35mmフルサイズで探る「カール ツァイスレンズ」の実力第2回(デジカメWatch)2013年04月11日 00時00分00秒

高島貨物線:CASIO G'zOne TYPE-X、4.6mm、F2.8、1/322.6秒、ISO不明、レンズ前面に保護シールあり

35mmフルサイズで探る「カール ツァイスレンズ」の実力第2回:広角~望遠レンズ編(キヤノンEOS 5D Mark III)(デジカメWatch)が掲載されている。35mmフルサイズで探る「カール ツァイスレンズ」の実力(デジカメWatch) ― 2013年04月05日の続編ですな。

やまろ様が指摘されていたが、デジカメWatchもそろそろ構成を見直すべきときかもしれない。色んな焦点距離で色んな用途の(マクロとか)レンズがあるのに全部同じモデルの似たような距離からのポートレートばかり。予算や時間の問題もあるのだろうが、変化がなさすぎ。

この焦点距離のレンズもポートレートに使えるんだよというメッセージは分かるし、比較のために同じ被写体があるのはいいとは思う。でも、全部同じにする必要はないでしょう。マクロレンズはマクロの作例があってもいいし、遠景の写真もあっていいはずだ。なんで全部同じモデルの写真ばかりなんだ。これではそそらない。

MFでのピント合わせは、時間のない撮影には慣れないと厳しいこともあるが、フォーカスの頂点位置を自分で見極めるのだ、という意識を持って使うことは、撮影者のモチベーションを必ず上げるはずである。

ツァイスがMFにこだわり続けるのは、なによりも“AFのため”に光学設計を変えたくないからという話をエンジニアから直接聞いたことがあるが、たしかに特定のシステムの専用レンズならともかく、数種類のマウントを用意せねばならないのだからうなづける話でもある。頑固なこだわりもいかにもツァイスらしい。

もっとも高画素化によって、最新のAF一眼レフの位相差AFの精度もかなり厳しさを増していて、広角大口径レンズを開放絞りで使用する場合など、条件によってはAF撮影であっても思いのとおりにならないこともある。あくまでもレンズ性能本位で考える撮影や、完全なフォーカスポイントを得たい場合は純正AFレンズでもコントラストAFやMF+ライブビューを使うことがあるくらいだ。MFだからといって不利になるとは一概には言えないものだ。

この手のマニュアルフォーカスの大口径単焦点レンズは、自分の目で見て自分の手でピントを追い込んで撮るという楽しみがある。ところが最近の一眼レフは光学ファインダーでピントの山を見極めるのが難しくなっている。だから赤城耕一氏もライブビューを利用されているのだと思う。ライブビューでピントを合わせるのと光学ファインダーでピントを合わせるんじゃまだまだ違う点が多すぎるんだよね。最近こういうレンズにときめかなくなってきているのは、ピント合わせの楽しみという点でこれらのレンズに合う新しいカメラがないからというのもあると思う。カメラ業界は自分で自分たちの商機をつぶしていってるんだと思うぞ。今回は一眼レフのファインダーについて赤城耕一氏の切れ味もイマイチでしたな。やっぱりニコンに対しての方が厳しいのかな。


写真は記事とは関係ない。
高島貨物線:CASIO G'zOne TYPE-X、4.6mm、F2.8、1/322.6秒、ISO不明、レンズ前面に保護シールあり

機関車が来た時点でやや早めにシャッターボタンを押したのだがこんなタイミングでシャッターが切れてしまった。シャッタータイムラグさえなければ、携帯電話内蔵カメラで日常的にはカバーできてしまうんだが。 まあ、よくみるとノイズリダクションで細部がつぶれていたりするんだが、それは低価格コンパクトデジタルカメラとて同じこと。だったら専用カメラなんて要らないという話になる。

コメント

_ ふぉっとけー ― 2013年04月11日 10時11分20秒

Haniwa 様

合掌

4Kテレビ等というものが発表されてましたね。ソニーが一部分を拡大してみることが可能なテレビやパソコンでの写真鑑賞が増えてるからとかで、カメラの画素も増やしていくような発言を聞いたことがあります。人間のファインダーを通してのピント合わせでは、技術屋さんの頭の中では対応できないことになるんですかね。まぁそれは、写真ではなくただの記録画像での話なんでしょうけど…

_ ゆりこ ― 2013年04月11日 11時15分29秒

G'z One に限らず携帯電話のオートフォーカスは時間がかかりすぎです。動体にはめっぽう弱いと思います。G'z One Type-X だとパンフォーカスにできるので、それだとシャッターチャンスに強くなれると思います。

_ みっち ― 2013年04月11日 11時34分41秒

>全部同じモデルの...ポートレートばかり...
まあ、このモデルさんが魅力的な目をしているのは、よく分かりました。(笑)

前回の超広角レンズでポートレートというのは、面白かったですがね。今回はいかにもポートレート用レンズだぜい、というので撮ってるから新鮮味はないなぁ。

ライブビューで拡大してピントを合わせるとなると、手持ちは苦しくて三脚が欲しくなります。そうなると撮影方法が変わってしまうから、ファインダーで手持ちで行きたいですよね。

_ Haniwa ― 2013年04月11日 14時43分19秒

■ ふぉっとけー様
そうなんですよね、テレビってハイビジョンでも100万画素とか200万画素とかなんですよね。

スチルカメラの画素が増えているのに動画の方は遅れていると思います。動画で高画素だったら魚眼でずっと回しっぱなしにしてあとから切り出すのになぁと思います。ファイルサイズの問題もありますが、そんなもの技術でなんとかしてくれと思います。そこまでいくと仰るように写真でなくて記録画像になってしまうと思いますが、「自家記念写真家」(笑)の私としてはそれでもいいと思います。なんか自動化とか中途半端なんですよ。趣味性廃するんなら徹底してやってくれと思いますね。趣味性は薄れているのに結果はたいして進歩していないんじゃたまらんです。

■ ゆりこ様
もう、いつシャッター切れるのかという感じですね。仰るようにフォーカス固定モードがありますが、即座に切り替えられないのでいつもオートフォーカスにしているんです。G'zOne TYPE-Xって至近のものをメモ代わりに撮ることも多いので。フォーカスモードを独立スイッチにしてくれれば最強なんですけれども。ど逆光でこれだけ写ってればもう十分です。

