2TBのHDDに換装完了2011年04月01日 00時00分00秒

EASEUS Partition Master Boot Mode

自宅のメインPCであるDELL Vstro 430のデータ用ドライブ(500GB)が、フィルムスキャンしたデータで空きが少なくなって来て、交換用のHITACHI DESKSTAR 0S03191 2TB non-AFT HDDを購入したことは既に書いた。
HITACHI DESKSTAR 0S03191 2TB non-AFT HDD購入 ― 2011年03月11日参照。

それでその週末に換装してフォーマットしてデータもコピーしておこうと思っていたのだが、東北関東大震災が起こってそれどころではなくなった。落ち着いてからも、なんだか電力事情がよくないので時間の掛かるフォーマットとかデータコピーとかする気にならなかった。お風呂やトイレの白熱電球はなんだか暗くて電圧が低そうだったし、データコピー中に不慮の停電があってコピー元コピー先ともHDDが駄目になりましたとか嫌だもの。UPS(無停電電源装置)とかあればいいのだが、UPSはバッテリーの寿命が来ると交換バッテリーが高いらしく結局UPSごと買い換えになるらしいので我が家ではUPSは導入していない。

それでようやくHDDを換装してフォーマットしてデータコピーが完了した。フォーマットはWindows XPのユティリティ(「マイコンピュータ」を右クリック→「管理」→「コンピュータの管理」→「記憶域」→「ディスクの管理」)からNTFSでプライマリパーティションとして作成した。HITACHI DESKSTAR 0S03191 2TB non-AFT HDDのフォーマットには約4時間半掛かった。

フォーマットが終了して、データをコピーする前に、仮想メモリをこのあたらしいHDD上にサイズ固定で作成した。

データのコピーはPCに玄続(クロツグ)KRHC-SATAIDEをつないでそこに前のHDDを接続して、EASEUS Partition Master 5.0.1Home Editionの「Copy Disk wizard」でコピーした。約440GBのデータなので、WindowsのExplorerは使わなかった。昔Windows MEでたくさんのデータをExplorerでコピーしていて途中でブルースクリーンになって泣きそうになったことが何度かあり、それ以来大量のコピーはExplorerは怖くて使っていない。時間も掛かりそうだし。EASEUS Partition Master 5.0.1Home EditionのCopy Disk wizardは4時間過ぎても95%までしか行かず、そのまま先に寝てしまった。朝起きたらPCがシャットダウンしていたので少しびびったが、起動すると一瞬WizardがSuccesfulとかなんとか表示されて(速くて読めなかった)再起動して普通に起動したので安心した。Copy Disk wizardはコピー先のファイルは全部消えるぞと警告があったのだが、先に作成しておいたスワップファイル(仮想メモリ)はちゃんと残っていた。

換装前のDドライブだったSeagate社製ST3500630AS(500GB)は、新品の時からアクセス時にバリバリ(ガリガリではない)音がするうるさいHDDだったのだが、こんどのHITACHI DESKSTAR 0S03191 2TB は静かだ。発熱もDESKSTAR 0S03191 2TBの方が低いような感じだ。さあこれで安心してフィルムスキャンができるぞ。

【追記】
震災で先送りになったPC関係のものとしては、セキュリティソフトがある。もう10年以上Norton Internet Securityを使ってきたのだが、それが震災後の日曜日に期限切れになることになっていた。その週末にヨドバシでパッケージ買って(*)インストールしようと思っていたら震災でそれどころではなくなってしまった。
* ノートンはオンラインで延長してはいけない。以後使うのをやめてもずっと何年もカードで決裁されてしまう。これは「シマンテックストア」という名前だが運営は「ソフトバンク・テクノロジー株式会社」という柔らか銀行子会社の所業。関わってはいけない。

仕方ないので、無料のMicrosoft Security Essentialsをインストールした。特に不満はないが、1日に3度くらい定義ファイルがアップデートされているらしいのに、ずっとPCを立ち上げていても取りに行ってくれない。下手すると丸1日古い定義のままということがある。手動で定義ファイルを取りに行くようにしている。不満点はそれぐらいか。あと、MSEにはファイヤーウォール機能はないので、Windows XP付属のファイヤーウォールを有効にした(Norton Internet Securityにはファイヤーウォールがあるので、XP付属のファイヤーウォールは無効にしていたため)。なんかもうMSEでいいかなという気がしてきた。
【追記ここまで】


今日はエイプリルフールですが、このブログではいままで一回もエイプリルフールネタをやっていないので、今回もマジネタです。すまんです。【追記】毎年面白いエイプリルフールネタをやっていたimpressも今年は「延期」なのだそうだ。http://www.watch.impress.co.jp/headline/uocchi11/。去年のネタはhttp://www.watch.impress.co.jp/headline/uocchi10/で。

ニッコール千夜一夜物語第四十六夜 Ai Zoom Nikkor 25-50mm F42011年04月01日 00時00分01秒

鍵(ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その4):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8、F8AE、+2/3段、marumi SUPER LENS PROTECT、GG-1、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED (ICEなしGEMなし)

ニッコール千夜一夜物語~本格的広角ズームのはじまり~第四十六夜 Ai Zoom Nikkor 25-50mm F4がアップされた。

まず驚かされるのが歪曲収差の少なさである。最もたる型歪曲の大きい焦点距離25mmの広角側でも、単焦点レンズにひけをとらない。水谷さんは「ズームレンズだから」と妥協することなく、単焦点レンズと同じ基準で設計を進めていったのだろう。作例1はこのレンズの25mm側、絞りF8で撮影したものだが、半逆光のビル群をクリアーにとらえている。

そして広角側のフレアーの少なさとコントラストの高さが素晴らしい。2群ズームは、ズーム中に絞りを含む2群が動くため、原理的に広角側で明るく、望遠側で暗くなってしまう。そこでこのレンズでは、ズームで絞り径を変化させることでF4の明るさを維持しているのだ。光学的にはF2.8-4のレンズを絞って使っているようなものであるから、水谷さんも収差をまとめるのに苦労したことだろう。そして広角側では、この1段絞っている効果でぐっとフレアーが減り、コントラストが向上しているのである。

「まず驚かされるのが歪曲収差の少なさである」「単焦点レンズと同じ基準で設計を進めていったのだろう」、いいですな、こういう拘り。デジタルで使うから歪曲収差は撮影後に補正すればいいという最近のズームレンズ設計者に言って聞かせてくだされ。で、その基準となる単焦点レンズも新しいレンズは絞り環がない(泣)。

作例もデジタルカメラで撮った比率が高くなってきている。どのデジカメで撮っても同じ結果ならデジタルの作例でもいいんだが、できればフィルムで撮影してくだされ。ニコンの場合、Nikkorレンズは古いレンズでもフィルムカメラとFXデジタルカメラとで結果に違いが少ないという自信があるのだろうか。


鍵(ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その4):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8、F8AE、+2/3段、marumi SUPER LENS PROTECT、GG-1、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED (ICEなしGEMなし)

NIKKORレンズの作例でなくてすまん。歪曲収差の極めて小さいBiogonで当てつけというわけではない。最近のニコンのズームレンズでもAi AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)のように歪曲収差の少ないズームレンズは存在した。

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