「写真は死んでいくのか」(朝日新聞東京本社版2011年1月10日GLOBE) ― 2011年01月13日 00時00分00秒
朝日新聞東京本社版2011年1月10日朝刊の特集GLOBEは「写真は死んでいくのか」だった。
写真は死んでいくのか(朝日新聞グローブ)
記事を書こうと検索したら、なんとWEB上に朝日新聞GLOBEの記事が載っているではないか。しかし、記事の全文が載っているわけではなかった。そうだよね、タダで全部読めたら誰も新聞買わないもの。
写真家の短いコメントと作品の機材は以下のものが紙面に載っていた。
”写真が死んだ?生き残りををかけているのは写真ビジネスだけ。写真の力は増していく” ジョナス・ベンディクセン キヤノンEOS 5D
”写真家と画家の境目はますます曖昧になっていく” ブライアント・オースティン ハッセルブラッドH3D H
”人が人に関心を持つ限り、人のありようを写した写真は、時を超えて残っていく” 長倉洋海 ニコンFE2
”写真は悲しみだよ” 十文字美信 ジナーP2
”写真は世界の端的な模写である” 石川直樹 プラウベルマキナ670
”もっと自由に、できるようになったことをどんどんやっていきたい” 高木こずえ ニコンFE2
”どんな未来でも写真は必要でしょ?” レスリー・キー Phase One H2
”撮影対象は何も言わないが、そこからいろんなことを感じ取る” 小寺浩之 キヤノンEOS-1Ds Mark III
”現場の波長を直接感じることなしに、その世界の匂いを伝えるのは難しい” Q・サカマキ キヤノンEOS-1D Mark II
”問われるのは、撮影者が何を見ているかにつきる” 岩合光昭 オリンパスE-3
”写真って、自分がどう生きてきたかの証明みたいなもの” 石内都 ニコンF3
「写真家たちの肖像」の方では、1.いつも使っているカメラは? 2.撮りたいものは? 3.写真はどうなるのでしょうか という質問を上記の写真家に尋ねている。その中で十文字美信氏と石川直樹氏と石内都氏が良かった。
十文字美信
1.仕事は各種デジタルカメラ、
プライベートは100%フィルムカメラ
2.人間の顔
3.新しいスチール写真とは、
新しい動画と同じなのかもしれない
石川直樹
1.プラウベルマキナ670
2.東南アジア島嶼部に、
かつて存在していた大陸、スンダランド
3.どこへ行こうが、どうなろうが、
撮り続けるのみ。写真はなくならない
石内都
1.ニコンF3
2.絹
3.写真に親しむ層が増えれば、
プロとアマの差は先鋭化する
また、ニコン(株)フェローの後藤哲朗氏もインタビューに答えている(これはWebにも掲載されている)。
技術的には行き着くところまできた感がある。ニコンフェローの後藤哲朗は「撮る側は構図だけを考えればよくなり、(メーカーとして)次の目標を見つけるのは大変だ」という。
「写真」が「画像」になる時代(朝日新聞グローブ)
そう、だからこそ、次の目標は絞りリングでの操作やピントリングの感触だよ。フィルムの描写だよ。次の目標は決まった。ニコンF復刻(笑)。
インタビュー内容など詳細は本紙を。購読していない方は図書館あたりで。
コメント
_ とう ― 2011年01月13日 15時59分46秒
_ とうほく人 ― 2011年01月13日 16時01分34秒
「とう」って・・・名前を入れ間違えました。
_ Haniwa ― 2011年01月13日 16時25分36秒
>「草原で転がって読書」の写真
長倉洋海氏のアフガニスタン北部同盟マスード将軍の写真ですよね。この一連の作品はご本人も気に入ってらっしゃるんでしょうね、よく雑誌に出ていますね。たしか雑誌にでていたものはKRやKLを使っていたように思います。
