昨年の振り返りでも。D800とPM-4000PXのお話。(Epson Proselection Blog) ― 2013年01月15日 00時00分00秒
昨日の関東地方南部の大雪は平日でなくてよかったですな(成人式やお仕事だったかたは大変だったと思うが)。さて、エプソンプロセレクションブログに、昨年の振り返りでも。D800とPM-4000PXのお話。(Epson Proselection Blog)という記事があった。
◆ハイアマチュアユーザーとのお話① D800を持っている人が多い!昨年10月、実は「それいけ!写真隊」で秋田にお邪魔し、久々に現場でハイアマチュアユーザーさんと接する機会がありました。「変わったなー」と思ったのは、皆さんのカメラのフルサイズ化がもの凄い勢いで浸透していること。私どもは「カメラを選ばない」というプロモーションの通り、どのメーカーさんのカメラでも綺麗にプリントできまっせ!という姿勢でおりますが、特にニコンさんのD800、D800Eの普及のはやさには驚きです。。私の趣味仲間の先輩もD800を使っているのですが、「君はこの解像感が分からないのか〜。だめだな。引いて撮っても機関車のヘッドマークに取り付けられているネジがプラスかマイナスかまで分かるんだぜ」と自慢されるほど。画素数=高画質ではない、と私なんかは言い続けてきましたが、俯瞰などの風景写真で画素数に不満を抱いていたハイアマチュアユーザーのニーズを、素直に汲み取ったニコンさんのマーケティング力はさすがです。
私は拡大して細部を見る趣味はないのだが、何かの際にあれはどうだったかな、写ってないかな、と等倍で細部を見ることはある。まあ機関車のヘッドマークのねじがプラスかマイナスかは調べないが(笑)。そういうときに画素数の多いことが有利なのはわかる。
しかし、エプソンは触れていないが、この高画素を全部プリンタ側で利用しているのか、が問題なのではないか。モニターで拡大する分にはねじのプラスマイナスが見えるかもしれないが、プリントする際に間引かれたり、リサイズされていないのか、そこをきちんと説明するべきなんじゃないかなぁ。なんとなく一番大事な部分を逃げているような…。
さて一方で、7Vに関して書かれたブログを読んでいると、早稲田摂陵写真部さんのブログで面白い記事が。
以下転載。
「4000PXでは明度・彩度の低い赤が表現されていたのが、7Vでは完璧に黒になってしまったのである」PX-5Vの弟分であるPX-7Vはなるべくコントラストを強く出す画像処理になっております。ポジフイルムのようにダイナミックレンジが狭く、濃い発色が好きな方にはこちらをおススメ。同じ顔料でもインクの素材も画像処理も全く異なるのです。価格が安いだけでPX-7Vを選ぶのだけは避けた方がいいです・・ね。PM-4000PXのユーザーさんがおそらくPM-4000PXの光沢版がPX-7Vと!と予想して店頭で確かめて、「えー?PX-5VとPX-7Vで色傾向が違うのか、PX-5Vはモノクロが得意なだけかと思ってた!」と勘違いされていたという話もよく聞きます。PX-5VとPX-7V、選び方は慎重に・・・。
どこからどこまでが早稲田摂陵写真部ブログからの引用で、どこがエプソンプロセレクションブログの言及なのかがわかりにくいので、早稲田摂陵写真部ブログを確認して二重引用にした。
PX-7Vってそんなに癖があるんだ。これって要するにPX-5V買えってことだよなぁ(笑)。PX-5Vはヨドバシで¥70,800、PX-7Vは¥59,700。1万円ちょっとの差で深みのある赤になるのか黒つぶれするのかの差は大きい。そんなんでいいのか。しかし、このエプソンプロセレクションブログは正直だなぁ(笑)。
【追記:2013年1月21日】
エプソンプロセレクションブログのけんたむ様から応援メッセージを戴いている。Lightroom4でレタッチがめちゃくちゃ簡単になっている(2013年01月17日エプソンプロセレクションブログ)参照。ありがとうございます。
いつもニコンファンの視線でブログを更新されているHaniwaさん。ほぼ毎日拝見しております。当ブログのお話をしてくださってありがとうございます。関係の無い話ですが、私も長年のニコンファンとしてニッコールの絞り環復活を期待している一人です。
絞り環復活へのご賛同ありがとうございます。ああ、EPSON PX-5V買わなければいけない流れに(笑)。
【追記ここまで】
写真は記事とは関係ない。
今朝のハニワニワ:Nikon D300、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、55mm、F5.6開放、1/100秒、プログラムAE、-0.3EV、ISO200、VR-ON、マルチパターン測光、ピクチャーコントロール:ポートレート、AWB、HK-2、Nikon NCフィルター
コメント
_ みっち ― 2013年01月15日 19時03分09秒
_ WANI ― 2013年01月15日 20時34分13秒
_ Haniwa ― 2013年01月16日 08時16分57秒
あまり触れたくない部分なのかもしれません。それぞれのプリンタごとに、一定以上の画素があっても結果は同じというレベルがあるんだと思います。
ATOKユーザーは多いですよね。Google日本語入力も最近は人気ですね。
>そして次第に、メイン機のATOKの次回バージョンアップはないかな、という雰囲気になっています。(危うしJustSystems-笑)
そうなんですよね。ATOKも一太郎もバージョンアップする動機がないんですよね。それは他のATOKユーザーと話したときにも出ていました。いい製品なのになかなか厳しい商売だと思います。
>MacBook AirをWindows7化したもの
いいですね。Intel化したMacのメリットですよね。
■ WANI様
>画素数に不満を持っていたユーザーを取り込んだのか画素数至上主義を見事に刷り込んだのかどっちでしょう?(:p)
両方あるんでしょうけれども、後者の側面が多いような気もします(笑)。必要な人には必要なのであってもいいとは思いますが、選択肢がないのは嫌ですよね。
_ WANI ― 2013年01月16日 09時48分14秒
_ いつもとおりすがり ― 2013年01月16日 10時19分16秒
>4000PX
このプリンター使っています。発売当初からずっと使っていますが、写真用ではなく、デザイン用にです。あえて写真用としてなら、自分の場合、Coolscan Vでスキャンして、A4マット紙で六つ切り程度の大きさまでのプリントが限界で、インクジェットですから、直にみるとどうしても物足りなさを感じ、額に入れてプレキシグラスを通しての鑑賞になります。
この機種以降、ほとんど試したことがないのは、基本的にインクジェットは顔料インクなら光沢ムラが出るので用紙がマット紙に限定されてしまうこと、染料インクなら光沢系にプリントできても耐久性が顔料インクのに比べてよくないという二つの理由からです。これらの問題(「問題」だと認識しています)は最新機種でも完全に解決/解消されているわけではないようですが、他のユーザーの方々はどう評価していらっしゃるのか興味があります。カメラばかり高性能になったところで、プリンターの性能とのバランスがどうなのか、一番気になるところだと思うのですが...
