CONTAX Metal Cap GK-54の純正品と模造品2010年11月04日 00時00分00秒

CONTAX Metal Cap GK-54の純正品と模造品

京セラCONTAX Gシリーズ用のレンズフードに装着して使う金属製被せフードGK-54には「模造品」が存在する。安く売っていた(中古)ので買ってみて、純正品と比べてみた。

写真はすべて右が純正品、左が模造品。

外側だが、純正品はチタン色で艶消しの度合いが強い。模造品はアルミ色で、光に反射させるとCONTAXの文字の下側に「流れ」のようなものが見える。また中心部分に同心円状の模様が見える。

CONTAX Metal Cap GK-54の純正品と模造品

内側は、純正品には「φ57 GK-54 JAPAN」の刻印があるが、模造品には文字はない。純正品には内側の中心になにもないが、模造品の内側には中心部分に丸いへこみがある。

そして、模造品は純正品と外径は同じなのだが、キャップの内径が少し小さい。よく見ると模造品の方がやや厚みがある。そのために内径がきつくなっているようだ。そして、模造品は内径が小さい分フードにはめる部分に貼ってあるフェルトがめくれやすく、私のものはきついのを無理にフードに嵌めるとフードにフェルトの糊が付く。模造品は実用的にも使えなさそうな感じが…。これは、GG-1やGG-2、GG-3フードも模造されていてその模造フードの外径に合わせてあるのかもしれない。

「模造品」と書いたが、京セラ製でもないのに「CONTAX」と書くのはマズイのではないか。これはもう違法な「偽ブランド品」だよなぁ。ブランド名を僭称しなければまだよかったのに。しかし、どうせ真似するなら内径は本物と同じにしろよ。CONTAXの字をまねてる場合じゃないだろ(笑)。

ということで、本物のGK-54を買うのがいいと思う。安くても模造品は実用性を欠いている(ちょっと内側を削ってフェルトを貼り直せば使えると思うが)。

なお、この模造品は中古で買ったのでどこの製品か分からないが、「エレフォト製」とされるものに酷似している。しかも、”elefoto.hp.infoseek.co.jp”は広告付き無料サイトだったらしく、インフォシークの「iswebライト」のサービス提供終了に伴い2010年10月31日で消されてしまっている…。どこかに移転しているんだろうか。


【追記】
最初にアップしていた写真は色が変だったので差し替えた。

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