ニコンを極める vol.18 重ねた歴史と先端技術の結晶。NIKKORレンズ ― 2013年06月03日 00時00分00秒
ニコンのニコンを極めるにvol.18 重ねた歴史と先端技術の結晶。NIKKORレンズがアップされている。写真家の中野耕志氏のインタビューだ。
ところで、ニコンは以前からお使いだったのでしょうか?
ニコンのカメラも使ってはいましたが、メインは他社カメラでした。
仕事でNikon F4と800mm f/5.6のレンズを使ったこともあったのですが、このレンズが約6kg、カメラと合わせると約7kg。特に前玉が非常に重くてバランスをとるのが難しく、当時は十分に使いこなせませんでした。
ニコンのデジタル一眼レフカメラをメインシステムとして使い始めたのは、半年くらい前からでしょうか。
D3Sが出た頃に、カメラ雑誌でインプレッション記事を書くという話がありました。D3Sと500mmのレンズを借りて使ってみたところ、印象が非常に良かったのです。
それから真剣に移行を考えるようになりました。どのような点が気に入られましたか?
私はもともと、カメラそのものに強い思い入れがある人間ではありません。ただ、D3やD3Sには何か惹かれるものがありました。Nikon F3の頃のカメラに通じる、プロダクトとしての魅力とでも言うのでしょうか。今の時代、珍しいカメラだと思います。
「Nikon F3の頃のカメラに通じる、プロダクトとしての魅力とでも言うのでしょうか。今の時代、珍しいカメラだと思います。」なるほど、ファインダーもF3並みにしてくれたら…。
信頼性という点で、具体的なエピソードなどはありますか?
そうですね。私が関わるジャンルの話をしますと、少し特殊ではありますが軍用機を撮る人の間ではニコンは絶大な信頼があります。
まず、ニコンのカメラは電磁波の影響を受けにくい。
航空機撮影の仕事をしていると、空母の上で撮影などということもあります。しかし空母上は強力な電磁波が飛び交っており、それがカメラに影響を及ぼします。例えば無線やレーダーの影響を受け、撮影写真にノイズが入るなど…。フィルム時代、他社カメラでは自動的にフィルムが巻き戻ってしまうなどのトラブルもあったと聞きました。
さらにニコンのカメラは、余計な電波を出さないと言われています。飛行機に写真家が同乗すると、カメラの出す電波により無線にノイズが乗るといったことも起こるのですが、ニコンにはそれが無い。だからニコンのカメラはOKでも、他社のカメラを使う写真家は乗せられないといったこともあるようです。
ニコンのカメラは、このような特殊な基準もクリアしていると言えます。
これは複数の航空機を撮影するプロ写真家の方が書いていた。こういう一般人にも関係なさそうに見えるところも今後も手を抜かずにきちんとやって欲しい。戦闘機に同乗して他の飛行機を撮影する機会なんて一般人にはほとんどないだろうが、たとえば携帯電話の基地局の近くで撮影しても誤作動しないとか、病院で入院中の人を見舞って記念写真を撮っても医療機器が誤作動しないとか、実は一般人にも関係している性能なんだと思う。
最近はフルサイズがもてはやされていますが、本当に皆がフルサイズを必要としているかというと、必ずしもそうではないと考えます。私のようにDXフォーマットの方が使いやすいという人も多いはず。むしろ私としては、DXにもっと力を入れて欲しいと思っています。
ニコンへの要望と今後の活動。
今後のニコンへの要望などはありますか。
DXのフラッグシップ機が欲しいですね。以前お借りしたD300Sの使いやすさが大変気に入っていて、ニコンに変えたのはその点もありました。D7100も良いカメラですが、私のような仕事に使用するにはバッファが足りないとか、超望遠レンズを付けて使うには軽量すぎてバランスが少し良くないといった不満もあります。
例えば今行っているインタビュー撮影などに使うなら、D7100は性能も軽さも申し分ないでしょう。でも、超望遠撮影ではわずかな構図のズレも問題になりますので…。ブレの要因としては、ミラーショックも大きいですね。特にスローシャッターの時にかなり目立ちます。できれば一眼レフにも電子シャッターを搭載してもらえると大変助かります。
その点ではNikon 1はミラーショックがありませんから、手軽な野鳥撮影には意外と良かったりします。せっかくこのような技術があるのですからぜひ一眼レフにも搭載して、極力ブレを抑えた望遠撮影ができるようにして欲しいですね。
逆に変えて欲しくない点などはありますか?