■ みっち様
>まあ、このモデルさんが魅力的な目をしているのは、よく分かりました。(笑)

赤城耕一氏はNHKの朝の連続ドラマのヒロインの肌の露出についてうるさい割には作例の露出度が…(笑)。

ライブビューもあっていいと思うんですが、光学ファインダーそれも一眼レフのファインダーがいいのは、全体の構図を確かめながらちゃんとピントのあっているところを同時に確認できるところなんですよ。部分を拡大して見るのとは根本的に違いますよね。

_ 片戸郁也 ― 2013年04月11日 21時44分01秒

赤城氏、EOSはAFが前提のシステムでMFは……とか、フォーカシングスクリーン云々でEOS6Dの方がとか、言葉を選びつつチクチクと言ってますね(笑)

85mmと100mmを使っていますが、いやもう失敗の言い訳ができないレンズで困ります(^^;;;
いつもF3ですが今度Fで使ってみようかな。せっかく爪付のZFだし(笑)

_ ふぉっとけー ― 2013年04月11日 23時24分51秒

Haniwa 様

合掌

一般人の使うカメラの未来は、ビデオカメラになるのでしょうかね。ネット上に超高画質動画データがアップされる時代が来ると、顔認識とかと組み合わせて、とんでもないことになりそう…。又、盗撮してるわけでないのに、例えば展望所から広角レンズで街を俯瞰して撮るだけで拡大すると、どこまでも、はっきり写ってるって言うのもいいのか悪いのか…
写真とか動画とかに興味が無い人にさらに警戒されて、外で撮れなくなりそう。その前に画素自主規制を!

_ Haniwa ― 2013年04月12日 08時54分00秒

■ 片戸郁也様
言葉を選びつつチクチク仰っていますが(笑)、ニコンに対してよりも控えめのような…。まあEOSは以前からあんな感じなので今更言ってもというのはあるかもしれませんが。

>85mmと100mmを使っていますが、いやもう失敗の言い訳ができないレンズで困ります(^^;;;
>いつもF3ですが今度Fで使ってみようかな。せっかく爪付のZFだし(笑)

あう、うらやましいです。とろけるようなボケとピントのあったところのシャープさを堪能したいです。私の場合問題は先立つものと何を撮るか、ですが(笑)。

■ ふぉっとけー様
動画が高画素になればそこからスチル写真を切り出しても満足のいくものになりますから、ビデオですべてOKになり得ると思います。問題はシャッタースピードですが、これも高速度撮影機能付きとかになれば、もう長時間高速連写ということになりますから、スチルカメラの出番がなくなってきます。ファイルサイズや情報処理の問題もあるのですぐには実用化できないかもしれませんが、時間の問題だと思います。

>ネット上に超高画質動画データがアップされる時代が来ると、顔認識とかと組み合わせて、とんでもないことになりそう…。又、盗撮してるわけでないのに、例えば展望所から広角レンズで街を俯瞰して撮るだけで拡大すると、どこまでも、はっきり写ってるって言うのもいいのか悪いのか…

ビルの窓から俯瞰撮影するだけであらゆるものが写っているとか怖いですが、そこまで行きますよね。でも日本だと販売自粛とかありそうですね。中途半端な技術の進歩は要らないです。かえって使いにくくなるだけです。もう突っ走って欲しいです(笑)。

_ roberto ― 2013年04月12日 22時28分47秒

この連載で赤城氏はeosよりもD800のほうがファインダー性能が上だと言っているように見えますよ。5d3はスクリーン交換出来なくなったのが痛いですね。
個人的にはD600で35mmf⒈4のフォーカスは自信ありませんが。

_ ふぉっとけー ― 2013年04月12日 22時50分32秒

Haniwa 様

合掌

写真とか何とかと書きましたが、どこかの写真家の方が全く写真になっていないとか言ってるのを聞きながら、じゃあ写真ていったい何なんだろう…と困ってる人間です。偉そうなことを言ってごめんなさい。

GPS携帯を営業の人間に持たせて、行動を監視している会社の話題がニュースに出ていましたが、エライ時代になったものですね。国民に番号つける話が出てますが、ICカードでも持たされたら改札機のように街のあちらこちらに非接触型チェックポイントみたいなのが作られて、防犯カメラとか他の監視機器と組み合わされて行動が全て把握されるなんて時代がくるのかななんて思ってしまいます。
 一般用カメラでは、写りたくない人はどこかに登録すると写ることを拒否することが出来て、そこだけ白ぬきになるとかそんな機能が出来たりするのでしょうか…

_ ゆりこ ― 2013年04月13日 03時27分19秒

>ビルの窓から俯瞰撮影するだけであらゆるものが写っているとか怖いですが、
>そこまで行きますよね。でも日本だと販売自粛とかありそうですね。

むしろ欧米で販売停止でしょう。日本の方がプラバシーに甘い印象があります。
首都圏のJR東構内に客の顔を認識しておすすめ商品を変化させる自動販売機がありますが、去年11月から「顔認識をしている」ことを周知するのをやめてしまいました。こういうのは常に周知することが大事であって、やめてはいけないのですが……。


>国民に番号つける話が出てますが、ICカードでも持たされたら
>改札機のように街のあちらこちらに非接触型チェックポイント
>みたいなのが作られて、防犯カメラとか他の監視機器と組み合
>わされて行動が全て把握されるなんて時代がくるのかななんて
>思ってしまいます。

そうならないように、法案の *内容* をじっくりと精査する必要があると思います。残念ながら、わが国にはプライバシーの専門家が少ないので、まともな議論すらできてない状況だと思います。
個人的には、現状の「個人に付与される番号がいっぱいある」であまり問題を感じていません。マイナンバーにして脱税が絶対できないようになるなら賛成ですが……。

_ とんかつ ― 2013年04月13日 23時54分00秒

Haniwa さま

お茶でも飲みながら・

F3オーバーホールしました。
北アルプスの稜線で、長野側はピーカン。富山側は紫の雲で霧があがり雷鳥が逃げてくる。雷一撃で絶命ですが、F3は抱えていました。

解像度の件ですが、画面中央でmmあたり250というミノルタのレンズを持っている。

後藤さんも、(いつまでもレンズの解像度の競争をしてもしょうがない)という発言を、聞いた記憶があります。つまりもうその頃レンズの表現力というものに、移行していたのかもしれない。

