リコーGXR P10とCX3の違い(Photo of the Day)2010年07月14日 00時00分00秒

大滝(西丹沢):GR DIGITAL、28mm相当、F2.4開放、1/73sec、ISO64、-0.3EV

たまにはデジタルカメラの話題でもしてみるか(笑)。写真家・田中希美男氏のブログにリコーGXR P10とCX3の違い(Photo of the Day)という記事がアップされた。

独善的断定的に言えば、文句なしにCX3よりも「GXR+P10カメラユニット」の画質のほうが良かった。たぶんユーザーターゲットのことを考えて微妙に“味付け”を変えているだけだろうけれど、しかし、たったそれだけのことでこんなにも違ってくるのか、と少しびっくりだった。

両機種で撮った画像のエッジ部を見比べてみれば(目の肥えた人なら)一目瞭然だ。P10のほうが滑らかでナチュラル。ちっぽけな撮像センサーを使った最近のコンパクトカメラでよく見られるようなシャープネスだけ強くした「シロートだまし」のエセ絵ではなく、まあこれなら許せるぞ、と言ってもいいような画像になっている。彩度も、けばけばぎらぎらではなく大人っぽく落ち着いている。

皆さん不満たらたらの超小型高画素の撮像センサーでも、(良いレンズを使って)シャープネスと彩度を少し控えめにして絵づくりをしてやるだけで ―― と、そんなカンタンなことではないことは百も承知だけど ―― だいぶ“まとも”な画像になるという見本を見た思いだった。うーん、こんなオタクっぽい話なんてどーでもいいか。(でも、つづく…)。

基本的には同じ光学系で違いは「リトラクティングレンズシステム」があるかないかだけなのに、リコーGXR用P10の方が画質はいい、と。これは他でも同じ評判を見た。その画質の違いが、「リトラクティングレンズシステム」の不採用にあるのか、そのほかにあるのかは分からないが、「リトラクティングレンズシステム」採用の初代GR DIGITALユーザーとしては気になる。最近GRDの片ボケが著しいからだ。

このリコーGXRの28~300mm相当F3.5~5.6はメモカメラ用にちょっと気になっているのだが、GXR自体使っている人を見たことがない。このカメラ売れているのだろうか。広角好きとしてはまずは28mm F1.9とかのユニットを出してもらわないことには買うわけにはいかない。どうもデジタル時代になってから、ボディやレンズ交換不可のデジカメは付いていけない程のサイクルで新製品が出てくるのに、レンズのラインナップ充実はどこのメーカーも遅い。なんか納得いかないなぁ。CONTAX Gシリーズみたいにぱっと一通り一度に出してくれよ。あのぐらいの取りそろえでいいのだ。CONTAX Gの場合、あとから21mm 、35mmと35-70mmズームが出たが、数年で16mm、21mm、28mm、35mm、45mm 、90mm 、35-70mmと揃ったじゃないか。どうしてできないのか。これは某マイクロフォーサーズとかSONYの成田エクスプレスじゃなかったNEXとかにも言いたい。

それからGXRの場合、ユニークなユニットを早く出しておくれ。カメラでなくてもAndroidの携帯端末ユニットとかGPSナビユニットとかあってもいいぞ。買うかも(笑)。まあユニットで出されると写真撮りながら携帯使えないとかGPSナビ使えないとかになってしまうので、単体でそういう機能のものを買った方がいいのはわかっているのだが(笑)。

あと、日経BPに二人で歩く神楽坂 ?レンズを覗くと、そこには新しい世界が広がっていた?という記事なのか広告なのかはっきりしないリコーGXRのページがアップされている。えーと、あのー、すみませんがもう少しおねえさんの作例をたくさんお願いします(笑)。「西川和久のフォトジェニック・ウィークエンド」ほどでなくてもいいですから…。


写真は記事とは関係ない。
大滝(西丹沢):GR DIGITAL、28mm相当、F2.4開放、1/73sec、ISO64、-0.3EV

大滝沢沿いの林道を進んで途中から大滝沢に降りると大滝の下に辿り着ける。最近丹沢ではヤマビルが増加していて問題になっているが、それは丹沢の東側であって、ここ西丹沢ではヤマビルは1匹も見かけなかった。安心して山に入れるし沢にも入れる。次に来るときは現場監督を持ってこよう。滝の飛沫がすごくて近寄れない(笑)。滝壺まで歩いて入れる。

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