撮影する時、ユーザーが主に触れるのはファインダーとシャッターボタンですよね。ニコンのカメラは、その性能がとても良い。ファインダーがクリア。シャッターの感触も非常にわかりやすい。フラッグシップだけは非常に良くても、それ以外の機種に問題を感じたメーカーもあります。「今切れるぞ」という瞬間がはっきりしなかったり、またピントの山もわかりにくかったり…。人間が触れる部分に妥協しないというのは、ニコンの製品の良さだと思います。
ほほう、D7100の弱点を指摘して、DXフラッグシップへの期待を述べた部分を載せる。これはそろそろD300S後継機が来るということなのだろうか。今のラインナップではサクサク連写できる機種がD4しかなく、あとは高画素で連写機能が後退したものばかりだ。高画素でなくてもよくてDXで連写というのならD300/D300Sを中古で買うしかない。それがいやなら一気にD4になってしまう。手頃な値段で高画素時代の連写番長DX機の目途が立ったということなのだろうか。ちょっと楽しみな展開ですな。まあシャッターが壊れるぐらいスポーツ写真撮っていてもDX機は不満なんだけど…。やっぱり超望遠域だとDXも使いでがあるのかなぁ。よーし、AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VRを…(違)。
写真は記事とは関係ない。
川越(松崎屋スポーツ用品店):Nikon F100、Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)、プログラムAE、Kodak PORTRA400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(Windows7 64bit)、L37c
こんな外観だがスポーツ用品店だった。入り口にはなぜか同業者の入店お断りの張り紙があった。店内は野球用グローブがいっぱい展示されていた。
Carl Zeiss製でなくても、いいものはいい(Photo of the Day) ― 2013年06月04日 00時00分00秒
写真家田中希美男氏のブログにCarl Zeiss製でなくても、いいものはいいという記事が上がった。
ところで、レンズの製造組み立てが「Made in Japan」ということで、ぼくはこれにも大変に興味を持った。というのも「Touit 2.8/12」はAF対応だし、極めて高度なレンズ製造技術を備えて仕上げられたところが各所に見られたからだ。いままでCarl Zeissレンズの多くを作ってきた国内レンズメーカーのコシナでないことは確実(コシナがはっきりとそう言っている)。
「極めて高度なレンズ製造技術を備えて仕上げられたところが各所に見られたからだ。いままでCarl Zeissレンズの多くを作ってきた国内レンズメーカーのコシナでないことは確実」なんて書いたら、コシナに極めて高度なレンズ製造技術がないみたいじゃないか(笑)。コシナだってAFレンズは作っているし。
Touit 2.8/12レンズは、よくよく見れば製造組み立てをしているメーカーが、たぶんあそこじゃないかなあ、とすぐにわかる。レンズ設計も、ソコがやっているかも…。カメラやレンズについて「うるさ型」を自認している人なら、このレンズを注意深く観察すればどこで作っているかはわかると思う。
言ってよかですか?Touit 2.8/12レンズってシグマ臭がぷんぷんするんですけど(笑)。もう外観だけでシグマって断定していいだろう(笑)。はい、決まり。こういう焦点距離の短いAFレンズの製造技術もあるし。いや、シグマ製だからどうっていうことはないんだけれども。外装が加水分解でべたべたしなければOK(泣)。
で、カール・ツァイスに聞いてみたいのだが、ZFレンズ始めるときにどうしてAFレンズにしないのかとさんざん聞かれたはずだし、ZEレンズ始めるときも聞かれたよね。どうしてSONYα用とかTouitはAFレンズなのよ(古くはCONTAX GもAFだし)。これは雑誌でインタビューして問い詰めもとい聞き出してよ。ツァイスレンズってよいものが多いんだけれども、どうも一貫していない感じがするんだよねぇ。そういう一貫していないところがボディのアレなところとつながってるんじゃないの?
