レンズクリーン(関東カメラサービスブログ)2012年11月27日 00時00分00秒

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その47(横浜橋商店街:横浜市南区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、Ricoh GV-1、F5.6AE、ILFORD XP2 SUPER、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(フィルムタイプ:ネガ(カラー)、色空間:グレースケール、ICEありGEMなしROCなし)

関東カメラサービスの社長瓜生武志氏のブログにレンズクリーンという記事があった。

油分はクロスでは拭き取りきれませんので、クリーナーは必須だと思います。

そんなときは是非「修理屋さんのレンズクリーナー」をよろしくお願いします。

無水アルコールで拭く方もいらっしゃいますが、弊社ではお勧めしておりません。無水アルコールでは洗浄能力は足りてますが、油分除去に対する能力がさほど高くないことと、揮発性がそれほど高くないので拭き残しをしやすいという欠点があります。特に個人の方が使用すると拭き残ししやすいですので、なるべく揮発性高いクリーナーの方が良いです。拭き残しだけではなく、揮発が遅いと場合によってはレンズ内部に入り込む可能性が高くなります。是非「修理屋さんのレンズクリーナー」を使用してください。

先生!異議があります!

ニコンでは無水アルコールとシルボン紙と竹の棒(スティック)を推奨しており、サービスセンターでも同様の組合わせだとアナウンスされている。

たしかに無水アルコールは油分が残ることがあるのだが、きれいになるまでシルボン紙を替えて丁寧に何度もやることが、ニコンクリーニングキットプロ 附属のCDでも解説されている。
ニコンクリーニングキットプロ ― 2005年11月18日参照

たしかに無水アルコール+シルボン紙で数回やってもびくともしない汚れはある。その場合、私は東レのトレーシーに富士フイルムのレンズクリーナーを少し付けて拭き取る。そうするとクリーナーの拭き残しが出るので、それを無水アルコール+シルボン紙で丁寧に清掃する。そうすると拭く回数が少なくて油汚れが取れる。この段落のやり方はニコン推奨ではなく私のやり方なので自己責任で。ニコン流はあくまで無水アルコール+シルボン紙で取れるまでやることになっている。ちなみにトレーシーは微細な凹凸で汚れを取る仕組みなのだが、微細な凹凸に砂や金属粉のようなものが挟まっているとレンズに傷が付くので注意(私はそれで傷がついたことがないが)。いつもきれいなトレーシーを使うようにしている。

そして、「揮発性がそれほど高くないので拭き残しをしやすい」というのは、実は無水アルコールの付けすぎとスティックを動かす速さが適切でないからなのだ。このことは上述のニコンクリーニングキット附属のCDで説明されている。また、ニコンのクリーニング講習会が開かれている場合にも同様の説明のはずだ。

色んな道具があって色んなやり方があるので別に無水アルコールでなくてもいいと思うが、中身の成分が分からない液体を使うのはどうかと思うぞ。もっとも、成分を明かしてしまうとこの「修理屋さんのレンズクリーナー」が売れなくなってしまうから明かせないのかもしれないが、あんまり誠実な商売とは思えないな。ネーミングも怪しいし(笑)。揮発性が高い溶剤だと他の部分を侵したり、お子さんのいるご家庭では使いにくいこともあるのではないか。そこらへんどうなのよ、どうなのよ、どうなのよ(吉田照美風に)。

あと、この関東カメラサービスは先代がキヤノン従業員出身なので、クリーニングのやり方がキヤノン流だ。キヤノンではクリーニングペーパーを巻くスティックにピンセットを使う。どんな棒を使っても棒自体はレンズ表面に触れないからなんでもいいように思うが、以前からピンセットは怖いなぁと思っていた。別に私がニコンユーザーだからとか前経団連会長の御手洗氏はけしからんとかそういう理由じゃなくて(笑)、竹や木の棒でクリーニングした方が安心だと個人的には思う。お節料理用の箸なんかレンズクリーニングスティックに丁度いいと思っている。片側を平たく削ればベストだ。

