非常用・手回し充電多機能ライト(野澤産業) ― 2011年03月23日 00時00分00秒
我が家には何台かラジオがあるがそのうち一番最近に買ったものがこの「非常用・手回し充電多機能ライト(野澤産業)」だ。去年の防災の日前後に生協(パルシステム)で「防災セット」が売られていてそのセットに入っていたものだ。単体で5千円ぐらいするところもあるようだ。単体でその値段なら買わないなぁ。
それだったらSONYの手回し充電ラジオICF-B02の方がよさそうだ。もっと安い値段でこの「非常用・手回し充電多機能ライト(野澤産業)」を買えるのなら考える余地はありそうだが。
まず、一番の売りの手回し発電関連だが、ハンドルは折りたためてボディのへこみにノブがはまるようになってはいるが、ハンドル自体は出っ張っているので、本体が安定して置けない。デザインを見ると筒状の底の部分に足のようなデザインが少しあるので、塔のように立てて使うことを想定しているらしい。でも余震の続く中その使い方はちょっと違うだろうと言いたい。横置きのSONY ICF-B02が正しい。内部に4.5V分のニッケル・カドミウム電池が内蔵されていて、手回し発電でラジオやライト類がまかなえる。別に単3型電池3本を入れるところもあるが、そこに電池を入れていなくても手回し発電で全機能が使える。手回し発電で別に入れた電池を充電することはできない。手回し発電は内部の取り外し不可能なニッケル・カドミウム電池と外部出力端子にしか給電できない。なお、DC6Vの外部入力端子もある。内部のニッケル・カドミウム電池を使うか、単3型電池を使うかはスイッチで切り替え可能。私は単3型の部分にエネループ3本を入れている。
手回し発電の能力だが、SONYのICF-B02は手回しで約120回転/分でハンドルを回して1分間充電した場合、AMラジオが約60分聴ける 。それに対して、この「非常用・手回し充電多機能ライト(野澤産業)」は、(120回転/分で3分間充電した場合)、AMラジオ:約20分(音量半分)なのであんまり性能がよくない。まあ電池無くても聴けるだけ無いよりははるかにましなのだが。
手回し発電は早く回そうとすると重いが、約120回転/分ならそんなにしんどくはない。女性や子どもも可能な感じだ。ハンドルもプラスチック製だがしっかりしている。
外部出力端子とケーブルが付属していて、携帯電話の充電が出来るようになっている。「DoCoMo用Vodafone用Tu-Ka用」と「FOMA用Vodafone3G用SoftBank3G用」と「au用」の3種のコネクターが付属している。こういうケーブルやコネクターはなくしやすいので、本体のどこかに収納できるようになっていればよかった。あるいはSONYのICF-B02ように専用巾着袋をセットにしてそこの内ポケットにケーブル類がが入るとか考えて欲しい。
ライトのうち「ランタン」という細長いLEDはそこそこ明るくてよい。ただ光の色がやや紫っぽい。
ラジオについて。AMの感度はあまり高くない。ただ、地元のAMラジオ局は十分に聴ける感度だ。よその地方のラジオ局は夜間でもほとんど聞こえない。感度は地元局を聴くのに十分な感じではあるが、分離が悪い感じだ。チューニングダイヤルをかなり回してもずっとその局が聞こえる。私のところでは送信所はそんなに近くないし、周波数もそれぞれ離れているからこれでよいが、近くに送信所があったり、近接した周波数に地元局が複数あると、きちんと分離して聞こえないのではないかと思われる。
FMについてもそんなに感度は高くない。ロッド式のアンテナのようなものはなく、ハンドストラップにアンテナが内蔵と書かれている。これはなかなかよいアイデアだ。FM受信時にはストラップには手を通さず垂らしておくのがよさそうだ。FMも地元がサービスエリアになっている局は十分聞こえる。ただ、受信周波数範囲が76~108MHzと高い側に広くなっているので、下側の周波数の部分がダイヤルの回転角が無くてチューニングしにくい。日本では76~90MHzにしかFM放送局はなく、90~108MHzには地上波アナログTV放送の1~3chの音声放送があるだけなので、76~84MHzの部分が詰まっているのは使いにくい。FMなので分離はそこそこよい。地上波アナログ放送の音声が聴けるので、7月のアナログ停波までは東京などではNHK総合TV(1ch)とNHK教育テレビ(3ch)の音声が聴ける(大阪だと2chのNHK総合が聴けるはず)。ただし、3chのNHK教育テレビはなぜか総合よりも入りが悪い。