【関連追記】
Touit ってなんて読むの? ― 2013年05月15日
写真は記事とは関係ない。
川越(旧第八十五銀行本店・くらづくり本舗):Nikon F100、Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)、プログラムAE、Kodak PORTRA400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(Windows7 64bit)、L37c
実験終了!「黄変レンズを太陽光線にさらすと、変色度合いが軽減する」って本当でした!(カメラの八百富) ― 2013年06月07日 00時00分00秒
更新が滞ってすまん。カメラの八百富さんのブログで画期的な実験結果が…。
カメラの八百富|只今、実験中!「黄変レンズの変色度合いが軽減する」って本当ですか?
カメラの八百富|実験終了!「黄変レンズを太陽光線にさらすと、変色度合いが軽減する」って本当でした!
「酸化トリウム」を含むレンズがその出す放射線の影響(ブラウニング現象)で黄変するというのはよく聞く話だ。その黄変したレンズを紫外線に当てると黄色みが取れるという実験をカメラの八百富さんのブログでやっていた。
結果はご覧の通り。すごい。いまはデジタルカメラのオートホワイトバランス(AWB)が効くので黄変レンズもあまり気にならないが、これだけ黄色みが取れるのはすごい。よく散髪屋さんにあった紫外線消毒器みたいなのに放り込んでおいたらもっとはやく黄色みが取れるんじゃないか(笑)。
カメラの八百富さん、これはすごい発見ですよ。でも、黄変レンズ持ってないんだよねぇ。NIKKOR-N・C Auto 35mm F1.4の黄色いのをわざわざ探すか…。
写真は記事とは関係ない。
川越:Nikon F100、Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)、プログラムAE、Kodak PORTRA400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(Windows7 64bit)、L37c
川越以外の写真もアップしたいのだが、スキャンできていないので同じような写真ばかりですまん。
やっぱり味気ないAF Zoom-Nikkorですなぁ。どうせ28mmでしか撮らないんだからAi Nikkor 28mm F2.8S持参でよかったと思う(Distagon 2/28ZFは重い)。しかも28-105mmの広角端は微妙に画角が狭いような感じだ。
川越2 ― 2013年06月11日 00時00分00秒
ネタもないようなのでまたまた川越を。もう一回行ったのではなく、スキャンしていなかった分を少しスキャンしただけだ。すまん。
写真は「大正浪漫夢通り」という地区。「蔵つくりゾーン」よりも駅に近くて一本裏通りになる(商店街的にはこっちがメインストリートにつながっている)。「蔵つくりゾーン」は明治後期らしいので、大正浪漫夢通りの方がよりモダンな感じ。大正浪漫夢通りは車がびゅんびゅん通らないので落ち着いて歩ける。ただし、なんとなく作り物っぽい感じがする。金のかかったセットという感じか(関係者の方すまん)。素材から来る印象の違いかもしれない。
川越大正浪漫夢通り:Nikon F100、Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)、プログラムAE、Kodak PORTRA400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(Windows7 64bit)、L37c
カブトムシの幼虫が表面で蛹に ― 2013年06月12日 00時00分00秒
ストレートのカメラネタでなくてすまん。うちで飼っているカブトムシの幼虫が最近マットの表面に出てくるので追加で新しいマットを入れたのだが、それでも居心地が悪いらしくまた表面に出てきていた。それが昨日ハッと気づくと蛹(さなぎ)になっていた。オスのようだ。
こういう露出した蛹はしばらくは触らず、3週間ぐらいしたらトイレットペーパーの芯で作った蛹室に入れてマットに埋めるとよいらしい。ほかにももう1匹ずっと半分表面にでている幼虫がいて、これも徐々に茶色くなってきている。マットを掛けるとうにょうにょ動いて周りに隙間を作ろうとしているし。
ちなみにこれらのカブトムシの幼虫は、去年静岡の大井川鉄道に行ったときに夜採取した成虫の2世だ。
大井川鐵道のC11牽引列車に乗ってきた ― 2012年08月20日参照
以前もカブトムシを飼っていたのだが、同じ親からの4世代目になってくると弱って死滅してしまう。
カブトムシのサナギ(オス):Nikon D300、Cosina Voigtländer Macro Apo-Lanthar 125mm F2.5 SL、F2.5開放AE(マルチパターン測光:135mm F2.5で登録、約1/60秒)、AWB(電球色蛍光灯下)、ピクチャーコントロール:ポートレート、Kenko L37 Super PRO、ISO1600、-0.3EV、専用角形フード、三脚使用