ということで、なんか関東カメラサービスの商売の邪魔をしたみたいになったけど、ちょっと異議を差し挟みたかった。反省はしていない(笑)。


写真は記事とは関係ない。
ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その47(横浜橋商店街:横浜市南区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、Ricoh GV-1、F5.6AE、ILFORD XP2 SUPER、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(フィルムタイプ:ネガ(カラー)、色空間:グレースケール、ICEありGEMなしROCなし)

横町の干物屋さんの向かいに魚が干してあった。野良猫に持って行かれないのだろうか。不思議だ。

コメント

_ small-talk ― 2012年11月27日 16時50分38秒

イメージセンサーならいざ知らず、レンズってそんなにピカピカになるまで、清掃しなきゃいけないのですかね。
微細なホコリとか汚れ、それに拭きムラなんて写りに影響しない気がします。

それは、兎も角。
私もニコンのクリーニングキットを使ってイメージセンサーをクリーニングしていますが、確かに無水アルコールだと揮発が遅いのか、拭きムラが出やすいですね。
しかし、揮発性が高いクリーニング液で拭いた場合、シルボン紙が乾ききってしまうと、摩擦が大きくなりキズの原因となります。
未確認ですが、ニコンのサービスでは、無水アルコールに脱脂洗浄液(エーテルかな?)を混ぜて、揮発性を高めていると聞いたことがあります。
手慣れたプロは、乾く前に拭き終わるから問題ないのでしょうが、シロウトは無水アルコールくらいの揮発性のほうが安全だという事なのでしょうね。

_ たけぴょん ― 2012年11月27日 21時50分53秒

諸般の事情により詳細は示せませんが自分の所では
エタノール(無水アルコール)
C6H14異性体混合物(2メチルペンタンおよび3メチルペンタン95%以上含有 n-ヘキサン5%以下含有)
を使っています。

エーテルも使ってはいますが火が怖いので、、、。
いずれの薬品もお子様には近がずけてはいけません。

ただし、ローパスフィルター(CCD)を磨く事は必要な機器なまだあまり使っていないので重要性は感じていません。

_ とんかつ ― 2012年11月27日 22時30分29秒

Haniwa さま

日本薬局方のエタノールと、強アルカリイオン水でクリーニングしています。ブロアーで始めに吹き飛ばします。レンズも磨きますが、フィルターも磨きます・

・・この前引っ越しの時の宝捜しで出てきたKRのスリーブと婚礼の時のE100 VSをマウウントに整理。。

あ・hamaのフィルムカッターって独製・とかダーマトの赤や白でマウントに書き込みをして黒のマウント要るなとかゆる~い時間が、有りました。
大酒飲みですが、レンズ磨きとフィルムカットの時は素面の時にします。

NEX-7の、ポジの設定 「ディープ」 と言う名です。私の印象は、アスティアに似ている。

_ eddie ― 2012年11月28日 00時18分18秒

フィルムカメラのグリップがベタついたので無水アルコール買って復活したのですが、多すぎてもて余していました。三脚のグリップやルーペのゴム劣化他にもレンズ拭きで試してみます。

_ 白川屋 ― 2012年11月28日 01時45分22秒

勉強になります。
カメラを始めてから二年になりますが、ハクバのレンズペンしか使った事がありません(汗)

_ Haniwa ― 2012年11月28日 08時18分43秒

■ small-talk様
仰るとおりレンズはそんなに清掃しなくてもいいように思います。特に点々とあるような汚れは全く影響なしと言ってもいいと思います。曇ったような面の汚れはコントラストに影響しますが、それもデジタルだとコントラスト上げれば解決するような気がします。一手間増えますが。ただ、デジタルは焦点距離が短いレンズも結構あるので、こういうレンズは前玉の汚れがやや影響しやすいです。口径も小さいですし。

無水アルコールの揮発にあったゆっくりとした拭き方だと拭き残しが出にくいです。これは経験で掴むしかないです。シルボン紙に含まれるアルコールの量によっても拭き残しが出る動かす速度が変わるので、「ハンドラップ」で1回に付ける量を決めているんだと思います。

