Nikon TC-201S + Macro Apo-Lanthar 125mm F2.5 SL試写 ― 2010年10月07日 00時00分00秒
ニコンの2倍のテレコンバーターTC-201Sの試写をしてきた。組み合わせたレンズは、コシナのVoigtlander Macro Apo-Lanthar 125mm F2.5 SLだ。 Ai AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>と組み合わせて使うつもりでTC-201Sを買ったが、Ai AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>は重いし大きいのでこの日はMacro Apo-Lanthar 125mm F2.5 SLとセットで持ち出した。
フィルムは、晴れていたのでPORTRA 160NCを使うつもりだったのだが、慌てて出掛けたので現地でよく見たらPORTRA 400NCだった。
TC-201Sは噂どおり、2倍のテレコンなのに画質の劣化はほとんど感じられなかった。さすがという感じだ。これなら望遠系を使うときはいつも持って行っていいと思った。ヒガンバナの色が淡いのは実物がそんな感じだったからで、特にレンズやフィルムがそうだからというわけではない。今年のヒガンバナは私の見たものは皆淡い感じの色だった。猛暑だったせいか、咲き出すのが遅かったし、まだ咲いている。
1枚目も2枚目も撮影データは同じ。ヒガンバナ:Nikon F-301、Voigtlander Macro Apo-Lanthar 125mm F2.5 SL、Nikon TC-201S、合成焦点距離250mm、F2.5開放(合成F値:5)AE、Kenko L37 Super PRO、Kodak PORTRA 400NC、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED.(ICEありGEMあり)
ただ、TC-201SにMacro Apo-Lanthar 125mm F2.5 SLをつけて気になったのは、Macro Apo-Lanthar 125mm F2.5 SLは無限遠が突き当てになっているのだが、TC-201Sを装着すると無限遠は無限遠マークの手前にあるようになることだ。いわゆる無限遠が浮いた状態になる。無限遠が出ないのとは異なり、実用上の問題はないがなんか変。まあテレコン付けてピントがシビアになっているのに炎天下で鏡筒が熱を帯びたりして無限遠が出なくなったりするよりはマシだが。そういう配慮なのかは分からない。
マクロアポランターは一応マクロレンズなので、近接側のフォーカスリングの回転角は非常に大きいのだが、遠距離側は回転角はそんなに大きくない。TC-201Sを付けて遠くのものを撮るときはピント合わせはシビアな感じだった。ただ、F-301はファインダー上でピントが見やすいのと、マクロアポランター自体も絞り開放のピントが見やすいレンズだし、フォーカスリング(ピントリング)の回転も非常に滑らかなので注意して合わせれば動体撮影も可能だ。
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