「デジカメというフィルム」だったらどんなによかったでしょうね。実際には「デジカメというフィルムつきカメラ」で、フィルムカメラのようなファインダーではないんですね。原理的にはフィルムカメラのファインダーを持ったデジカメはまったく問題がないのに…。「フィルム」ではなく「フィルム付きカメラ」であるが故に色んな点でフィルムカメラから乗り換えられないでいます。
Mamiya 645 + Mamiya A200mm F2.8APOでしょうか。スペックからしてものすごく写りが良さそうな感じがしますねぇ。MamiyaはMamiya 7やNew Mamiya 6あたりがずっと気になっているのですが、一眼レフもいいですねぇ。ああ物欲が。
「写真」自体は、銀塩でしょうがデジタルでしょうが、写真には変わりはないので続いていくのでしょうね。手段が違ってくると「写真」のもつ社会的な意味合いも変わってくるのでしょうけど。
_ リング輪廻 ― 2011年01月13日 20時51分59秒
という方、デジタル厨房に煽られたのかもしれませんが、デジタルハト自称する人間も、それをいうなら自己解析したデーターと自分でソースから組んだ自作画像処理ソフトで、自分でデジタル現像しなきゃいけませんよwもちろんPCも自作でw
自称デジタルスキル厨なんて、自分じゃ何もやってないでしょw
たとえていうなら、食堂いって、与えられたマスタードか、マヨネーズ、辛を選んで塗ってるだけw
_ ノーネームしたん ― 2011年01月14日 00時21分30秒
F-2系も復刻の方向で・・、ほんとに海外の激安カメラ・レンズが”画像”を量産すると・・別に日本のメーカーでなくとも・・、と、なるかも・・、我が社のシステムはプレミアムなカメラ・レンズとか面白いカメラ・レンズが有ってシステムに組めますよ・・と、
それ位で無いとわざわざ海外メーカー品より値段が高いとかでは生き残れないでしょう・・多分。
ゴト氏に期待したい・・。
ここに書きますが
>「ニコンFのシャッターボタンに慣れた指」とかよく聞きますよねぇ。それに慣れればNikon Sシリーズもばっちり(笑)。
S系のユーザーはFでもOKだったんでしょうが・・、F-2ユーザーはS系は・・、こうなったらゴト氏にボタン位置がF-2のSを企画してもらい・・。
>>タバコ分煙運動に対する冒涜ですなぁ・・、関係者はタバコの煙が充ちるコンテナに閉じ込めて日本中引き回しの刑で・・。
>鉄道博物館のレムフ10000形式貨車にドライアイスと煙草の煙で関係者を閉じ込めて~ストーブあっても寒そうだなぁ。
ドライアイスなんか入れたらすぐ窒息じゃないですか!、苦しさが短くなるので却下です(恐)、
コンテナの前にストーブ列車を繋いで車掌はその中で業務です、郷土の名物を買って食べながら(温めながら)全国をゆっくり回送です。
>今出ているコンパクトデジカメ内蔵型「フィルムスキャナ」は、スキャンしていないのでスキャナではないですよね。フィルムを撮影する装置、フィルム撮影装置ですよね。フィルムカメラと混同しそうですが。ラインセンサを使うメリットとかニコンには熱く語って欲しかったです。いまならエプソンやキヤノンが熱く語ってくだされ。
エプソンでもキヤノンでもフィルムスキャナ作って下さいよ・・、
フィルム撮影装置も中のカメラが外れて・・とかなら面白いかも知れませんが・・、というよりアレの系統の中のカメラの性能は・・まあ・・・。
>体調が悪くなり早退で家に帰る途中に偶然近鉄百貨店阿倍野店があり「近鉄のカメラ祭り」があったので…。故横山やすし師匠のように全国に家があるといいですねぇ(笑)。ちなみに1月22日(土)→26日(水)開催です。CP+はなんとかして行きたいですね。
