていた(フード病ビデオ編(SONY HDR-CX590V)参照)。そのときにリモコンがあればビデオの使い方が広がったのになぁと後悔した(リモコンはあとから部品として買い足してもHDR-CX590Vではリモコン受光部等がないので使えない)。
高速連写とリモコンでスポーツ関連での使い方が広がると思う。ただ、このML-L3は、Nikon 1シリーズでは、V1、V2、V3とJ1、J2でしか使えない。J3やJ4やS1では使えないのだ。なんじゃそれ。本当にNikon 1って駄目なシリーズだよなぁ。こんなシステムでいいんですか、後藤研究室の後藤さん。あとML-L3はD300でも使えない。
【追記】
そうそう、Nikon 1 V1に1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6を装着すると、V1の底面よりも1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6のズームリングの方がわずかに出っ張っているので、雲台が前後に長い三脚に付ける場合アダプターが必要になる。三脚アダプターを使わないで前後に長い雲台にぎゅうぎゅう締め込むとレンズマウントかレンズそのものに負荷が掛かって歪むかもしれないので要注意だ。
ニコンでは三脚アダプターとしてTA-N100がある。私はTA-N100の発売以前にAH-5が欲しくて探したが見つからず、キヤノンのTS-Eレンズ用アダプターを買って愛用している。ニコンはPC Micro Nikkor 85mm F2.8Dが現行品であるうちにアクセサリーのAH-5を製造中止にするような会社なので、必要な人は今のうちに買っておいた方がよいと思う。こういうところもニコンがどんどん駄目になっているところだと思う。
ニコンの三脚アダプター AH-5が去年のうちに生産終了になっていた ― 2007年09月15日参照
キヤノンTS-E用三脚アダプター ― 2008年09月29日参照
【追記ここまで】
【さらに追記】
ニコン「Nikon 1 V3」、“オチアイ流”交換レンズの選び方(日経トレンディネット)
[PY] フォトヨドバシ 1 Nikkor VR 10-100mm f/4-5.6 インプレッション | photo.yodobashi.com |
ニコン1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6 (デジカメWatch交換レンズ実写ギャラリー)
【さらに追記ここまで】
【追記:2017年9月5日】
1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6が2年半ほどの使用で壊れてしまった。酷使していたのではなく、どちらかというとそんなに使っていない方だ。それがこのあたりのレンズの絞りにはよくないらしく、2017年8月後半に使わないでいたら絞りが動かなくなってしまった。その直前に壊れた1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6と同じように壊れた(1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6の絞り故障 ― 2017年08月20日参照)。こんどは1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6の絞りが故障 ― 2017年09月05日 参照。10-100mmの方は修理代がかなり高いようなので、自分のポリシーとは違うのだが修理しないかも。これから中古で1 NIKKORレンズを買う人は、ズーミングでのフレキシブル基板の故障(一部レンズが無償修理になっているが、それ以外の機種でもときどき故障の話を聞く)と絞りが動かなくなる故障の2つの持病があることを知った上で購入してほしい。
1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6 + Nikon 1 V1作例 ― 2015年02月17日参照
1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6 作例その2 ― 2015年03月10日参照
【追記ここまで】
それから、GR DIGITAL初代が完全にお亡くなりになったようだ。専用電池では動かなかったが、単4形リチウム電池では動いていたのが、遂にスイッチを入れたらレンズが出て起動途中でフリーズしてそのままうんともすんとも言わなくなった。残念。GR DIGITALシリーズはそれはそれで大変意義があったので、そう遠くないうちに手に入れたいと思う。
コメント
_ タロウカジャ ― 2015年01月08日 13時17分00秒
_ ノラ猫軍将軍山本ミケ六 ― 2015年01月31日 16時18分18秒
線香の一本でも上げさせていただきたい気分ですよ、
思い起こせばHaniwa氏のGRのレンズの不具合の記事で見て以来買いそびれ・・、いまだに後継機種も気になるに何となく買えてないという・・。
~~┃ ~~┃
∩ ~┃ ∩ ~┃
(´ω`)つ ( ゚д゚)つ<Haniwa氏の御冥福をお呪いします。
( へ ( へ
く ω く ω
>後藤研究室の後藤さん
数年間後藤氏に権限を委譲してみた方が信頼性上がると思うんですが、
そういえばDf発売以降後藤氏今社内でどういう扱いなんだろう・・、次の何かを開発の為にF-3開発の時の様に研究室に軟禁されてるんでしょうかねぇ。
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。
Haniwaさんが10-100㎜ズームを買われましたか。
V1とJ1を使用しているものとしましては、にんまりといったところです。ご活用されますように。