ニューフェース診断室「富士フイルムGF670Wプロフェッショナル」2011年08月29日 00時00分00秒

アサヒカメラ2011年9月号ニューフェース診断室No.645「富士フイルムGF670Wプロフェッショナル」

今月号(2011年9月号)のアサヒカメラ、ニューフェス診断室は「富士フイルムGF670Wプロフェッショナル」だった。ニューフェース診断室にフィルムカメラが登場するのは最近では珍しいので、今月のアサヒカメラは購入した。

6×7判と6×6判切替え式のEBCフジノン55mm F4.5登載の、広角単焦点距離計連動式中判(フィルム)カメラだ。レンズの画角は6×7判で27mm相当、6×6判で30mm相当なのだそうだ。

気になるレンズの測定数値だが、球面収差が文面では+0.01mmとあるのだが(187ページ)、図12(188ページ)では+0.1mmになっている。どちらが正しいのか分からないが、球面収差は完全補正型で値は小さいようだ。

非点収差は、「放射方向と同心方向がわずかに開いて画面端でクロスする古典的なタイプだが、量としては非常に小さい」(187ページ)。「像面湾曲はレンズ側に直線的に倒れている。大きさは最大マイナス0.3ミリ程度だ」(187ページ)。

「歪曲収差はわずかに糸巻き型だが、量はプラス0.32%と極めて小さい」(187ページ)。おお、+0.32%かあ、すごいなぁ。糸巻き型の場合+1%ぐらいから目立ち始めるが、+0.32%ならほとんど目立たないだろう。

カメラのデジタル化が本格化し始めた当初から言われてきたことだが、銀塩が勝負できるのは大きな画面サイズということが再確認できたように思う。
(アサヒカメラ2011年9月号190ページ)

そうかな?じゃどうして中判フィルムカメラは売れないんだろう。要するに解像力だけで写真撮っているわけではないからだ。持ち運べる大きさや、値段、フィルム代や現像代・プリント代などのランニングコストなど総合的に見て35mmフィルムカメラがちょうどよいから35mmフィルムカメラがメインになったのではないか。デジタルとフィルム(銀塩)が勝負する必要はないと思うが、勝負するんなら色や階調や質感といった普通の鑑賞サイズでも分かるようなところで勝負すべきだろう。一定以上の解像力があればあとは変わらない。フィルムの画面サイズでデジタルに勝とうというのは、デジタルのいわゆる「等倍厨」と同じ発想だ。顕微鏡でフィルムの粒子でも鑑賞してやがれ(笑)。

あと、ニューフェス診断室で気になったのは以下の部分。

レンズはたいへんよかった。やや硬めの描写だが気持ちのよい硬さ、という印象だ。惜しむらくは焦点距離がもう少し短いとよかったかもしれない、という点だ。昨今のデジタル一眼用の交換レンズはワイド側の焦点距離が充実してきており、ワイド系のレンズで撮った画像に目が慣れている。その意味でもあと少し広い画角がほしいと感じてしまう。

へー、「デジタル一眼」(って何だ?)ではワイド側の焦点距離が充実してきてるんだ。私がデジタルカメラに移行しないでいままできてしまったのは、デジタルカメラのワイド側の単焦点レンズが揃わないからだったんだけどなぁ。なんか認識が違うなぁ。まさかズームレンズと単焦点レンズをごっちゃにして考えているんじゃないだろうな。

この手の距離計連動式カメラで、レンズ交換できないものは、いきなり20mm相当とかにしたら特殊すぎて売れないものがさらに売れなくなってしまう。Mamiya 7のようなレンズ交換式ならウルトラワイドがラインナップされていないと困るけど、ちょっとコンセプトがGF670シリーズと違うんじゃないかな。富士フイルムがまたレンズ交換式の距離計連動式フィルム中判カメラを出してくれるというのなら大歓迎だが。なんかこういうピントの外れた「専門家」の言うことを聞いているとどんどん変なものができると思うから、富士フイルムは自分の考えた道を進んで欲しい。いまはちょっと買えないが、長く作り続けてくれればいずれGF670Wプロフェッショナル買える日が来るかもしれない。まあ、マニアの言うとおりのカメラ作っても売れる保証はないんだけどねぇ(笑)。

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