Carl Zeiss がCPU登載のZF.2レンズを発表、節操のなさに呆れた2009年11月17日 00時00分00秒

ZF.2 with F bayonet for digital SLRs support all- important operations such as the automatic mechanisms for time, aperture setting and program thanks to its electronic interface (CPU).

Carl ZeissのニコンFマウント用のMF(マニュアルフォーカス)交換レンズZFレンズにCPUを登載した「ZF.2」レンズが登場するそうだ。
Maximum image quality meets the comfort of automatic control Carl Zeiss presents a new series of lenses: ZF.2 for F bayonet(zeiss.de)

前にも何回か書いたが、CPU登載をするのなら最初から登載しておけということだ。登載しないと決めたのなら途中で方針を変えるな。ニコンがCPU登載レンズでないと何かが不作動になる仕様は20年も前のF-401の頃からあるのでZFレンズが発売されるときに(【追記】最初の発表は2006年1月だった。【追記ここまで】)CPUの登載可否は十分に検討できたはずだ。それなのにまだCPUなしのZFレンズが発売されているさなかにCPU登載レンズを発表とは、ツァイスは既存ユーザーを馬鹿にしているのか?

最初、ZSレンズとしてM42マウントを出していたのにすぐにZKレンズとしてKマウントの方をラインナップしていった。これも節操がないというかよくよく考えて出していたのかと疑問に思っていた。また、「キヤノンEOS用はでないのか?-ZFレンズかZSレンズにマウントコンバーター(マウントアダプター)でEOSに使ってくれ」とツァイス自らが自問自答していたのに、今頃になってEOS用のZEレンズをせっせと発売していてどうもこの会社は節操がないな、簡単に前言を翻すぞと思っていたのだ。

コシナもSLレンズシリーズ終了後にSL IIとしてCPU登載レンズを一部出している。しかし、これはSLシリーズが生産終了になって後のことなのだ。

ZFユーザーに悪いと思ったのかZF.2レンズには「カニの爪」がない。これも中途半端(これはコシナのSL IIも同じ)。付けるんなら全部付けとけよ。それにCPU付けたらもっと売れるじゃないかと考えるんならAFも付けとけよ。それも超音波モーターのやつを。買う人は増えるぞ。まあ私はそんなレンズは買わないが。ツァイスの節操の無さには呆れる。もうこのシリーズはどうでもいいよ。新しい光学系を出す気がないからこうやって同じ光学系を焼き直してるんでしょうし。見損なったよ、ツァイス。

【関連追記:2009年11月20日】
ツァイスのZF.2の互換性情報が間違いだらけ… ― 2009年11月19日


すみません、コメントのお返事は明日にさせてください。m(_ _)m

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