>しかし、揮発性が高いクリーニング液で拭いた場合、シルボン紙が乾ききってしまうと、摩擦が大きくなりキズの原因となります。

>手慣れたプロは、乾く前に拭き終わるから問題ないのでしょうが、シロウトは無水アルコールくらいの揮発性のほうが安全だという事なのでしょうね。

これは気がつきませんでしたが、仰るとおりですね。ニコンが無水アルコールを推奨する理由はこの辺にありそうですね。

>未確認ですが、ニコンのサービスでは、無水アルコールに脱脂洗浄液(エーテルかな?)を混ぜて、揮発性を高めていると聞いたことがあります。

以前ニコンSCで点検ついでに聞いてみましたら「ここでも無水アルコールで清掃してるんですよ。取れませんでしたか。」と言われたことがあります。それで記事中にある富士フイルムのクリーナー併用方法に至ったのです。まあ表向きはすべて無水アルコールということにしておいて、裏では頑固な汚れには脱脂力の強いものを混合しているんでしょうね。

■ たけぴょん様
やはり無水アルコールに添加されているのですね。「修理屋さんのレンズクリーナー」もご指摘の成分かもしれませんね。

換気扇のあるヲタク部屋があればいいんですが(笑)、そうじゃない場合には家族への影響などを考えますと、無難な洗浄液の方がよさそうですね。

私もローパスフィルターは自分では掃除しないです。ああいう四角いのは隅っこの処理が難しいので。

_ Haniwa ― 2012年11月28日 08時38分29秒

■ とんかつ様
そうですね、最初にブロアでゴミを飛ばさないと傷になる可能性がありますね。私は基本フィルター付ける派なので、通常はフィルターの清掃だけになりますね。あとはカメラのファインダーですね。

hamaのカッターはいいですね。ドイツ製のものって、アクセントにオレンジ色を使うので私は好きです。

レンズ清掃はしらふの時の方がいいですね。ぽろっとやったり、ガリッとやったりしそうですから。赤城耕一氏はお酒を飲むことを「お稽古」と呼んでいるみたいですね(笑)。「お稽古」のときや「お稽古」の後はカメラ・レンズの手入れをしない、と。

>NEX-7の、ポジの設定 「ディープ」 と言う名です。私の印象は、アスティアに似ている。

おおお、それはそそりますね。デジタルでリバーサルフィルムの真似をするのは比較的容易かもしれませんね。

■ eddie様
グリップべたつきを無水アルコールで解決できましたか。よかったです。しばらくするとまた再発することがありますので、手元に無水アルコールがあった方がよいです。何回か処理するとそれ以上べたつかなくなります。

しかし、ああいう加水分解って本当に嫌ですね。今後は使わないで欲しい素材ですね。

■ 白川屋様
いえいえたいした情報でなくてすみません。バーベキューとか海辺での撮影後などは、シルボン紙にクリーナーといった道具が便利です。クリーニングキット買う前はトレーシーにコダックのレンズクリーナーだったのですが(コダックのレンズクリーナーがディスコン後は富士フイルムのクリーナー)。バーベキューは絶対にフィルター付けた方がいいです(笑)。デジタルだったらレンズ交換もしない方がいいかもです。

_ Roberto ― 2012年11月28日 09時54分56秒

自分は無水アルコールも使いますが、昔メガネ屋さんで買ったクリーナーがとても良かったなあ。マップカメラで買ったアルコールフリーのCURAというクリーナーは揮発しなくて良くなかったです。
無水アルコールでグッタペルカを拭いたらトレシーが真っ黒になって慌てたことがあります。

ところで自分はレンズは滅多に拭きません。フードがついていればそんなに汚れることもないですし。
DSLRはオリンパスなのでセンサークリーニングは一切不要...
よく拭くのはファインダー接眼部と、レンズバリアの無いタイプのコンデジですかね。

_ Haniwa ― 2012年11月29日 08時35分52秒

Roberto様
無水アルコールだけだと取れにくい汚れがありますね。揮発しにくいクリーナーは拭き残しがでやすいので、私は最後には無水アルコールで仕上げにしています。

グッタペルカは天然樹脂だったような。アルコールで拭かない方がいいんでしょうね。

そうですね、私はレンズは比較的掃除する方だと思います。写りに影響しないと思って放って置いたら、なんとなくシャープじゃないなぁということがありましたので。焦点距離の短いレンズでそういうことが多いです。まあ比べないと分からないぐらいの違いなんですが。あと逆光時に差がつくこともあります。フードしていても何かの液体が飛んできて前玉に付いたり、何かの拍子にうっかり触ってしまうこともあります。

