Nikon D300を家人に委ねてスポーツ撮影の設定(ダイナミックAF)2011年11月28日 00時00分00秒

ロケットエンジン(三菱みなとみらい技術館:横浜市西区):Nikon D300、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F2.8開放、1/30sec、ISO-Auto(ISO900)、L37c、AWB、ピクチャーコントロール:PORTRAIT、-0.3EV

土曜日は身内の某アマチュアスポーツの試合が入っていて撮影に行きたかったのだが、生憎仕事が入って行けなくなってしまった。そこでNikon D300とAi AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>を家人に委ねて「押せば写るから」と言いくるめて撮影してもらう作戦を考えた。

普段のスポーツ撮影時は、オートフォーカスは親指AFを使って以下の設定だった。

フォーカスモード:C(コンティニュアスAFサーボ)
半押しAFレンズ駆動:OFF(いわゆる親指AF)
AFエリアモード:シングルポイントAFモード
フォーカスポイント:51点のうち中央1点
AFロックオン:標準
感度自動制御機能:する
制御上限感度:ISO3200
低速限界設定:1/1000秒
露出モード:A(絞り優先AE)
絞り値:F2.8~4.5
ピクチャーコントロール:PORTRAIT

これを、D300を初めて使う家人に委ねるにあたって以下のように変更した(強調が変更点)。

フォーカスモード:C(コンティニュアスAFサーボ)
半押しAFレンズ駆動:ON
AFエリアモード:ダイナミックAFモード
ダイナミックAFエリア:9点
フォーカスポイント:51点のうち中央1点
AFロックオン:標準
感度自動制御機能:する
制御上限感度:ISO3200
低速限界設定:1/1000秒
露出モード:A(絞り優先AE)
絞り値:F2.8開放
ピクチャーコントロール:スタンダード

オートエリアAFモードで51点のAFポイントでお気楽自動化という手も考えたのだが、それだと手前に無関係の選手がいたらそっちにピントが行きそうなのでこれはやめた。

家人には写したい選手をひたすら真ん中に入れるようにせよ、と厳命しておいた。それで中央1点にフォーカスポイントを置いて、フォーカスポイントロックレバーをロックにしておいた。ダイナミックAFモードにして、ダイナミックAFエリアは一番少ない9点にした。ダイナミックAFエリアを広げて21点や51点にしてしまうと、やっぱり無関係な選手や審判にフォーカスが来てしまうかもしれないからだ。

あとはF2.8で1/1000秒以上の組み合わせになるようにカメラが勝手に露出を制御してくれる。

「とにかく半押し状態で真ん中のフォーカスポイントに写したい選手を入れ続けるんだ」と厳命した結果、ピンぼけの写真は少なかった。ただ、構図は散漫で、また200mmの望遠端を使うとブレて選手を追い続けられなかったとのことで、広い範囲の真ん中に被写体の選手がぽつっと写っている写真も多かった。これはあとでトリミングで対処した。

ともかくピンぼけせずに画面のどこかに何かが写っていればなんとかなった。シャッターチャンスがいまいちでここだ!というタイミングで撮れていないことも多かったが、「たくさん撮っても困らないからひたすらシャッターを切りまくれ」と言っておいたのでなんとか使えるコマはあった。

D300のダイナミックAF9点はこういうシチュエーションでは結構役に立った。F100の5点のAFでダイナミックAFにしてしまうと、離れて5点あるので、本当に無関係な被写体にフォーカスしてしまうので使い道が限られていたが、これだけ密にフォーカスポイントがあると使いでがあるなぁ。

ちなみにダイナミックAFの51点3Dトラッキングは使ったことがない。ユニフォームを着てプレーしているので、同じ外見の選手がいっぱいいるわけで、違う選手を同じ選手だと認識されてそっちにフォーカスが移ったら困るので使っていない。一度無関係な試合で試してみたい。

家人に委ねる際に、ピクチャーコントロールをスタンダードに戻したのは、スタンダードだと輪郭強調が少し掛かっているので、多少のブレが誤魔化せるし、シャープに見えるからだ。

【参考】
D300使用説明書 (PDF 16.0 MB)
ニコンD300【第3回】3D-トラッキングを試す(気になるデジカメ長期リアルタイムレポート)
【ニコン「D3」「D300」長期使用リポート第3回】現在最高峰の51点AFや3D-トラッキング機能、撮影現場での感触を振り返ってみる(日経トレンディネット)


写真は記事とは関係ない。
ロケットエンジン(三菱みなとみらい技術館:横浜市西区):Nikon D300、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F2.8開放、1/30sec、ISO-Auto(ISO900)、L37c、AWB、ピクチャーコントロール:PORTRAIT、-0.3EV

ダイナミックAFとか無縁の作例ですまん。マルチパターン測光なのだが、レンズの登録情報を20mm F2.8ではなく、28mm F2にしてしまった。まあそれでも適当に写っている(笑)。これぐらいの明るさならばフィルムでもKodak PORTRA 800でなんとかなりそうだ。

写っているのは、国産ロケット「H-II」と「H-IIA」・「H-IIB」のメインエンジン「LE-7」と「LE-7A」のうちどちらか。確認するのを忘れた。すまん。たぶんLE-7Aの方だと思う。改良型の方にAとか付けていくのはなんかニコンのアクセサリーっぽくていいな(笑)。

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