DWR-PG(Portable WiFi)ファームウェアVer.1.82リリース2011年04月12日 00時00分00秒

DWR-PG:ドコモデータ通信機能内蔵 ポータブルWi-Fiルーター

ドコモのFOMA用SIMを装着できるモバイルWiFiルーター、BUFFALO DWR-PG(Portable WiFi)の新ファームウェアがリリースされた。Ver.1.82となる。
DWR-PG ファームウェア Ver.1.82(2011年4月11日掲載)

昨晩アップデートしてみたが、問題なく終わった。各種設定は一応バックアップを取ってから行なった(設定バックアップ機能あり)のだが、アップデート後もそのまま残っていた。前回Ver1.71からVer1.80にしたときは設定を全部まっさらにされてしまった記憶がある(泣)。改善したのだろう。

5. 本バージョンのリリースによって新たに追加された機能

Ver1.80からVer1.82の間に追加された機能は次の通りです。

(System)
- [管理設定]-[省電力]ページにおいて、本製品がシステム・スタンバイ状態へ移行できる条件を変更するための設定を追加しました。スリープ中も親機への接続を維持する一部の機器等に対し効果的な電源管理を行うことが可能となります。

6. 本バージョンのリリースによって変更された仕様

Ver1.80からVer1.82の間に変更された仕様は次の通りです。

(3G/HSPA)
- Internet(3G/HSPA)設定において、接続時に使用するDNSサーバーを手動で設定するためのインターフェースを追加しました。一部のサービス(APN)においてDNSサーバーを手動で設定する必要がある場合に使用することができます。

http://buffalo.jp/download/driver/lan/txt/dwr-pg-182-history.txt

「システム・スタンバイ状態へ移行できる条件を変更するための設定を追加」というのは、子機が接続していても無通信で設定時間経過したら強制的に切断する設定のようだ。一部の子機(スマートフォン)がスタンバイせずに無通信にも拘わらずずっとWiFi接続する現象があるらしく、その場合にバッテリーの消費を防ぐ機能のようだ。Linux Zaurusでは関係なさそうだが、一部スマートフォン利用者には朗報だろう。

なお、一般に公開されているファームウェアは、DWR-PG ファームウェア  Ver.1.71(2010年6月21日掲載)→DWR-PG ファームウェア+3G/HSPAモデムファームウェア アップデート・ユーティリティ Ver.1.80(2010年12月27日掲載)→DWR-PG ファームウェア Ver.1.82(2011年4月11日掲載)となっている。私は発売当初に買ったのでVer.1.71→Ver.1.80→Ver.1.82と2回目のアップデートだ。アップデートにはWindowsのPCと無線LANまたは有線LANが必要となっている(有線LANの直結を推奨)。内部のmicroSDスロットからアップデートできるようになっていればいいのだが、DWG-PGにはディスプレイがないから、なんらかのディスプレイをもった機器をつなぐアップデート仕様は仕方ないのかもしれない。オンラインアップデートを使用すれば、管理画面を表示できるWindows以外の端末からアップデート可能のはず。

前回のVer.1.71→Ver.1.80では、

5. 本バージョンのリリースによって新たに追加された機能

(Bridge)
- Internet(無線LAN)、Internet(有線ポート)での接続モードに「ブリッジモード」を追加しました。

(NAS)
- NASストレージ機能をサポートしました。

(コンテンツ)
- コンテンツ自動アップロードのオンライン・ストレージサービスに「mixi」と「YouTube」を追加しました。

- コンテンツ自動ダウンロードでRSS自動巡回ダウンロード機能を追加しました。

http://buffalo.jp/download/driver/lan/txt/dwr-pg-180-history.txt

NASストレージ機能は便利そうなのだが、内部のmicroSDスロットにカードを入れていないので使っていない。地図情報などを置いておくといいかもしれない。ブリッジモードはホテルなどでルーターの下でつなぐ際に二重ルーターにならないように使うのだろう。コンテンツ自動アップロード機能も使っていない。

