「写真は死んでいくのか」(朝日新聞東京本社版2011年1月10日GLOBE)2011年01月13日 00時00分00秒

「写真は死んでいくのか」(朝日新聞東京本社版2011年1月10日GLOBE)

朝日新聞東京本社版2011年1月10日朝刊の特集GLOBEは「写真は死んでいくのか」だった。
写真は死んでいくのか(朝日新聞グローブ)

記事を書こうと検索したら、なんとWEB上に朝日新聞GLOBEの記事が載っているではないか。しかし、記事の全文が載っているわけではなかった。そうだよね、タダで全部読めたら誰も新聞買わないもの。

写真家の短いコメントと作品の機材は以下のものが紙面に載っていた。

”写真が死んだ?生き残りををかけているのは写真ビジネスだけ。写真の力は増していく” ジョナス・ベンディクセン キヤノンEOS 5D

”写真家と画家の境目はますます曖昧になっていく” ブライアント・オースティン ハッセルブラッドH3D H

”人が人に関心を持つ限り、人のありようを写した写真は、時を超えて残っていく” 長倉洋海 ニコンFE2

”写真は悲しみだよ” 十文字美信 ジナーP2

”写真は世界の端的な模写である” 石川直樹 プラウベルマキナ670

”もっと自由に、できるようになったことをどんどんやっていきたい” 高木こずえ ニコンFE2

”どんな未来でも写真は必要でしょ?” レスリー・キー Phase One H2

”撮影対象は何も言わないが、そこからいろんなことを感じ取る” 小寺浩之 キヤノンEOS-1Ds Mark III

”現場の波長を直接感じることなしに、その世界の匂いを伝えるのは難しい” Q・サカマキ キヤノンEOS-1D Mark II

”問われるのは、撮影者が何を見ているかにつきる” 岩合光昭 オリンパスE-3

”写真って、自分がどう生きてきたかの証明みたいなもの” 石内都 ニコンF3

「写真家たちの肖像」の方では、1.いつも使っているカメラは? 2.撮りたいものは? 3.写真はどうなるのでしょうか という質問を上記の写真家に尋ねている。その中で十文字美信氏と石川直樹氏と石内都氏が良かった。

十文字美信
1.仕事は各種デジタルカメラ、
プライベートは100%フィルムカメラ
2.人間の顔
3.新しいスチール写真とは、
新しい動画と同じなのかもしれない
石川直樹
1.プラウベルマキナ670
2.東南アジア島嶼部に、
かつて存在していた大陸、スンダランド
3.どこへ行こうが、どうなろうが、
撮り続けるのみ。写真はなくならない
石内都
1.ニコンF3
2.絹
3.写真に親しむ層が増えれば、
プロとアマの差は先鋭化する

また、ニコン(株)フェローの後藤哲朗氏もインタビューに答えている(これはWebにも掲載されている)。

技術的には行き着くところまできた感がある。ニコンフェローの後藤哲朗は「撮る側は構図だけを考えればよくなり、(メーカーとして)次の目標を見つけるのは大変だ」という。
「写真」が「画像」になる時代(朝日新聞グローブ)

そう、だからこそ、次の目標は絞りリングでの操作やピントリングの感触だよ。フィルムの描写だよ。次の目標は決まった。ニコンF復刻(笑)。

インタビュー内容など詳細は本紙を。購読していない方は図書館あたりで。

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