_ Haniwa ― 2013年01月17日 08時21分02秒
そうですよね。コンパクトデジタルカメラで十分なのにF3とフィルムスキャナ使うとか(笑)。趣味なのでなんでもありです。過剰であっても本人が満足ならそれでいいのです。
問題は、本人が過剰と分かってでも好きだからと使うのではなく、それぐらいでないと駄目と思わされることなんですね。だからそこまで必要なのか、プリンタ側はどこまで使っているのかが気になるわけです。
■ いつもとおりすがり様
4000PXお使いでしたか。EPSONのブログを見てもかなり自信あるプリンタのようですよね。
そうですね、インクジェットプリンタはどうしてもすっきりしないところがまだあります。インクジェットプリンタでのプリントが最終的な出力だと思っていませんので、ドキュメントプリンタ兼用でいまだにPX-G930(なぜかまだ現行品です)を使っています。もしいいプリンタを買う機会があったら7Vはよさそうですね(と、思わせるのがEPSONブログの目的でしょうか-笑)。
>カメラばかり高性能になったところで、プリンターの性能とのバランスがどうなのか、一番気になるところだと思うのですが...
このあたり、EPSONは真摯な態度ですので、なにかの折りに聞くと教えてくれるかもしれませんね。
EPSONはドライバの更新が頻繁で、古いOS用のドライバ供給を長くやってくれますので好印象です。まあほとんどの人はドライバを頻繁に最新にはしないと思いますが(笑)。
_ ノラ猫軍将軍山本ミケ六 ― 2013年01月17日 22時22分54秒
これは実際に見に行くしか・・、傷が付いていてプラスに見えただけで実はマイナス・・とかあったら大変な事態ですから(笑)。
しかし1万円ちょっとでそこまで違うんでしょうかねぇ、
まあ自分はネジよりも撮像素子の一画素辺りの面積が大きいメリットを追求したい使いので・・。
_ Haniwa ― 2013年01月18日 10時31分27秒
>これは実際に見に行くしか・・、傷が付いていてプラスに見えただけで実はマイナス・・とかあったら大変な事態ですから(笑)。
大変な事態ですよねぇ(笑)。間違って模型に再現とかしてしまうと取り返しの付かないことに(笑)。まあ、作品としての写真とそういう模型化するときの資料としての写真とは別の機会に撮れよとか思いますが、一回しか見られないものもありますからねぇ。
1万円ちょっとの違いで大きく階調性が違うとなると、高い方を買わざるを得ませんね。階調の出ないプリンタで階調豊富にプリントするのは難しいですが、階調豊富なプリンタで固いプリントを出すのは難しくないですからね。
>まあ自分はネジよりも撮像素子の一画素辺りの面積が大きいメリットを追求したい使いので・・。
わたしもそうです。それでサクサク撮れれば素晴らしいと思います。
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Haniwaさんも言われているとおり、『この高画素を全部プリンタ側で利用しているのか、が問題』ですよね。
さて、以下は2013/01/09の『Microsoft Security Essentialsのアイコンがタスクトレイに表示されないことから考えたこと』へのコメント続きです。
>高確率で開発者が使っていないんでしょうね。以前元MS社長(日本人)が、IMEがあまりにお馬鹿なのでMS日本法人に「どうなってるんだ?」と聞いたら元部下が「日本法人ではどうしようもないので、ATOK使ってしのいでる」って言って、呆れていましたからね。私がATOK買ったのもその元社長のブログのお蔭です(笑)。
みっちは長年のATOKユーザーですが、サブのノートパソコン群(MacBook AirをWindows7化したもの)にはGoogle日本語入力を入れて、キーボード設定をATOKにして使っています。
まだメインのデスクトップの日本語入力はATOKですが、サブはすべてGoogle日本語入力です。
そして次第に、メイン機のATOKの次回バージョンアップはないかな、という雰囲気になっています。(危うしJustSystems-笑)