実はD300にマクロアポランター125mm F2.5 SLを付けて撮るのはほぼ初めてだったりする。ファインダーがアレなので、色んなレンズ付けて楽しむ気にならないんだよね。マクロでこのくらいの焦点距離ならばピントも比較的見易いのでマクロアポランター125mmなら使えるかなぁ。
電球色蛍光灯下で撮ったので色は正確ではない。もうちょっと絞りたかったのだが、ISO1600でF2.5開放(繰り出しているので実際にはもっとF値は暗い:倍率確認するのを忘れた、すまん。)で1/60秒がやっとだった。
TIFF 16bitカラー画像を8bitカラーにバッチ処理する ― 2013年06月13日 00時00分00秒
ちょっと早いのだが、明日の分を更新。アサブロにもcocolog-niftyみたいに予約投稿があるといいんだけどなぁ。さて、いつもフィルムをスキャンするときは画像はまず16bit(48bit)でスキャンしてTIFFで保存している。ブログに載せるものはその16bit TIFF画像を8bitのJPEGに変換してリサイズしたものである。また、日常閲覧する画像ホルダーにも8bit(24bit)JPEG画像(長辺3200ピクセルぐらい)にして保存している。
Windows XP Professional SP3を使っていたときは、16bit(48bit)のTIFFを8bit(24bit)のTIFFにするのに、Nikon Capture4のバッチ処理を使っていた。ところがSONYのICレコーダーをUSB端子に挿したまま再起動したところOSが破壊されてしまった(SONY ICレコーダーをUSBポートに刺したまま再起動したらWindowsが起動しなくなった ― 2013年01月04日)ので、結局ハードウェアは同じままOSをWindows 7 Professional SP1 64bitにして今日に至っている(DELL VOSTRO 430にWindows7 PRO SP1 64bitをインストールした ― 2013年01月05日)。
ところが、Nikon Capture4はWindows7にインストールできないのであった。Photoshop Elementsでも16bit(48bit)のTIFFを8bit(24bit)のTIFFにすることは可能なのだが、1枚1枚手動でしか変換できない。Photoshop Elementsの「複数ファイルをバッチ処理」の対象ファイルは8bit(24bit)に限られていて、これは最新版でも同じということだ。Photoshop CSとの差異化なのだろう。
それでNikon Capture4の後継であるCapture NX2なら16bit(48bit)のTIFFを8bit(24bit)のTIFFにバッチ処理できるのか調べようと思ったら、うちに入れてあるCapture NX2のトライアル版は試用期間が過ぎていて試せない。一か八かで買うのも値段を考えるとどうかと思う。もう1台のPCにCapture NX2のトライアル版を入れて試すことも考えたがそれも面倒だ(使わないソフトをインストールするとPCの起動・終了が遅くなるので嫌だ)。
検索すると、ImageJというアメリカ国立衛生研究所 (NIH) で開発されたオープンソースでパブリックドメインの画像処理ソフトウェアを使うと16bit(48bit)のTIFFを8bit(24bit)のTIFFにバッチ処理できるらしい。
16 bit-TIFF→8 bit-TIFF自動変換(研究者のためのコンピュータフォーラム)
さっそく http://rsbweb.nih.gov/ij/ からダウンロードしてImageJをインストールした。ところが先のページに書いてあるマクロを実行すると48bitカラーのTIFFが8bitのグレースケール画像に変換されてしまう。しかも明暗が反転している。要するにモノクロネガ状態になってしまう。
調べてみるとマクロの中で指定されているコマンドの「8-bit」というのは、8bitグレースケールで反転してしまう処理のことらしい。
さらに調べると「RGB Color」というコマンドが自分のやりたい16bitカラーTIFF画像を8bitカラーTIFF画像に変換するコマンドのようだった。
ImageJマニュアル:Image(画像)メニュー参照。
それで、マクロを以下のように書き換えた。
macro toRGBColorconv { setBatchMode(true); dir = getDirectory("Choose a Directory "); dirRGBColor = dir + "/RGBColor/"; File.makeDirectory(dirRGBColor); list = getFileList(dir); myListLength = lengthOf(list); for (i = 0; i < myListLength; i++) { if (endsWith(list[i], "/")){ } else { open(dir + list[i]); run("RGB Color"); print(list[i]); save(dirRGBColor + list[i]); close(); } } showMessage("DONE") setBatchMode(false); }
