コダック、写真フィルム・スキャナー事業売却 ブラザーとの合意破棄し退職者ファンドへ売却2013年05月13日 00時00分00秒

戴いたコメントのお返事ができておらずすみません。

ちょっと前の記事だが、当事者のもう一方のブラザーのアナウンスがでているので確定情報だろう。
コダック、スキャナー事業売却 ブラザーと合意白紙(日本経済新聞)

コダック、スキャナー事業売却 ブラザーと合意白紙

2013/4/30 5:45

【ニューヨーク=清水石珠実】経営再建中の米イーストマン・コダックは29日、英国の退職者ファンドに写真フィルム事業とスキャナー事業を6億5000万ドル(約640億円)で売却することで合意したと発表した。退職者ファンドはコダックに対する28億ドルの支払い請求を取り下げる。スキャナー事業についてはコダックは15日にブラザー工業に売却する方向で合意したと発表していたが、白紙に戻す。

2事業の売却には破産裁判所の承認が必要。非中核事業の売却と負債の削減が実現すれば、昨年1月に申請した米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)に基づいた経営再建は大きく前進する。

売却先の退職者ファンドは英コダック年金プラン(KPP)で、コダックにとっては最大の債権者だった。主に英国に在住する同社の退職者や現従業員を対象にした年金を運営しており、加入者は約1万5000人。

売却するのは、消費者向けの写真フィルムや店頭の現像機を扱う「パーソナライズド・イメージング事業」と、スキャナーの販売や書類を電子的に整理するソフトを扱う「ドキュメント・イメージング事業」。コダックは高速印刷機や商業印刷など法人向け事業に経営資源を集中させる。

今回のKPPとの合意を受けて、コダックは「2事業まとめた売却案を優先する考え」(広報)としており、ブラザーとの合意は撤回する。

2013/5/9 米イーストマン・コダック社からの資産譲渡契約破棄の通告に関するお知らせ [PDF/83KB](ブラザー工業株式会社)

ということは、今後はコダックのフィルム事業は「英コダック年金プラン(KPP)」が扱うことになるのか。「主に英国に在住する同社の退職者や現従業員を対象にした年金を運営して」いるとのことなので、まったくの門外漢がフィルム事業を扱うのよりはかなりマシかもしれない。

コメント

_ small-talk ― 2013年05月13日 22時09分30秒

所謂、年金基金が会社を運営するんですか。
年金基金というと穏やかなイメージですが、一種の機関投資家、つまり投資ファンドみたいなものでしょう。
サーベラスやゴールドマン・サックス、カーライルとかが経営するのとと、さして変わらなかったり。
安く買って高く売り抜けるのが目的で、不採算部門は容赦なく切り捨て、とか。。。

今、西武がサーベラスと対立していますが、まあ、碌なものではないですよね、あの手も投資会社は。
まあ、KPPの場合は、債権と引き替えとはいえ、自分の会社の一部門を買うのだから、「ハゲタカ」ほどえげつなくないでしょうが。

_ Haniwa ― 2013年05月14日 10時28分34秒

small-talk様
年金基金が会社を運営することになりそうですね。

このKPPがコダックに対してかなりの債権を持っていますので、それを帳消しにしてもらってさらに売却代金も入るということで、コダックとしてはブラザーに売るよりもよいと思ったんでしょうね。

>年金基金というと穏やかなイメージですが、一種の機関投資家、つまり投資ファンドみたいなものでしょう。
>サーベラスやゴールドマン・サックス、カーライルとかが経営するのとと、さして変わらなかったり。
>安く買って高く売り抜けるのが目的で、不採算部門は容赦なく切り捨て、とか。。。

私もそれが不安要素です。以前DDIポケットをカーライルが買収してWILLCOMになりましたが、なんかすっきりしない経営でした(まあKDDIの飼い殺しよりはマシだったかもしれませんが)。結局ソフトバンクに売ってしまったんですよねぇ。

>まあ、KPPの場合は、債権と引き替えとはいえ、自分の会社の一部門を買うのだから、「ハゲタカ」ほどえげつなくないでしょうが。

そこに救いを見いだしたいですね。

_ とうほく人 ― 2013年05月14日 19時52分56秒

最近よくある「元従業員が会社を買い取って」みたいなののすごくスケールが大きくてピントが微妙にずれている感じの話ですね。あ、全く違うか。
元従業員は知ってたらどうだったんでしょうか・・・。まさか「今更コダックに出資するの?危ないだろ」とも言えなかったでしょうし・・・・。経営が傾き加減なのを知って投資していたら、背任とかになるのでしょうか??

_ Haniwa ― 2013年05月15日 08時09分52秒

とうほく人様
イギリスのコダック元従業員と現従業員の年金基金なので、おおよそどのような事業で先行きはどうなのかは分かって買っているんだと思いますけれども。意図が分からないですよねぇ。

このコダック創業の事業をうまく生き延びさせられるのは我々しかいないっ、という決意なんでしょうか。謎ですね。まだまだフィルムの需要はあるというのは間違いないですが、先細りであることも間違いないので、どうなんでしょうね。フィルムだけでなくスキャナ事業も含んでいるので、スキャナ事業の拡大を考えているんでしょうね。

マニアとしてはコダックのフィルムの性能を最大限に拾えるフィルムスキャナを安価にユーザーの手に…なんて考えてしまいますが。自分でスキャンするのではなく、ラボ用の安価で性能の良いスキャナとかもお願いしたいです。そうすればフィルムとデジタル画像と両立できるんですけれども。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
私がよく言う「ニコンはレンズの○○環を無くすな」の○○とは?ツイッター@Haniwa_Japan参照

コメント:

トラックバック

Google
WWW を検索 haniwa.asablo.jp を検索
asahi-net.or.jp/~sp5j-hys/ を検索