ゾナータイプ?ビオゴンタイプ? ― 2011年11月22日 00時00分02秒
デジカメドレスアップ主義:装着不能レンズに明光が射す(デジカメWatch)の記事の内容が何の断り書きもなく書き換えられているので自分用にメモしておく。
書き換え前(2011年11月21日 15:08:08 GMTに取得されたGoogleのキャッシュから)※強調は引用者
ジュピター12 35mm F2.8はロシア製で、戦前のビオゴン35mm F2.8をデッドコピーしたレンズといわれている。ビオゴン銘ながら構成はゾナー型のため、ゾナーコピーならぬゾナービオゴンというわけだ。マテリアルや加工精度こそ異なるものの、特に手を加えずにコピーしているため、安価で写りのよいレンズとして定評がある。開放からシャープで発色がよく、ボケ味も滑らかで破綻がない。凄みのような描写は感じられないものの、1万円前後で入手できることもあり、そのコストパフォーマンスは抜群だ。
書き換え後
ジュピター12 35mm F2.8はロシア製で、戦前のビオゴン35mm F2.8をデッドコピーしたレンズといわれている。ゾナーコピーならぬビオゴンコピーというわけだ。マテリアルや加工精度こそ異なるものの、特に手を加えずにコピーしているため、安価で写りのよいレンズとして定評がある。開放からシャープで発色がよく、ボケ味も滑らかで破綻がない。凄みのような描写は感じられないものの、1万円前後で入手できることもあり、そのコストパフォーマンスは抜群だ。
最初に書き換え前の文を読んで「へー」と思ったので、さっき書き換え後の記事を見て「あれ?」と思った。書き換え後は強調部分が削除されているので、どうして「ゾナーコピーならぬビオゴンコピーというわけ」なのか分からない(なお、書き換え前は該当部分は「ゾナーコピーならぬゾナービオゴンというわけ」だった)。意味不明の文章になっている。こういうのはよくないなぁ。訂正したのなら断り書き入れなきゃ。普段は「初出時は~」という訂正文言が入るのに、こういうこっそり改ざんはデジカメWatchでは珍しい。
コメント
_ Roberto ― 2011年11月22日 20時20分34秒
_ ノーネームしたん ― 2011年11月22日 23時42分28秒
しかしデッドコピーでも1万円なら安くて良いですねぇ・・しかしどの程度のコピー具合なんでしょうねぇ、アメリカ製のB-29の生産時の不良箇所も忠実に再現・・とかの実績なら期待が持てるかも。
_ 三毛 ― 2011年11月23日 01時09分03秒
_ Haniwa ― 2011年11月24日 08時09分41秒
お使いでしたか。後玉がセクシーなレンズですね。
基本構成はやはりゾナーなのですか。ツァイスにしてはレンズ構成と名前が一致しないのは珍しいように思います。
糸巻きの歪曲収差が結構あるのですか。その辺でもビオゴンタイプではないことが分かりますね。気になるレンズです。
■ ノーネームしたん様
こっそり改ざんでも別にいいのですが、この記事で私が注目したのはレンズ構成の部分だけなので(笑)、その部分が変わってしまったので気になったのです。35mmフルサイズでないミラーレス機に35mmフィルム用のレンズをつけてもやっぱり面白くないわけで、注目点はどんなレンズかになってしまいますね。
コピーの度合いは、初期のものは工具やら部品までオリジナルそのもので銘板だけジュピターというものだったらしいですね。個体差が大きいと聞きますね。その後の本来に意味でのコピーになって製造期間も長いですし、工場も複数あるそうで、気に入らなければ気に入るものが来るまで買っては売るんですかねぇ。
某政党のマニフェスト反故は一種のクーデターですからね。自民党のデッドコピーでしたっけ。そういえば部品も自民党のオリジナルが使われていて銘板だけ民主t…
■ 三毛様
へーとかほぉーとかそそりますよね(笑)。こういうレンズがちゃんと端まで楽しめるフィルムカメラはやっぱりなくなっては困りますね。
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レンズ構成はゾナーの後ろに1枚追加した形で、biogonタイプとは別物ですね。
シャープですが、糸巻き収差が結構ありました。