ま・手持ちのAi 50mm 1.4 もコントラストの表現がそれまでのニッコールと違うものを感じました。

欲しいのは、プラナー 50mm 1.4 です・・・
G用のプラナー 45mm F2 とても好きです。

ファインダーもいけないかもしれないけれど、解像度のない今のレンズ全く欲しいと思わん。

_ Haniwa ― 2013年04月15日 10時21分12秒

皆様、お返事が遅くなってすみません。

■ roberto様
AF時代になってからニコンの方がキヤノンよりもファインダースクリーンの切れはよかったですね。最上級機以外での差が大きかったように思います。

キヤノンはファインダースクリーンが交換できる場合に、F値の明るいレンズ用の切れるスクリーン(マット面の特性の違うスクリーン)を用意していましたから、5D3でスクリーン交換できないのは痛いですね。

>個人的にはD600で35mmf?4のフォーカスは自信ありませんが。

それでもFXのデジタル一眼レフはまだマシだと思います。DXと来たら…(泣)。

■ ふぉっとけー様

>じゃあ写真ていったい何なんだろう

これは難しいですよね。「画像であって写真ではない」なんて仰る方もおられますし。「記念写真」という言い方があるので、私が身の回りの記録として撮っているものは「写真」なんだと思うようにしています。

>GPS携帯を営業の人間に持たせて、行動を監視している会社の話題がニュースに出ていましたが、エライ時代になったものですね。

そんなものを使わないと管理できない会社もどうかと思いますけどね。ちょっとぐらいサボった方が長い目で見て能率があがるような気もします。そういう管理をされているという重しが従業員のやる気や創意工夫を削いでいるということに気づかないんなら、全部ロボットでやればいいんじゃないかと思いますね。あとは社長のクローンを大量に作って働かせるとか(笑)。

>国民に番号つける話が出てますが、ICカードでも持たされたら改札機のように街のあちらこちらに非接触型チェックポイントみたいなのが作られて、防犯カメラとか他の監視機器と組み合わされて行動が全て把握されるなんて時代がくるのかななんて思ってしまいます。

おそらくそうなるでしょうね。政府にとって都合の悪いことを発言する輩はなにかのスキャンダルを暴露されたりするんでしょうね。ジョージオーウェルの1984年みたいな感じですか。

>一般用カメラでは、写りたくない人はどこかに登録すると写ることを拒否することが出来て、そこだけ白ぬきになるとかそんな機能が出来たりするのでしょうか…

それもなんか困った機能のような。政府首脳の密会場面とか重要施設の写真を撮ったら自動的にぼかしかけられてスクープできないとか嫌すぎます。

_ Haniwa ― 2013年04月15日 10時39分37秒

皆様、お返事が遅くなってすみません。

■ ゆりこ様
そうですね、日本の方がプライバシーに鈍感かもしれませんね。

>首都圏のJR東構内に客の顔を認識しておすすめ商品を変化させる自動販売機がありますが、去年11月から「顔認識をしている」ことを周知するのをやめてしまいました。こういうのは常に周知することが大事であって、やめてはいけないのですが……。

御意に。あの自販機は怖いので私は近づかないようにしています(笑)。あんまり買っているのを見かけませんから、気持ち悪くて売り上げが伸びないんだと思います。機器のデザイン買えて機能はそのままに新型自販機をしれっと出してくるかもしれません。

>マイナンバーにして脱税が絶対できないようになるなら賛成ですが……。

私もそう思いますが、自民党政権下では期待薄ですね。金融所得一体課税も実現するかどうか…。

■ とんかつ様
おお、ニコンF3をオーバーホールされましたか。部品保有期限が近づく中、そろそろオーバーホールしようかと思っていらっしゃる方も多いと思います。私もそろそろ検討したいと思います。

北アルプスに行かれましたか。うらやましいです。この時期お天気が変わりやすく大変ですね。

>解像度の件ですが、画面中央でmmあたり250というミノルタのレンズを持っている。

うらやましいです。

>後藤さんも、(いつまでもレンズの解像度の競争をしてもしょうがない)という発言を、聞いた記憶があります。つまりもうその頃レンズの表現力というものに、移行していたのかもしれない。

高画素化でまた方向性が変わったかもしれませんね。

>欲しいのは、プラナー 50mm 1.4 です・・・
>G用のプラナー 45mm F2 とても好きです。

あう、欲しくなってきました。G用Planar T* 45mm F2を購入するならCONTAX G2も欲しいですね。でもG2買ってもストレス溜まらないという保証はないのですが(泣)。

>ファインダーもいけないかもしれないけれど、解像度のない今のレンズ全く欲しいと思わん。

うちにあるレンズだと、Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)が解像度がかつてのニッコールらしくない感じで、ただ、コントラストはあるのでやっぱり一見ニコンらしい描写なんです。細部がものすごく解像しているわけでもないのに暗部がつぶれやすいレンズはあんまり好きになれませんね。

_ Roberto ― 2013年04月15日 15時32分49秒

もしもMFがバッチリできれば、このプラナー50mmとか35mmなんて欲しいですね。
Nikkor50mmAF/D使ってますがボケが硬くて...最新のSタイプのほうがいいでしょうね...
28mm/f1.8のレビューでボケの綺麗さには驚きましたから。

_ Haniwa ― 2013年04月16日 08時56分03秒

Roberto様
>Nikkor50mmAF/D使ってますがボケが硬くて

Ai AF Nikkor 50mm F1.4Dは、絞り開放からF1.6ぐらいまでは近距離で二線ボケがでますね。F1.8あたりから改善してきてよくなります。私はF1.8~F2.2あたりで使うのが「おいしい」レンズだと思います。このあたりの絞り値だと私は硬いボケだとは思わないのですが、ボケが硬いという評価はよく聞きますね。ボケとピントのあったところの解像とが両立しているのがF1.8以降なんだと思っています。要するに汚くなければボケを気にしていないのかなぁ…。