オリンパスのセンサーゴミ取りはすごいらしいですね。他社もそのレベルにまで到達して欲しいものです。D300で何回かゴミが写っていたことがありますが、いつの間にかなくなっています。自分ではセンサーを直接清掃しないようにしています。たまにミラーアップしてブロア吹くぐらいです。

GR DIGITALも年に1回前玉掃除するかしないかですね。ああいうレンズバリアのあるカメラって、掃除するときは起動させてから電池抜くんですね。リコーの新横浜にあったサービスセンターでそうやっていたのをみて初めて知りました。なんか途中で電源断って悪そうに思えましたが、いいみたいです。パソコンとは違うのでしょうね。

_ Roberto ― 2012年11月29日 17時59分22秒

コンデジは深度が深いので逆光時など汚れが写りに出やすいですね。
X10にフィルター付けるとちょっとしたホコリでもモロに出ました。
多くのコンデジがフィルター付けられないようになっているのはそのためではないかと?
手持ちの一眼用レンズでは、前玉の大きい超広角ズーム7-14mmが、汚れが画像に出ますので気にせずトレシーで拭きます。

オリンパスのゴミ取りは完璧で、ゴミのことなど考えたこともありません。なので他社に乗り換えるときはちょっと怖いです。

_ Haniwa ― 2012年11月30日 12時46分58秒

Roberto様
焦点距離が短いレンズや前玉の小さいレンズは影響が出ますね。コンパクトデジタルカメラはその両方ですので影響大でしょう。

>多くのコンデジがフィルター付けられないようになっているのはそのためではないかと?

なるほどそれはあるかもしれませんね。GR Digitalは純正アダプターでフィルター付けることが想定されているのに直付けは出来ないので、フィルター直付けがずっと要望事項なんですよねぇ。実際、雨の時やバーベキューではアダプターにフィルターを付けていますが、きれいにしていればフィルターありなしで写りの違いは分かりません。

オリンパスのゴミ取りはいいですねぇ。ただ、ニコンD300もレンズ交換する際にちゃんとゴミ取り機能を働かせればゴミは取れています(私は電源ON時にゴミ取りするように設定しているのですが、電源を入れたままレンズ交換したときにゴミが写っていたことがあります)。

_ ノラ猫軍将軍山本ミケ六 ― 2012年12月07日 22時07分54秒

自分もニコンクリーニングキットプロ式です、
まあめったにそこまでの清掃しないですけど・・、一時色々と無水アルコールに添加実験してみようか・・とか思いましたがもう無難に無水アルコールだけで・・、
何か有ると怖いですからねぇ、

Haniwa氏のレンズとCCDはノラ猫軍団が集団で夜中にペロペロと・・。

>横町の干物屋さんの向かいに魚が干してあった。野良猫に持って行かれないのだろうか。不思議だ。

三輪車を囮にした我々の作戦の後なのです、
魚を全部頂くと次からそこで干さなくなるので・・わからないように少量ずづ・・

ここに書きますが
>このおもいでばこの記事で、うちのブルーレイHDDレコーダー(Panasonic DIGA)にSDカードスロットがあるのを思い出しました。買ってすぐにファームアップするときにSDカードを使って以来存在を忘れてました。なんとSDカードの写真を見たり取り込んだりする機能がありました(笑)。USB端子もありました。おもいでばこ購入意欲が…。まあレコーダーのHDDは撮り溜めたテレビ番組ですぐにいっぱいになるので、レコーダーにデジタル写真を置くのはどうかと。

それで良いじゃないですか(笑)、まあ簡単操作で無ければならない人が居れば単純な思い出箱の方が良いんでしょうねぇ。

_ Haniwa ― 2012年12月09日 22時56分34秒

ノラ猫軍将軍山本ミケ六閣下
たしかに無水アルコールだけだときれいに取れにくいことはあります。でもまあメーカーが推奨する方法が一番なんでしょうねぇ。

>Haniwa氏のレンズとCCDはノラ猫軍団が集団で夜中にペロペロと・・。

ああ、それでいつもきれいなんですか…(泣)。レンズにナノマタタビコーティングを施してやるぅ(泣)。

>三輪車を囮にした我々の作戦の後なのです、
>魚を全部頂くと次からそこで干さなくなるので・・わからないように少量ずづ・・

あの三輪車はノラ猫軍が用意したものだったんですか。どうしてこんなところに放置されているのかと、つい写真を撮ってしまいました(笑)。すべて監視カメラで撮影されており、猫認識ソフトで同一猫か判別されているのです(泣)。

