NPSマガジン「ニコンを極める」2012年03月29日 00時00分00秒

旧柳下邸(根岸なつかし公園:横浜市磯子区):Nikon F3、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F8、1/250sec、L37c、富士フイルムSUPERIA X-TRA 400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありROCなしGEMなし)

二コンのプロサービスNPS(Nikon Professional Services)のサイトに、一般人にも参考になる連載があった。
NPSマガジン-ニコンを極める

ある程度写真を撮り慣れている人なら一般向けの記事よりもここの記事の方が参考になる内容が多いのではないだろうか。

最近某アマチュアスポーツ撮影が多くなっている私としては、vol.9 スポーツの最前線を捉える、ニコンのテクノロジー。2010年12月 フォート・キシモト スーパーバイザー 藤田 孝夫が参考になった。

スポーツカメラマンの方は、とにかくたくさん撮影されますよね。写真の保管はどうされていますか?

まずパソコンで撮影した写真のINDEXを作成します。その後、パソコンに落としたデータは、HDに溜め込まずDVDに保存しています。

さらにDVDも、通常仕事に使うものとバックアップ用の2枚作成します。それも、あえて違うメーカーのDVDに焼くようにしています。DVDは劣化しますから、違うDVDに焼くことで、バックアップが同時期に2枚とも使えなくなるリスクを減らすためです。ちなみに、完全なバックアップ用のディスクは、通常使用するディスクよりクオリティの高いものを使っています。

データの保存について、皆さん悩まれていますよね。

「絶対にずっと大丈夫」といった方法は無いのではないでしょうか?みなさんそれぞれに工夫と苦労をされているようですよ。

私もしばらく前に撮影した作品のディスクを時々見ながら、劣化の状況などを確認し、必要に応じてバックアップを取り直しています。

やっぱりそうだよね、HDDだけだと駄目でDVDも違うメーカーのメディアを使って2枚いるよねぇ。

あと、こんな記述もあった。

藤田さんは最初からニコンをお使いなんですか?

私はキヤノン派でした。ニコンに切り替えたのは2007年のD3登場からです。

発売直後に使ってみて、鮮烈に感じたのは画質の良さ。

作品は何年も残るものでしょう。ピントの俊敏性とか機動性とか、カメラを評価するポイントは幾つかありますが、やはり画質にはこだわります。

具体的には、インドアでの撮影時に特に差を感じました。

感度をISO3200まで上げて使ってみたんですよ。印象としてISO400~800ほどに感じられました。その上、シャドー部のノイズもほとんど見受けられず。

一般的な撮影シーンでは、インドアで1/1000のシャッタースピードは必要ないかもしれませんが、私たちの仕事では十分あり得ます。一般の人からするとほとんどわからないようなわずかな差が、プロの世界では大きいのです。それでニコンに変えました。

ただ変更した当時は、レンズの装着の仕方などキヤノンとは逆であったため、しばらく戸惑っていましたが(笑)。

藤田さんの周りで、ニコンに切り替えている方は見受けられますか?

現場での実感として、ニコンユーザーは増えているようです。デジタルカメラが普及し始めた当時は、スポーツ撮影の現場では確かにキヤノンのカメラがかなり目立っていました。しかしD3の登場以降は、状況が随分変わったと思います。

実はユーザー数の比率は、競技会によって違うんです。また、フリーランスが多いか、新聞社などの取材が多いかによっても変わりますから、どちらがどれくらい多いとは一概には言えません。でも、最近ではむしろニコンの方が多いようなケースも見受けられるようになってきました。

二コンの公式のサイトでこういう記述は珍しいんじゃないかなぁ。常に他社を意識はしていても。

もっとすごいのが、vol.13 最新技術が凝縮された次世代プレミアムカメラ・Nikon 1。2011年12月 鉄道写真家 中井 精也だ。

中井さんは、最初からニコンをお使いだったのですか?

初めて一眼レフを使ったのは小学生の頃です。父親が使っていたキヤノンのカメラをもらったのがきっかけで、それからずっとキヤノンでした。 ニコンを使い始めたのは比較的最近。D3とD300が出てからです。

ニコンへ切り替えたポイントはなんだったのでしょう?

キヤノンを使用していた当時、気になっていたことがありました。それは16-35mmや70-200mmといったレンズで、中央のピントはあっていながら、レンズの端が流れるといった点。それが常にそうなるわけではなく、不定期にそのような現象が起こっていました。非常によく使うタイプのレンズだったため、しかたないので同じカメラとレンズを2セット用意して同時に撮影し、写りの良い方を採用するなど、対策に苦慮していました。

ところがある日、ニコンのカメラを借りて撮ったところ、一発でよく写るわけです。それで「今までやっていたことはなんだったんだ?」となって(笑)。それまでキヤノンから他のメーカーに乗り換えるなどということは、全く頭にありませんでした。でもニコンなら1台できっちりとした画が撮れるから、2台買うならもう1台で違う画が撮れるなと(笑)。

それにナノクリスタルレンズを使った14-24mmの描写力は、かなり衝撃でした。ナノクリスタルではありませんでしたが、200-400mmのズームもかなり気に入り、これはもう替えるしかないと。

それにしても、かなり思い切りのいる決断だったのでは?

でもそれは仕事の道具ですから。良い仕事をするために、良い道具は必要です。設備投資として考えると、例えば工場ともなれば数千万円の機械を導入することもあるわけでしょう?

それに昔と違って、本体に数本のズームと300mm f/2.8くらいでほとんど済んでしまうので。

カメラの印象はいかがでしたか?

写りはもちろん素晴らしかったのですが、なんといってもD3の質感に惹かれました。持った時のホールド感というか…。こんなこと他のカメラマンの方やカメラ愛好家の方が聞いたら驚かれるかもしれませんが、正直それまで僕はカメラ自体に全く興味がありませんでした。カメラは良い写真を撮るための単なる道具でしかなかったのです。でもD3と出会い、初めて「これが欲しい」とカメラに愛着が持てたんです。同時に、メーカーによってカメラはずいぶん違うんだ、とも…。当たり前のことなんですが…(笑)。

すごい。具体的なメーカーと機種を書いてこういう欠点があったから二コンに変えたとか、雑誌のインタビューでもそうそうないよね。乗り換えも案外簡単だと。

他に、Nikon 1の新幹線連写作例とその限界についても書いてあるし。広告掲載を気にしてあまり突っ込んで書けないカメラ雑誌よりも突っ込んで書いてあるよ(笑)。Nikon 1が選ばれるヒミツを大公開! ― 2012年03月22日参照

プロでもないけど、「NPSマガジン-ニコンを極める」って参考になるなぁ。今後の連載に期待したい。NPS会員だけにしか閲覧できないようにしたりしないでね。


写真は記事とは関係ない。
旧柳下邸(根岸なつかし公園:横浜市磯子区):Nikon F3、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F8、1/250sec、L37c、富士フイルムSUPERIA X-TRA 400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありROCなしGEMなし)

こういう被写体は、Kodak New PORTRA 160の方が向いていると思う。

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