NIKKOR 28mm/f1.8はなぜか全然そそらないんですよ。SIGMA 28mm F1.8 Aspherical、Distagon T* 2/28ZF、Ai Nikkor 28mm F2.8、Biogon T* 28mm F2.8で満足しているんですかねぇ。あと現場監督の28mmF3.5もありました(笑)。

SIGMA 28mm F1.8 Asphericalは全然ボケはきれいじゃないんですよ。でも不思議と気にならないんですよね。これも謎です。絞り開放で画面全体で点光源が丸く写るのは特筆すべきですね。

Ai Nikkor 28mm F2.8は、寄って撮ってもきれいにボケる不思議なレンズです。寄れることだけが注目されがちですが、開けて思いっきり寄ってもボケがきれいなレンズです。

Distagon T* 2/28ZFはツァイスにしてはとんがってないレンズですかねぇ。ボケは悪くはないですし、そこそこ寄れます。点光源は丸くはならないですが、派手に鳥の羽根になることもないです。ヤシコン時代の方がとんがっていたんだと思います。

_ Roberto ― 2013年04月16日 09時06分39秒

そうそう、開放だと背景の木々とかうるさい...f2か2.8が一番良さそうです。もっと絞ると硬くなります。開放は使い道が少なそう。まあ50mmはこういうレンズが多いですよね。ライカRズミクロンとかContaxゾナー5cmf1.5なんかは開放から二線ボケがなくてとろける感じなんですが。

なお同時代でも35mmAF/Dはボケは開放からけっこう素直な気がします。やわらかみもあって人物には良いレンズです。
あと60mmマイクロは案外綺麗ですね。標準マクロレンズは中遠距離のボケが汚いものが多いのですが。

_ Haniwa ― 2013年04月16日 10時07分00秒

Roberto様
こどものころSuper Takumar 55mm F1.8を使っていましたので、Ai AF Nikkor 50mm F1.4Dを絞り開放で初めて使ったときはびっくりしました。なんじゃこれ?と(笑)。で、F1.8まで絞ったらすごい、と。Super Takumar 55mm F1.8は開放から使えるレンズでしたので、じゃNikkorのF1.4~F1.8はなんのためにあるんだ、と思いました(笑)。まあへろへろごちゃごちゃを使いこなすF値なんでしょうね。

>あと60mmマイクロは案外綺麗ですね。標準マクロレンズは中遠距離のボケが汚いものが多いのですが。

Micro Nikkor 60mm F2.8Dはボケがきれいですが、絞っても球面収差が残る設計のようです。平面でカリカリっとくるのがMicro 55mmで、立体の接写も考慮したのが60mmなんでしょうね。昔は文献の複写とかが第一の目的だったんじゃないでしょうか。スキャナとかなかったですし。

_ Roberto ― 2013年04月16日 16時31分07秒

マイクロ55mmは像面湾曲があるので等倍接写に向かない、とどこかで聞きました。そのためにフィルム複写用には近距離収差補正機構の入った60mmAFを入手致しました。
50mmもAiのほうはこんなにグルグルボケじゃなかった気がするなあ...

_ Haniwa ― 2013年04月17日 08時55分08秒

Roberto様
像面湾曲の話は初めて聞きました。アサヒカメラ1991年6月号のニューフェース診断室にAi Micro-Nikkor 55mm F2.8SとAi AF Micro-Nikkor 60mm F2.8Sの比較が載っていましたので見てみました。

仰るように、撮影解像力の表で絞り開放では60mmの方が55mmよりも像面が平坦な部分が多いです。ただ、55mmの方は「画面全体が平均的に最良となるピント位置」に合わせた場合、中心のピント位置が+0.04mm寄っていて、中心から15.6mmで-0.08mmまで行って中心から19.5mmで0.00mmまで戻っているのに対して、60mmの方は中心から11.7mmまでは0.00mmですが、中心から15.5mmの位置で-0.04mm、中心から19.5mmの位置で+0.08mmになっています。60mmの方が中心の像面の平坦性が高いですが、その分端で暴れる形になっています。どちらのレンズも絞り開放で+-0.12mmの範囲内に入っていますね。って字で書くと何が何だか分かりませんね(笑)。

あと非点収差のグラフでは60mmの方の0.3mのグラフはマイナス側に大きく倒れていますので、近接では像面はそんなに平面ではないようです。比較対象の55mmの方は非点収差のグラフが0.8mと無限遠しかないので比較できないですが、55mmの0.8mのグラフは平坦です。

ということで、両者ともそんなに像面湾曲の違いはないのではないかと思っていました。60mmの方はその後Dタイプになっていますから、Sタイプから改良されている可能性がありますね。ただ、55mmはヘリコイドで1/2倍まで、60mmは等倍まで可能なので、設計の基準倍率が違っているかもしれませんね。55mmは接写リング使わないと等倍にならないですから。

ということで調べているうちにマイクロ55mmがお手軽お散歩レンズによいような気がしてきて、欲しくなってきました(カリッとしたのも好きですし)。60mmの方がAFが効くのでファインダーがアレなカメラには向いているのでしょうが、あのヘリコイドの回転角がどうにも苦手です。できれば両方買ってみたいですね。春先は物いりなので買うにしてもちょっと先になりますが(泣)。

AiとAi AFの50mm F1.4は同時期の光学系は同じなんでしょうが、Ai AFの方はレンズの芯が厳密に出ていない可能性がありますね。MFの方は鏡筒に遊びがないですが、AFの方は鏡筒に微妙な遊びがあります(ヘリコイドのかみ合わせの遊びやグリス量が違います)。そういうのが近接時のぐるぐるボケなどに影響している可能性はありますね。私がなるべくMFレンズを買うようになったのもそういう点が気になったからです。

光学系の違うNikkor Auto S・C 50mm F1.4 Ai改の方が絞り解放時のボケがきれいな気がします。Nikkor Auto S・C 50mm F1.4の方は0.6mまでしか寄れないので破綻が露見しないだけかもしれませんが。

_ ゆりこ ― 2013年04月17日 12時49分24秒

>60mmの方がAFが効くのでファインダーがアレなカメラには向いているのでしょうが、あのヘリコイドの回転角がどうにも苦手です。

AF 60mm の S タイプを格安で入手してしまったのですが、近距離は回転角がたっぷりあるのですが、遠距離はほとんどわずかしかありません ;-)
わたしは 50mm の画角が好きなのですが、寄れないのが残念なので「寄れる 50mm」ということでマクロ 60mm にしてみたのですが、「寄り専用」ということでうーん……。