>それで良いじゃないですか(笑)、まあ簡単操作で無ければならない人が居れば単純な思い出箱の方が良いんでしょうねぇ。

うちのブルーレイレコーダーのHDDは常に満杯の危機がありますから、おもいでばこにデジカメ写真をストックしておく意義はあるような気はします。しかし、ブルーレイレコーダーとテレビで写真見ている人ってどのくらいいるんでしょうかねぇ。もったいない機能ですよね。

_ ゆりこ ― 2013年01月15日 19時56分32秒

関東カメラサービスが実施するレンズクリーニング講習会に参加してみました。
HTTP://ameblo.jp/kanto-cs/entry-11448157102.html
そこでは件の洗浄液が出されたので成分が書いてありました。
* 有機溶剤 (第4類第一石油類危険等級II非水溶性)
* アルコール (アルコール類危険等級II水溶性)
うーん、有機溶剤が具体的に何か分かりません……。

実際に使ってみたところ、めちゃくちゃに揮発が速いです。拭くそばから揮発します。確かにこれは仕事がはかどります。

講師の瓜生さん曰く、無水アルコールだけだと水性の汚れは落ちるが油性の汚れが落ちにくい、かつ、空気中の水分を吸ってしまって能率が落ちる、ということでした。これはそれなりに納得できる話です。

また、ピンセットにシルボン紙を巻くのは不安だったのですが、実際に巻いてみると、ピンセットを動かしても紙が破けてレンズを傷つける心配はなさそうでした。
ニコンのクリーニングスティックは面積が広くて早く拭けますが、拭き上げるのにコツがいります。ピンセットだと当たる面積が少ないので「点で拭き上げる」のが容易だと感じました。

関東カメラサービスの洗浄液は揮発が速いため、しっかり封をしておかないとすぐ減ってしまうようです。ハンドラップに入れっぱなしだとやばそうです。
30ml 945 円と無水アルコールに比べて相当に高価なので、「ここぞ」というときに使うようにして、ふだんは無水アルコールと使い分けるのがよさそうに感じました。

講習会は定期的に開催されるようなので、ぜひ参加されることをおすすめします。横浜からだと京急の八丁畷駅下車が近いです。

_ Haniwa ― 2013年01月16日 08時33分54秒

ゆりこ様
おお、素晴らしいご報告ありがとうございます。

>有機溶剤 (第4類第一石油類危険等級II非水溶性)

↑これで該当する溶剤が絞り込めるんでしょうね。

ttp://kikenbutu-master.com/otu4-master002.html
ベンゼンの芳香がしなかったのならば、アセトンでしょうかねぇ。
トルエンはいまは使わないと思いますし。

>講師の瓜生さん曰く、無水アルコールだけだと水性の汚れは落ちるが油性の汚れが落ちにくい、かつ、空気中の水分を吸ってしまって能率が落ちる、ということでした。これはそれなりに納得できる話です。

なるほど、バーベキューの後のフィルター清掃とか汚れが取れにくいときに欲しくなってきました(笑)。

キヤノンがピンセット方式なのでちゃんと使えば安全性は確立していると思います。でも私はなんか突き破ってガリッとやってしまうような強迫観念が…(笑)。

>30ml 945 円と無水アルコールに比べて相当に高価なので、「ここぞ」というときに使うようにして、ふだんは無水アルコールと使い分けるのがよさそうに感じました。

いいですねぇ。欲しくなってきました。ただ、小さなお子様のいるご家庭ではあまり使わない方がよさそうな気はします(揮発した溶剤の有毒性から)。換気扇のある趣味部屋のある人はよいでしょうが。