あっ!22日~26日のいずれかの日はHaniwa氏の叔父さんの奥さんの親戚の友達のお父さんの命日だったのでは!、すぐに天王寺動物園に駆けつけないと!、法事です!、確か千回忌法要とかでは無いかと・・。
_ Haniwa ― 2011年01月14日 08時20分15秒
いいことを仰ってくださいました。わたしもそう思います。
私はリバーサルやネガカラーのみならず、モノクロも外注ですが、それもアリだと思っています。もちろんモノクロを自分で現像したりプリントすればもっと楽しいだろうなとは思っています。でもそこに優劣はないと思っています。
以前バイクの趣味の時にエンジンまでばらして組み直したりしていましたが、そこまでやっていない人も多かったです。エンジンばらせた方が色々と勉強にはなるとは思いますが、できなければバイクに乗るのに不都合があるわけではないです。週末に乗って楽しむだけもありです。当時土曜日にツーリングに行って日曜日に整備することを繰り返していたら、「いつもバイクばらしてるけど、いつ乗ってんの?」と言われたことがあります(笑)。エンジンはたまにしかばらしませんでしたが、足回りは毎回ばらしてましたから(笑)。だから、ただ乗っているだけの人よりも偉いとかそういうことはないです。ばらすのが好きなだけ、出先でトラブるのが嫌だから帰ってきたらいつでも絶好調なように整備しているだけでした。趣味の問題です。山中でバイクの部品をどこかに落としたり、エンコした経験からの強迫観念かもしれません(笑)。
写真の話に戻って、撮るだけの写真もアリだと思いますよ。モノクロの外注処理が存在してそれが私でも利用できるような料金なので、モノクロに手が出ないという方も外注処理で普通にネガカラーのように使ってみるといいと思います。スキャナーのある方は現像のみとか色々楽しみ方はあると思います。そこから自家現像・プリントに進むもあり、そのままいつも外注もあり、です。少しずつでも皆が時々使っていれば銘柄も残ります。
_ Haniwa ― 2011年01月14日 08時48分34秒
ニコンF復刻の次はF2復刻で(笑)。モータードライブなどのアクセサリーも復刻してばら売りすればみんな喜ぶでしょうね。
ニコンはGタイプに突き進むんなら、それに見合ったアクセサリーをきちんと用意すべきだと思います。CPU連動のベローズとか接写リングとかどうしてないのかと思いますね。AFレンズがAi仕様を兼ねていたときはまだよかったのですが、F-501以降ずっと手を抜いていたのがAFやCPU連動のレンズアクセサリーではないでしょうか。今あるCPU連動テレコンも使えるレンズがかなり制限されています。そうでないならきちんとAi連動を残すべきです。どっちつかずのニコン。
>こうなったらゴト氏にボタン位置がF-2のSを企画してもらい・・。
ここは軍隊式に「カメラに指を合わせろ!」式で(泣)。
>ドライアイスなんか入れたらすぐ窒息じゃないですか!、苦しさが短くなるので却下です(恐)、
>コンテナの前にストーブ列車を繋いで車掌はその中で業務です、郷土の名物を買って食べながら(温めながら)全国をゆっくり回送です。
トワイライトエクスプレスにつないで札幌や大阪に行ったり、貨物列車に繋いで九州に行ったり、楽しめそうですねぇ。ええ、鉄道博物館の人もレムフの中で楽しんでください…。
好きなデジカメを設置してスキャンできるフィルム接写装置みたいなのでいいんでしょうね。ただ、4回露光(RGB+Ir)のラインセンサとベイヤ配列の面のセンサではラチチュードとか色の再現性とか色々違うと思います。
キヤノンも以前フィルムスキャナを出していましたよねぇ。エプソンはF-3200のゴミ取りありのものでもいいので出して欲しいですね。あと、コダックと富士もフィルムを知り尽くしているので消費者向けのフィルムスキャナを出して欲しいです。
