FILM&IMAGE VOL.27 2012 Springが届いた2012年03月23日 00時00分00秒

郵便ポスト(横浜市磯子区):Konica現場監督28HG、28mm F3.5、プログラムAE、富士フイルムNEOPAN 1600 Super PRESTO 、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしROCなしGEMなし)

富士フイルムの季刊誌「FILM&IMAGE」のVOL.27 2012 Springが届いた。何日か前に届いていたのだが、取り上げるのが遅くてすまん。

今号の表紙は東京ディズニーランドのウォルト・ディズニー像かと思ったら、北朝鮮の金日成像だった。なんか似ているんだよなぁ(笑)。
ディズニーランド ― 2010年07月27日

  • K2 木村惠一と熊切圭介「五十年の絆」
  • 花畑日尚さんとベルビア100
  • モノクローム珠玉の名作選27:コーネル・キャパ
  • 江口愼一直伝「桜の魅力をまるごと写す」
  • 赤城耕一のフィルムカメラパラダイス第20回富士フイルムTX-2
  • Q&Aノーファインダーって?

今号はK2の特集が大きい。面白かったのは以下の部分。

木村 企業の最先端の特長をどうとらえるか、午前中にロケハンして最終列車に間に合うようにぜんぶ撮らなきゃいけないから、即決して撮るのが大変だったんですよ。実はいちばん大変だったのが富士フイルムの取材(笑)。足柄工場に行ったんです。考えてみれば当たり前なんだけど、フィルムを作っている現場は真っ暗闇なわけで、俺はいったい何を撮ればいいんだと(笑)。結局、フィルムのラインはあきらめてカセットテープの製造ラインを撮って帰って来ちゃった(笑)。

他には、この部分も同感だ。

木村 残しておくといえば、僕はね、今のデジタル写真に対してすごく不安があります。それは、写真として残さないということ。プリントしなくなってきちゃってますよね。写真は、信号で残したってしょうがない。意味がない。信号というかデータというのは脆弱で、トラブルがあれば消えてしまうし。写真は、プリントなりポジなりで残しておくことでモノとして存在できるんです。存在するからこそ写真なんだよっていう大前提がなくなっていくことの恐ろしさを感じますね。最近は記念写真のプリントを送ってくれる方も本当に少なくなってしまいましたから。

熊切 プリントして、残さないと、失われていっちゃうんですね。

木村 子供が生まれて、赤ん坊の頃から成長していく姿を撮って、正月には家族みんなで撮りますよね。それをカードとかCDとかで保存しているのかもしれないけど、保存しているという、ただそれだけ。その都度プリントしてアルバムにまとめて子どもが結婚するときにプレゼントするとか、そんなことはもうお伽話になってしまうんじゃないかな。

家族の写真は記録の原点でしょ。それすらなくなっていくという怖さをものすごく感じているんです。写真を撮ったらプリントすべきであって、プリントで残しておかなければ伝えられないよっていう想いが強い。

熊切 東日本大震災の時の写真探し。すべてが流された瓦礫の中から、自分探しのように一生懸命写真を探していましたよね。そこには、失われて初めてその大切さがわかるという部分があったと思います。自分の人生にとっていかに写真が大事であったかということを、あの震災でひしひしと感じた人が多いと思いますよ。

自分が生きてきた時代というのは、残してきた写真で確認するようなと ころがありますからね。

デジタルで撮っても銀写真プリントは可能だ。しかし、デジタルは撮ったらその流れでプリントするきっかけがないから、どうしてもプリントをしないで済ましてしまう。私がネガカラーフィルムで記念写真を撮るのも、フィルムだと目に見える形で残るし、現像を頼む際に同時プリントでプリントするきっかけになっているからだ。フィルムは現像しないと写真が見られないから、DPEを頼みに行く。現像を頼みに行ったら同時プリントでプリントも頼む。そういう流れが自分にとって楽に銀写真プリントを得られる流れになっているから、いまだにフィルムに拘っている。もちろんフィルムカメラはデジタルカメラと違って撮っていて楽しいからというのもある。デジタルカメラってそういうプリントとの関係や撮る楽しみなどを考えないままに、こんなのができますこんなに便利ですよとよく考えずに未完成なままどんどんリリースして「蔓延した」。あえて蔓延と言わせて戴く。いまの子どもたちが年寄りになったときに見られる写真がどのくらい残っているのか非常に心配だ。カメラメーカーやフィルムメーカーは写真文化や写真そのものを後世に伝えるという部分を真剣に考えてきたか、きちんとユーザーにアピールしてきたか、よくよく反省して戴きたい。

ああ、赤城耕一氏のフィルムカメラパラダイスを紹介することができなくなった。富士のTXシリーズは最初に出たときから欲しいカメラの一つだった。またあらためて紹介したい。


郵便ポスト(横浜市磯子区):Konica現場監督28HG、28mm F3.5、プログラムAE、富士フイルムNEOPAN 1600 Super PRESTO 、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしROCなしGEMなし)

小型のやや古めの郵便ポスト。近所の会社がたくさん郵便物を出したらすぐにいっぱいになりそうだ。

私はモノクロフィルムも自分で現像せずにヨドバシカメラのDPEサービスに出しているが、モノクロの場合も同時プリントを頼んでいる。いまやカラーネガフィルムよりも現像代もプリント代も高くつくが、これが一番保存性が高いと思う。ご家族の写真は年に1本でもいいからモノクロフィルムで撮ってプリントしておくのがいいと思う。

Biogonモノクロ計画にしたかったのだが、天気が悪かったのでコニカ現場監督28HGだ。

Google
WWW を検索 haniwa.asablo.jp を検索
asahi-net.or.jp/~sp5j-hys/ を検索