しかし新宿や中野の中古屋は店頭在庫が最近さみしい感じがします。特にフィルムカメラのボディが減りました。みんなヤフオクに流れてしまっているのかも……。
と思ってヤフオクを見ると、F3 が大量に出ていますね。うっかり落札してしまいそう。

_ Roberto ― 2013年04月17日 14時43分06秒

haniwaさん、ありがとうございます。
そのテストレポートは等倍ではないですよね?Aiのほうはカタログに「近距離収差補正機構」の表記がなかったと思います。
まあ実際両方で試したことはないので定かではありませんが、フィルム複写をやっている人のブログに書いてあったことです(笑

60mmは常用距離ではAFが吉ですね。回転角もそうですがスムースさに欠けるので微妙なピントは難しいです。
NikonはAFはもちろんですがMFでもヘリコイドガタのある個体が多いような気がします。(ペンタやライカM、オリンパスとくらべての話です)

_ Haniwa ― 2013年04月17日 16時27分34秒

■ ゆりこ様
私も60mmの方がポートレートにも使えそうな画質だというので店頭で触ってみたのですが、2mのすぐ横に無限遠があって、とてもマクロ以外の距離ではマニュアルフォーカスできる自信が持てなかったです。

ヤフオクはテンバイヤーの巣窟になっているのかもしれませんよ。安いところで仕入れてヤフオクで捌くという流れになってしまっているのかもしれません。良心的なお店がそういう仕入れ先になってしまっては、よい中古を使いたくて買いたい人のもとにうまく回らなくなりますね。最初から値段が決まっていて商品の状態もきちんと把握できて保証もある中古屋さんで買うのが一番よいと思います。ヤフオクは昔から明らかな盗品などでも非常に対応が悪かったので私には盗品売り捌き所のイメージがあります(笑)。まあほとんどは盗品じゃないんですけどね。初期の対応が悪いとずっとそういうイメージで見てしまいます。新しい人はそういうイメージがないから入っていけるんでしょうけれども。

■ Roberto様
MF55mmの方は「近距離補正機構」じゃないと思いますよ。近距離補正機構って万能じゃないです。接写リングやベローズ使ったりするときにかえって画質が悪化する可能性があります。近距離補正機構やフローティングのレンズはそのレンズ単体でそのレンズのヘリコイドの範囲内で撮ってこそ性能が出るものです。ですからベローズや接写リングを使うマクロレンズにはない方がいいと私は思っています。とはいえマクロアポランターもフローティングなんですが。

安原製作所の安原氏の著作を読みますと、CONTAX AXのバックフォーカスの企画を会社上層部から示されたときに、安原氏はフィルム面を動かしてピントを合わせてしまうとフローティングのレンズで性能が出なくなるので反対したのだが押し切られて、そういった会社の方針などへの不満が退社につながったといったことが書かれていました。

55mmも60mmも絞って複写する分には十分な平坦性が確保されていると思いますがねぇ。そうでないとマイクロ55mmがこんなにも産業用の機器に搭載されていないと思います。そのうち買って試したいですね。

>60mmは常用距離ではAFが吉ですね。回転角もそうですがスムースさに欠けるので微妙なピントは難しいです。

やっぱりそうですか。店頭でマイクロ60mmを触ってみたのですが、なんか擦れたようなピントリングの感触だったんですよね。あれだったらスカスカのピントリングの方がマシなんじゃないかと思ったのですが、たまたま店頭展示品が壊れている可能性もあるのでどうなのかなぁと思っていました。

ニコンのヘリコイドにガタがあるのは、たぶんグリス抜けだと思います。なぜかニコンのレンズは定期的にグリスアップが必要なんですね。ニコンに言わせれば定期的にグリスアップするのが当たり前で、なんにもしなくてもいいのがおかしいとか言いそうですが(笑)。車でもバイクでも機械式時計でも定期的な分解清掃注油は必須ですからね。でもツァイスは持つグリスを使っているようなことを言っていますよね。謎です。

_ Roberto ― 2013年04月17日 17時49分50秒

安原氏の談は知っています。CONTAXはフローティングレンズが多いですしね。デジタルになってフィルムの制約がなくなった今こそバックフォーカスAFは実現性が高いですが、レンズはむしろ玉1枚だけ動かしてAF高速化したりする方向ですから難しいですね。

55mmは単体で等倍撮影出来ないので、エクステやベローズが使いやすいように敢えてフローティングになっていないのかもしれませんね。性能が同じならMFの55mm+エクステのほうが使いやすそうに思えてきました(笑
しかし60mmでフィルム複写して驚いたのですが、AFが効くんですよね。位相差もコントラストも一応使えます。まるでフォコマートです(笑

_ ゆりこ ― 2013年04月18日 19時34分28秒

>最初から値段が決まっていて商品の状態もきちんと把握できて保証もある中古屋さんで買うのが一番よいと思います。

その肝心の実店舗が店頭在庫を減らしているのがきついです。テンバイヤーにねこそぎ持っていかれているようで……。フジヤカメラなんかは巣窟らしいですが、店側が転売目的での購入に何も対策を打ってないので、ある意味同罪でしょう。転売禁止の誓約書を出させて、もしヤフオクでシリアル番号が出たら店に出入り禁止にするとか、それぐらいの対策をやってもらいたいものです。

まあ、ヤフオクも、ちゃんとしたカメラ好きな人の出品もボチボチあるので、それを見極めて購入すれば問題ないと思います。

_ Haniwa ― 2013年04月19日 09時42分22秒

皆様、お返事が遅れてすみません。m(_ _)m

■ Roberto様
最初はバックフォーカスAFぐらいで会社辞めるなよと思いましたが(笑)、まあCONTAX G1ひとつみてもあんな感じなので、技術者などが相当ここは違うと言っても上から仕様を押しつけられてあんな製品になってしまうんでしょうね。チタン外装なのに中味の重要なところがプラスチックといったようなところも、技術者が反対しても会社の方針で押し切られるんでしょうね。CONTAX G1使ってみただけで、他の分野の京セラ製品も手を出せなくなってしまいます(笑)。