>あっ!22日~26日のいずれかの日はHaniwa氏の叔父さんの奥さんの親戚の友達のお父さんの命日だったのでは!、すぐに天王寺動物園に駆けつけないと!、法事です!、確か千回忌法要とかでは無いかと・・。
1000年も前は天王寺動物園無かったかと(笑)。中古市って普段中古屋さんを廻っていてもなかなか見つからないようなものがまとめて出てくるのでいいですよねぇ。ああ、行きたいなぁ。レムフをサンライズに連結して…。
_ Wakashi ― 2011年01月14日 12時21分17秒
朝日新聞の記事を読みました。また、年始にはHaniwa様の各種フィルムのディスコンの記事を読みました。書き込みへの決定打は、とうほく人様の出現。私もマミヤ645を含めて中判フィルムの世界を泳いでいます、お互いカメラの故障もなく長く楽しめるといいですね。中判ポジをライトボックスに乗せて楽しむのが増えています。
Haniwa様のブログの記載、交通博物館の写真で「同時プリントでは白く飛んだり、黒く潰れたりしているが、ネガスキャンではもっと情報があるのだ」というところが、いまさらですが印象的です。以下、今の私の思うところを。
自分が子供の頃に白黒フィルムを近所の写真屋に持ち込み、おじさんに現像と同時プリント。気に入ったら4つ切りにのばしてもらっていたのは昭和40年代。振り返れば、おじさんがフィルムのなかの情報量を彼の技術の範囲でせいいっぱい引き出してくれていたのでしょう。気がつかなかった当時だけど、楽しかった。比べて今の同時プリント、特にカラーネガの出力。プロラボに行って特別に指示をすれば違うのでしょうが、同時プリントではネガの情報のほんの一部しか引き出せない。同時プリントの仕上がりで「つまらない」と思っている写真も、単にコントラスティな被写体を撮っているだけで、実はダイナミックな名作(迷作)なのかもしれない。冴えない色調も調整不足なだけなのかもしれない。
残念だけど、現今のネガをプリントに橋渡しをする社会インフラは不完全であって、アナログ写真は未熟なままに終末期を迎えてしまったように思えます。デジタル写真に比べてインフラ整備の難しいのがフィルムだったと言えるのかもしれません。同時プリント以上の仕上がりを求めて「もっと暗部を明部をこうして欲しい、空を海を花をこういう色に出して欲しい」とお願いするには、アナログなりの曖昧な希望をアナログなコミュニケーションで伝える必要があり、それには人の雇用、配置が必要であってそれが成立たなかった。これだけニーズが減ってしまった今から、ネガの持つ豊富な情報量を引き出す愉しみをカメラ店に求めることは困難でしょう。(フィルムスキャナー、クールスキャンが自宅に欲しくなっています。笑。)
今のお店デジタルプリントも、Dレンジや色調の調整まではかんたんにさせてもらえないという点では、同時プリントレベルですけどね。これも「おうちプリント」で家のパソコンの前で行って行くのでしょうか?暗室に比べればこの「明室」はかんたんですからね。デジタルの時代になってもDPEコーナーが儲かる仕掛けの構築は難しい?
津軽を写していた故小島一郎カメラマンのことを年末、年始にテレビで見ました。モノクロで写し、覆い焼きで普通なら白くとんでしまう津軽の曇り空を諧調豊かに表現した写真。モノクロの暗室作業なら、今から私にも覚えられるのかな?同時に冬の津軽にも行ってみたいと思いました。
いろいろと書きましたが、フィルムが好きで、フィルムカメラが好きなのは変わりありません。ニコンF2(白黒でフォトミックとフォトミックAファインダー一つずつ)は手放さないぞ。手放しても金にならん。笑。FM3AとF4の出番が少なかったな、どうしよう?
