富士フイルム“位相差画素”を組み込み進化した「スーパーCCDハニカムEXR」2010年07月22日 00時00分00秒

西丹沢の大滝:CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8、F8AE、marumi DHG Super Lens Protect Filter、Kodak SUPER GOLD 400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなし、GEMなし)

富士フイルムが昨日発表したデジタルカメラ「FinePix F300EXR」には、一眼レフ並みの高速AFを実現する“位相差画素”内蔵「スーパーCCDハニカムEXR」が登載されているそうだ。
世界最小の光学式15倍ズームモデル。「瞬速フォーカス」でシャッターチャンスを逃さない!デジタルカメラ「FinePix F300EXR」

“位相差画素”内蔵「スーパーCCDハニカムEXR」
(1) “位相差画素”を組み込み進化した「スーパーCCDハニカムEXR」

「FinePix F300EXR」は、一眼レフカメラで採用されている位相差検出方式によるオートフォーカス(AF)を、コンパクトカメラでも可能にしたデジタルカメラです。

瞬時に被写体との距離を測定する“位相差画素”を「スーパーCCDハニカムEXR」の画素配列の中に配置。一対の“位相差画素”が感知した光学像のズレを検出することで、瞬時に被写体との距離を正確に割り出し、フォーカスを合わせます。

これにより実現した、最速0.158秒でフォーカスを合わせる「瞬速フォーカス」で、ズーム時のピント合わせも快適です。

富士フイルムはこういう素子と素子の間に違う素子をちりばめるのが好きですな。フィルムのNatura 1600も、

NATURA1600に代表されるフジフイルムの高感度ネガフィルムは、「たくさんの光に反応する小さな結晶」と「少ない光に反応する大きな結晶」を持っているからです。だから、明るいところでは「小さな結晶」が、暗いところでは「大きな結晶」が反応して、ちゃんとそれぞれの情報を残してくれるんですね。

(中略)

最初に一部の方がNATURA1600が「白トビ」すると心配した理由は、今まで従来の高感度フィルムを使っていて「白トビ」を起こしてしまったからなんですね。これは「少ない光に反応する大きな結晶」しか持っていなかったからなんです。

超高感度フィルムは明るい場所でもへっちゃら(NATURA BLOG)

と解説されていて、違った種類の結晶をちりばめている。

今回のデジタルカメラの場合、測距専用の“位相差画素”ではなくて、撮影用の素子が撮影直前までは測距に使われるというのだともっといいと思うのだが。そうしないと、撮影に使われる素子が小さくなって高感度に不利になるように思う。

あと、FinePix F300EXRで気になったのは以下の部分。

(2) 光学式15倍ズームレンズ搭載で世界最小ボディ(*3)を実現した新開発フジノン「ツインシフトレンズ」

「FinePix F300EXR」は、超広角24mmから望遠360mm(*4)まで、これ1台で撮影できます。

デジタルカメラは、広角化・高倍率化のために、レンズの大型化や使用枚数の増加が進み、ボディサイズが大きくなりがちです。今回、当社の高い光学設計技術力と画質設計技術力を駆使して開発したフジノン「ツインシフトレンズ」は、高い解像力を維持したままレンズの小型化や使用枚数を抑えることに成功。また、2つのレンズ群を鏡胴内でスライドさせて収納することで格納時のスペースを大幅に低減し、光学式15倍ズームモデルで最薄部22.9mmの世界最小ボディを実現しました。

あうー、それはやったらあかん(笑)。リコーの「リトラクティングレンズシステム」に不安があったのだが、それと似たようなのを富士フイルムまでもが…。光軸方向に縮むのはまだいいのだが、光軸から外れる方向にレンズの一部が動くと、芯がでなかったりレンズの平行が保てないような不安が…。


写真は記事とは関係ない。
同じような写真ばかりですまん。リコーGXR P10とCX3の違い(Photo of the Day) ― 2010年07月14日の作例と同じときに撮ったもの。西丹沢の大滝:CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8、F8AE、marumi DHG Super Lens Protect Filter、Kodak SUPER GOLD 400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなし、GEMなし)

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ニコン、フィルムカメラおよび交換レンズ一部機種の修理対応期間を延長の快挙2010年07月22日 00時00分01秒

フィルムカメラおよび交換レンズ一部機種の修理対応期間を延長(ニコン)

フィルムカメラおよび交換レンズ一部機種の修理対応期間を延長

2010年7月22日

株式会社ニコン(社長:木村 眞琴、東京都千代田区)は、フィルムカメラおよび交換レンズをご使用いただくお客様へのサービス・サポート向上を目的として、弊社規定の補修用性能部品の保有期間終了後も下記対象製品の修理対応期間について、5年間延長することを決定しました。

※ 補修用性能部品の在庫が払底した場合は、5年未満でも修理をお断りする場合があります。

■ 対象製品
F3、F5、New FM2、FM3A
S3復刻版、SP復刻版 および専用レンズ(3.5cm f/1.8、50mm f/1.4)
ニコノスV およびニコノス専用レンズ(20mm f/2.8、28mm f/3.5、35mm f/2.5、80mm f/4)

※ 対象製品の修理に関しては、弊社サービス機関にお問合せください。

ニコンでは、販売を終了した製品も永くご愛用いただきたいと考え、フィルムカメラに関連するサービス内容の見直しを行いました。今後もお客様の声に真摯に耳を傾け、お客様のニーズや期待にお応えできる製品の提供、サービスの向上に努めて参ります。

キター!

おお、F3の補修用性能部品の保有期間は今年いっぱいだったのだが、修理対応期間が5年延長されるのかぁ。やったー、\(^o^)/

しかし、気になる記述も。「補修用性能部品の在庫が払底した場合は、5年未満でも修理をお断りする場合があります。」これって、要するに部品の補充はしないよ、ということだろう。いままでも補修用性能部品の保有期間終了後もその修理に必要な部品が残っていれば修理してくれていたので、いままでとあんまり対応は変わらないかもしれない。もっというと、今までは修理に必要な部品があれば対応してくれていたのが、部品が残っていてもあと5年で打ち切りとも取れる。

既に部品払底で修理が断られているものが修理可能になるわけではないのだろう。たとえばF3HP用のハイアイポイントファインダーDE-3は部品払底らしいのだが、今回のアナウンスで修理可能になるのだろうか。「F3」であって「F3ハイアイポイント」って書いてないから、F3HPはボディのみねとか…。どうなんだろう。

今回の発表で一番喜んでいるのは中古カメラ屋さんだろう。ちょっとはこれらの機種の値下がりが防げるか。ああ、New FM2を買っておくんだったな(笑)。

今後もお客様の声に真摯に耳を傾け、お客様のニーズや期待にお応えできる製品の提供、サービスの向上に努めて参ります。
うんうん、ついに今後発売のレンズは絞りリング付きにする決心がついたんだね(笑)。

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