最新レンズが引き出す銀塩ニコンカメラの魅力(アサヒカメラ2012年10月号) ― 2012年09月25日 00時00分00秒
昨日は更新できずすまんかった。さて、アサヒカメラ2012年10月号に、写真家・赤城耕一氏の「ニッコールの最新Gレンズはフィルムニコンをどう生かすのか?最新レンズが引き出す銀塩ニコンカメラの魅力」という記事が掲載されている(187~196ページ)。
作例は、
AF-S NIKKOR 14~24mm F2.8G ED × F80 × PROVIA 100F
AF-S NIKKOR 24~70mm F2.8G ED × F6 × PROVIA 100F
AF-S NIKKOR 70~200mm F2.8G ED VR II × F100 × PROVIA 100F
だ。
ほかにAF-S NIKKOR 50mm F1.4GをD800とF100 + プロビア100Fとで比較、Nikkor S Auto 50mm F1.4をD800とF100 + NEOPAN 100 ACROSとで比較する記事もある。
絞りリングのないGタイプレンズは、多くのフィルムカメラで使えないから興味の対象外だったのだが、AF-S NIKKOR 14~24mm F2.8G EDなんてよさそうだねぇ。どうして絞り環付けてくれなかったのか(笑)。作例に挙がっているレンズはF2.8通しの高級ズームレンズ(いわゆる大三元レンズ)なので、歪曲収差も小さく、フィルムで使っても不満はなさそうだ。
デジタルでの歪曲収差補正を前提としたもっと歪曲の大きなズームレンズも扱って欲しかったなぁ。まあそれだとやっぱりGタイプレンズは要らないやとなってしまうのでアレなのかもしれないが。
ここでD700とかD600買うぐらいならAF-S NIKKOR 14~24mm F2.8G ED買った方がいいような気がしてきた。絞り環あったら迷わないのにねぇ(笑)。しかし、AF-S NIKKOR 14~24mm F2.8G EDって重さ1kgもあるのか。気軽な超広角スナップにはほど遠いですな。Ai Nikkor 20mm F2.8S(あるいはAi AF Nikkor 20mm F2.8D)の方がスナップ向きですな。
まあニコンの場合は、前の少しは使えるようにしておくから少しずつ移行してね、ということなんだろうね。新しいFX機はAFがF8まで効くから、望遠は純正テレコンでAFの効く組合わせに徐々に移行してねということなんだろう。でも高級レンズと単焦点レンズには絞り環付けておくれよぅ。
写真は記事とは関係ない。
静岡駅:Nikon D300、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、18mm、F11、1/400秒、VR:ON、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、Nikon NCフィルター、ISO200、-0.3EV
我が家にある唯一のDXレンズ、唯一の絞り環のないGタイプレンズ、唯一のAF-Sレンズ、唯一のVRレンズであるAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRなのだが、F100だと24mmよりもワイドでケラレる以外全部の機能が働く。このレンズはデジタルでは絞っても解像力が向上せずピリッとしないのだが、VR(手ブレ補正)が一部のフィルムカメラで効くので使い道があるかもしれない(AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRの手ブレ補正は小型船で有効だった ― 2012年08月24日参照)。そのうちF100とAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRでフィルムの作例もお見せしたい。
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