_ Haniwa ― 2011年01月14日 16時46分17秒
こちらこそ今年もよろしくお願いします。
中判のフォーマットの大きさと取り回しの良さの両立は魅力ですよねぇ。ブローニーのフィルムが長く続くようにわたしも願っています。
白黒フィルムは、ラボ送りではなく写真屋さんが自家現像していたみたいですよね。覆い焼きのテクニックとか駆使されていたのだと思います。
プリントの再現範囲がネガのラチチュードよりも相当狭いんだと思います。だからスキャンで拾ってプリントの再現範囲内に詰めてやれば暗部も明部もうまく出るんでしょうね。被写体によっては変になるかもしれませんが。それでふと思ったのですが、同時プリントをアナログ指定にせずにデジタルプリントでやってもらったら、このスキャンと似たようなプリントになるのかなぁ、と。当地の富士のラボはちょっと出す気になりませんが、コダックの方にデジタルプリントで焼増しを出してみようかなぁという気になりました。このスキャン画像を家のプリンターでプリントしたものを添付しないで黙って出すのです(笑)。以前、アナログ指定を忘れてデジタルプリントで戻ってきたことがあるのですが、コダックのデジタルプリントは、当地の富士純正とは違って、色も素直で見比べないと分からないようなものでした。
ネガを自分の思ったようにプリントするのは段々と難しくなっていていますよね。何も指定せずに出した同時プリントも10年ぐらい前はもっときれいでした。フィルムの性能が向上しているのに、プリントは年々悪くなってきています。仕方ないんですかねぇ。
ネガカラーフィルムのDPEようなシステムって私はいいと思うんですけどねぇ。ユーザーは詳しい知識や現像・プリントの機材を持たなくても一定以上の水準のプリントを比較的安価に得られました。そしてそういうシステムで人が雇用されて給料をもらって生活できていたんですよね。
SUPER COOLSCAN 9000 EDがなくなって、個人がフィルムをスキャンして自由にするということがまたひとつ遠くなってしまいました。困ったものです。
>津軽を写していた故小島一郎カメラマンのことを年末、年始にテレビで見ました。
松重豊さんが出ていたものですよね。私も偶然見ました。あれはすごいと思いました。冬の津軽という難しい被写体をモノクロで見事に再現されていましたね。ああいうプリントを生で見に行かないといけないなと思いました。
ニコンF2は終生ともにするに値するカメラだと思いますよ。FM3AもF4も以前なら「使わないなら、使う人の元へ」なんて言えましたが、いまのフィルム名機二束三文状況ではそうも言えないですねぇ。速攻で売れていたFM3Aの中古も、値付けがやや高めなのかずっとウィンドウの中に何台もあるお店もありますね。お持ちになって順番にお使いになるとかそういう方がいいかもしれませんね。あるいは若い人にあげるとか。もらった人が使ってくれないと困りますが(笑)。
_ とんかつ ― 2011年01月15日 13時39分39秒
Haniwaさま(いままでhaniwaさまと)間違えておりました。ごめんなさい。
私のF3ですが、絶命寸前の過去があります。15年ほど前から私の山行きに同行中、奥多摩山中で水沈。
中央線で新宿S・Sに急行。「最善を尽くしますが命の保証はありません」といわれる。晴れて退院。治療費45,000円。(前板交換基盤を含む)
去年の12月始め、露出補正ダイアルのクリックがきかなくなり、また新宿S・Sへ。18,700円のオーバーホール費用と部品代で34,000円の見積もり・・・
・・ああ、私は中古の見てくれのいいのを買おうかと一瞬考えた・スマン・
綺麗で良さそうに見えても、帰宅までの間に動作不能になる可能性のある記事を思い出して我に返り、続行を依頼する。部品代は2、300円でオーバーホールとあわせても、税込22,050円でした。4万円握りしめて覚悟をして行ったので、思わず椅子に座りこんでしまった。
山のおともで、ペンタから軍艦底部まで真鍮色のペコペコで、前板だけみょうに新しさのあるF3がもどってきた。
2015年までに後一回O・Hをすれば、私より長生きするだろう。