このDWR-PGのよいところは、NIC(Network Interface Card)が4種類用意されていることだ。
WAN側(Internet側)に
・3G/HSPA(Band I 2100MHz、Band VI 800MHz、Band IX 1700MHz)
・無線LAN(IEEE802.11a/b/g)
・有線IEEE802.3u(100BASE-TX)/IEEE802.3(10BASE-T)(クレードル使用時)
があり、
LAN側には、
・IEEE802.11b/g
・有線IEEE802.3u(100BASE-TX)/IEEE802.3(10BASE-T)(クレードル使用時)
がある。

クレードル使用時のイーサネットの有線IEEE802.3u(100BASE-TX)、IEEE802.3(10BASE-T)は切替え式なので、有線接続はWAN側かLAN側のいずれかにしか使えない。LAN側にIEEE802.11aがないのは、日本では屋外でのIEEE802.11aが制限されているので、屋外で持ち歩きながらDWR-PGと子機(スマートフォンやZarusなど)との間でIEEE802.11aを使うと違反になってしまうからだろう。IEEE802.11aの設置されているところは屋内のはずなので、WAN側にIEEE802.11aを使うのは問題ない。

無線LANは2種類のNICが登載されているのでWAN側無線LAN、LAN側無線LANが可能。これによって公衆無線LANスポットサービスも使えるのだが、Zaurusのような古い無線LANの機種にも便利なのだ。ZaurusではデフォルトのドライバではIEEE802.11bしか使えない(私はGW-CF54Gにbucchiさんのドライバで11gで使用中)のだが、DWR-PGを介するとIEEE802.11aや11gの親機(アクセスポイント:AP)と通信可能になる。DWR-PGと使用機器のあいだを有線LANでつなげれば、暗号がWEPにしか対応していない機器でもDWR-PGがWPA2-PSKの暗号で通信してくれるので安心といった使い道がでてくる。FOMAの3G/HSPAをWAN側で使う以外のメリットがDWR-PGにはある。

私はWAN側の3G/HSPAは、docomoのMVNOの日本通信b-mobile U300を使っているが、震災時も若干速度低下はありながらも常時通信可能で重宝した。震災前から少しずつ速度やレイテンシ(遅延)は改善してきていて、Linux Zaurusの標準メーラーやqpopやWindows用のnPOPのような、メールヘッダだけを最初に取得するタイプのメーラーでもかなり応答速度が改善された。最近はメールチェックにおける不満は解消された。震災後はさらに速度が改善してきている。ストリーミングは規制されているのだが、深夜などはradikoもあまり途切れずに聴けることがある(あくまでも聴けることがある、だ)。

2011.3.11の東日本大震災直後に関西に行ったときに、東海道新幹線の車内でDWR-PGとb-mobile U300をZaurusで使ったのだが、普段と同じように普通にサイト閲覧やメールができた。DWR-PGは足下のカバンの中に入れたままで使用した。PHSだと高速走行時になかなかデータが来なかったのだが、静止時や普通の電車の中と変わらないレスポンスで使えた。トンネル内も通信可能であった。

あとはZaurus用のTwitterクライアントがあれば(以前あったのだが、Basic認証の廃止で使えなくなってしまった)、防災情報収集手段としては完璧なんだがなぁ。まあTwitterは普段はやりたいとは思わないので、いいか。だって私ゃ文章が長いので140字で収まらないもの…。

なお、auの携帯電話(G'zOne TYPE-X)のWiFi WINでDWR-PGを介してEZwebにアクセスするとauのパケット代なしにdocomo FOMA経由でEZwebが使えるが、EZwebのプロキシサーバー経由が強制されるので、携帯電話からDWR-PGの管理画面(192.168.13.1)にアクセスできない。携帯電話からDWR-PGの正確なバッテリー残量や3G/HSPAの電波状態が確認できないが、仕方ない。携帯電話にプロキシサーバー除外設定があればいいのだが、WiFi WINの基本発想からするとEZwebゲートウェイ強制は仕方ないかなぁ。EZwebゲートウェイ強制なしで無料でアクセスポイントに繋げられればいいのに。

【関連】
計画停電に備えてBF-01Bを購入(みんなのケータイ:ケータイWatch)
*BF-01Bは、DWR-PGのドコモ向けOEM。

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