上記をテキストエディタにコピーして名前を付けて保存する(私は24bitHenkan.txtにした)。
その後、ImageJのPluginsからMacrosの中のRun...を選択、保存したテキストファイルを選択してください。 そうすると、もう一度フォルダ選択になりますので、16ビットのtifファイルをまとめたフォルダを選択してください。
http://www.kenkyuu2.net/cgi-comp/compforum.cgi?mode=view;Code=435
そうすると指定したTIFFファイルのあるフォルダ(ディレクトリ)に「RGBColor」というフォルダができていてそこに8bitカラーのTIFF画像ができている。もとの16bitカラーのTIFF画像はそのまま残っている。
バッチ処理でJPEGにするには、この8bitカラーのTIFF画像フォルダを対象にPhotoshop Elementsで「複数ファイルをバッチ処理」すればよい。ああすっきり。
Zaurusでらじる★らじる仙台、名古屋、大阪を聴く ― 2013年06月14日 00時00分00秒
久々のザウルスネタ。現時点のザウルスユーザーの数を考えるとこの記事がどれだけの人の役に立つのかやや疑問だが、とにかく更新だ。2013年5月27日から、NHKのネットラジオ「らじる★らじる」が東京ローカルだけでなく、仙台、名古屋、大阪の各ローカル放送(第一とFM)にも対応した。
シャープのPDA、Linux Zaurusでもらじる★らじるを聴くアプリケーションはあって、ぷちのいずのbucchiさんがradiko playerを作ってくださっていた。
そのradiko playerをらじるらじるをrtmpdumpで録音する(仙台・名古屋・大阪も)を参考に仙台、名古屋、大阪の各ローカル放送(第一とFM)を聴けるように改訂してみた。
まず、チャンネル設定を増やす。/home/zaurus/Settings/radiko-chlist.txtを以下のように書き換えた。
東京 NHK第一,/opt/QtPalmtop/share/radiko/nhk1.sh 東京 NHK第二,/opt/QtPalmtop/share/radiko/nhk2.sh 東京 NHK-FM,/opt/QtPalmtop/share/radiko/nhk-fm.sh 仙台 NHK第一,/opt/QtPalmtop/share/radiko/nhk1sendai.sh 仙台 NHK-FM,/opt/QtPalmtop/share/radiko/nhk-fmsendai.sh 名古屋 NHK第一,/opt/QtPalmtop/share/radiko/nhk1nagoya.sh 名古屋 NHK-FM,/opt/QtPalmtop/share/radiko/nhk-fmnagoya.sh 大阪 NHK第一,/opt/QtPalmtop/share/radiko/nhk1osaka.sh 大阪 NHK-FM,/opt/QtPalmtop/share/radiko/nhk-fmosaka.sh
次に、仙台、名古屋、大阪のラジオ第一とFMを聴くシェルを作る。
#!/bin/sh RADIKO_PATH=/opt/QtPalmtop/share/radiko $RADIKO_PATH/rtmpdump --rtmp "rtmpe://netradio-hkr1-flash.nhk.jp" \ --playpath 'NetRadio_HKR1_flash@108442' \ --app "live" \ -W http://www3.nhk.or.jp/netradio/files/swf/rtmpe.swf \ --live -q - \ | $RADIKO_PATH/mplayer-radiko -quiet -
以上を、/opt/QtPalmtop/share/radiko/nhk1sendai.sh として保存。
以下同様に、/opt/QtPalmtop/share/radiko/nhk-fmsendai.sh として
#!/bin/sh RADIKO_PATH=/opt/QtPalmtop/share/radiko $RADIKO_PATH/rtmpdump --rtmp "rtmpe://netradio-hkfm-flash.nhk.jp" \ --playpath 'NetRadio_HKFM_flash@108237' \ --app "live" \ -W http://www3.nhk.or.jp/netradio/files/swf/rtmpe.swf \ --live -q - \ | $RADIKO_PATH/mplayer-radiko -quiet -
/opt/QtPalmtop/share/radiko/nhk1nagoya.sh