デジタル時代だからこそバックフォーカスAFはやりやすいと思うのですが、フローティングやIFといったフォーカシングが主流ですと難しいですよね。結局対称型のレンズ構成がベローズとか接写リングに向いているんでしょうね。ニコンは50mm F1.8をそういう使い方に勧めていましたね。

Micro 55mmの設計の時代は接写リングやベローズが当然の時代でしたし、フローティングも広角の24mmが最初でしたから、マイクロニッコールに近距離補正機構とかまだ考えてなかったんでしょうね。

MFのMicro 55mmと同じ光学系で、レンズ単体で等倍まで行けるAi AF Micro Nikkor 55mm F2.8Sがありましたよね。あれ、ちょっと欲しいなと思ったことがあります。外装がつるつるのプラスチックで、ピントリングも初期の幅の細いプラスチックのギザギザで、質感はイマイチなんですが。

Micro 60mmのメリットはAFが効くことですよね。でもフィルムの複写だったら、毎回ピントリングを微妙に前後させてピントを確認するだけで十分なので、AFでなくてもいいように思います。ただ、最近のカメラはファインダーがアレなので、そうも言えないところがあるんですよねぇ。一眼レフの自殺行為ですねぇ。

■ ゆりこ様
フ○ヤカメラの在庫がスカスカなのは随分前からですね。平日の開店直後とか行ったことがないですが、バイヤーさんが押しかけてるんですかねぇ。いちど時間を作って開店直後に観察に行ってみたいです(笑)。

転売目的の購入を阻止するのは難しいでしょうね。所有権が完全に移転するわけですからそれをどう処分しようが所有者の勝手ですからねぇ。条件付きで売ったりするのもなんかアレですし。シリアルナンバーで監視するのもコストが掛かって店での販売価格上昇につながるような気がします。

>まあ、ヤフオクも、ちゃんとしたカメラ好きな人の出品もボチボチあるので、それを見極めて購入すれば問題ないと思います。

わたしも問題ないのがほとんどだと思っています。ただ、ヤ○オクの盗品に対する対処の仕方とか、昔のヤ○ーBB発足当初のずさんで汚いやり口とかを見てきた者としては、あんな会社に1円でも払いたくない気持ちはあります。もっと上の世代ですと、柔らか銀行がソフトウェアを独占販売していた時代のやり方を罵っていましたね。最近ではAmaz○nマーケットプレイスが怪しい物を売りさばくところになっているかもしれません。Amaz○nも柔らか銀行と似た体質があって、買い手よりも売り手を保護していますから。

_ Haniwa ― 2013年04月19日 09時53分54秒

Roberto様
すみません、Ai AF Micro Nikkor 55mm F2.8Sは近距離補正機構が入っていました。光学系同じではないですね。

_ Haniwa@m(_ _)m ― 2013年04月19日 09時59分21秒

ありゃりゃ、Ai Micro Nikkor 55mm F2.8も近距離補正機構採用ですね。とほほ、いままでの書いた内容の前提が崩れました。謹んで訂正いたします。m(_ _)m
ちゃんと調べてから書かないといけませんね。すみません。

~マイクロニッコールの歴史と真実、そして伝承~
第二十六夜 Ai Micro Nikkor 55mm F2.8(後編)
ttp://www.nikon-image.com/enjoy/interview/historynikkor/2005/0510/
> また、特記すべきは近距離補正方式の採用です。濱西氏は、従来の広角・超広角に使われていた近距離補正方式を、ガウスタイプのマイクロレンズに応用したのです。今までのレンズでは、無限遠と1/2倍の収差を巧みにバランスさせていました。しかし、像面湾曲とコマ収差の変化は、近距離収差変動に強い対称型のクセノターやガウスタイプでも如何ともしがたいものがありました。したがって、各社の設計者はF値を暗くする事で、設計自由度を確保し、近距離収差変動を押さえ込んでいたのです。しかし、次のマイクロニッコールはF2.8にしなければなりませんでした。したがって、何らかの方策が必要になったのです。そして、濱西氏は近距離補正機構を持ったガウス型マイクロレンズを生み出します。この近距離補正機構はAFマイクロニッコール 55mm F2.8で等倍を実現し、さらにAFマイクロニッコール60mm F2.8で微妙な描写特性を考慮する設計まで可能にしたのです。

_ Roberto ― 2013年04月19日 18時04分24秒

私もこの記事を見て口をあんぐり。某ブログの記事はなんだったのか、MFにすれば良かったかなと。

ちなみにフィルム複写については、なんといってもライブビューMFに限ります。とても精密なピント合わせが出来ます。一般撮影でも三脚を使うときはライブビューをよく使います
電池の消耗がめちゃ速いですけど...

_ ふぉっとけー アポランターほっしー ― 2013年04月20日 21時35分21秒

Haniwa 様

合掌

最近、地震にテロにと落ち着かない日が続きますね。

ところで、カールツァイスは良いのでしょうけど、お高いですね。
25mm~50mmぐらいなら良く使うので、どれか一本、憧れのというかブランドバックを一つよそ行きように買うような気持ちで、手に入れようと考えていたこともあったんですが、フォクトレンダーシリーズを知ってこちらに浮気してしまいました。リーズナブルな値段で気楽に使うことが出来ますし、個性があって性能も良い様で(ここは人の意見だよりです…(^^ゞ)、実際使ってみてとても気に入って最近はこればっかり使ってます。コシナの良心はこっちにあると思ってます。Haniwa様が持っておられるアポランターいいですね。あの鏡筒先端のカラフルなライン入りで再販して欲しいです。って出してくれても、お小遣いが寂しくなってるので、すぐに買えそうになさそうですが…
レンジファインダー用のも評判良いようですが、あのRシリーズのカメラbodyの塗装がはげて、白いプラスチックが顔を出すのはやめて欲しいと思います。金属を使えと言いませんがせめて黒染めのプラスチックを使って欲しいです。余裕があったときに思わず買ッてしまいそうになったのですが、それを知って萎えてやめてしまいました。
どんくさいので…