あとFM・AM切り替えのスライドスイッチがサイレンと兼用なので、FMからAMに切替えるときに行き過ぎてついサイレンを鳴らしてしまうのはなんとかしてほしい。
ラジオとライト、ラジオと警告灯は同時に使用可能。サイレンかランタンに切替えるとラジオは鳴らなくなる。
そんな感じで、やっぱりSONYのICF-B02が欲しくなってしまうのだった。家には手回し式ではないがSONYの非常用ラジオICF-B50もあるのだが。そのICF-B50を買う際に、ICF-B50に手回し式部分を付けたICF-B200とどちらを買うか迷った。ICF-B200は手回し発電が付いている分重くて大きいので結局ICF-B50を買って帰ったら家族に「買うならICF-B200でしょうが」とぼろかすに言われたのを思い出す。いいじゃん、バイクツーリングに持っていくつもりだったから少しでも軽くてでも音が大きく出る防滴ラジオが欲しかっただけなんだよう。ICF-B200には携帯電話の充電機能がなかったので、今から考えるとICF-B50でよかった。姉妹機にはICF-B100というICF-B50よりも大きなラジオもあった。このICF-B100が意外と売れたので小型のICF-B50も発売して、それに手回し発電を付けたのがICF-B200だった。
国土交通省リアルタイムレーダー改悪、担当者切腹しろ ― 2011年03月23日 18時50分00秒
国土交通省リアルタイムレーダーが今日改悪されてZaurusのOpera 7.25からは閲覧できなくなってしまった。HTMLソースを見るとDOCTYPE宣言もない無茶苦茶なソースだ。東京アメッシュが見られなくなったときと似ている(同じ業者なのかも)。
東京アメッシュ(東京都下水道局)が改悪されて表示されない ― 2007年07月11日
震災後のこんなときにどうしてわざわざ重たくてHTMLにきちんと準拠していない「糞サイト」に改悪するのだ。国民から情報を奪って死ねというのか。今日は予報に反して関東地方は夕方から本降りの雨になってきた。北東の風だ。最悪な気象に最悪な国土交通省。担当者は切腹しろ。
Another HTML-lint gatewayでhttp://www.jma.go.jp/jp/contents/のソースをチェックしてみた。
チェックの結果は以下のとおりです。
http://www.jma.go.jp/jp/contents/ を HTML4.01 Transitional としてチェックしました。
11個のエラーがありました。このHTMLは -385点です。タグが 6種類 8組使われています。文字コードは UTF-8 のようです。
-385点って今まで見た中で最低かもしれない…。
【追記:2011年3月24日】
国土交通省 防災情報提供センターのトップページからリンクされている「ご意見・ご感想」のメールアドレス宛に、閲覧不能なブラウザが出るようなHTMLソースの件と従来型のサイトを別に用意して欲しいことと、新リアルタイムレーダーの表示が見づらい件・ファイル量が多くて防災向きではないことなどを実名で意見しておいた。
【追記:2011年3月26日】
「仙台空港再生」の第一歩 (国土交通省 東北地方整備局)というページがあるのだが、IE以外のブラウザでは正常に表示されず各PDFへのリンクが効かない状態だ。Windows XP Professional SP3(32bit)で、Opera 11.01(Build 1190)とFirefox 3.6.16でともに正常に閲覧できない。国土交通省って本省も出先も駄目駄目なのか…。
【追記:2011年6月16日】
国土交通省防災情報提供センター(携帯端末用)が公開 ― 2011年06月16日
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