#!/bin/sh RADIKO_PATH=/opt/QtPalmtop/share/radiko $RADIKO_PATH/rtmpdump --rtmp "rtmpe://netradio-ckr1-flash.nhk.jp" \ --playpath 'NetRadio_CKR1_flash@108234' \ --app "live" \ -W http://www3.nhk.or.jp/netradio/files/swf/rtmpe.swf \ --live -q - \ | $RADIKO_PATH/mplayer-radiko -quiet -
/opt/QtPalmtop/share/radiko/nhk-fmnagoya.sh
#!/bin/sh RADIKO_PATH=/opt/QtPalmtop/share/radiko $RADIKO_PATH/rtmpdump --rtmp "rtmpe://netradio-ckfm-flash.nhk.jp" \ --playpath 'NetRadio_CKFM_flash@108235' \ --app "live" \ -W http://www3.nhk.or.jp/netradio/files/swf/rtmpe.swf \ --live -q - \ | $RADIKO_PATH/mplayer-radiko -quiet -
/opt/QtPalmtop/share/radiko/nhk1osaka.sh
#!/bin/sh RADIKO_PATH=/opt/QtPalmtop/share/radiko $RADIKO_PATH/rtmpdump --rtmp "rtmpe://netradio-bkr1-flash.nhk.jp" \ --playpath 'NetRadio_BKR1_flash@108232' \ --app "live" \ -W http://www3.nhk.or.jp/netradio/files/swf/rtmpe.swf \ --live -q - \ | $RADIKO_PATH/mplayer-radiko -quiet -
/opt/QtPalmtop/share/radiko/nhk-fmosaka.sh
#!/bin/sh RADIKO_PATH=/opt/QtPalmtop/share/radiko $RADIKO_PATH/rtmpdump --rtmp "rtmpe://netradio-bkfm-flash.nhk.jp" \ --playpath 'NetRadio_BKFM_flash@108233' \ --app "live" \ -W http://www3.nhk.or.jp/netradio/files/swf/rtmpe.swf \ --live -q - \ | $RADIKO_PATH/mplayer-radiko -quiet -
最後にシェルに実行属性をつけるのを忘れずに。ターミナルを使えない人は、TreeExplorerQTを使って、各ファイル(nhk1sendai.shなど)のプロパティで「実行」の3つにチェックを入れる。所有者は「root」。
Linux Zaurus SL-C3200のスペシャルカーネルv18j、radiko player 0.2.1で各放送局が聴けることを確認している。
写真は記事とは関係ない。
川越:Nikon F100、Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)、プログラムAE、Kodak PORTRA400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(Windows7 64bit)、L37c
JVC、ニコンFマウント採用の4Kビデオカメラを発売 ― 2013年06月14日 00時00分01秒
JVC、ニコンFマウント採用の4Kビデオカメラ発売なのだそうだ。
JVCケンウッドは、JVCブランドから、4K撮影に対応し、ニコンのFマウントを採用したレンズ交換式ビデオカメラ「JY-HMQ30」を発売する。直販サイトのビクターダイレクト限定商品となっており、直販価格は170万円。6月13日から受注を開始する。
有効画素数829万画素、1.25型の大型CMOSセンサーを搭載し、4K2K(3,840×2,160ドット)、フレームレート60p/50p/24pの撮影に対応したハンドヘルドサイズのカメラ。マウントにニコンのFマウントを採用する事で、一眼レフカメラ用の様々なレンズが使用できるのが特徴。
なお、AFレンズであっても、マニュアルフォーカス、マニュアル絞りでの撮影のみに対応する。絞りリングの無い交換レンズの場合は、カメラ側に搭載している絞りリングを用いてマニュアル撮影が可能。
おお、ニコンFマウント採用で有効画素数829万画素、1.25型の大型CMOSセンサーを搭載し、4K2K(3,840×2,160ドット)のビデオカメラかぁ。これで超広角レンズあるいは魚眼レンズ付けて回しっぱなしですべてを記録という超手抜き撮影に一歩近づいたなぁ。でもまだ有効画素数829万画素だ。トリミングに耐えうるわけではない。フレームレート60p/50p/24pだから、スポーツ撮影で回しっぱなしで決定的瞬間がぶれずに映っているわけでもない(【追記】シャッターが「1/15 ~ 1/4000(オートシャッター範囲 1/60~1/4000)」ということなので、もしかしたらスチルカメラよりも有利なのかな?【追記ここまで】)。まだまだですな。