_ とんかつ ― 2013年04月21日 00時29分05秒

Haniwa さま

>子供のころ、Supar Takumar 55mm F1.8

どうもその辺が,先端の様子に思います。レスポンスという意味で。
ニコンは、51.6mmのものを50mmとしていました。

でも、ヘキサノンは正直に同じ51.6mmのものを、52mmと表記していました。解放は、F1,8・・

P-Auto 1:3.5 55mm デジでのマッチングを確かめてみます。

ツアイスとの違いは暗部の諧調表現。ポジではそこに差が有ります。

でも、そもそもマクロやマイクロは、MFでピントを追い詰める、あるいはアシストの機能を活用して追い詰める。
そんな感じがするのだけれど。

光学ガラスの進歩やコーティングの改良で、これからのレンズを開発してほしいですね。

_ とん ― 2013年04月21日 21時21分43秒

haniwa さま

追記。
すいません。焦点距離のことです。
ま・皆さんご存知だと思います。

_ ゆりこ ― 2013年04月21日 23時00分30秒

とんかつさん:
>ニコンは、51.6mmのものを50mmとしていました。

ライカに習ってこの焦点距離で設計している、ということですよね。特許を見る限り現在でもそのようにしているみたいです。

SMC タクマー 55mm F1.8 は実家にあった機材でわたしもよく使いました。納屋でホコリをかぶっていたのを救出してカビを清掃してみたところ、なかなかよく写ります。
HTTP://www.flickr.com/photos/lilyfan/sets/72157633092261089/

_ Haniwa ― 2013年04月22日 10時28分19秒

皆様、お返事が遅れてすみません。m(_ _)m

■ Roberto様
Micro 55mm F2.8も近距離補正方式ということは、等倍に関しては接写リングを使わないで済むMicro 60mmの方が画質がいいんじゃないでしょうか。Micro 55mm F2.8は近距離補正方式を採用しながらどうして1/2倍までしかできないようになっていたのか謎ですが。

やっぱりライブビューが正確ですよね。そうしますとレンズはAFもMFも関係なくなりますね。目的にあったレンズを選べます。本当はあんまり電池を食わないファインダースクリーン上でちゃんとピントが見極められればいいと思うのですが。

■ ふぉっとけー アポランターほっしー様
>最近、地震にテロにと落ち着かない日が続きますね。

落ち着かないですね。某国の無慈悲な攻撃も忘れがちですがまだ終わってないですし…。

ツァイスは高いですね。ブランド料が高いのかそれとも検品などに手間が掛かっているんでしょうかねぇ。

フォクトレンダーシリーズはよいです。高性能でリーズナブルで、質感もちゃんとしています。

マクロアポランター125mm F2.5SLはまだちょっと高いときに買ったのですが、末期は新品が5万円を切っていたと思います。それでもなかなか在庫が捌けなくてかなり長い間売れ残っていました(最初に捌けたのはやはりニコンFマウント用でしたが)。ですからなかなか再生産はないんじゃないかと思います。もしかしたら当時の硝材が環境問題等で手に入らないのかもとも思っています。

>レンジファインダー用のも評判良いようですが、あのRシリーズのカメラbodyの塗装がはげて、白いプラスチックが顔を出すのはやめて欲しいと思います。金属を使えと言いませんがせめて黒染めのプラスチックを使って欲しいです。

いまはマグネシウム合金製カバーでしたっけ。プラスチックカバーの時代はコシナも剥げを気にして、下にに真鍮色の塗装をしてから塗るなどの拘りも見せていましたね。今の製品で白いのが見えるのはマグネシウムの地肌かマグネシウムの上に塗った下塗りだと思います。白いのが見えたら、腐食防止の意味も含めてラッカーの金色を塗って真鍮が見えているように見せかけてしまうのがいいと思います(笑)。次に余裕があったときに買ってあげてください。私はR4Aが気になっています。

_ Haniwa ― 2013年04月22日 10時48分51秒

皆様、お返事が遅れてすみません。m(_ _)m

■ とんかつ様
>どうもその辺が,先端の様子に思います。レスポンスという意味で。
>ニコンは、51.6mmのものを50mmとしていました。

補足もありがとうございます。たしかライカが51.6mmの焦点距離を50mmと称していたので各社とも50mmレンズの焦点距離が51.6mmになっていましたね。アサヒカメラのニューフェース診断室によれば、Ai AF Nikkor 50mm F1.4S<NEW>は51.2mmのようです。

>でも、ヘキサノンは正直に同じ51.6mmのものを、52mmと表記していました。

ライカ互換のレンズを出していたかどうかで変わるのかもしれません。同じ51.6mmでマウントも同じなのに方や50mmと52mmの表記だと不都合なのかも。

>P-Auto 1:3.5 55mm デジでのマッチングを確かめてみます。

>ツアイスとの違いは暗部の諧調表現。ポジではそこに差が有ります。

Nikkorは暗部の表現がやや階調が詰まっているような…。P-Auto 1:3.5 55mmですと、デジタルでもいい結果になるように思います。デジタルで結果が出ないのは、光が斜めから入ってくるようなレンズでしょうね。

ファインダースクリーンで全体の構図を見ながら細部のピントが決められるというのは、最高のピント合わせ方法だと思うのですが、各社ともこれを捨てに掛かっていますね。越える方法が完成してから捨てて欲しいと思いますね。越えていないのに次のに乗り移るのが多すぎ。技術の進歩ってなんなんだと思いますね。

光学ガラスは環境問題でかえって使える素材が限られてしまったんじゃないかなぁという気がします。

■ ゆりこ様
仰るようにライカのデファクトスタンダードはすごいです。

おお、二ヶ領用水ですね。今年は行けませんでした(泣)。来年はもう少し例年並みの開花日でお願いしたいですね。それでも行けないかもしれませんが…。

Takumar 55mm F1.8は絞り開放から使えてボケもよくシャープなレンズで素晴らしいです。最初に使ったレンズがそれですから、それが普通だと思っていました。

_ ゆりこ ― 2013年04月23日 19時03分29秒

>おお、二ヶ領用水ですね。今年は行けませんでした(泣)。

二ヶ領用水をご存知とはさすが!! 宿河原堀はうちから自転車で5分かからないところにあります。撮影ポイント多数ですが、JR南武線をくぐる箇所は人気がありますね。
藤子F不二雄ミュージアムも近くにありますので、来年はぜひセットでご来訪を……。