講習会に参加すると関東カメラ社長ブログに載ってしまうんですね。アノニマスの仮面を被ってなら参加できそうです(笑)。

_ ゆりこ ― 2013年01月16日 10時49分19秒

>↑これで該当する溶剤が絞り込めるんでしょうね。

何か臭いがあったのですが、有機溶剤には詳しくないのでよく分かりませんでした。ベンジン臭ではなかったと思います。

>キヤノンがピンセット方式なのでちゃんと使えば安全性は確立していると思います。でも私はなんか突き破ってガリッとやってしまうような強迫観念が…(笑)。

講習会で提供されているキヤノンのジャンクレンズをどんどんガリッとやってしまいましょう;-)
さすがにローパスの部品はありませんでしたが、講師私物の NEX を拭かせてもらえるので、自分のカメラを生贄にしなくて構いません。そもそも13日もカメラ持参の人は2,3人でした。

>講習会に参加すると関東カメラ社長ブログに載ってしまうんですね。アノニマスの仮面を被ってなら参加できそうです(笑)。

そこはちゃんと気を使っていて、顔出し不可の人は写真に写らないよう配慮がありました。隅の席に座ればいいですし。また、アンケートも「ブログ掲載可否」のチェックがあるのでコメントを載せたくなければそういう選択も可能です。

むしろ問題は講習会の申し込みフォームで、住所と電話番号を書かせる意味がさっぱり不明です。電話番号は「当日ドタキャンされたときに連絡するため」かもしれないと推測できますが、住所を聞く必然性がさっぱり分かりません。「どの地域から参加されているか」を知りたいのであれば番地までは不要で市区町村までの記載でOKなのでしょうが……。

なお、アンケート回答にもありますが「クリーナーのお土産」があるので945円払わずに手に入ってしまうのが魅力ですね。クリーナー目当てに参加する人が増えてしまうと、ニコンみたいに「クリーニングキットの購入が必須」にされてしまうかもしれませんが;-)

_ Haniwa ― 2013年01月17日 12時44分17秒

ゆりこ様
ベンジンとベンゼンは違うようです。ベンゼンは白血病になる危険性があるそうで、使っているはずはないですね。アセトンではないかと想像します。

>講習会で提供されているキヤノンのジャンクレンズをどんどんガリッとやってしまいましょう;-)

一度ガリッとやってみたかったんです(違)。

そうなんですか。持参のレンズでなくてもいいのですね。講師私物の NEX を拭かせてもらえるというのは、講師はレクチャーに自信があるということですね。一度ガリッと…(違)。

顔出しは選択可能ですか。よかったです。アノニマスの仮面で掲載してくださいとかの要望は…(笑)。

どこの誰か分からないと何かあったときに…ということなんでしょうか。工房に乱入されて預かっているカメラ・レンズを壊されても困るから、とか。

「クリーナーのお土産」はいいですね。帰りに瓶のふたを開けてラリッっている人がいたら私です(違)。日程が合えば参加するかもです。情報ありがとうございました。

_ +P40 ― 2013年05月22日 07時19分31秒

レンズの清掃方法は専門家も含め人それぞれです。 溶媒系では無水エタノール単独や無水エタノールとエーテルの混合液が多用されますが、トルエンやキシレンなどの発癌に関与するものは危険です。 ベンゼンやスチレン、アセトンなどもありますが、素材を傷める危険があります。 無水アルコールやエーテル、ベンジンを購入する場合も 「試薬」グレードが無難です。 筆者はレンズ、撮像素子の清掃にPhaseOneのクリーニングキットを使っていますが、今のところ問題は発生していません。

_ Haniwa ― 2013年05月30日 13時27分10秒

+P40様
お返事が遅れてすみません。m(_ _)m

溶媒系はよく落ちるけど体によくないとか危険とか素材を冒すとか難しいですね。ご教示ありがとうございます。

使っている無水アルコールは「試薬」の表示はなく「日本薬局方無水エタノール」表示のみで、15℃で日局エタノール99.5vol%以上を含むとあるものですね。

溶媒と言えば、昔バイクのブレーキクリーナーとしてトリクロルエタンが普通にホームセンターで売ってまして、買って使いましたが、なんだか気持ちよい芳香で危なかったです(笑)。オゾン層破壊物質として1996年からの使用が禁止らしいです。使っていたのは禁止されるちょっと前でしたね。

