CONTAX G1のAFとファインダー内表示2010年03月10日 00時00分00秒

東武博物館:CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8、F2.8開放、絞り優先AE、marumi DHG Super Lens Protect Filter、Kodak PORTRA 400NC、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED、ICEあり

CONTAX G1と言えば、AF(オートフォーカス)が話題になる。このオートフォーカスはボディに内蔵された位相差式のAFで撮影レンズを通した像のAFではない。それでCONTAX G1は薄暗いところでのAFはかなり心許ない。この作例のように屋外であればこの距離で絞り開放でピントを外すことはないが、博物館の中では微妙にピントが外れたものが結構あった。暗いところでは、G2のように赤外線のアクティブ測距(≠補助光)が必要だ。赤外線のアクティブ測距しかないコニカ現場監督の方がきちんとピントが来る。ツァイスのレンズが泣いているぞ。

それで、CONTAX G1にはボディの上部左側の液晶に2m未満の近距離では1cm単位で2m以上では10cm単位で、測距した結果が数値で表示される機能がある。こういう機能は大歓迎だ。ところが間抜けなことにせっかくの距離表示がファインダー内では見られないのだ。ファインダー内には「無限遠マーク - 5 - 2 - 1 - 0.5」という表示があってその下に■が出るだけなのである。このカメラを作った人はアホちゃうか(笑)。どうしてせっかく1cm単位まで測距して表示できるシステムがあるのに肝心のファインダー内にはこんなアバウトな表示しか出せないのだ。

液晶に2.9mと出ていて被写体までの距離と微妙に違うなと思ってもう少し違うところに向けて測ったら2.3mと出たとしよう。この場合自分で被写体までの距離をみてどっちが正しいか判断できる。あるいは両方撮っておけばいい。ところがファインダー内ではどちらも5と2のあいだの「-」の下に■があるだけで同じ表示なのである。数値の距離表示はカメラの上部に小さな液晶でしかでていないので、シャッターボタン半押しのままカメラ上部を見ないといけない。そうすると微妙に距離が変わってしまうことになるし、またファインダーを見て構図を作り直さないといけない。アシスタントが居ればファインダーを覗いたままカメラ上部に表示された距離を読んでもらうことができるが、そんなアホなことをしなければピントを確認できないカメラを平気で製品化できるメーカーなのだ、京セラは(笑)。ファインダー内に何mと表示するだけで解決するのにわざわざアホなグラフ表示もどきにする神経。作った人たちはこのカメラで写真撮ってないだろ。

CONTAX G1の不満点だけで1年ぐらいブログが続けられそうだ(苦笑)。どなたか現場監督のボディにBiogon T* 28mm F2.8を組み込んでおくれ。


東武博物館:CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8、F2.8開放、絞り優先AE、marumi DHG Super Lens Protect Filter、Kodak PORTRA 400NC、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED、ICEあり

屋外では絞り開放でもピントを外すことはほとんどなかった。CONTAX G1の露出計はかなり周辺まで感度があるようだ。というか中央に重点を置いていないように思う。グレーに塗られたシャッター幕の反射を測っているようだが、シャッター幕の真ん中以外を黒く塗ってやろうかと思ってしまう(笑)。

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