ロモグラフィー、水中撮影にも対応する魚眼レンズ付銀塩カメラ(デジカメWatch)2012年05月11日 00時00分00秒

箱根ラリック美術館:Nikon COOLPIX S30、4.1mm(29.1mm相当)、F3.3開放、1/639.8秒、ISO80、すべてオート

ロモグラフィーって実はあんまり好感を持っていないので取り上げないことが多いのだが、魚眼、水中と聞けばちょっとスルーするわけにはいかない(笑)。

ロモグラフィー、水中撮影にも対応する魚眼レンズ付銀塩カメラ(デジカメWatch)発売とのことだ。

価格も本体が5,500円、別売の専用防水ケース「Fisheye Submarine」が5,980円と、比較的リーズナブルだ。

さて、気になるスペックだが、http://microsites.lomography.jp/fisheyejp/specifications.htmlによれば以下のようだ。

OVERVIEW

* サイズ : 10.5cm x 6cm x 6.8cm (レンズ厚: 3.5cm)
* 重量 : 0.23kg
* フィルムフォーマット : 35mm (カラーネガ、スライド、B&W)
* 可視範囲角 : 170°
* 焦点 : 10mm
* 絞り設定 : f/8
* シャッタースピード: 1/100
* 単三電池1本(別売)を使用
* フォトラボ、コンビニなど通常現像可

[ 注意 ] * 通常の視覚よりも広角にとらえるため、ファインダー使用できません
* 電池室のフタが開けにくい場合はピンセットやクリップをつかってください。
* フラッシュを使用する場合、レンズ部が影にならないよう、被写体と平行に撮影してください

Fisheye-特徴概要

170°の可視範囲角
フィッシュアイ広角レンズは、人間に肉眼視界と同等の角度(170°強)で写真を撮影します。 レンズ前の世界全体を丸い輪郭イメージの中へとコンパクトにとらえていきます。 超近距離から遠距離までを、円形イメージのなかに被写体をひずませながら写し込みます。 レンズ中央からエッジへ、広く引き延ばされていく不思議な丸い写真。 その驚きの写真効果はみずから体験して、魚眼写真のトリックをつかんでみよう。

究極接近ショットの可能性
そしてフィッシュアイレンズのもうひとつの特徴はその近接できる焦点距離。 被写体の呼吸が聞こえるような近距離からのクローズアップ撮影が可能です。 Lomoゴールデンルール#4-できる限り被写体に接近して撮ろう。 興味あるものには最大限に近づいて、奥行きまでをあなたの肉眼で可能な限り考えて、 さらに美しく鮮明な写真表現の世界をつくってみよう。

拡張される遠近感パワー
フィッシュアイの超広角アングルレンズでは、広範囲の撮影距離に対応することができます。 前面にあるものも、後ろにあるものも同等に大事なエレメントとなっていきます。 (奥行きを考えた撮影にもっとも適している描写です。) 被写体だけでなく背景の特徴にも配慮して遠近感を最大限に使った撮影を可能にしているのです。

Lomography開発の4層プレミアム・ガラスレンズ
カメラから突出したフィッシュアイレンズは、このカメラにだけ搭載される高品質ガラス製コンパクトレンズ。 Lomography開発部とLomographerたちにより、その色彩表現、コントラストが数年にわたってテストされ、 Fisheyeカメラのために生まれた新しいレンズです。

内蔵フラッシュ
単三電池(別売)を装填することによって、Fisheyeフラッシュも使用できます。 日陰や夜間での撮影には試してみましょう。 レンズ部が影になってしまう場合は、被写体とレンズを平行にかまえることによって正常な撮影ができます。

カープ・タトゥー!
シャッターボタンの脇には、「鯉」をかたどったエンボスが刻まれています。 開発にあたって、金魚鉢から魚市場までさまざまな魚たちの視覚構造をリサーチ。 そのいつもアイデアあふれる野生たちへと敬意を表して彫られるレリーフです。

ビューファインダーは絶対に使わないこと
フィッシュアイレンズは、ビューファインダーに見える以上のフィールドを撮影してしまうカメラです。 ファインダをのぞくクセはやめて、自分の視覚を優先して撮影してください。 Fisheyeは"Shoot From The Hip(おしりの位置から写してみよう)"を完全実戦できるカメラです。

10mm F8レンズで画角は170度、シャッタースピードは1/100秒固定とのこと。これは富士フイルムのNatura1600あたりを詰めて撮るといいかもしれない。防水円周魚眼写ルンです状態ですな。

しかし、「ビューファインダーは絶対に使わないこと」ってなんだよ(笑)。それならビューファインダー付けるなよ(笑)。まあ他機種と共用部品の関係なんだろうけど。

一時期ISO400のネガカラーフィルムをF3に詰めて、ニコンおもしろレンズ工房ぎょぎょっと20(20mm F8)でAE撮影していた時期があって、こういう魚眼レンズは面白いと思う。特に記念写真で真ん中に被写体を立たせて魚眼で撮ると、真ん中の被写体はあまり歪まずに周囲のものがたくさん写り込んでものすごい状況説明になるので記録としても重宝する。このLomography Fisheye Oneは、「ぎょぎょっと20」よりも画角が広いのでさらに面白そうだ(ただしLomography Fisheye Oneは、円周魚眼なので対角魚眼タイプのぎょぎょっと20よりもフィルム面に写る大きさは小さい)。

魚眼と言えば以前寝台特急カシオペア号に乗る際に、Ai AF Fisheye 16mm F2.8Dが欲しくなったのだが結局買えないままになっている。DX用のレンズは欲しいものがほとんどないのだが、唯一気になるのが、AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDですな。DXシステムはAF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDを買って、全部対角魚眼で撮ってあとで超広角に画像処理して済まそうかと思ってしまう。

話をLomography Fisheye Oneに戻すと、一番のネックは開放F値の8という暗さとシャッタースピード1/100秒だろうなぁ。いくらISO1600のネガ詰めても、屋内では辛いものがある。でもなんかちょっと欲しいなぁ。F3にぎょぎょっと20だと防水じゃないから。


写真は記事とは関係ない。
箱根ラリック美術館:Nikon COOLPIX S30、4.1mm(29.1mm相当)、F3.3開放、1/639.8秒、ISO80、すべてオート

無限遠にフォーカスポイントを合わせているのだが、手前の花にもピントが来ている。【訂正】記憶違いで、これは手前の花にフォーカスを合わせて半押しのまま構図を変えて撮ったもの。遠景にもピントが来ている。【訂正ここまで】ところが、右側の木や左上の枝がピンぼけのように写っている。なんか変だ。なんかノイズリダクションで葉っぱや枝先が消されているんじゃないかという気がする。もしそうなら、これ、ファームアップでノイズリダクションを解除する機能を付けた方がいいよ。これから嫌がらせのように空をバックに木ばかり撮ってやろうかなぁ(笑)。

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