絞りは、なるべくあけて使いたいのでISO100が常用のネガフィルムであったころは、1/2000があればあれば十分だった。それが、ISO400が常用感度(量販パック品)になると1/2000では、足りなくなった。今あるレンズが全て使え、(連動爪が可倒式)のもの。上部に液晶もれがあり、プレビューがヒュンヒュン泣くF4を9,800円で買いました。(どちらも私がこだわる事項ではない)
私の頭はISO100ですので、ミノルタ・オートメーターⅢFをできるだけ携行します。
ネオパンSSしか使えないのですが、もはや、フィルム感度をうんぬんするより存続するかなのですね・・・
記事に(KR)とか(KL)とかあり、外箱の画像も10年ぶりくらいに拝見しました・・楽しかった。
_ WANI ― 2011年01月15日 18時06分38秒
これ大事だと思います。とんかつ様は踏み止まられましたが、これが当たり前の自称古いカメラ好きの方々が多い様なのには閉口です・・・。
もうここまできたらそのF3と終生ともに付き合ってあげて下さい。
私は死んだ後も三途の川を渡る事を考えてニコノスだけ一緒に棺桶に入れてもらおうと目論んでます(w。
後は地獄にもニコンのSCと写真材料のお店があれば良いのですが・・・(w。
さて、私は自家現像派でDPEショップ任せの人たちの事をもったいない事してるなぁ・・・と思っている時期が長かったのですが、今では人それぞれの楽しみ方だから当人が良ければそれでいいじゃんと言う考えに変わりました。デジタルしかり。(前述の修理するなら次の中古を買うも当人がそれでいいならご勝手になんですが(w。)
ただ今でも不思議と言うか何と言うか・・・デジタルが主になったけどフィルムっていいよねと言う人に結構多い「本気の時はフィルムで撮るよ」ってのが謎です。あなたシャッター切るときはいつも本気じゃないの?って(w。まぁ、撮りたい物によってはデジタルじゃ駄目って時があると言う様な事だとは思いますが。
写真は死んで行くのか・・・プロよりも最後はアマチュアにかかっている様な気もします。
_ Haniwa ― 2011年01月18日 08時29分00秒
■ とんかつ様
大丈夫ですよ。自分でもHnaiwaとか打っているときがありますから(笑)。
水沈はカメラにとってきついですよね。とくに電気カメラは。でも直って良かったですね。前板も交換になったのですか。
中古も保証のついたものならそこそこ安心ですが、保証の切れた頃に故障というのはよくあります。私の中古で買ったAi AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>は、半年の保証が切れてからM-Aリングが壊れましたし、CONTAX G-1のシャッターボタンも丁度半年で壊れました。いずれも修理可能だったから良かったのですが。
WANI様も仰るように、中古でもう1台買った方がよさそうな場合でも愛着のあるカメラは直して使いたいですね。昔日立の石油ファンヒーター(PHILIPSのOEMだったらしい)を修理しようと日立のサービスセンターに電話したら、朝礼中でかけ直してくれと言われたあげく再度かけ直したら「買い直した方がいい」と言われたことがあります。「ゴミが増えるだけだから、修理の方が高くても修理できませんか」と言っても同じことを言われました(以前にもコメント欄で書いたことがあります)。それで今度は三菱のファンヒーターを買ったらこれが全然性能が違うし壊れないんです(日立のはあまりよくない灯油で2回壊れました。2回目に壊れたときにそういわれたのです)。灯油が良くなかったのは、ガソリンスタンドではなく当時の近所のお米屋さんで買っていたからでしたが(後から気づいたのですが、古いドラム缶の錆びやゴミがよく混じっていました)。修理を部品払底以外の理由で断るメーカーの製品は以後買わないことにしました。ニコンはその点いいと思います。
一度、今は無き横浜のニコンSSでF-501を点検してもらった際に「古い機種ですのでそろそろ新しいのを…」と言われたことがありますが、「このカメラのファインダーよりもピントがきちんと見えるAFカメラがあるんなら買ってもいいけど、最近のAFカメラのファインダーは倍率も低いしスクリーンも明るいだけでピントの切れが悪いじゃないか…」とスイッチが入ってしまいました(笑)。そのときだけですね、ニコンでそんなことを言われたのは。
F3は2015年までオーバーホール可能なのではなくて、修理の受付が2015年まででその前に部品がなくなったものから修理不能になるようなアナウンスでした。
