21mm用外部ファインダーCONTAX GF-21mmとRicoh GV-1 ― 2011年07月13日 00時00分00秒
CONTAX G1にCarl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8と外部ファインダーGF-21mmを付けて撮ると、同じように傾いた写真が量産されるので悩んでいた。それでどうも外部ファインダーGF-21mmが傾いているんじゃないかと点検してみることにした。
GF-21mmの後ろの接眼ゴムを外すと、四角いフレアカッターのような板が挟まっていて、それを取ると接眼部のレンズが剥き出しになる。このレンズの中側に十字線が書かれているようだ。見たところこの十字線が1度以上傾いている。十字線の書かれたレンズはチタン色の外装部分とぽちっっと接着剤で止めてあるようだ。接着剤を溶かせば、このレンズが回転可能になり傾きを調整できそうだが、どんな接着剤か分からないので触らないことにした。Yashica エレクトロ35のファインダー部分の接着剤と似ている。
GF-21mmのファインダーを覗いた場合画角の端というか見える範囲の端っこは、一眼レフのようにきっちりと見えない。余黒の部分はぼけて曖昧になっている。この余黒の境界線で水平や垂直を合わさずに十字線で合わせると傾いた写真ができる。GF-21mmを使う場合は余黒で水平や垂直を取った方がよさそうだ。その場合十字線がやや傾いていれば水平や垂直になっている証拠だ(泣)。
それで同じ21mmの画角のリコーGR DIGITAL用の外日ファインダーGV-1もCONTAX G1に装着してみた。GV-1の方がGF-21mmよりも像倍率が大きい。そして、見える範囲もGV-1の方が広い。GF-21mmは枠の線はなくて見える範囲が21mmの画角なのだが、GV-1の方は見える範囲の中に21mmと28mm用の枠が見えるのだ。全体では何mmぐらいの画角なんだろう。かなり超広角になっているのがGV-1だ。GV-1をつけてBiogon T* 21mm F2.8を使った方がよさそうだ。
ただ、GV-1は広い範囲が見えるファインダーなのだが、目を近づけても両端のどちらかがケラレてしまう。左右を同時に見ることができる範囲は28mm枠内だ。21mm枠は目を動かさないと必ず左右どちらかが翳って見えない。それが欠点だ。GF-21mmの方がアイポイントも長くて全体がケラレずに見える。どっちもどっちだなぁ。
まあ傾かないという点ではボケずに枠がちゃんと見えるGV-1の方がいいわけで、こんどからGV-1を使ってみるか。
Biogon T* 21mm F2.8を買ってしばらくはずっとGF-21mmの曖昧な余黒で水平を取って撮影していたのだが、ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画の途中からGF-21mmの十字線で水平垂直を取るようになって傾き写真が増えたのだった。
なお、リコーのGV-1は外観からも分かるようにコシナのOEMだと思う。ケラレずに全視野を一度に見られればGV-1最強なのになぁ。
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