最悪なレンズ研磨(関東カメラサービスブログ) ― 2013年07月03日 00時00分00秒
関東カメラサービスのブログに最悪なレンズ研磨という記事が挙がっている。修理に持ち込まれたライカ エルマリートM 90mm/f2.8の前玉の裏側に研磨された跡があって、明らかに段差が付いている。遠近両用めがねかよっていうぐらいに。
どこかの修理業者の仕業だろうというのだが、何のために研磨するんだろう。「ですから弊社は研磨に関しては救済措置と捉え、何でもかんでも傷を全て消してピカピカにするような研磨は行いません。」というのだから、傷を消すために研磨するのだろうか。今回の場合、前玉の裏側なので、普通は傷が付かない場所だ。前玉の表側に傷が付いたのを研磨すると裏側も研磨しないといけないのだろうか。
研磨の理由がよく分からないが、傷が原因でやむなく研磨しなければいけないというのならば、やっぱり保護フィルターでしょ。
そこで強引にデジカメWatch週間アンケート「レンズに保護フィルターを付ける?」の結果発表に話を持って行く。
カメラのレンズに保護フィルター(プロテクトフィルター)を付けますか?
選択項目 投票数 比率 付ける 1026 81.6% 付けない 232 18.4% 合計 1258 100%
実に8割を超える人が保護フィルターを使っている。私もその一人だ。以前、フィルターを掃除していてフィルターに傷がついたことがあって(おそらく砂とか細かい金属片のようなものが付着したまま拭いたのだろう)、これがレンズの前玉だったらどうしようと思った。だからレンズの前玉になるべく触らなくて済むように保護フィルターが欲しい。レンズ前玉に何かが直接当たって傷になったことはないが、レンズ前玉を掃除する回数は減らせる。あと、汚れの中には油汚れとか雨の染みとか取れにくいものがあるので、フィルターがあると掃除に失敗してもフィルターを買い換えればいいという安心感もある。
前玉修理となると、まずそのレンズの前玉が部品として存在していることが前提となる。ちょっと古くなると部品払底で修理不可になるから(それで研磨という最終手段が出てくるんだろう)、そういう意味でも保護フィルターの交換で済む方がよい。また前玉修理のあいだそのレンズは使えないが、フィルターはすぐに手に入るので撮影可能だし、フィルターが無くても撮影はできるので、現地で撮影中にフィルターに異常が生じても外して撮れば撮影続行可能だ。
そんなわけで8割も仲間がいたのはうれしいなぁ。リコーのGR(DIGITAL)開発者の方、見てますか?(笑) GRに直にフィルター付けられるようにしてくだされ。 あと、各メーカーはL37フィルター無くなさいで欲しいなぁ。
カブトムシ蛹の成虫後の残骸:GR DIGITAL、28mm相当、F2.4開放、1/48秒、ISO400、AWB、プログラムAE、-0.3EV
写真は記事とは関係ない。
例の昆虫マットの上で蛹になったカブトムシはそのまま放っておいたら成虫になっていた。これはメスの方。オスの方も成虫になってマットにもぐってしまった。
カブトムシの幼虫が表面で蛹に ― 2013年06月12日参照
【追記】上の写真は何日か経ってからのもので、最初に見たときはきれいにもぬけの殻みたいになっていた。でもオスの方が成虫になったあとをみると、こんな殻があまり残っていないので、このメスはちゃんと成虫になったのか心配だ。
最近のコメント