気になるのはニコンFマウント採用ということなのだが、画角はどうなるのか、だ。FX・35mmフィルム用レンズで同じ画角が映るのか、それとも画角が狭くなるのか知りたい。画角が狭くなる場合にはDX用レンズは使えるのかも知りたい。センサーが1.25(inch)型というのだから、対角19.547mmあたりなのだろう。そうだとするとAPS-C(DX)フォーマットよりも小さくて画角も狭くなるということか。魚眼レンズ付けても魚眼にならないのか。まだまだですなぁ。
4Kモード記録時間も64GB×4の256GBで約4時間とのことで、これも回しっぱなしというにはまだまだですな。高画質とファイル容量の関係も進歩が欲しい。回し放しでスチル写真の代わりにビデオでスポーツ撮影全記録とかまだまだ夢ですなぁ。しかもこのJY-HMQ30は本体だけで170万円だものなぁ。
【追記】
気づいたのだが、こんなファイルサイズ大きいものを扱うのに、USB2.0ってどうなのよ。SDカードを抜いて転送すりゃいいんだろうけど、どうしてUSB3.0ではないの。高いカメラなんだからそういうところ手を抜かないで欲しいな。
ViewNX 2 Ver.2.7.6JP、Capture NX 2 Ver.2.4.3JPリリース ― 2013年06月15日 00時00分00秒
木曜日にViewNX 2 Ver.2.7.6JPとCapture NX 2 Ver.2.4.3JPとがリリースされていた。
ダウンロードViewNX 2
ダウンロードCapture NX 2
ViewNX 2等のバージョンアップは、ニコンのサイト更新情報に載ったり載らなかったりするので、今回はNikon Rumors(のRSS)で初めて気づいた。http://www.nikon-image.com/support/downloads/もRSSで通知して欲しいなぁ。
【Ver.2.7.5 から Ver.2.7.6 への主な変更内容】
ViewNX 2 Ver.2.7.6 ソフトウェアのダウンロードについて(Windows)
・[メタデータ] パレットの [ファイル/撮影情報] 内にある [自動ゆがみ補正] 表示で使用するレンズ情報を更新しました。
・[ブラウザー] パレットの [NIKON IMAGE SPACE] エリアから「NIKON IMAGE SPACE」のホームページを開く際のリンク先を「my Picturetown」から「NIKON IMAGE SPACE」へ修正しました。
ViewNX 2 Ver.2.7.6 ソフトウェアのダウンロードについて(Macintosh)
【Ver.2.4.2 から Ver.2.4.3 への変更内容】
Capture NX 2 Ver.2.4.3 ソフトウェアのダウンロードについて(Windows)
・[現像] セクションの [カメラとレンズの補正] 内にある [自動ゆがみ補正] 機能で使用するレンズ情報を更新しました。
Capture NX 2 Ver.2.4.3 ソフトウェアのダウンロードについて(Macintosh)
戴いたコメントのお返事はお待ちください。m(_ _)m
ロモグラフィー、3,500円の銀塩一眼レフ組み立てキット(デジカメWatch) ― 2013年06月17日 00時00分00秒
ロモグラフィー、3,500円の銀塩一眼レフ組み立てキット(デジカメWatch)発売なのだそうだ。
せっかくフィルムを使った企画なのに、正直言ってなんかそそりませんな。以前学研の二眼レフ作って試写もせずに放置したままだし(シャッターの組み立て方の説明が足りなくて組み直さないといけないことが判明して急速に興味を失った)。
「大人の科学Vol.25 35mm二眼レフカメラ」を買った ― 2009年11月02日
それを思い出すからなのか、もともとトイカメラって好きじゃないからなのか分からないが、まあ要するにそそらない。だったら取り上げなきゃいいんだが、ほかにネタもなさそうなので。すまん。
川越(観光案内所):Nikon F100、Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)、プログラムAE、Kodak PORTRA400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(Windows7 64bit)、L37c
Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)だと暗部がつぶれがちでなんとなくべたっとした写りになるんだよね。この辺が単焦点レンズとの違いを感じるところ。まあデジタル時代だから色んな意味でもはやどうでもいいか(笑)。
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