気になるデジカメ長期リアルタイムレポートシグマDP1x【第1回】(デジカメWatch) ― 2011年03月09日 00時00分00秒
デジカメWatchの気になるデジカメ長期リアルタイムレポートでシグマDP1xの連載が始まった。
気になるデジカメ長期リアルタイムレポートシグマDP1x【第1回】(デジカメWatch)
「X3ダイレクトセンサー」(フォビオンX3センサー)という写真フィルムに似た3層構造のセンサーなので気になるデジカメなのだ。
さて、X3ダイレクトセンサーのカメラでRAW撮影をするとJPEGでの撮影よりも高画質になることが知られている。DP1xもJPEG撮影時は信号サンプリングをYCbCr=4:2:2(色差信号を輝度信号の半分に間引く)で記録するが、RAWファイル(X3F)から現像するとYCbCr=4:4:4で記録できる。1つのピクセルで3色の色情報を取り込めるX3ダイレクトセンサーならではのメリットだという。
うーむ、どうしてカメラ内JPEGでは、YCbCr=4:4:4で記録しないんだろう。カメラ内JPEGでRAWと同じように記録してくれればいいのに。RAWが基本のデジカメってやっぱり使いにくいよ。RAW現像は、フィルムという「物」を実際にスキャンするフィルムスキャンするよりも楽かもしれないが、全部RAW現像するのはちょっと…。しかし、カメラ内JPEGとRAWから現像したものとで明らかな画質の差があるんならRAW現像せざるを得ないし。
消防車(スーパーレンジャー)の作例を見ると、RAWからの方が鮮やかだが、実物の色はカメラ内JPEGの方が近いと思う。実物以上に鮮やかでどうするんだ。ちゃんと階調や色の深みを出しておくれ。でもこういう消防車の作例は分かりやすくていい。全く関係ないが、携帯電話のCASIO G'zOne TYPE-Xの赤は艶の中に深みがあってなかなかそそる感じなのだが、紹介記事でその赤の感じがちゃんと出ているものが少ない。auのG'zOne TYPE-Xのサイトにある製品写真自体が塗り絵のような写真で、あれは損をしていると思う。
JPEGでもYCbCr=4:4:4で記録するようにファームウェアのバージョンアップでは無理なんだろうか。カメラの情報処理能力の問題なのかな。「X3ダイレクトセンサー」(フォビオンX3センサー)には期待しているのだ。いずれニコンFマウントの35mmフルサイズ「X3ダイレクトセンサー」(フォビオンX3センサー)搭載機をだしておくれ。待ってるよ。
写真は記事とは関係ない。
CP+2011のシグマブース:GR DIGITAL、28mm相当、F2.4開放、1/34sec、ISO64、プログラムAE、-0.3EV、AWB
もう「レンズメーカー」ではなく、「カメラメーカー」として堂々たる展示であった。
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