_ Haniwa ― 2013年04月24日 09時44分31秒

ゆりこ様
お写真は宿河原の方でしたか。二ヶ領用水は宿河原から元住吉の方まで撮影ポイントがたくさんありますね。久地円筒分水も見所です。水争いってよく昔話で聞きますが、こういう解決方法って素晴らしい。
二ヶ領用水の歴史は以下が詳しいですね。
ttp://www.keihin.ktr.mlit.go.jp/tama/02miryoku/tama_midokoro/property/13.htm

>藤子F不二雄ミュージアムも近くにありますので、来年はぜひセットでご来訪を……。

これは知りませんでした。この付近は川崎市立の岡本太郎美術館や日本民家園もありますし、なかなか見所の多いところですね。川崎市青少年科学館のプラネタリウムを見たことがありますが、名前が「かわさき宙と緑の科学館」になっていますね。

実は科学館の前に保存されているスハ42 2047(とD51 408)が地味によいのです(笑)。スハ42の中に入れるのがよいです。スハ42 2047は常磐線を走っていたもののようです。

また行きたいですね。初藤子F不二雄ミュージアムも体験したいです。

_ ゆりこ ― 2013年04月24日 21時45分21秒

>二ヶ領用水は宿河原から元住吉の方まで撮影ポイントがたくさんありますね。

川崎市は二ヶ領用水に力を入れているようで、登戸の取水口から宿河原付近、溝口付近、井田付近などきっちり整備していますね。
久地円筒分水も桜が見事ですが、近年はフェンスが高くなってしまって撮りにくくなりました。川崎の小学校では水争いについて学習するようで、時々見学しているようです。

青少年科学館は、去年4月末にリニューアルしたときに、通称として「かわさき宙と緑の科学館」を導入しました。さらに愛称として「サイエンスプリン」も付けるという節操のなさ……。施設の正式名称は依然として「川崎市青少年科学館」です。
おそらく、正式名称を「宙と緑の科学館」に変えてしまうと道路標識などを付け替える必要が出るので、その費用を回避したのではないかと……。でも名前が3つもあるのはブランディング的にいまいちです。

客車は去年場所移動および補修を行いました。客車は雨天時の休憩場所も兼ねているので中に入れるようですね。

ぜひともお越しをお待ちしております。

_ Haniwa ― 2013年04月26日 09時57分24秒

ゆりこ様
お返事が遅れてすみません。m(_ _)m

>川崎市は二ヶ領用水に力を入れているようで、登戸の取水口から宿河原付近、溝口付近、井田付近などきっちり整備していますね。

ああいうお金の使い方はよいですね。

久地円筒分水のフェンス高くなったんですか。それは残念ですね。水争いって死活問題だったので小学校で実地で勉強するのはよいことですね。他の自治体からも行ってもいいぐらいだと思います。

川崎市青少年科学館ってそんなにたくさん名称持ってるんですか。「宙」ってかいて「そら」って読ませるのもなんだかなぁと思ってましたが。書き足して「かわさき『寅』と緑の科学館」にしてやろうかと思いますね(笑)。「川崎市青少年科学館」でなんか問題あるんですかねぇ。お金あったらネーミングライツ買って「ニコンは絞り環なくすな科学館」とか中味と関係ないネーミングにしてやるんですが(笑)。

客車の位置変わったんですね。外に置いてあって中に入れるようになっている割には保存状態がよいので、普段からきちんと管理されているんでしょうね。ありふれた客車だっただけに案外保存されていない形式だと思います。

>ぜひともお越しをお待ちしております。

是非また行きたいです。地味な施設群ですが、関西から親戚呼びたいぐらいです。出銭ランドとか行かなくてもよいからこういうところを回りたいですね。

_ ゆりこ ― 2013年04月26日 12時51分07秒

>書き足して「かわさき『寅』と緑の科学館」にしてやろうかと思いますね(笑)。

9年後の寅年にはぜひ……。

>「川崎市青少年科学館」でなんか問題あるんですかねぇ。

「青少年科学館」という名称の施設はヨソにもあるのでユニーク性に劣ることと、「青少年」という表記がポリティカルコレクトネスに抵触するとかの理由かもしれません。でも、日本語の「少年」は分野によっては性別を問わない (「少年法」など) 、そのままでも問題はなさそうに思います。

ネーミングライツで他社名が入るのはやばいと思いますので「レンズには絞り環を付けよう科学館」とか……。プラネタリウムで投影する土星の輪がなぜか絞り環になっていたりして。

>ありふれた客車だっただけに案外保存されていない形式だと思います。

さすがに川崎市は管理はきっちりやっていますね。市域が狭いので目が生き届くのでしょう;-) ありふれた形式というのも、なくなってみると貴重なので、こうやって保存しておくことはいいことだと思います。

生田緑地周辺はわりと地味で、関東近郊の人でも知られていませんが、実はとてもいいところです。関西人ならば、まずは岡本太郎美術館で太陽の塔のルーツに触れる、というのがいいかも。

_ Haniwa ― 2013年04月26日 13時36分38秒

ゆりこ様
>9年後の寅年にはぜひ……。

フーテンの寅さんの格好で行きます(笑)。

「○○図書館」とかと同じで別に「○○青少年科学館」が各地にあってもいいと思うんですよねぇ。「少年」は法律や行政では仰るような意味で使われていますよね。

>ネーミングライツで他社名が入るのはやばいと思いますので「レンズには絞り環を付けよう科学館」とか……。プラネタリウムで投影する土星の輪がなぜか絞り環になっていたりして。

それはよいですね。キヤノンにも絞り環あった方がいいですし(笑)。土星の輪だけでなく星が虹彩絞りのような形に…。

客車の保存状態はいつ行ってもよいと思います。各地で保存と称して放置している自治体も見習って欲しいと思いますね。

>生田緑地周辺はわりと地味で、関東近郊の人でも知られていませんが、実はとてもいいところです。関西人ならば、まずは岡本太郎美術館で太陽の塔のルーツに触れる、というのがいいかも。

そうですね。生田の岡本太郎美術館に行かなければなりません。青山の方だけでは駄目です(笑)。

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