_ +P40 ― 2013年06月01日 09時32分59秒

Haniwa 様
書き込み有り難うございます。 有機溶媒等には日本薬局による取り決めの他、日本工業規格、メーカーの規格などがあります。 試薬グレードにも特級や一級、機器分析用などがあります。 単純に言うと純度が違うと考えてください。 例えばエタノールにメタノールが入っていたり、ベンジンにキシレンやトルエンが混ざっていたりします。 これらの混ざり物が少しでも少ないものを選ぶ目安として試薬グレードが無難と考えてください。 油分を落とすとき、ペイントうすめ液を使わないほうが無難と捉えてください、

_ Haniwa ― 2013年06月03日 09時13分48秒

+P40様
お返事が遅れてすみません。

次に買うときは試薬グレードの無水エタノールを選んでみたいと思います。

>油分を落とすとき、ペイントうすめ液を使わないほうが無難と捉えてください、

ペイント薄め液って成分が書いてあればまだよいですが、なにか分からないものもありますから、素材が冒されたりする危険もあって怖いですね。

情報ありがとうございました。

_ shippona ― 2014年08月05日 21時55分22秒

はじめまして、前記事のレスですみません。
NikonSCの場合は、確かオリンパスのハイパークリーン(EE-6310)と無水エタノールの混合だった気がします。
自分も季節に応じて、4:6~6:4の混合で使っています。
センサークリーニング時は揮発性を高めに混合するくらいでしょうか。
レンズの場合は、界面活性剤系とその混合液を組み合わせて使ってます。

_ abc ― 2016年02月14日 03時45分42秒

無水アルコールでは水汚れは良く取れますが、油分は伸ばされるだけでほとんど取れません

↓4分20秒あたり解説あります

修理のプロに聞く!①レンズの上手なクリーニング ttps://youtu.be/SVlnyVFylKs @YouTubeさんから

_ Haniwa ― 2016年02月24日 09時11分14秒

abc様
>無水アルコールでは水汚れは良く取れますが、油分は伸ばされるだけでほとんど取れません

ニコンのクリーニングキットについているDVDでは、なくなるまでペーパーを換えて根気よく拭き取るように説明していました。

アルコールは水と油の両方を溶かすので、伸ばされる汚れはまだよいと思います。
ときどき何の汚れか分かりませんが、アルコールでは伸ばされず(溶けず)残ったままの汚れがあります。雨滴の乾燥後に多いと思います。これは、富士フイルムのレンズクリーナーで溶かして拭き取っています。こちらの方が伸ばされるだけでなかなか取れないので、トレーシーなどのクリーニングクロスで取り去ってから(繊維の間に絡め取る感じ)、アルコールで残りを拭き取っています。

時代により色んなコーティングがあり、溶剤に対する考え方も色々あるんだと思います。

_ Haniwa ― 2016年02月24日 10時11分33秒

shippona様
もうご覧になってないかもしれませんが、長期放置ですみませんでした。

>NikonSCの場合は、確かオリンパスのハイパークリーン(EE-6310)と無水エタノールの混合だった気がします。
>自分も季節に応じて、4:6~6:4の混合で使っています。

情報ありがとうございます。オリンパスのハイパークリーン(EE-6310)だと入手しやすそうかと思いましたが、大きな金属缶(5L)またはペール缶(18L)で売っているんですね。小分けして売っている業者から買わないと素人は使い切れないですね。そう考えますと関東カメラのクリーナーはいいところ突いてるかもしれませんね。

>レンズの場合は、界面活性剤系とその混合液を組み合わせて使ってます。

揮発系のものですと取れにくいものがありますね。界面活性剤系は表面に残りやすいのが弱点ですが、混合するとよいのでしょうか。

_ shippona ― 2016年04月24日 04時53分51秒

>Haniwa 様
レスありがとうございます。
「組み合わせ」という意味は界面活性剤との混合でなく、必要に応じて界面活性剤とEE6310とエタノール混合を使い分けるという意味です(笑)
紛らわしい表現で申し訳ありませんでした。

追伸)私の場合は例の業者さんからEE-6310no遮光瓶のを買って、冷蔵庫にいれて保管してます。

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