ttp://haniwa.asablo.jp/blog/2010/07/22/5236640
なるべくはやめにオーバーホールした方がいいのかもしれません。
F4のプレビュー鳴きは、プレビューに支障があるだけでなく、絞り込みが完全ではなくなるようですので、どこかで修理してもらった方がいいかもしれません。ただ、絞りを開けて撮る分には問題が顕在化しないので、使い方によってはそのままでいいかもしれませんね。
私もリバーサルはISO100ですね。ISO400以上はネガを使います。こういうときデジタルの撮影コマごとに感度が変えられるのはいいなぁと思います。ただ、最近のデジタルカメラは基礎感度がISO200のものが多くてなんとかして欲しいところです。
KRもKLも昨年末で現像が終わってしまいましたね。何本か残ってしまいました。ああいう保存性の高いフィルムこそデジタルに対抗して最後まで残るべきだと思っていただけに残念です。
私もF3を大事に使っていきたいと思います。特に不具合もないのですが2015年よりも前にオーバーホールしたいと思います。あと、コレクションとしてDE-3ファインダーが欲しいですねぇ。
_ Haniwa ― 2011年01月18日 08時50分09秒
■ WANI様
これだけフィルムカメラの中古が安くなると、修理せずに買い換えの誘惑は強まりますね。私もF100のメインコマンドダイヤルがおかしくなったときに迷いました。それで最後のアルコール垂らしで直らなかったら修理に出そうと決意したのでした。CONTAX G1のときも、もう1台G1を買うか、G2に買い換えるか迷いましたが、結局自分で使っていたものが一番信頼性が高いので(どこが壊れそうか自分で分かります)、それを修理することにしました。壊れたカメラが手元に増えても困りますし。
ニコノスVの修理が延長されたのはよかったですね。ああいう防水のカメラは定期的にメンテナンスしないと大変なことになりますからね。ニコノスなら地獄の責め苦でも写真が撮れますね(笑)。天国にはニコンSCと写真材料店はありそうですが、地獄にはありますかねぇ。報告がないもので…。ちなみに我が家の宗派では全員極楽浄土行きが決まっていますので、WANI様もいずれ天国です。そのうちニコン天国SCでOFF会を(笑)。
わたしも自家現像をやってみたい気はあるのですが、なかなか。中学や高校の頃写真部に入っていれば敷居は低いのだと思いますが。もったいなくても楽しみ方は色々ということで…。デジタルもRAW現像はの方はJPEG撮って出しの人をもったいないなぁと思うのでしょうね。
私もアマチュアの動向に掛かっていると思いますね。アマチュアが機材を支えている面がありますから。だとすれば、何でも簡単の方向だけではいずれ先行きが…。絞り環やMFのピントリングの感触と言った部分も残さないと。趣味性だけではなく、実際に撮影するのに不都合ですね、感触の悪いピントリングとかは。絞り環も動画撮影にはボディ側の絞り操作よりも使いやすいはずです。
あと、心配なのはフィルムですよねぇ。最近一時期よりもフィルム撮影派が減ってきたように思います。デジタル画像は50年後100年後の保存が色んな意味で心配なので、フィルムで記録する意味はあると思うのです。お子さんの写真とかデジタルのみで撮っておられる方は、将来どうするつもりなのでしょうか。常に最新のメディアにコピーすべしと家訓にして遺すんでしょうか(笑)。フィルムよりも膨大な撮影量のデジタル写真。どうするんでしょうねぇ。銀写真プリントしておくしかないですね。
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以前は「デジカメなんか」と思ってましたが今では「デジカメ、っていうフィルム」と考えてます。高感度とか、デジカメならではの味もあるのかなぁ、と。逆に現像まで暗室ならぬ「明室」で行うわけですから、撮影してラボに丸投げの自分なんて・・・とか思ってます。
makinaを使ってらっしゃる方がいるのはただただ驚嘆するばかりです。使いづらそう(苦笑)。
個人的には「草原で転がって読書」の写真がツボでしたが。
で、デジカメ使っているのかといいますと実は現在頻用してるのはmamiya645+200mmF2.8なのですが・・・。一本に一枚くらい入ってる時のある「個人的当たり」がたまりません。